【積水ハウス シャーウッド】坪単価や価格、実例ランク、標準仕様など徹底解説

0

「積水ハウスのシャーウッドに憧れるけど、坪単価や価格っていくらくらいなんだろう?」
「シャーウッドの中でも最高ランクの商品はどれ?標準仕様は?」

積水ハウスでの家づくりを検討している方々にとって、木造住宅の最高級ブランド「シャーウッド」は羨望の的。

しかしながら、勉強熱心な方においては「型式認定ってどんなデメリットがあるのかしら?」「木材と鉄骨はどっちのほうがよいの?」と引っかかることも多いことでしょう。

そこで今回の記事では、積水ハウスのシャーウッドの価格や実例ランク、標準仕様などの基礎知識から、必ず押さえておきたいマニアックなポイントまで徹底解説します。

ぜひ参考にしてください。

積水ハウスのシャーウッドとは

積水ハウスの「シャーウッド」とは、天然素材だからこその木材の優しさを活かした、柔軟性の高い設計と洗練されたデザインの住まいを実現する木材住宅ブランドです。

最大の特徴は「木造軸組み工法」において、唯一、型式認定を受けていること。

型式認定により設計・施工の一貫性と品質を高めていますが、メンテやリフォームは同社主体になりやすい点も覚えておきましょう。

家康くん
家康くん

型式認定って、結局いいことと注意点の両方があるってこと?

建太郎
建太郎

品質と設計自由度の両立には有利ですが、将来の改修は同社に依存しやすい、という理解で大きく外しません。

シャーウッドの坪単価は?

シャーウッド全体での坪単価は80~120万円です。

なお、シャーウッドにはさまざまな商品ラインナップがあり、商品によって坪単価は異なります。

家を建てる土地の状態や敷地面積などによって坪単価は変動しますので、あくまで目安として考えておきましょう。

シャーウッドで家を建てるなら2500万円~4000万円は必要?

シャーウッドで家を建てるなら、2500~4000万円の予算を考えておくことがおすすめです。

総額は「本体価格+付帯工事+諸費用」で決まります。

シャーウッドは外装や開口の質感・仕様を高めがちなため、本体以外の積み上がりも見越した資金計画が現実的です。

2階建て住宅の平均的な坪数は35坪のため、シャーウッドで家を建てるなら余裕を持って2500~4000万円の予算を検討しておきましょう。

鉄骨「ダイン」と木造「シャーウッド」の違い

積水ハウスは、木造住宅のシャーウッドシリーズのほか、鉄骨住宅の「ダイン」があります。

鉄骨と木造、どちらにすべきか迷っている方のために、以下に積水ハウスのシャーウッドとダインの違いをまとめました。

観点シャーウッド(木造)ダイン(鉄骨)判断の軸/向いているケース
構造・骨組み木造軸組をベースに耐力壁×ラーメンのハイブリッド鉄骨ラーメン中心大開口と木質感を両立したいならシャーウッド、スパンや構造自由度を最大化ならダイン
耐震の考え方耐力壁配置と接合部強化で等級3設計を前提鉄骨フレームで繰返し地震に強い設計が取りやすい吹抜けや大開口の有無で選択がブレる場合は早期に構造確認
外壁・意匠陶版外壁ベルバーンの質感と色安定性ダインコンクリート等で耐久・防火に強い外壁素材感重視はシャーウッド、防火規制対応や無機質意匠はダイン
対応階数・スパン平屋~3階、軒深や木質意匠が得意平屋~4階、長スパン・ビルトインに強い3階超や賃貸併用・長スパンガレージはダイン優位
開口・吹抜け大開口と木質内装の親和性が高い超大開口・大スパンの自由度が高い開口サイズの目標値が明確なら適合しやすい方を選ぶ
窓・屋根・目地窓・屋根のバリエーション豊富、外壁目地を減らしやすいサッシ選択は十分だが目地は計画次第外観の納まりや経年の汚れ目立ちを抑えたいならシャーウッド寄り
敷地適性郊外・庭とつながる計画、軒深意匠と好相性都市狭小、変形地、ビルトイン駐車に強い敷地条件が厳しければダイン、景観調和と木質感ならシャーウッド
防火規制対応可能だが設計配慮の幅は限定されやすい準防火・防火地域で計画しやすい都市部の規制強めエリアはダインが進めやすい
価格傾向(構造起因)面積が小さいと坪単価が上がりやすい長スパンや特殊条件でもコストを制御しやすい小規模高仕様はシャーウッドで単価上振れに注意
メンテ・将来改修同社主体前提で計画すると安心同社主体前提で合理的に計画どちらも保証条件と再施工費を見積段階で確認
向いている人木の質感、軒や庭とつながる暮らし、素材感を育てたい都市型多層、長スパン、ビルトイン、厳しい規制をクリアしたい暮らし方と敷地条件のどちらを優先するかで決める

