「一条工務店の担当者さんにキッズカウンターをオススメされたんだけど、メリットやデメリットを含めてじっくりと検討したい…」
使用頻度の高いキッチン周辺のオプション選びにおいて、キッズカウンターを採用するかどうかで頭を悩ませている人は多いでしょう。
自分だけでなく家族の使い勝手も大きく変わってきますから、絶対に後悔したくないと思うのは当然こと。
そこで今回の記事では、一条工務店のキッズカウンターについて忖度なく解説していきます。
一条工務店のキッズカウンター

子育て世帯に大人気のキッズカウンター。
ここでは、キッズカウンターの概要をご紹介します。
キッズカウンターとは
キッズカウンターとは、一条工務店オリジナルのカウンターキッチンです。
2013年度のキッズデザインアワード・キッズデザイン賞を受賞しており、その性能とデザイン性の高さが伺えます。
対面型キッチンの反対側を子どもが勉強や遊びに使える机とする構造で、親子でコミュニケーションをとりながらキッチンで過ごす時間を作り出す点が高く評価されました。
キッズカウンターの価格
キッズカウンターの価格は、住宅商品によって異なります。
グランスマート | 標準選択可 |
グランセゾン | 標準選択可 |
アイスマート | 標準選択可 |
アイキューブ | オプション ブックシェルフ付き:+40,000円 ブックシェルフなし:+35,000円 |
キッズカウンターの寸法(サイズ)
寸法は幅2,730㎜×奥行き1,200㎜×高さ1,100㎜(I型の場合)です。
キッズカウンターのカラー
カラーは「ホワイトウォールナット」・「ライトウォールナット」・「ビターウォールナット」の全3色です。
キッズカウンターの椅子
公式サイトの画像に掲載されている椅子は別売りです。
キッズカウンターを標準搭載している住宅シリーズ
一条工務店の商品ラインナップのうち、グランスマート・グランセゾン・アイスマートではキッズカウンターを標準で選択できます。
アイキューブでも設置できますがオプション扱いとなり、ブックシェルフありのタイプが+40,000円、ブックシェルフなしのタイプが+35,000円の追加料金となります。
■参考記事:【一条工務店 キッチン】収納で後悔しない全知識【ダサい?他社との差額は?】

家づくりって、ひとつひとつのオプションを調べていくだけでも奥深いよなあ……。
色んなハウスメーカーの仕様や有料のオプションを調べてるとさ、「A社はココがいい」「B社のコレは捨てがたい」……って悩みまくりなんだけど、永遠に決断できる気がしないのよ。

それは家づくりを進めるうえで必ず通る道なので、むしろ良い傾向ですよ。

え、そうなの?

前に、家康くんはお姉さんに別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」で説教されてたじゃないですか?
しっかりと各社の情報収集をして比較してるから悩むわけで、悩みなくテキトーにハウスメーカーを選んで後悔するよりも百倍マシですよ。


