「アイ工務店の値引きの限界は300万円~400万円だった…」
「アイ工務店で値引き交渉に臨んだけど、うまくいかなかった…」
全国でも有数の知名度を誇る人気ハウスメーカーの「アイ工務店」。
知名度があるため、インターネットでは、値引きについてのウワサがまことしやかにささやかれています。
結論から言うと、アイ工務店は値引き交渉が可能です。
しかしながら、準備不足で交渉すると、あえなく撃沈する可能性も高いと言えます。
そこで今回の記事では、アイ工務店との値引き交渉に役立つあらゆる知識をまとめました。
アイ工務店の値引きの相場、値引き率は?
アイ工務店の住宅商品は大きく分けると2種類です。「注文住宅」と「建売住宅」。それぞれ値引きの相場はもちろん、値引き率が異なります。
| 注文住宅の値引き率 | 約5%~12% |
| 建売住宅の値引き率 | 値引き率は建築後の経過時間で変動 |
詳しく見ていきましょう。
注文住宅の値引き率
アイ工務店の注文住宅の値引き率は約5%~12%が相場と言われています。
たとえば本体価格が3000万円の場合、値引き額は150万円〜360万円が相場となります。

建売住宅の値引き率
建売住宅は、基本的に値引きを期待できません。
なぜなら建売住宅はエリアの相場から逆算して、「この価格帯なら売れる」と見込んで開発されている商品ですから、値引きしなくても売れるのが当たり前だからです。
しかしながら、中には想定外に売れ残ってしまうものがあるのも事実。
そこで新築から半年から1年以上経過してしまったものは、徐々に値引き幅が大きくなってきます。
「だったら、建売住宅を買うときは、値引きしているものを狙って買えばオトクじゃん!」
とひらめいた方がいるかもしれません。
たしかに安く買えるのは魅力的ですが、売れ残りを買うのは個人的にはあまりオススメできません。
なぜなら、あなたが安く買った建売住宅を万が一手放さなくてはならなくなったとき、またしても売れなくて困るのはあなただからです。
売れ残る=不人気という事実には必ず原因がありますし、それは環境(何らかの住みにくさ)によるものが大半ですので、自分のチカラだけでは変えようがありません。
なお、売れ残りの建売住宅を買うとしたら、「これは運命の出会いだ!」というレベルに気に入ったものであれば話が別です。
そのときは迷わずに購入しちゃいましょう。
アイ工務店の値引きの限界は300万円~400万円?
アイ工務店と値引き交渉した方々のブログや掲示板などの情報を調べていると、
「ウチはアイ工務店で400万円の値引き交渉に成功した!」
「我が家は300万円の値引きが限界だった!」
といった衝撃的な金額が目に飛び込んできます。
が、正直に言って、これらの情報は参考にならないことがほとんどです。
なぜなら、自分にとって参考になる情報は比較条件がそろっていることが不可欠だからです。
比較条件とは、ざっくり言うと、
・本体価格
・住宅仕様
・土地
といった諸条件です。
たとえば本体価格が違えば、同じ値引き率でも値引きの総額は変わります。
4000万円と2000万円の家では、値引き率が同じ10%でも
・4000万円×10%=400万円
・2000万円×10%=200万円
と、その差額は200万円にもなります。
つまり、比較条件が違えば参考になるはずもありませんし、目安にはなっても交渉材料にはならないのです。
にもかかわらず、商談時に
「ネットで調べたらブログでは、400万円の値引きに成功したって書いてあったんですけど…」
と持ちかけると、大恥をかく可能性があるのでご注意ください。
アイ工務店との値引き交渉を成功させるための相見積もりは必須
ハウスメーカーにはたくさんの競争相手(競合他社)がいます。
「ウチはどこのメーカーにも絶対に勝てる!」
という会社はどこにもありませんし、どこのメーカーと契約するかは、私たち買い手が決めることです。
ですから、値引き交渉において大事なのは競合他社の存在なのです。
アイ工務店を本命としたときに、
「実はアイ工務店さんが本命なのですが、B社と迷ってるんです…」
と打ち明けて、なぜ迷っているのかという理由と「どれくらい値引きしてもらえるとよいか」を伝えるのです。
このときに必要となるのは、迷っているB社の見積もり。
見積もりの内容としては、本命の会社と同じくらいの金額か、本命よりも少し安いくらいの見積もりだとよいです。

いわゆる相見積もりってやつだな。
たしかに他社と比較されないと値引きする理由にはならないもんね。

そうですね。他社の見積もりを依頼するには、展示会の見学や何度かの打ち合わせが必要で割と労力が必要です。
しかも、本命と同等か安い見積もりをもらわないといけませんから、ちゃんと調べてから見積もりを取りに行かないといけません。

あー、貴重な休日がたくさんつぶれるのは嫌だ。簡単にできる方法ないの?

