「ミサワホームのMJ Wood(エムジェイウッド)の価格っていくらくらいんだんだろう?」
「他社と違うところもあるのは聞いたんだけど、具体的に何が違うんだろう?」
ミサワホームのMJ Woodについて、何が魅力で、何を理由に選べばいいのだろうかと悩んでいる方は多いでしょう。
そこで今回の記事では、ミサワホームのMJ Woodの価格や評判などの基礎知識から後悔しないためのマニアックなポイントも徹底解説します。
ミサワホームのMJ Wood(エムジェイウッド)とは

MJ Wood(エムジェイウッド)とは、ミサワホームの関連会社である「ミサワMJホーム」が手がける耐震木造住宅の商品名です。
従来の木造軸組工法に最新技術を融合した革新的な建築手法を採用しており、構造用集成材と専用接合金物「MJメタルジョイント」を組み合わせることで、優れた耐震性能と安定した品質を実現しています。
ここでは、MJ Woodの特徴を複数の観点からご紹介します。
工法
MJ Woodは木造軸組工法をベースとし、日本の伝統的な建築技術に、現代の技術革新を組み合わせた構造システムを採用しています。
柱と梁(はり)を組み合わせた軸組構造に、構造用合板による面構造を追加することで、建物全体の強度を大幅に向上させているのが特徴です。
構造
軸組構造と面構造を組み合わせたハイブリッド構造を採用。
軸組構造では構造用集成材の柱や梁(はり)で建物の骨格を組み立て、面構造では外周部に構造用合板を配置し、強固な耐力壁を構成しています。
この耐力壁は、最大で6.5倍相当の強度を誇るとのことです。
そのうえ、床部分に24mm厚の構造用合板を採用したことで、地震発生時の建物の歪みをしっかりと抑えます。
構造用集成材
構造用集成材は、複数の木材(ラミナ材)を接着剤で貼り合わせて製造される建材で、木の自然な温かみを保ちながら、工業製品としての品質安定性と強度を兼ね備えています。
製造工程では、木材の節や割れなどの不均一な部分を選別して取り除き、JAS規格に準拠した含水率15%以下の厳しい基準で乾燥処理を行います。
これにより、従来の無垢材で起こりがちな木材の狂いや割れ、反りなどの変形を大幅に抑制し、長期にわたって安定した品質を維持できるのが特徴です。

耐震等級
最高レベルの耐震性能である「耐震等級3」に対応した住宅設計に対応しています。
耐震等級3は、建築基準法で定められた耐震性能の1.5倍の強度を持ち、大規模な地震、そして継続的な余震においても対応できるのが特徴です。
さらに、MJ Woodでは、木造軸組住宅用の制震装置「MGEO-N(エムジオ・エヌ)」を標準装備しており、地震の揺れを最大50%抑制します。
断熱材
高断熱サッシと高性能グラスウールを標準採用しており、高いレベルの断熱性能を実現しています。
さらには、付加断熱仕様を選択すると、より断熱性能が向上することで厳しい寒冷地域でも快適な室内環境を維持できるでしょう。
フリーモジュール設計
MJ Woodでは、設計の自由度を高めるために「フリーモジュール構造」を導入しています。
フリーモジュール設計とは、1mm単位で設計できる仕組みで、柱と柱の間隔(モジュール寸法)を固定せず、間取り・敷地条件に応じて自由に設定できるのが特徴です。
一般的な木造住宅では、910mmといった規格寸法(モジュール)が基本とされますが、MJ Woodでは高精度な構造用集成材と専用接合金物の特性を活かし、この制約を取り払うことで、ミリ単位の自由な設計を実現しています。
そのため、大開口のリビングや可動性のある間仕切り、効率的な収納スペースなど、ライフスタイルに合わせた住まいづくりがしやすくなります。

デザイン
性能面だけでなく、意匠性にもこだわっています。
MJ Woodは、木の温もりを活かした上質なデザインが特徴で、和モダンなど幅広いスタイルに対応可能です。
グッドデザイン賞を連続受賞している住宅商品であり、デザイン性と機能性の両立が高く評価されています。
保証
構造躯体や防水に関する基本保証に加え、長期保証制度やアフターサービスも充実しています。
ただし、契約前には、保証の対象範囲や期間をよく確認し、内容をしっかりと理解しておくことが大切です。
ZEH・省エネ性能
MJ Woodでは、ZEH基準に対応できるよう、高い断熱性能を実現する設計を採用しています。
ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、家庭で使うエネルギー量よりも、太陽光発電などでつくるエネルギー量の方が多くなる住宅のことです。
この仕組みにより、光熱費を抑えながら快適に暮らすことができ、環境にもやさしい住まいを実現します。
工期
MJ Woodの建築工期は、一般的な木造住宅に比べると短く、通常は約3か月程度で完成します。
建てる家の広さ(坪数)や、選ぶ仕様・オプションによって多少の前後はありますが、比較的短い期間で完成するのが特徴です。
その理由は、あらかじめ工場で構造材を加工してから現場で組み立てる「プレカット工法」を採用していることにあり、現場での作業が効率化され、天候による遅れも起きにくくなります。
また、使用している構造用集成材は品質が安定しており、精度の高い施工が可能。
こうした工夫により、高品質かつスピーディーな家づくりを可能にしているのです。
建築対応エリア
ミサワホームでは、全国各地に展開する営業拠点や協力体制により、多様な地域で建築実例があります。
建築を検討される際は、お住まいの地域での対応可否を事前に確認することをおすすめします。
坪単価(参考:35坪の家)
MJ Woodの坪単価は80~100万円程度に設定されており、35坪の住宅なら本体価格は2,900~3,500万円程度が目安となります。
ミサワホームのほかの商品ラインナップと比較すると、MJ Woodはより手頃な価格帯に位置づけられながらも、高い品質基準を維持した住まいといえるでしょう。
ただし、この坪単価は本体価格のみで、実際の総建築費用には、付帯工事費や諸費用が別途かかります。
現在、円安や職人不足の影響により、ハウスメーカー各社で値上げ傾向が続いています。「待てば安くなる」可能性は極めて低いため、タイミングを見誤って損をしないようご注意ください。
ミサワホームのMJ Woodの良い評判・悪い評判

ミサワホームが手がけるMJ Woodは、木造軸組工法に最新技術を取り入れた高性能住宅です。
WEB上の評判・口コミを調べてみると、性能面での高評価が目立つ一方、コスト面などでの課題が指摘されています。
具体的に見ていきましょう。
高評価のポイント
もっとも多く見られたのが、耐震性能に関する評価です。
MJ Woodの施主からは、「地震が発生した際にも家の揺れが非常に少なく、安心して過ごせた」といった声が寄せられていました。
また、断熱性能も高く評価されており、「冬でも室内が暖かく、エアコンの使用回数が減った」といった報告も。
「光熱費の削減につながった」という声も多く、快適性と経済性の両立を感じている施主が多いようです。
低評価のポイント
MJ Woodに対してよく挙げられる課題の一つが、価格面です。
坪単価はおおよそ90~100万円とされており、ローコスト住宅を検討している層にはやや高額に感じられるのでしょう。
ミサワホームの標準商品よりは価格を抑えた設定となっていますが、地域の一般的な工務店と比べると、割高な印象を受ける方も少なくありません。
また、工期の長さについても一部で指摘されています。
MJ Woodの工期は約3か月からとされていますが、プレハブ工法などと比べると長めであり、早期の入居を希望する場合には、デメリットに感じられるのかもしれません。
ミサワホームのMJ Wood|メリット・デメリット

優れた耐震性やデザイン性など、多くのメリットがある一方で、知っておくべき注意点も存在します。
ここでは、MJ Woodを選ぶメリット・デメリットをご紹介します。
メリット1:強度が高い
最大の特長は、従来の木造住宅を大きく上回る構造強度にあります。
無垢材ではなく、強度と品質の安定性に優れた構造用集成材を採用することで、耐久性の向上を実現しているのです。
さらに、「MJメタルジョイント」と呼ばれる専用の金物を用いた接合技術により、木材の接合部は従来工法の約1.7倍の強度を確保。
地震などの外的な力にも強く、安心して暮らせる住宅構造を実現しています。
メリット2:デザインセンスに優れている
「グッドデザイン賞」を受賞していることからわかるように、MJ Woodはデザイン性においても高い評価を得ている住宅商品です。