ここからさらにマニアックな解説になるので、ぜひ勉強していってくださいね。

う……頭がパンクしそう……(プスプス)
キッズカウンターはいらない?後悔しないために知っておきたいこと

スタイリッシュなデザインと高い機能性で人気のキッズカウンターですが、ブログやSNSの口コミなどでは肯定派と否定派の意見が真っ二つに分かれています。
ここではキッズカウンターのメリット・デメリットを、口コミから考えていきましょう。
キッズカウンター肯定派の意見(メリット)
キッズカウンター肯定派の意見では、高い機能性と収納力を絶賛している口コミが多く見られました。
特に、近年話題のリビング学習に対応しやすいという意見が多く、お子さんとの時間をより充実させたいという保護者から高い支持を得ているようです。
子どもの勉強や作業を見守れる(リビング学習)
料理や水回りの家事をしながら子どもの勉強や作業を見守れるのは、キッズカウンターの最も大きなメリットです。
キッズカウンターでは、キッチン部分とダイニング部分の間に少し高い仕切り壁がついています。
この壁はマグネット仕様で、お子さんが描いた絵や時間割、学校のプリントなどを貼り付けることができ、リビング学習や家での遊びの幅を広げてくれます。
仕切り壁の上部にはLEDライトがついているため、手元の明るさを確保できるのも嬉しいポイント。
また、ダイニング側のコンセントは差し込んでから回転させる感電防止仕様になっているため、お子さんが触っても安心です。
リビング学習を取り入れれば、疑問やわからないことをすぐに聞ける環境が整うだけでなく、親子のコミュニケーションが促進されます。
家事をしながら子どもの勉強を見守りたい方は、キッズカウンターを検討してみてはいかがでしょうか。
大人の仕事や作業にも使える
キッズカウンターのカウンター部分は、子どもの勉強だけでなく大人の仕事や作業にも便利です。
テレワークの際も、カウンター部分にPCを置けば立派なワークスペースに早変わり。
仕事だけでなく、幅広でゆとりのあるカウンターは手芸などの趣味のスペースとしても最適です。
また、コンセントも備え付けられているため、PCや美容家電、ミシンといった電化製品も問題なく使えます。
ただし、キッズカウンターは子どもに合わせた設計になっているため、大人が使うには少し低いと感じる場合もあるようです。
大人が仕事や趣味で使う際は、椅子の高さを調節したほうがよいでしょう。
また、キッチンに隣接するスペースですので、PCや手芸作品への油撥ねなどには十分注意しましょう。
収納が豊富なのでスペースを有効活用できる
キッズカウンターのもう一つの魅力が、収納量の多さです。
カウンター側には文房具の整理にぴったりな浅めの引き出しや大きなものも収納できる深めの物入れ。
その他、簡易的なテーブルにもなるキャスター付きの収納もついているため、リビング学習のために収納を買い足す必要がありません。
また、もっと教科書や本を入れるスペースがほしい場合はブックシェルフを活用すればすっきり収納できます。
カウンター側だけでなく、キッチン側の収納も盛りだくさん。
浅い引き出しには、カトラリー収納に役立つ仕切りがあらかじめ付いています。
さらに、シンク下・コンロ下・ワークトップ下にも大容量の収納がついているため、大きな鍋やお皿、ブレンダーなどの調理家電など、収納に困りがちなものもすっきりしまえます。
各引き出しは指はさみを防止するソフトクロージング機能付き。
他にも包丁差しの安全ロックなど、子どもが近くにいるという前提で作られた機能が充実しているのも嬉しいポイントです。
キッズカウンター否定派の意見(デメリット)
キッズカウンター否定派の意見では、リビング学習との相性を疑問視する意見や、オプションの仕様についての意見が多く見られました。
料理中の音や臭いでむしろ勉強や作業に集中できなくなる
お子さんによっては、キッズカウンターでのリビング学習が合わないという場合もあります。
構造上、キッズカウンターで子どもが勉強する場合は、すぐそばで親が料理などの家事を行うことになります。
親としては家事をしながら子供の様子が見られる状況はとてもありがたいものですが、中には料理中の音や匂いで勉強や作業がはかどらなくなってしまうお子さんもいるそうです。
良かれと思って用意した環境が子どもに合わない場合もあるということは、頭に入れておきましょう。
大人が見ていないと勉強習慣が身につかない
キッズカウンターなどを使ったリビング学習では、大人が見ていないと勉強習慣が身につかないこともあります。
リビングはもともと家族がくつろぐための場所であるため、テレビやゲーム、漫画といった娯楽のためのアイテムも揃っている家庭が多いのではないでしょうか。
そうした環境は誘惑が多く、大人が見ていないとすぐに集中が切れ、遊びのことにばかり意識が向いてしまうお子さんもいます。
大人がいないとどうしても勉強以外に意識が向いてしまう場合は、リビング以外に集中できる環境を用意したほうがよいでしょう。
お子さんがどのようなタイプかを見極め、環境を調整するのがおすすめです。
キッチンのオプションで選べない仕様がある
キッズカウンターを選択すると、一部のオプションが選択できなくなります。
例えば、「ステップカウンターキッチン」「ワイドカウンターキッチン」といった他のタイプのカウンターキッチンを選択すれば天板を御影石仕様に変更する有料オプションをつけることができますが、キッズカウンターではこのオプションが選択できません。
キッズカウンターの採用を迷っている場合は、オプションの有無も確認しておくとよいでしょう。
見た目や間取りに不満が出る
実際にキッズカウンターを採用した方の否定的な方の中でも特に多く聞かれるのが、「カウンター側がごちゃついて見える」という意見です。
カウンターキッチンのメリットの1つとして「生活感が出やすいキッチンをカウンターで隠せる」という点があります。
一方で、キッズカウンターの場合はダイニング側のカウンター部分にキッズスペースを設ける関係で、どうしても散らかって見えがちになります。
特に子ども用品や勉強道具は色味がカラフルで、きれいに収納しているつもりでも雑然とした見た目になってしまうことも。
「こんなはずじゃなかったのに」と後悔する方も多いようです。
キッズカウンターを設置したいけれど洗練された見た目も諦めたくないという方は、収納ケースなどを上手に使って派手な子ども用品を隠す工夫が必要になるでしょう。
また、キッチンに割けるスペースがあまり広くないにもかかわらず強引にキッズカウンターを採用すると、通路が狭くなるなどして利便性が損なわれることも。
設置の際は十分なスペースがあるか、間取りとの兼ね合いを十分チェックしておきましょう。
一条工務店のキッズカウンターの収納でシンデレラフィットを目指すコツ

イチから子どものリビング学習スペースを作っていくなら、収納は寸法ぴったりに収めて美しい空間を作りたいですよね。
ここでは、一条工務店のキッズカウンターを採用する際、収納するモノがぴったり収まる「シンデレラフィット」を目指すコツについてお伝えします。
収納物をリストアップする
実際にモノをスペースに収めていく前段階として、まずは収納物をリストアップしましょう。
収めるべきものがどこにどれだけあるか把握しておくことは、収納の基本です。
また、リストアップで種類と量を可視化することで、収納物のグループ分けにも役立ちます。
収納物のリストアップの過程で、もう使わないものや極端に汚れているもの、壊れているものなどがあれば思い切って処分しましょう。
収納物自体が少なくなれば、限られたスペースを有効に使えます。
収納できるスペースの内寸を計測する
収納物のリストアップが終わったら、収納できるスペースの内寸を測りましょう。
内寸に合わせた収納用品を揃えることで、スペースを無駄なく使えます。
計測の際、金具や扉が干渉しないか確認しておくのもおすすめです。
必要な収納用品の数とサイズのシミュレーションをする
収納用品を購入する前に、必要な数やサイズをシミュレーションしましょう。
「この方向にこのサイズのケースが何個入る」と紙などに図を書いてイメージすれば、スペースの内寸にぴったりの収納ができるだけでなく、収納用品の無駄買いも防げます。
おおよそのサイズ感や収納ケースの個数が定まったら、実際に購入する収納用品を探します。
綿密に計画を立て、快適な収納スペースを実現しましょう。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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