木造住宅と鉄骨住宅では採用している構造が異なります。

いずれも積水ハウスオリジナルの構造です。

鉄骨構造は耐震性に優れている

一般的には鉄骨住宅の方が木造住宅よりも耐震性が高いと言えます。

さらに鉄骨住宅には高性能のゴムのダンパーを入れることで、地震によるダメージを軽減できる免震構造を採用できます。

木造構造のシャーウッドも耐震性は優れている

一方、積水ハウスでは木造住宅の「シャーウッド構造」により、鉄骨住宅と同程度の耐震性を目標に設計されています。

震度7クラスの地震が繰り返し発生しても、構造躯体にダメージがないことが積水ハウスの実験でも実証されています。

外壁の違い

木造住宅には「陶版外壁ベルバーン」、鉄骨住宅にはコンクリート系の外壁が採用されています。

ベルバーンは、シャーウッド専用の積水ハウスオリジナルの外壁です。

陶器と同じ工程で外壁材を焼き上げることで、熱や湿気への強さを発揮。

退色への強さもあり、紫外線による外観の経年劣化が少ないメリットもあります。

陶板のため熱や退色、湿気に強くメンテナンス性が良いのも魅力です。

鉄骨住宅の外壁は耐久性のほか防火性能も高いため、法規上防火対策が必要なエリアに建てる住まいとしても選択肢になります。

その他、木造と鉄骨のメリット比較

ほかにも木造住宅を鉄骨住宅と比較すると、

  • 屋根や窓のバリエーションが多い
  • 外壁の目地を少なくできるので外壁の汚れが目立ちにくい
  • 木の質感を取り入れた住まいづくりに向いている

といったメリットがあります。

一方で鉄骨住宅は

  • 狭小土地や賃貸兼住宅にも対応できる
  • 4階建て住宅が建てられる
  • 耐震性と耐久性、防火性能が高い

といったことがメリットです。

住まいのデザインや建てるエリアや土地の特徴に応じて重視したいポイントを考え、どちらを選ぶか決めましょう。

なお、お風呂やキッチン、トイレといった住宅内部設備の標準仕様は木造住宅も鉄骨住宅も同じです。

シャーウッドの気密性・断熱性は?寒い/暑い?

元々、木材は鉄骨よりも気密性や断熱性にすぐれている材質です。

さらに、天井・壁・床ごとに最適な断熱材の選定や、家全体の断熱性のバランスを考えた設計を行うことで、夏は涼しく冬は暖かい、快適な住環境を実現しています。

外気の熱や冷気を通しやすい窓には、熱を通しにくくするSAJサッシ(超高断熱アルミ樹脂複合サッシ)とLow-Eペアガラス(アルゴンガス入り)を採用。

“窓が家の熱の出入りの要”なので、サッシと日射設計の両輪で最適化しています。

家康くん
家康くん

“木造は暖かい=鉄骨は寒い”って決めつけはダメ?

建太郎
建太郎

構造だけで体感は決まりません。

 

窓と日射の設計が同じなら、差は小さくなるケースが多いです。

シャーウッドの耐震等級は?地震に強いの?

シャーウッドのすべての商品の耐震等級は「耐震等級3」です。

シャーウッドでは、前述通り鉄骨住宅と同じ耐震性を目指した構造や設計が採用されています。

阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震において、被害のあったエリアの積水ハウスの住まいは全壊、半壊0といった地震への強さも実証しています。

シャーウッドの間取りの自由度は?

シャーウッドは間取りの自由度が高いのも魅力です。

シャーウッド構法は、木造軸組構造をベースに、モノコック構造とラーメン構造の良いところも融合させたハイブリッド技術を取り入れています。

耐震性を確保しながらも間取りの柔軟性を高めたことで、天井の高い空間や、室内外の床・天井面を均一にそろえたフラットデザインなども可能です。

シャーウッドの平屋はオススメ?平屋の予算の適正価格は?

木造の平屋住宅を検討しているときにも、シャーウッドはおすすめです。

シャーウッドには、平屋住宅商品の「里楽(りらく)」も展開されています。

シャーウッドの平屋住宅事例も公式サイトに多く掲載されているため、理想の平屋住宅づくりにもつながるでしょう。

里楽の坪単価の目安は65万円からとなっています。

35坪で計算すると本体価格は2,275万円から、建築総額は3,030万円からという金額が目安となります。

平屋は二階より基礎・屋根面積が増えやすく、同じ床面積でもコストが上がりがちです。

里楽は屋根意匠の自由度が魅力なので、予算配分は「外観(屋根)に寄せるか、内装・設備に寄せるか」から決めると迷いにくくなります。

積水ハウスのシャーウッドで最高ランクの商品は?