それでいて、自由設計に対応しているため、家族構成やライフスタイルに合わせて間取り・外観をプランニングできます。
メリット3:保証期間が長い
MJ Woodでは、ミサワホーム独自の保証制度により、最長35年間の長期保証が用意されています。
対象となるのは、主に住宅の構造躯体や防水といった基本性能に関わる部分です。
不具合が発見された場合、条件を満たせば無償で対応を受けられるケースもあるため、あらかじめ確認を取りましょう。
デメリット1:価格が高い
MJ Woodの坪単価は90~100万円が目安であるため、一般的なローコスト住宅に比べると、どうしても割高に感じられます。
また、設備や仕様にこだわってオプションを追加していくと、坪単価はさらに上昇するため、予算管理が重要です。
とはいえ、部材のプレカット加工や工場生産による品質の均一化などにより、同等の性能を持つ住宅と比較した場合には、コストパフォーマンスが高いという見方もできます。
初期投資としての価格は決して安価ではありませんが、それに見合った住宅商品であるのは間違いありません。
デメリット2:他社での構造体のリフォームが難しい
MJ Woodは、「MJメタルジョイント」などの専用接合金物を用いた独自の構造システムを採用しています。
このため、将来的に大規模なリフォームや増改築を検討する際、MJ Woodの独自構造システムにより、他社の施工業者では対応が難しい可能性があるでしょう。
実際、構造部分に関わる工事については、施工技術や部材に精通した業者でなければ扱いにくく、自由度に制約が出るものです。
ただし、ミサワホームでは、自社物件に特化した増改築・リフォームの体制が整っており、専門の相談窓口も用意されています。
将来的なプラン変更やメンテナンスが必要になった場合でも、メーカーに直接依頼できる安心感があります。
【2025年版・最新】ミサワホームのMJ Wood|商品ラインナップ

ミサワホームのMJ Woodシリーズは、木造軸組工法を採用した耐震木造住宅として多彩な商品展開を行っています。
各商品は異なるライフスタイルや住まいへのニーズに対応するよう設計されており、デザイン性と機能性を両立させた住宅を提供しています。
以下、主なラインナップとコンセプト・特徴などを表にまとめたのでご覧ください。
| 商品名 | 特徴 | ターゲット層 |
| NY STYLE N | 28坪以下コンパクト設計、2.4m高開口、コーナー窓 | スマート空間活用、若年層向け住宅 |
| MJ FRAME VL | 最大6.3m×2.9m大開口、パノラマビュー対応 | 景観重視、プレミアム志向 |
| MJ FRAME LC | 中庭設計、都市部プライバシー解決、採光・通風確保 | 都市部住宅、プライバシー重視 |
| MJ FRAME AG | 大開口MJオープニングフレーム、「内庭コート」屋外空間 | アウトドア志向 |
| Season n | フレキシブル間取り、自然素材インテリア、ライフスタイル表現 | ファミリー層、個性重視 |
| Season m | 複数ワークスペース、アイランドキッチン、テレワーク最適化 | テレワークなどの新しい働き方を取り入れる家族向け |
| Season j | 和風の外観デザイン、季節に応じた住空間の使い分け | 日本の伝統と現代の快適性を求める層 |
| Season j & 四季の彩 | Season jのバリエーションモデル | 日本の伝統的な住文化にこだわりを持つ層 |
| HIRAYA(ヒラヤ) | 平屋専用、バリアフリー、家族つながり重視 | 高齢者層、平屋希望者 |
| my favorite life | 欧米の伝統的な建築様式をモチーフにした洋風邸宅シリーズ | 洋風デザインを好む層 |
| ALBIO MAISON UX | ホテルライク3階建て、セキュリティ強化、ウェルネス機能 | 都市部の賃貸物件オーナー向け |
以下、各商品について簡単にご紹介します。
NY STYLE N
NY STYLE Nは、シンプルでコンパクト、そして機能的な設計を追求した都市型住宅です。
洗練された外観デザインと合理的な間取りにより、都市部の限られた敷地でも快適な住環境を実現します。
新グリッド設計の採用により、資材を無駄なく使いながら品質を確保し、狭小地や変形地でも理想の暮らしを叶える住宅として高い評価を得ています。
