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一条工務店「さらぽか空調」全館空調システムで後悔?うるケアどっちがデメリットがあるのか徹底解説

ハウスメーカー

「一条工務店のさらぽかとうるケアのどっちを付けるべき?」
「さらぽかとうるケア、両方を設置して切り替えはできる?」

一条工務店で家を建てようと検討している方は、さらぽかとうるケアのどちらを選ぶべきか迷っている方も多いかもしれません。決して安くない買い物ですから「絶対後悔したくない!」と強く思っていることでしょう。

今回の記事では、一条工務店の全館空調「さらぽか」の機能や価格、メリットとともにうるケアとの違いについて解説します。

また、さらぽかはZEH補助金の対象になるかどうかについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

一条工務店の全館空調「さらぽか」とは

全館空調「さらぽか」とは、一条オリジナルの全館空調システムです。

床暖房の配管に通水し家中の余分な熱を吸収する床冷房と、デシカント換気システムを搭載しています。

デシカント換気システムとは、乾燥材に水分を吸着させて除湿するシステム。広範囲への同時除湿が可能で、ショッピングモールやビルなどの広範囲にわたる商業施設に採用されています。

さらぽかの主な機能は以下の通りです。

  • 外気を冷やして除湿しながら換気、湿度コントロールする
  • 床暖房のパイプに水を通し、家中の余分な熱を吸収し家中を涼しくする
  • 超気密・超断熱で快適な温度を逃さず省エネを実現する
発売開始日2016年
販売実績販売戸数累計約6万棟(i-smart完工)
価格1.5万円/坪
どんな家族にオススメ・子ども部屋やリビングとの温度差をなくしたい
・火を使わない暖房を利用したい
メリット・ヒートショックや熱中症が怖い高齢者や幼児の味方
・温度変化に弱いペットも安心・カビの発生を防げる
・エアコン設置による間取りの制限が少なくなる
デメリット・暑がり/寒がりの人がいる家庭には不向き
・後付けはできない
・さらぽかとうるケアの併用はできない
・大元の故障時が大変

さらぽかの発売時期は2016年で、超省エネ・超健康住宅「i-smart(アイ・スマート)」の新オプションとして登場しました。

もともと「i-smart」には「全館床暖房」が搭載されていましたが、「さらぽか空調」にアップグレードすることで足元からの暖かさはそのままに、夏も涼しく快適に過ごせる住宅環境を実しています。

全館空調「さらぽか」の価格(導入費用)は?

さらぽかの価格は1.5万円/坪(※2018年秋のスマイルキャンペーン価格)。40坪の家だと60万円ほどになります。

オプション価格だけで考えると、高いと感じる人もいるかもしれませんが、さらぽかを搭載することで、基本的に家中のあらゆる場所にエアコンを設置することが不要となります。

必要な場所にだけエアコンを設置するだけで良いので、トータルで見ると安くなることもあります。

全館換気システム(ロスガード)とは何が違うの?

「ロスガード90」とは、一条工務店の住宅商品すべてのモデルに対応した標準仕様の全館換気システムです。

さらぽかが床暖房パイプやデシカント換気システムを活用し、暑さ、寒さをコントロールする空調システムであるのに対して、ロスガード90は住まいのきれいな空気と適切な温度を保つシステムになります。

ロスガード90に採用されている「熱交換換気システム」は、温度交換のない一般的な換気システムを併用したときと比べて、冬場の暖房費を約3分の1に抑えるすぐれた省エネ性があります。

さらにロスガード90は「湿度交換」機能も搭載。夏の給気時、室内に入ろうとする湿気を排気する空気が回収し、屋外に排出します。温度だけでなく、室内を快適な湿度に保つのも、ロスガード90の特徴です。

花粉やカビの胞子、PM2.5、黄砂などの有害物質を除去率99%で除去する高性能フィルターも搭載可能。いつでもきれいな空気を保てます。

一条工務店の「うるケア」とは何が違うの?

一条工務店の「ロスガード90 うるケア」とは、一条工務店とパナソニックが共同で実現した、全館加湿&換気システムです。

さらぽかが住まい全体の温度を適切に保つシステムであるのに対して、うるケアは、住まい全体の換気と加湿を担うシステム。ロスガード90と同じ熱交換換気システムによる換気と、ミストによる加湿を行います。

お部屋の空気をきれいにしながら加湿してくれるため、冬場や冷暖房による乾燥が気になる人におすすめです。

加湿にかかる電気代は、毎月約300円と、リーズナブルなのも魅力。

うるケアは加湿に関する面倒な作業の手間が省けるのも特徴です。シーズンごとのフィルター掃除や、水入れの必要はありません。洗浄も給水もフルオートで行います。(※使用する水質によっては定期的なメンテナンスが必要です。井戸水は使用できません)

ロスガード90が標準仕様であるのに対して、うるケアはさらぽかと同じオプション設備になります。

なお、「GRAND SMART(グラン・スマート)」などの一部のモデルではうるケアが標準仕様です。

ZEH補助金の対象外になるの?(特に影響はないことが確認されています)

「さらぽか空調を入れるとZEH補助金がもらえない」といったウサワを見聞きしたことがある人もいるかもしれません。

しかし、そのウワサは、どのような条件であればZEH補助金の申請が受理されるか未確定だったときのもの。

2024年3月時点では、「ZEH対応エアコン」などのZEH補助金対象となる機能を同時に取り入れることで、さらぽか空調を設置してもZEH補助金の対象となることがわかっています。

