長く厳しい冬、大量の積雪、凍る地面――北海道独自の環境の中で暮らすため、住宅も高断熱・雪対策・寒冷地仕様の設備など、北海道ならではの工夫が発達してきました。
そんな北海道で注文住宅を建てようとしたとき、まず悩むのが工務店・ハウスメーカー選びです。
そこでこの記事では、北海道で家づくりができる住宅会社の中から、地域に根ざした工務店・ビルダーを中心にご紹介していきます。
北海道で注文住宅を建てるならオススメのハウスメーカー・工務店の一覧

北海道で注文住宅を建てるときに候補となる、オススメのハウスメーカーや工務店を紹介します。
アイビーホーム株式会社

アイビーホーム株式会社は、北海道苫小牧市に本社を構えるハウスメーカー。徹底的な「現場主義」を貫き、「安心・安全・性能」にこだわった家づくりを得意としています。
同社の特長は「職人気質」「正直な見積り」「完全自社施工」の3つ。現場を知り尽くすプロの視点で『永く住むための家づくり』というポリシーを掲げ、住まいづくりへの情熱と誠実さが魅力です。
基本性能にも優れており、UA値0.22を基準とした断熱等級6レベルの高性能が全棟標準。北海道の寒冷地に最適な断熱と気密を実現し、冬場の暖かさや光熱費削減に貢献しています。
また、耐震性能は「耐震等級2+制震装置MIRAIE」を標準とし、大地震への備えにも万全を期しています。
お客様との長いお付き合いを大切にする、職人気質で信頼できるハウスメーカーをお探しの方におすすめの会社です。
| 断熱性能 | UA値:0.22(標準値) |
| 気密性能 | C値:0.5(標準値) |
| 耐震性能 | 耐震等級2+制震ダンパーMIRAIE全棟標準搭載 |
| 施工実績 | 1978年創業(48年目) |
| 対応エリア | 苫小牧市内(札幌・室蘭・新ひだか町等車移動2時間圏内) |
株式会社キクザワ

株式会社キクザワは、北海道恵庭市に本社を構える、注文住宅の設計・施工を手がける地域密着型の工務店です。
「住まいはお客さまと共に創り上げるもの」を社是とし、自然素材と高性能を融合した“永く快適に暮らせる家”を追求。
パッシブデザインの考え方をベースに、一邸一邸を丁寧にプランニングしています。
同社の住宅は全棟「長期優良住宅」を基準に設計・施工されており、耐震等級3+断熱性能HEAT20 G2クラスを標準仕様とし、住み心地と安心を高次元で両立。
また、家づくりに使用される木材の多くが北海道産のものであり、高い品質と耐久性を維持するためのこだわりも魅力です。
ホームページに掲載されている数多くの「お客様の声(アンケート)」では、施主の方々の喜びの声がたくさん並んでおり、さらにはGoogle口コミでも高い評価を得ています。
「冬でも素足で暮らせる快適な住まいを叶えたい方」「性能もデザインもあきらめたくない方」におすすめの会社です。
| 断熱性能 | UA値:0.18〜0.30(2022年度平均0.21) |
| 気密性能 | C値:全棟0.5㎠/㎡以下を保証 |
| 耐震性能 | 耐震等級3 |
| 施工実績 | 創業昭和53(1978)年4月22日 |
| 対応エリア | 北海道(恵庭・札幌・江別・千歳・苫小牧・北広島・ 長沼・栗山・栗沢・南幌・岩見沢・三笠(移動60分以内)) |
株式会社石山工務店