MJ FRAME VL
大開口と高耐震を両立させたスタイリッシュな外観が特徴の住宅商品です。
同社独自の「MJ開口フレーム」技術により、幅約5.3m、高さ約5.1mもの圧倒的な大開口を実現しながらも、高い耐震性能を確保しています。
さらに、吹き抜けに面した2階部分には「コネクトテラス」と名付けられたオープンスペースを設け、家族の気配を感じながらも、個人が思い思いの時間を過ごせる空間設計となっています。
MJ FRAME LC
「ソトに閉じて、ウチから開くまちの家」をコンセプトに設計された住宅商品です。
周囲の視線を適度に遮ることでプライバシーを確保しながら、室内には光や風が通り抜ける開放的な空間が広がります。
家族が安心してくつろげる快適さと、外部との程よい距離感を兼ね備えた住まいです。
MJ FRAME AG
「開いてつながり、楽しみをシェアする家」をテーマに開発された住宅商品で、家族や友人との自然なコミュニケーションが生まれる空間設計を重視しています。
「AG」の名は「Active Gate(アクティブゲート)」の意味を持ち、住まいが人と人をつなぐ活動的な門戸となることを表現。
大きな窓の外に設けられたオープンテラスは、庭木と室内の観葉植物を一体的に感じられる空間となり、自然との調和を楽しめると人気です。
Season j
MJ Woodシリーズの中でも和にこだわった住宅商品で、日本の伝統的な住空間のよさを現代の暮らしに取り入れた設計が特徴です。
家族が自然と集まるリビング空間を中心に、土間や縁側など日本らしい要素を効果的に取り入れることで、心地よく、ぬくもりのある暮らしを実現します。
住まいが家族のつながりを育む場になるよう設計されており、開放感と親しみやすさを両立した住空間が魅力です。
Season j & 四季の彩
「Season j & 四季の彩」は、2012年度グッドデザイン賞を受賞した、伝統美と現代性を融合した住まいです。
伝統的な美しさと現代的な機能性を兼ね備えた外観デザインで、先進技術を違和感なく組み込むことで快適な住空間を実現しています。
デザイン性・快適性・省エネ性能を兼ね備えた、次世代の和風モダン住宅商品です。
Season n
「広がる、つながる、自分らしいニューノーマルライフ」を実現する住宅として開発された商品です。
在宅ワークの定着や家族と過ごす時間の見直しなど、変化する生活様式に寄り添った機能的な住空間が特徴。
ワークスペースの確保はもちろん、家族それぞれのプライベート空間にも配慮されており、ストレスの少ない暮らしを実現する間取りとなっています。
Season m
モールデザインを取り入れた外観が印象的な住宅で、2020年12月に発表されました。
住まいとしての機能性に加え、陰影のある美しい外観デザインを両立させている点が評価されています。
外壁に施された装飾的なモール(凹凸)によって、日差しの角度や時間帯によって表情が変わるファサード(正面玄関)が目を引きます。
HIRAYA
HIRAYAは、ミサワホームこだわりの平屋建て住宅に特化した商品です。
段差のないバリアフリー設計や家族の気配を感じやすい間取りなど、平屋ならではの魅力を活かした住空間に仕上がっています。
ワンフロアの中に多彩な暮らしの工夫を込め、子育て世帯からシニア世代まで幅広いニーズに応える設計が特徴です。
■参考記事:ミサワホーム平屋の価格・間取り・実例まとめ|最新ガイド
my favorite life
欧米の伝統的な建築様式をモチーフとした洋風邸宅シリーズです。
「お気に入りの暮らし」を叶えることをコンセプトに、自分らしい時間を楽しむための住空間を提案しています。
最大の特徴は、趣味やライフスタイルに応じて柔軟に間取りをカスタマイズできる自由度の高さにあります。
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ALBIO MAISON UX
「ホテルライク」をテーマに開発された3階建ての賃貸住宅で、2020年12月15日に発表されました。
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邸宅のような洗練された外観デザインと、品格のある上質な暮らしを提供するインテリアが、入居者に選ばれています。