一条工務店の全館空調「さらぽか」のメリット

さらぽかを搭載することで、住まいにさまざまなメリットが得られます。

具体的なさらぽかのメリットを解説します。

ヒートショックや熱中症が怖い高齢者や幼児の味方

さらぽかは高齢者の方のヒートショック予防にも有効です。

ヒートショックは、急激な温度変化により心筋梗塞や脳卒中を引き起こし、命を落とす可能性がある怖い病気です。

ヒートショックは特に高齢者の方が発症しやすい症状ですが、さらぽかによって住宅内の気温差をなくすことで予防できます。

また、さらぽかは除湿コントロール機能もあるため、熱中症予防にも効果的です。

湿度が高いと汗をかきにくくなり、体に熱がこもってしまうため熱中症の発症リスクが上がります。

高齢者の方や小さいお子さんの熱中症を予防したい人には、除湿コントロール機能がおすすめです。

温度変化に弱いペットも安心

高齢者や小さなお子さんのように、温度変化に弱いペットにも快適な住まい環境を整えてくれます。

カビの発生を防げる

さらぽかの除湿コントロール機能は、カビやダニの温床となりやすい、湿気や高温化の状態を軽減する役割も持っています。

エアコン設置による間取りの制限が少なくなる

エアコン設置部分を間取りに考慮する必要がないため、間取りの自由度が高まるのもメリットのひとつです。

たとえばエアコンを設置する予定だった場所にクローゼットなどの収納を設けることができたりもします。

一条工務店の全館空調「さらぽか」のデメリット

さらぽかはメリットが多く得られる一方で、デメリットもあります。

導入を検討する前に知っておきたいデメリットを解説します。

暑がり/寒がりの人がいる家庭には不向き

リビングや浴室、子ども部屋など住まいのすべての部屋を、適切な温度や湿度に調整してくれますが、個々の部屋での詳細な温度調節ができません。

そのため極端な暑がりや寒がりの人がいる家庭には不向きといえるでしょう。

暑がりまたは寒がりの家族の個室には、別途冷暖房を設置するなどの工夫が必要です。

後付けはできない

さらぽかは後付けができません。

住まいの計画中は別途費用が発生することから「さらぽかはつけなくていい」と判断したものの、後から考えて「やっぱり付けたい」となってしまうこともあるでしょう。

さらぽかは床暖房や除湿システムなど住宅の基礎や壁の中の部分に構築する機能のため、住まいを建ててしまった後に追加することはできません。

したがって、さらぽかを付けるかどうかは住まいの計画段階でしっかりと検討しましょう。

さらぽかとうるケアの併用はできない

さらぽかとうるケアを両方付けることはできません。

たとえばヒートショックや熱中症を防ぎたい、住宅内の温度差をなくしたいときにはさらぽか。

室内の乾燥が気になる、いつでもきれいな空気の住まいにしたいときにはうるケア。

住まいの機能で重視したいポイントに合わせて、どちらかの機能を選びましょう。

大元の故障時が大変

さらぽか本体のシステムが故障してしまうと、家の空調全てがダウンしてしまうことになります。

個別の冷暖房のように「リビングのエアコンが壊れてしまったが、子ども部屋のエアコンは使える」ということができません。

大元の故障時は一条工務店によるアフターサービスが受けられますので、すぐに依頼し復旧を目指すことになります。

一条工務店の全館空調「さらぽか」の電気代の実態とは?

さらぽかの電気代は、延床面積37~38坪(温暖地域)の住宅で、8月分が「1.1万円」といった実績データがあります。

ちなみにこの電気代には、床暖房や空調の費用すべてが含まれています。

さらぽか以外の全館空調システム(例:(再熱除湿エアコン+ロスガード90)の場合の8月の電気代は「2.3万円」となっています。

一条工務店の全館空調「さらぽか」の口コミ・評判・後悔の声

X(旧:Twitter)にてさらぽかに関する参考情報をピックアップしました。

一条工務店の全館空調「さらぽか」の長期的なメンテナンス費用は?

さらぽかは定期的なメンテナンスが必要です。さらぽかの主なメンテナンスの費用を以下にまとめました。

・デシカント換気システム…耐用年数10年、交換費用約30万円以上
・サーキュレーター…耐用年数8年、交換費用1台あたり約3万円

サーキュレーターは設置されている数が多ければ多いほどメンテナンス費用が高くなります。

メンテナンス費用は高額と言えますが、さらぽかはその分だけ月々の電気代を抑えられます。

電気代とメンテナンス費用を踏まえてさらぽかあり・なしの住宅どちらの方がお得になるかを計算したところ、「さらぽか空調なしがありと比べて10年間で13万円安い」という結果になりました。

年単位でさらぽかのあり・なしで発生する費用の差は「1万円前後」ということになります。

まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家康くん
家康くん

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

建太郎
建太郎

なんでしょう?

家康くん
家康くん

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

建太郎
建太郎

500万円の損失は痛いですね。

 

平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

家康くん
家康くん

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

建太郎
建太郎

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。

 

熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

家康くん
家康くん

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

建太郎
建太郎

一年分の収入を失ってましたよね。

家康くん
家康くん

ほんと恐ろしいよな……

 

まあともかく、俺が本当に伝えたいのは、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」だけはマジで読んでおいてほしいってことだから。

建太郎
建太郎

僕もこれから読みますね

家康くん
家康くん

お前、読んでなかったのかよ!

コメント

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