シャーウッドの最高ランクの商品が「グラヴィス・ステージ」です。

豊かで自由な設計デザイン、天然素材をふんだんに取り入れた高級感あふれる外装やインテリアなど、「本物」を求めるニーズに対応したシャーウッドのフラッグシップモデルです。

シャーウッドが採用されている商品シリーズ

シャーウッドが採用されている商品シリーズは、以下の5つのモデルがあります。

  • グラヴィス・ステージ
  • グラヴィス・ベルサ
  • ザ・グラヴィス
  • 里楽(りらく)
  • M’axio(マキシオ)

それぞれの特徴について解説します。

グラヴィス・ステージ

「グラヴィス・ステージ」はシャーウッドシリーズで最高峰の商品です。

最大の特徴が、2.7mもの天井高を採用した開放感のある空間と、内外を水平ラインで結んだ美しいリビング、本物志向の厳選した自然素材を採用した内外装部材と、グラヴィス・ステージだからこそのワンランク上の住まいが完成します。

グラヴィス・ベルサ

「グラヴィス・ベルサ」はグラヴィス・ベルサよりも価格は抑えてあるものの、シャーウッドシリーズでは高級路線として誕生した商品です。

シャーウッドシリーズの標準仕様として採用されている、陶版外壁ベルバーンがはじめて採用したモデルでもあります。

インテリアには、木のぬくもりをふんだんに取り入れた高級感ある内装を採用。

外装には木の優しさと耐久性を両立させた、独自の木調部材を取り入れています。

ザ・グラヴィス

「ザ・グラヴィス」はシャーウッドシリーズの創立50年を記念して、2010年に登場した商品です。

シャーウッドのグラヴィスシリーズの中でも、中核を担う位置づけとなっています。

シャーウッド独自のS-MJシステムに加えて、耐力柱の「スーパーコラム」や耐久壁「あらわし格子耐力壁」などの新技術をふんだんに搭載。

耐震性能や耐久性はそのままに、さらに自由度の高い間取りを実現しています。

里楽(りらく)

「里楽(りらく)」は、シャーウッドの平屋住宅商品です。

屋根の形状や勾配が豊富に用意されていて、好みの外観が実現します。

長く安心して住めるシニア世代の方のニーズにこたえるために、標準で「長期優良住宅認定制度」に対応しています。

大きな勾配天井の「勾配梁あらわし」や約7寸角の大黒柱といった、平屋住宅だからこそできる木のぬくもりのある住まい空間も実現できます。

M’axio(マキシオ)

「M’axio(マキシオ)」は、シャーウッドの3階建て住宅商品です。

都市部での3階建て木造住宅のニーズが高まっていることを受けて誕生しました。

総3階建ての住宅はもちろん、小屋裏3階建てや2階建て住宅が、同じ構法やデザインで展開できるのが特徴。

多層空間を活かした空間設計に、地震への強さを発揮するシャーウッド構法を採用することで、限られた都市空間を最大限活用したうえでの家づくりが実現します。

積水ハウスのシャーウッドの標準仕様

積水ハウスのシャーウッドの標準仕様について解説します。

シャーウッドの基礎

シャーウッドの基礎には、布基礎が採用されています。

布基礎は一般的に鉄骨住宅に採用されている基礎ですが、積水ハウスでは木造住宅と鉄骨住宅の基礎を均一化することで、コストを抑えることに成功しています。

基礎ダイレクトジョイント

シャーウッドには、「基礎ダイレクトジョイント」が採用されています。

シャーウッドの基礎の施工精度の高さを活かすことで、土台を設けずに基礎と柱を専用の構造用金物で直接緊結することが可能になりました。

土台をなくすことで、基礎がどの方向から力がかかっても、均質な力を発揮。

柱の抜けや倒壊が発生しにくい、地震に強い構造を実現しています。

家康くん
家康くん

基礎ダイレクトジョイントって、何が嬉しいの?

