寒さの厳しい地域に適応するためにタマホームが開発した注文住宅「大地の家」。
大地の家は北海道、青森、岩手といった寒冷地向けの断熱性能が高いタマホームブランドですが、2021年3月から全国販売(沖縄除く)を開始しました。
「良質低価格」を掲げるタマホームが先陣を切って高断熱の家を全国展開し始めたとあって、同じく高断熱を売りにする他のハウスメーカーや工務店は戦々恐々としたことでしょう。

寒冷地でも強い家なら、全国どこでも大丈夫そうな安心感があるな。

寒冷地以外に住んでいる方でも、「タマホームで一番人気の『大安心の家』よりも断熱性を上げて、省エネな家にしたい」と希望する方もいるので、全国で人気のブランドのひとつとなりつつありますよ。
しかしながら、次のような疑問を持つ人もいるかもしれません。
「大地の家を建てた人の実際の評判や口コミはどうなの?」
「性能が高すぎてそこまで要らないんじゃないの?」
そこで今回の記事では、大地の家の坪単価や価格といった基本的情報から口コミや評判まで幅広く解説していきます。
大地の家の坪単価は約65万円~85万円

まずは「大地の家」の概要表を以下に記載しました。
坪単価/価格 | 約65万円~85万円 |
どんな家族にオススメ | ・決まった予算内でも高気密 ・高断熱にこだわった家づくりを実現したい ・間取りは二の次で、断熱性能にこだわりたい ・寒冷地で高コスパの家を建てたい ・省エネで電気代を抑えた地球にやさしい家づくりをしたい |
特長 | 人気&大手ローコストハウスメーカーが、他メーカーよりも頭一つ抜けた高断熱の家を開発。断熱性能にこだわる人は、検討の余地あり |
工法 | 木造軸組在来工法 |
断熱性能 | UA値0.37(HEAT20・G1) |
気密性 | C値非公表 |
耐震等級 | 耐震等級3 |
メリット | ・標準仕様を基本とするとコスパがよくなる ・HEAT20・G1に対応しているから夏涼しく、冬暖かい家になる ・電気代が節約できる ・ヒートショックの可能性を減らせる ・間取りはセオリーから選べる ・有名&人気メーカーなので、先に家を建てた施主さんが多いから話が聞きやすい |
デメリット | ・主力商品「大安心の家」よりも高額になる ・間取りやオプションにこだわると高額になる ・気候が穏やかで過ごしやすい地域ではオーバースペックの場合がある |

「大安心の家」に比べると、坪単価はそれなりに上がるんだな。

UA値0.37であれば、妥当な金額ですよ。さすがのローコスト住宅メーカーのタマホームであっても、断熱性能は価格に反映されますからね。

ところでUA値0.37って他のハウスメーカーと比べると、どのくらいの位置なの?

高断熱をウリにする大手ハウスメーカーと同等クラスといったところですね。
ちなみに、大地の家は「長期優良住宅基準」に標準仕様で対応しているので、
①住宅ローン減税の控除枠拡大
②所得税の特別控除
③登録免許税・不動産取得税・固定資産税が軽減
④【フラット35】の金利が低くなる
といった優遇を受けることもできます(※すべてを併用できるとは限りません)。
「大地の家」の本体価格は?
大手住宅情報サイトの公式情報によると次の通りです。
延べ床面積/平米 | 35坪/約117平米 |
参考本体価格 | 2,659万円~2,801万円 |

こうしてみると、ローコストというよりもミドルくらいの本体価格だね。

参考の坪単価でも66万円~133万円までとかなり幅広いようです。

現時点の価格感はわかったんだけどさ、最近の日本だといろんなものが値上がりしてるじゃん。
やっぱり住宅関連の価格も値上がりは止まらないんだよね?

そのような予想をする方が大半ですよね。
家づくりの資材の多くは世界各地からの輸入品に頼っているので、円安が加速すると値上げせざるを得ませんからね。
あと、日本国内は慢性的な大工さん不足の影響で、人件費も高くなってるんですよね。

だよなあ。
前にウチの姉ちゃんに家づくりの相談したら「いずれ家を建てるなら情報収集だけでもとにかく急げ!」って、めちゃくちゃ説教されたんだよな(※実話)。


「大地の家」の評判や口コミ

「大地の家」に関する最新の評判や口コミについて、Twitterからピックアップしました。

(3地域だけ0.36にしたのが気になる……)

やはりコスパから考えると、異常に高性能な家だということがわかりますよね。

このツイートは憶測だけれど、実際にどうやって業者さんの施工技術を担保しているかどうかは気になるな。自分が建てるならどのようにしてるのか聞いてみたい。

これは2021年のツイートですが、2023年の冬には、このシミュレーションに近い電気代になるとは、誰も予想だにしていなかったでしょうね……。
「大地の家」の家が選ばれる主な理由
今回、大地の家を選んだ方の声をピックアップしました。
HEAT20・G1グレードに相当する高断熱仕様だから
自分の実家が建て替えたときに、高断熱仕様のハイコストハウスメーカーで平屋を建てました。
聞けば、HEAT20・G1グレードの断熱性能。家に入った瞬間に、「なにこの家」と思ったのです。
というのも、真冬なのに家の中が暖かいのです。しかもエアコンをゆるくしていても、暖かいのです。
真夏に訪れた時も同じで「この家すごいな」と思いました。
だから自分が家を建てるときは同じ断熱性能がいいなと強く思っていたのです。
しかし、自分の家計では、高断熱の家を建てるにはかなり厳しい予算でした……。
ほとんどあきらめかけていたのですが、タマホームさんで「大地の家を全国販売する」と聞いて、わたしは飛びつきました。
そこからとんとん拍子で話が進み、予算はやや背伸びしましたが、「長く住むからせっかくなら良い家に住みたい」と思い、決意しました。
<30代/女性>
小空間エアコンのおかげで部屋がすっきり見えるから
実はタマホーム以外にも、最後まで悩んでいるハウスメーカーがありました。
地元の工務店さんで周りで建てた人もいたのですが、契約直前の商談の会話でお金のことで変な感じになり微妙な空気に……。
また、わたしはもともとタマホーム寄りだったのですが、理由は小空間エアコンで部屋がすっきり見えるのがとってもよかったからです。
友達を家に読んだ時も「大きい部屋だね」と言われるくらい、実際の広さ以上に広く見えるみたいで、我が家のちょっとした自慢です(笑)
お家は家族の分身といっても言いすぎじゃないくらい大事なので、こだわってよかったと思ってます。
<40代/女性>
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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