北海道旭川市に本社を置く株式会社石山工務店は、地域密着で注文住宅・リフォーム・リノベーションを手がける総合住宅企業です。
1960年代の創業以来、「暮らすをつくる」ことを理念に、家族の笑顔と安心を大切にした住まいづくりを実践しています。
対応エリアは、石山工務店の拠点から30km以内(旭川市・愛別町・鷹栖町・当麻町・美瑛町・東川町・東神楽町・比布町)に限定。
対応エリアを限定することにより、迅速な施工やアフターフォローができる体制を構築しています。
最大の強みは、厳しい旭川の気候に対応した高性能住宅の提供。全棟で基礎断熱を標準採用し、24時間換気システムで常に新鮮な空気を保つなど、快適性と健康を考えた仕様になっています。
スーパーウォール工法では断熱材に高性能硬質ウレタンフォームを採用し、熱伝導率(λ値)で業界水準を上回る高断熱性能を発揮。
壁倍率5倍の耐力壁やモノコック構造により、耐震性・耐風性も高めています。省エネ新基準・低炭素等級相当の設計も可能です。
丁寧な性能説明と幅広い商品ラインナップで、自分らしい快適な住まいを叶えたい方におすすめの住宅会社です。
| 断熱性能 | UA値0.28以下 |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 耐震等級3相当の事例あり |
| 施工実績 | 創業1958年(昭和33年)4月 |
| 対応エリア | 拠点から30km以内(旭川市・愛別町・鷹栖町・ 当麻町・美瑛町・東川町・東神楽町・比布町) |
株式会社ハウジング髙橋

株式会社ハウジング髙橋は、北海道旭川市を本拠に、旭川・札幌エリアで新築注文住宅を手がける地域密着の住宅会社。昭和45年創業以来、一貫して寒冷地に適した住まいの提案を続けてきた老舗工務店で、完全自由設計による理想の家づくりを強みとしています。
同社が掲げるコンセプトは「北海道の住まいから冬をなくす」というもの。厳しい冬の旭川においても快適に暮らせる住宅性能を実現することを使命として、細部にまでこだわった住まいづくりを行っています。
最大の特長は、独自開発・特許取得の「4重ガラスサッシ木製内窓構造」をはじめとする断熱・気密技術です。4層構造のガラスや木製内窓の組み合わせによって、多層の空気層が高い断熱効果を発揮し、冷たい外気を遮断することにより寒さを抑えます。
寒冷地でも快適な温熱環境を重視する方、自由設計で自分らしい家を実現したい方におすすめの工務店です。
| 断熱性能 | 公表なし |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 公表なし |
| 施工実績 | 昭和45年(1970年創業) |
| 対応エリア | 北海道(旭川・札幌中心) |
有限会社泰平工務店

北海道旭川市に拠点を置く有限会社泰平工務店は、地域密着で新築注文住宅を手がける工務店。
コンセプトは「高気密・高断熱で一年中快適な住環境をつくること」。その実現のために、旭川の厳しい気候にも対応する 「ファース工法」 を採用しています。
ファース工法は、温度だけでなく湿度や空気環境を含めて快適に保つ住宅工法で、家全体をバランスよく断熱しつつ、自然な空気の流れをつくる仕組みが評価されています。
高い断熱・気密性能とオーダーメイド性を重視し、家族が快適に過ごせる住まいを求める方におすすめの工務店です。
| 断熱性能 | 公表なし |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 公表なし |
| 施工実績 | 1979年創業 |
| 対応エリア | 北海道旭川市・旭川市近郊 |
株式会社渡辺工務店

苫小牧市を拠点に58年以上の実績を持つ渡辺工務店は、注文住宅を中心にリフォームや不動産・集合住宅事業まで手がける地域密着の住宅会社。
「無理しない・妥協しない家づくり」を信念とし、住宅ローンに縛られないゆとりある生活を実現するため、価格と性能の最適なバランスを追求しています。
基本性能として、高性能トリプルガラス樹脂窓など世界レベルの断熱性能を可能にする素材を採用し、省エネ性能評価制度「BELS(最高★★★★★取得可能)」や「認定低炭素住宅」にも対応可能。冷暖房効率が高く、年間を通じて快適で健康的な住環境をつくることができます。
また、構造面では、ツーバイフォー・ツーバイシックス工法が基本で、面で支える構造により高い耐震性と気密性を発揮し、災害時や気候変動にも強い住まいづくりを実現しています。
価格と性能をバランスよく実現し、毎日の暮らしを大切にしたい方、子育て世代や実用性を重視する方におすすめの住宅会社です。
| 断熱性能 | 公表なし |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 公表なし |
| 施工実績 | 約59年(苫小牧市で創業) |
| 対応エリア | 北海道(苫小牧・千歳・恵庭・登別・ 室蘭・白老・厚真・むかわ・安平・長沼 等) |
株式会社アートホーム

