「タマホームで家を建てるなら長期優良住宅の申請はしたほうがいいのかな?」
「安心の10年保証というけど、10年後はどうなるの?」
「長期優良住宅の補助金や証明書は何の役に立つの?」
タマホームでは任意となっている「長期優良住宅」の申請を希望すると、オプション費用として10~20万円が加算されます。
また、場合によっては認定を取得するために追加工事が発生することもあり、さらに約15~20万円前後の出費になることも。
そのため、
「タマホームで長期優良住宅の申請をするメリット・デメリットや費用対効果を知りたい」
と思う方は多くいることでしょう。
そこで今回の記事では、長期優良住宅のメリット・デメリット、費用対効果のシミュレーション方法などについて徹底解説していきます。

家づくりの制度をうまくつかわないと、100万円以上損することもザラなので、勉強するに越したことはないです。

この前、ウチの姉ちゃんも「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたしな。この記事の内容もちゃんと勉強しておこう。
タマホームで長期優良住宅の申請が可能な住宅商品
長期優良住宅の申請が可能な住宅商品のラインナップを以下の表にまとめました。
大安心の家 | 標準仕様で申請可能 |
大地の家 | 標準仕様で申請可能 |
木望の家 | 標準仕様で申請可能 |
GALLERIART | 標準仕様で申請可能 |
グリーンエコの家 | 標準仕様で申請可能 |
木麗な家 | オプション次第で申請可能 |
シフクノいえ | 取得不可の可能性アリ(要確認) |

ラインナップの大半が標準仕様で申請可能ってすごいな。

申請の有無にかかわらず長期優良住宅に認定される実力があるってことですからね。この点は素直に評価すべきでしょうね。
長期優良住宅のメリットとデメリット

結論から言うと、長期優良住宅の申請は得する人もいれば損する人もいます。
もしも全員が得する制度なら、任意ではなく必須になっているはずです。
しかしながら、タマホームでは任意の扱いになっていますから、私たちは損得を見極めて選ばなくてはいけません。
そこで長期優良住宅のメリットとデメリットを表にしました
長期優良住宅のメリット | ・減税がある ・住宅ローン金利が優遇される ・売却時に高値で売れる ・補助金が交付される |
長期優良住宅のデメリット | ・申請費用がかかる ・追加工事費用がかかる ・入居遅れによる家賃負担が増える ・定期点検/メンテナンスの時間やコストが増える |
詳しくは次のチェックリストで解説します。
長期優良住宅の費用対効果チェックリスト
1.追加費用
申請代行費 | ・申請書類の作成にかかる費用で10万円前後 |
追加工事費 | ・定期点検のための点検口の設置などで15万円~20万円前後 |
入居までの家賃 | ・申請に必要な検査期間(約1か月前後)が終わるまで必要 |
定期点検 | ・定期点検は10年間隔で必ず1度ずつ ・大型台風や地震でも臨時点検が必要 ・1回の点検費用の相場は5万円~ |

追加費用としては50~60万円くらいを見越したほうがよいってことか。
2.補助金の交付
※2023年4月17日時点では住宅省エネ支援事業者を検索しても「タマホーム」は表示されず、受けられない可能性があります。詳しくはタマホーム担当者に直接お尋ねください
ZEH基準を満たす長期優良住宅(2022年10月1日以降に定められた基準)に認定された場合、「こどもエコ住まい支援事業」という補助金に該当する資格を得ることができます。
こどもエコすまい支援事業 | 100万円 |
この補助金の対象となる方は、次に当てはまる方です。
子育て世帯 | 申請時点で、2004年4月2日以降※に出生した子どもがいる世帯 ※令和5年3月31日までに建築着工するものについては、2003年4月2日以降 |
若者夫婦世帯 | 申請時点で、戸籍上の夫婦と認められていて、 いずれかが1982年4月2日以降※に生まれた世帯 ※令和5年3月31日までに建築着工するものについては、1981年4月2日以降 |
また、新築住宅においては、他にもいくつかの条件を満たす必要があります。詳細はハウスメーカーに確認の上、申請可能かを確認しておくことをオススメします。

え、100万円の補助が出るなら、ほとんどの人はやったほうがいいんじゃないの?

この補助金がもらえる前提で、利益が出るならやったほうがいいですね。

でも、タマホームが該当するかは不明なんだよね?

そうですね。ZEH基準を満たすことのできるハウスメーカーなら住宅省エネ支援事業者になれるんですけどね。2023年4月18日時点では検索しても出てこなかったです。
3.住宅ローン減税
2023年12月31日までに長期優良住宅を建設し入居すると、所得税の減税措置を受けることができます。
住宅ローン減税 (一般住宅→長期優良住宅の変化) | ■令和4~5年入居の場合: ・控除対象限度額が4,000万円→5,000万円 ・最大控除額は364万円→455万円に引き上げ ■令和6~7年入居の場合: ・控除対象限度額が3,000万円→4,500万円 ・最大控除額は273万円→409.5万円に引き上げ |
投資型減税 | ・標準的な性能強化費用相当額(上限650万円)の10%を所得税額から控除 |
なお、上記2つを併用することはできません。
4.各種節税やローン金利の優遇
2024年3月31日までに長期優良住宅を新築すると、下記の4つのメリットがあります。
固定資産税 | ・戸建て:1~3年→1~5年間、1/2に減税 ・マンション:1~5年→1~7年間、1/2に減税 |
登録免許税 | ・保存登記:0.15%→0.1%に引下げ ・移転登記:0.2%引下げ ・マンション:0.3%→0.1%に引下げ |
不動産取得税 | ・控除額:1,200万円→1300万円 |
フラット35S(金利Aプラン)&維持保全型 | ・当初5年間:年0.5%引下げ ・6年目~10年目:年0.25%引下げ |

これらは細かく見ていくと、チリツモでバカにならない金額になりますよ。
タマホームで申請した長期優良住宅の10年後はどうなるの?
タマホームで家を建ててから10年経つと、メンテナンスおよび保証期間延長の提案があります。
メンテナンス費用はケースバイケースですが、150万円〜200万円前後の費用感となることが大半のようです。
メンテナンスをしない場合は、長期優良住宅の計画変更に伴い、認定を取り消されてしまうこともあります。
そのため、長期優良住宅を継続する前提で家を買う際の計画としては、年間20万円ずつ積み立てておくことが推奨されます。

月に1.5万円ずつ貯めておかなきゃいけないのか。まあまあな負担だな。
タマホームで長期優良住宅の申請をする場合の費用は?
申請費用は約10~20万円です。
なお、点検口の設置などの追加工事費も含めると、20~30万円の追加になることもあるようです。
タマホームで長期優良住宅の申請をしたらもらえる証明書とは?
適合審査を通過すると、認定通知書が交付されます。
発行までの流れは、「設計→審査依頼→適合証交付→認定申請→認定通知書交付」となります。
家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

長期優良住宅は知ってるだけで得したり、損したりするわけだから、大事な話だなって思ったよ。

そうですね。家づくりは何も知らないと、100万円以上損することもザラなので、勉強するに越したことはないです。

この前、ウチの姉ちゃんも「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたしな。この記事が参考になった人には必ず読んでおいてほしいよ。
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