ありますよ。複数のハウスメーカーから同じ条件で間取りと見積もりがもらえる無料の住宅情報サイトを使えばたったの5分ですよ。

5分はすごいな!なんてサイトなの?

「タウンライフ家づくり」というサイトです。ネットでは割と有名で、住宅系のインスタやブログなどで名前を見かけたことのある方もいると思いますが、まだ使ったことのない人にもオススメです。

オッケー!使ってみる!
アイ工務店の値引きを成功させる3つのテクニック
ここからはアイ工務店との値引き交渉を成功に導く、代表的なテクニックの3つをご紹介します。
いずれも簡単なものですので、ぜひとも実行してみてください。
支店長からの特別値引きを引き出そう
特別値引きの権限を持っているのは、支店長クラスの役職者。
最初から支店長に直談判できたら話が早くて良いのですが、実際には、営業担当者から支店長へ根回しをして特別値引きの許可を得るケースが多いでしょう。
「上司の根回しって、営業担当者の力量に左右されるんじゃ…」
と不安になった方がいるかもしれませんが、まさにその通りです。
優秀な営業担当者なら上手に特別値引きの許可を得るわけですが、必ずしも優秀な営業担当者に当たるとは限りません。
そこで、営業担当者が特別値引きの根回しをする際に、購入者側が手助けをするコツを教えましょう。
ポイントはたった2つ。
・金額で悩んでいることを伝える
・期限内に契約する意思があることを伝える
ここで大事なのは「期限内」という点。期限内とは、自分が家を建てたいタイミングではなく、アイ工務店側が契約してほしい期限内です。
たとえば、決算月の間近や月末といった、アイ工務店の支店長が販売目標の数字を強く意識しているタイミングのことです。
そのタイミングまでに契約の決断をすると意思表示すれば、金額的な交渉を持ちかけやすくなりますので、ぜひ駆け引きに使ってみてください。
キャンペーンをうまく活用しよう
アイ工務店では不定期ながらお得なキャンペーンを開催しています。
中には高額なオプションが割引になる、割引キャンペーンがありますので、確実に利用したいところ。
詳細は別記事「アイ工務店 キャンペーン最新情報【2025年】」をご覧ください。
外構工事は他社と相見積もりを取ろう
外構(エクステリア)に関する特別値引きを引き出すテクニックがあります。
しかしながら、何も比較材料がないのに特別値引きをされても、「元が高いのか安いのかわからない」という事態もあります。
そこでオススメなのが外構工事の専門業者さんから見積もりをもらうことです。
ただし、イチから外構工事の業者を探すのは割と手間がかかるので、オススメなのは「タウンライフエクステリア」で一括の見積もり依頼をすること。
サイト名がエクステリアとありますが、「新築外構」の見積もり依頼も可能です。
優良企業610社以上の中から無料で提案を受けることができるので、値引きに妥協したくない方はやったほうがよいです。
値下げではなくオプション交渉をしよう
値下げ交渉はやりすぎると、パートナーとの関係性を悪化させてしまいます。
これはアイ工務店だけでなく、アイ工務店と関わるすべてのパートナーとの関係性にもつながっています。
値下げは仕入先すべてと連動していますから、値下げによるしわ寄せが全パートナーの士気を下げてしまうことは想像に難くありません。
ですから、無理な値下げ交渉は禁物とされています。
そこで、パートナー全体の士気を下げずに値引き交渉をするテクニックとしてオススメなのが「オプション交渉」です。
オプション交渉とは、オプションをオマケしてもらったり、安くしてもらったりすること。
実は、オプションは営業担当者の一存で価格調整がしやすいように設計されていることも多いので、わりと気前よく交渉に応じてくれるのです。
なので、「これは必ず導入したい」というオプションに絞って、交渉を持ち掛けてみるのもオススメです。

アイ工務店は契約後に値引きができるの?
基本的に契約後の値引きはできません。
例外としては、アイ工務店側が原因で契約通りに家が作られないケースです。この場合は、値引きを含めて何らかの落としどころを見つけるために交渉しましょう。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!



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