北海道北見市を拠点に、札幌・千歳・北見エリアで事業を展開する株式会社アートホームは、「家は器®」という独自のコンセプトを掲げる地域密着工務店。
一棟一棟を「暮らしを包む器」と捉え、家族のライフスタイルや風土にしっくり馴染む住まいづくりを大切にしています。
快適性能の高い住まいづくりを得意としており、UA値0.29、C値0.5のZEH相当の基準を標準仕様として採用。
また、「重量木骨の家」シリーズでは、耐震構法「SE構法」により耐震等級3相当の高い耐震性能を確保しつつ、大開口や自由な間取りを可能にしています。
長く安心して暮らせる住まいを求める方、自分らしいデザインと確かな性能を両立した住宅を希望する方におすすめの会社です。
| 断熱性能 | UA値0.29 |
| 気密性能 | C値0.5 |
| 耐震性能 | 耐震等級3相当 |
| 施工実績 | 設立 平成2年2月15日 |
| 対応エリア | 北海道(札幌市・千歳市・北見市および近郊) |
株式会社土屋ホーム

株式会社土屋ホームは、北海道札幌市に本社を置き、1969年の創業以来「感動を超える心地好さ」を追求する注文住宅ブランド。北海道の厳しい気候で培った快適性と耐久性の高い住まいを、北海道・東北から首都圏まで幅広いエリアで提供しています。
同社のコンセプトは、家族の暮らしの質を高める「心地好さ」と「安心・安全」を、設計・施工・サポートで実現すること。
基本性能の柱となるのが、独自の「ダブル断熱構法」による高断熱・高気密仕様です。「断熱等級7相当」の性能や「UA値0.19W/㎡K」といった高い断熱性能を実現し、北海道の厳冬でも省エネで快適な室温を維持。「C値は平均0.38〜0.4程度」の実例もあり、冷暖房効率の高さにつながっています。
また、全棟で構造計算に基づく耐震等級3を取得し、地震にも強い住まいづくりを標準で行っています。
高い断熱・気密・耐震性能と自由設計の柔軟性を求める方、冬の厳しい気候でも快適性を重視したい方におすすめの住宅会社です。
| 断熱性能 | 断熱等級7・UA値 0.19 W/㎡・K(Premier仕様) |
| 気密性能 | C値 約0.38 cm²/㎡ |
| 耐震性能 | 耐震等級3 |
| 施工実績 | 累計約4万7千件 創業 1969年6月12日 |
| 対応エリア | 北海道〜東北・関東・中部・北陸 他 全国複数エリア |
株式会社木の城たいせつ

「株式会社木の城たいせつ」は、札幌市東区に本社を置き、旭川営業所・栗山生産工場とともに北海道全域で注文住宅・リフォーム・土地探しまで総合的にサポートする住宅会社。
1988年の現体制以降、約19,000棟の実績を誇り、地域の気候風土に根ざした住まいづくりを展開しています。
同社の家づくりコンセプトは「北海道の暮らしを豊かにする快適な住環境の提供」。道産材の価値を最大限に引き出す独自の「木の城工法®」により、無落雪屋根や通年施工など、北海道の厳しい冬にも耐える住宅性能を進化させてきました。
寒冷地を熟知した設計と素材選定、無落雪屋根標準仕様により、北海道の冬を安心して過ごせる温熱環境と耐久性を実現しています。
高い断熱性能と耐震性に加え、道産材を活かした住まいを望む方、北海道の気候に対応した快適で長く住める家を求める方におすすめの住宅会社です。
| 断熱性能 | 断熱等級6標準採用 UA値:0.28以下 |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 公表なし |
| 施工実績 | 約19,000棟 創業 1950年 |
| 対応エリア | 北海道 |
カサシマ建設株式会社

カサシマ建設株式会社(カサシマ工務舎)は、北海道札幌市を拠点とする地域密着型の注文住宅会社です。
同社の家づくりコンセプトは、「木の温もりと北海道の暮らしに寄り添う住まい」。北海道産の木材にこだわり、素材の良さをストレートに感じられる木の家を提案しており、構造材の表情が暮らしの中で心地よさを生むデザインを大切にしています。
強みは道産材の活用と自社工場による加工体制です。建築資材の加工を自社で行うことで、精度の高い施工と品質管理を実現し、木の特性を活かした長寿命住宅を提供。
オリジナルの造作家具や木製アイテムによって、住まい全体に統一感のある設計が可能です。
木の風合いを重視し、個性ある住まいを望む方におすすめの住宅会社です。
| 断熱性能 | UA値0.28~0.45(参考値) |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 公表なし |
| 施工実績 | 約1985年創業(35年以上) |
| 対応エリア | 北海道(札幌市・道内中心) |
株式会社北のハウス