建太郎
建太郎

基礎→柱へダイレクトに力を伝え、接合部の弱点化を避けやすい点です。

 

施工精度が前提になるため、工場・現場の品質管理とセットで機能します。

シャーウッドプレミアム構造材

シャーウッドは、木の「強さ」にこだわり「シャーウッドプレミアム構造材」が採用されています。

シャーウッドプレミアム構造材とは、木をラミナ(挽き板)にし、積層接着して作られた4寸角(120mm角)を基本とした集成材です。

集成材の強さと、無垢材の持つ木のぬくもりを両立させています。

無垢材と集成材の違い

無垢材とは天然木の丸太から1枚の板を切り出して乾燥させたものです。

集成材とは、天然の木から生成した複数の板、接着剤で貼り合わせて作った木材を指します。

無垢材は木本来の持つ風合いが楽しめる一方で、天然素材のため曲げへの耐性や耐久性といった性質にばらつきが出ることがあります。

集成材は無垢材よりも強度が高く、コストが安い一方で、木本来の質感については無垢材にはかないません。

そこで積水ハウスでは「シャーウッドプレミアム構造材」を開発することで、無垢材と集成材両方のメリットを活かした住まいづくりをしています。

シャーウッドで使用されている構造材の種類

シャーウッドの構造材には、厳選した国産材が使用されています。

梁には強度の強い檜やカラマツ、柱は住まいを建てる地域に合わせた地域ブランドの木材が採用されています。

たとえば木曽檜、吉野檜、美作杉、秋田杉、吉野杉といった地域ブランドの木材を、地域に応じて選べるのが特徴です。

シャーウッドの外観/外壁

長年美しい外観が保てるのも、シャーウッドの魅力です。

シャーウッドの外壁には、標準仕様として「陶版外壁ベルバーン」が採用されています。

ベルバーン

ベルバーンとは、「焼き物を外壁に採用する」という発想から生まれた、シャーウッド専用の外壁材です。

自然素材から生まれた外壁材のため、熱や湿気、紫外線による退色への強さを発揮し、高いメンテナンス性を誇ります。

また、自然素材ならではの個性的な外観も楽しめます。

シャーウッドの屋根材

シャーウッドの屋根材は、一般的な住宅で用いられているコロニアル(スレート)か、オプションで陶器瓦が選べます。

なお、シャーウッドには屋根や勾配のバリエーションも豊富にあり、好みの外観の住まいを作りやすい魅力があります。

■選び方の軸
・意匠優先(瓦の陰影・軒深意匠)
・メンテ性(退色・再塗装サイクル)
・重量と耐震のバランス(構造計画とセットで)
・コスト(勾配・面積の影響大)

瓦屋根のメリットとデメリット

シャーウッドの屋根材は、オプションで陶器瓦も選択可能です。

陶器瓦は退色に強いためメンテナンス性が高い、断熱性が高いといったメリットがあります。

一方で瓦は強風や地震に弱く「台風で飛んだり、地震で落ちて割れたりしてしまうのでは?」と心配になる人もいるかもしれません。

陶器瓦も含めて、近年の瓦屋根は構法自体が見直され、瓦自体が跳びにくく、落ちにくいようになっています。

デメリットはスレート屋根よりも価格が高くなることです。

積水ハウスのシャーウッドのデメリットは?

たくさんの魅力のある積水ハウスのシャーウッドですが、実はデメリットもあります。

ほかの商品やハウスメーカーと比較したいときに確認すべき、シャーウッドのデメリットを解説します。

型式適合認定のため、他社でのリフォームが難しい

シャーウッドを含め、積水ハウスの住まいには独自規格や工法が多く採用されています。

そのため他のメーカーでは対応できないことが多く、将来的にリフォームやリノベーション、補修を行うときにも積水ハウスを利用することになります。

万が一、別の会社や業者にリフォームやリノベーション、補修を依頼すると、住宅の保証が失効してしまうリスクもあるでしょう。

積水ハウスでは、カスタマーセンターでリフォームについての相談も受けていますので、活用することをおすすめします。

価格が高い

積水ハウスは大手ハウスメーカーでもあるため、シャーウッドを含めて住宅商品の価格は全体的に高めです。

ただし、価格に見合った高い住宅性能や家を建てた後のアフターサポート体制は充実しています。

インターネットで積水ハウスオーナーの意見をリサーチしたところ、「対応が丁寧」「説明が分かりやすかった」といった声も多く、安心して家づくりを進められた人も多いです。

トラブルを回避し、スムーズな家づくりを実現したいときには、価格は高いものの積水ハウスなら安心と言えるでしょう。

シャーウッドの実例や間取りを体感するなら展示場へ

シャーウッドの家の実例や間取りを体感するなら、最寄りのシャーウッドの展示場に足を運ぶことをオススメしています。

百聞は一見に如かずという言葉の通り、体験すること以上に理解できることはありません。

ただし、ひとつだけ注意事項があります。

それは、展示場は「最高ランクの仕様」であるということです。

実際に自分の家を建てる場合、予算の都合からグレードを調整していくこともあるでしょう。

最高ランクからの引き算になるため、展示場が100%だとすると、実際の自宅では70~80%になっていることもあるのです。

ですから、あくまでも展示場は最高ランクの目安として捉えておくとよいでしょう。

タイトルとURLをコピーしました