北海道帯広市に本社を構える株式会社北のハウスは、1991年設立の地域密着型注文住宅会社。住宅設計・施工に加え、リフォーム、不動産・土地紹介まで幅広い住まいのサービスを提供しています。
コンセプトは、デザイン性と性能を両立した快適な住まいの提供です。建築家の視点を取り入れた設計力に加え、素材や現場管理、アフターフォローなど5つの根拠に基づく家づくりを進め、「健康素材」や整然とした施工現場にこだわっています。
標準で2×6工法(壁厚140mm)を採用し、高密度グラスウールやトリプルガラス樹脂窓を組み合わせることで高い断熱性を実現。基礎内外にスタイロフォームを配置し床下の温熱環境も改善するなど、冷暖房効率の向上につながる仕様になっています。
住宅性能の具体例として、施工事例ではUA値0.24といった高断熱外皮仕様があり(壁:高性能グラスウール+フェノール断熱材、天井・床・トリプルガラス窓)といった性能で、ランニングコストの軽減にも寄与しています。
モダンデザインや高性能住宅を求める方、十勝・帯広エリアで地域特性に合った住まいを希望する方におすすめの住宅会社です。
| 断熱性能 | UA値0.24W/㎡K(施工事例仕様例) |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 公表なし |
| 施工実績 | 設立 1991年4月 |
| 対応エリア | 北海道(帯広・十勝地域中心) |
株式会社アイ建築工房

北海道帯広市を拠点とする株式会社アイ建築工房。同社が提案する住宅シリーズのひとつ「コンパクトハウス」は、十勝・帯広エリアで自由設計の高性能住宅を提供する工務店のブランドです。
同社のコンセプトは「人生応援住宅®︎」。家を建てることをゴールとせず、建てた後の暮らしまで見据えたプランニングを大切にし、無理のない支払い計画と理想の住まいを両立させる提案を重視しています。
基本性能としては2×4工法を採用し、基礎断熱工法+ダブル断熱通気工法により秀でた断熱性・気密性を実現。公式の一例では、UA値0.26W/㎡Kを達成する高断熱仕様を実現しています(※窓の大きさ・仕様により数値は変動します)。
性能を犠牲にしたくない方、コストと快適性のバランスを重視した家づくりを希望する方におすすめです。
| 断熱性能 | UA値 0.26W/㎡K |
| 気密性能 | 公表なし |
| 耐震性能 | 公表なし |
| 施工実績 | 設立 2008年4月 |
| 対応エリア | 北海道(帯広・音更・芽室・幕別・池田・ 浦幌・豊頃・大樹・清水・新得・鹿追・ 足寄・士幌・上士幌・本別・更別・中札内) |
株式会社近藤工務店

北海道標津郡中標津町を本拠に、釧路・中標津エリアで高性能注文住宅を提供する株式会社近藤工務店は、創業60年を超える住宅会社。
同社の家づくりコンセプトは、コストパフォーマンスと住み心地の両立。「ハイコストパフォーマンスの住まい」「高気密・高断熱にこだわった住まい」「アフターフォロー充実の住まい」という3つの柱で、品質・性能・価格のバランスを追求しています。
基本性能の中心となるのが「FPの家(フレーム&パネル工法)」を用いた高気密・高断熱設計。
標準仕様で「気密性能C値0.5以下」を保証し、外皮全体で高い断熱性を確保することで、北海道の厳冬期でも暖かく快適な住環境を実現しています。
また、耐震性能は「耐震等級3相当」をクリアし、制震装置「MIRAIE Σ」を標準搭載することで地震時の揺れを緩和し安心感を高めています。
さらに、壁内結露を防ぐ高品質なパネルによる壁内結露50年保証と最長60年の自社保証が用意され、長期にわたり安心して暮らせる住まいを支えています。
高い断熱・気密・耐震性能を標準仕様で求める方、長期保証やアフターフォロー重視の家づくりを希望する方におすすめの住宅会社です。
| 断熱性能 | 公表なし |
| 気密性能 | C値 0.5 cm²/㎡以下(全棟保証) |
| 耐震性能 | 耐震等級3基準クリア |
| 施工実績 | 累計1,000棟以上 1962年創業 |
| 対応エリア | 北海道(中標津・釧路・ 北見等 道東中心) |
北海道の注文住宅の相場は?

北海道の注文住宅や土地の坪単価相場を順に解説します。
注文住宅の坪単価はいくらが相場?
住宅金融支援機構が実施している「フラット35利用者調査(2023年度)※」によると、北海道エリアの土地付注文住宅の建設費の平均は「3854万円」となっております。
また、同調査の住宅面積の平均は「120.3㎡」で、坪数に換算すると「36.5坪」となります。
北海道エリアの注文住宅の相場をまとめると、平均の坪単価は「約105.7万円(3854万円÷36.5坪)」となるようです。
※出典:2023年度集計表:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
土地の坪単価はいくらが相場?
住宅金融支援機構の同調査によると、北海道の土地取得費平均は「1111.3万円」。
平均敷地面積は「320.9㎡」で、坪数に直すと「97.2坪」となります。
したがって、北海道エリアの土地の坪単価(相場)は、「約11.4万円(1111.3万円÷97.2坪))」となるようです。
北海道での家づくりは「寒冷地仕様」を要チェック
北海道では、たとえば旭川や陸別では冬に−20℃以下になる日もあり、日本でもトップクラスの寒さになります。
そのため北海道の家づくりでは、基礎のつくり方・雪への対応・寒冷地特有の設備など、本州とは違うポイントがいくつもあります。
ここでは札幌以外の北海道で注文住宅を建てるときに知っておきたい、少しマニアックな3つのポイントを解説します。
基礎は「凍結深度」を考えて深くつくる
北海道の家づくりにおいて、まず重要なのが、地面が凍る深さ(凍結深度)です。
冬の北海道では地面の中まで凍ることがあり、基礎が浅いと地面が持ち上がる「凍上(とうじょう)」という現象が起きることがあります。
凍上によって建物が傾いたり基礎にひびが入る原因になります。
そのため北海道では、地面が凍る深さよりも下まで基礎をつくることを基本としているのです。
地域によって差はありますが、凍結深度はおよそ60cm〜120cm程度とされています。
本州の住宅より基礎が深くなるため、北海道の家づくりでは基礎工事の考え方が大きく違います。
水道管は「凍結対策」が必須
札幌以外の北海道では、水道管の凍結対策も重要なポイントになります。
外気温が−10℃以下になる地域では、水道管の中の水が凍ることがあり、水が凍ると膨張するため、配管が破裂してしまうこともあります。
そうした問題を予防するため、
- 水抜き栓(みずぬきせん)
- 凍結防止ヒーター
- 配管を断熱材で保護
といった設備がよく使われます。
特に水抜き栓は北海道の住宅では定番の設備で、外出時や就寝前に水道管の水を抜いて凍結を防ぐ仕組みです。
本州ではあまり見ない設備ですが、北海道では生活の中でよく使われる仕組みのひとつです。
玄関の前に「風除室」をつくる家が多い
北海道の住宅街を歩くと、玄関の前にガラスで囲まれた小さな部屋が付いている家をよく見かけます。
これは「風除室(ふうじょしつ)」と呼ばれる設備で、
- 冷たい風が家の中に入るのを防ぐ
- 雪を落とすスペースになる
という役割があります。
北海道では冬になると強い風と雪が吹き込むため、玄関を開けると冷たい空気が一気に家の中へ入ってしまいます。
風除室をつけることで、その冷気を一度そこで止めることができます。
また、雪のついた靴、スキー用品などを置く場所としても使われるため、札幌以外の北海道では特に多く見られる住宅設備です。
北海道で注文住宅を建てる時に使える補助金は?

北海道で注文住宅を建てる時に使える補助金を以下にまとめました。
| 補助金・助成金 | 条件や特徴 |
| 札幌版次世代住宅基準(札幌市) | 断熱性にすぐれるサスティナブル住宅を対象に以下の等級にしたがって補助 ・プラチナ 220万円 ・ゴールド 180万円 ・シルバー 60万円 |
| 釧路市ecoライフ促進支援補助金制度(釧路市) | 太陽光発電システムや家庭用燃料電池などの創エネ・省エネ設備を設置する場合に補助金を支給 |


