住友林業の「しょぼりん」とは?外観や仕様がイマイチだと揶揄されるスラング

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「住友林業のしょぼりんってどういう意味?」

国内有数の人気ハウスメーカーである住友林業について情報を集めていると、ふと見つけてしまうネガティブな言葉のひとつが「しょぼりん」。

今回の記事では、住友林業の「しょぼりん」についていろんな角度から徹底解説していきたいと思います。

住友林業の「しょぼりん」ってなに?

“しょぼりん”とは、「しょぼい」と「住友林業」を組み合わせたインターネット上の造語です。 

高級住宅メーカーに分類される住友林業で建てたにもかかわらず、外観・仕様に魅力や個性が感じられない家を指すネットスラングとして使われています。

ただし、住友林業の標準仕様は本来高品質です。

この言葉が生まれた背景には、本体価格や期待値とのギャップ、周囲との比較による心理的要因が大きく関係しています。

住友林業の家が「しょぼりん」といわれる3つの理由

ここでは、以下3つのポイントを軸に、住友林業の家が”しょぼりん”といわれる理由を考察していきます。

  • 坪単価の高さ
  • シンプルな外観
  • オプションの選択肢

理由1:坪単価が高いため同じ予算だと小さな家になる

住友林業が”しょぼりん”といわれる最大の理由は、坪単価の高さによる建物規模の制約です。

「SUUMO リサーチセンター」の調査によると、2024年度の注文住宅の建築費(※土地代除く)の全国平均は3,415万円でした。

出典:SUUMO リサーチセンター「2024年 注文住宅動向・トレンド調査」

価格帯の分布を見ると、一般的な住宅メーカーは2,000万〜3,500万円未満がボリュームゾーンで、全体の約50%を占めており、多くの家庭はこの範囲で建築費を抑える傾向があります。

一方で、住友林業が属する高級住宅メーカーは、3,500万円以上の価格帯がメインです。

3,500万〜4,000万円未満が12.7%、4,000万〜4,500万円未満が11.2%、さらに4,500万円以上の高額帯が14.8%あり、合計で約40%が高級ゾーンに集中しています。

つまり、住友林業は一般的な価格帯から1段階上の市場をターゲットにしているため、同じ予算でも、他社より坪数が小さくなりやすいわけです。

実際のところ、坪単価で比較すると、住友林業は80〜100万円と業界でもトップクラスの水準です。

たとえば予算3,000万円の場合、坪単価60万円のメーカーなら約50坪の家が建てられますが、住友林業では30〜37坪程度にとどまります。

この違いが外観の迫力不足につながり、「予算に対して家が小さい」という印象を与えやすくなります。

理由2:外観がシンプルで特徴に乏しく見える

“しょぼりん”といわれるもうひとつの理由は、外観デザインのシンプルさにあります。

住友林業では、寄棟屋根に白やベージュ系の外壁を組み合わせ、さらに軒の出を控えめにしたデザインを選ぶケースが散見されます。

シンプルな組み合わせはコストを抑えやすく、万人受けする安心感もありますが、その分個性が薄れ、どこにでもありそうな印象を与えがちです。

特に、建売住宅でよく見かける外観と似た雰囲気になると、せっかく注文住宅で建てたのに「普通の家」と思われてしまうことがあります。

繰り返しますが、住友林業は素材の質感や細部の仕上げにこだわり、見た目以上に高品質な家を提供しています。

それでも、外観に強いインパクトや独自性を求める人にとっては、やや物足りなく感じることがあるのも事実です。

理由3:標準仕様中心で個性的なオプションが少ない

住友林業の住宅商品は、標準仕様を中心にしたシンプルな仕上がりが基本です。

外壁タイルやウッドタイルなど、質感や立体感を演出できるオプションを採用しない場合、外観がややのっぺりとした印象になることがあります。

さらに、外構計画が最低限にとどまると、建物全体の雰囲気や存在感が薄れ、せっかくの魅力が半減してしまうこともあるでしょう。

このように標準仕様だけでまとめると、住まいの「オリジナル感」が出にくくなり、どうしても平凡に見えてしまいます。

実際は誤解!住友林業の標準仕様は業界最高レベルの品質

“しょぼりん”という言葉は、嫉妬やマウンティング、自虐的な心理から生まれたネットスラング的な側面が強く、住宅そのものの品質評価とはかけ離れています。

そもそも住友林業の家は、派手な見た目や一時的なインパクトを狙うのではなく、構造の信頼性や素材の質といった「本質的な価値」に重点を置いています。

たとえば、住友林業の注文住宅の標準仕様は、競合他社と比較しても高いグレードを誇ります。

床材の場合、多くのメーカーが合板フローリングを基本仕様としているのに対し、住友林業は床材に本物の無垢材を標準採用。

木の温もりや質感をしっかりと感じられる点は、他社の標準仕様とは大きく異なるポイントです。

さらに、独自のBF構法を採用することで、一般的な木造住宅では難しい大開口を実現しています。

自由度の高い設計、そして開放感のある間取りやライフスタイルに合わせた柔軟なプランニングができるのは、住友林業ならではの魅力です。

“しょぼりん”という評価はあくまで誤解に過ぎず、住友林業の家はむしろ業界最高レベルの品質と設計自由度を備えた、「真に価値ある住まい」を提供しているといえます。

【住友林業のしょぼりん対策】外観センスを磨く具体的な方法

住友林業の住宅商品は坪単価が高いため、同じ予算の場合、他社よりもコンパクトな家になるのは事実です。

だからといって、必ずしも”しょぼりん”になってしまうわけではありません。

そのイメージを払拭するポイントは、建物の外観にあります。

おしゃれで洗練された外観を実現するためには、何よりもまず、施主自身が優れたデザインに数多く触れ、審美眼を養うことが重要です。

設計士にすべてを任せる方法もありますが、好みが合わないリスクもあるため、自分の中に明確な理想像を持っておくべきでしょう。

ここでは、住まいの外観センスを磨く具体的な方法をいくつかご紹介します。

公式実例集「自家自讃」を研究する

住友林業が発行する実例集「自家自讃(※)」は、実際に建てられた家の外観や間取りが多数掲載されている資料です。

どのような素材の組み合わせや色使いが好印象を与えるのか、具体的な成功例から学べる点が大きなメリット。

実例を見ることで、自分の理想に近いデザインを見つけやすくなり、設計士との打ち合わせでもイメージを共有しやすくなります。

※出典:住友林業「自家自讃」のご紹介」

公式サイトのシミュレーションで試行錯誤する

住友林業の公式サイトでは、1,500通り以上の間取りや外観をオンラインでシミュレーションできるツールが用意されています。

素材や色、外観デザインの組み合わせを自由に試せるため、どのようなテイストが自分たちの好みに合うのかを客観的に把握できるでしょう。

詳細について知りたい方は、別記事「住友林業 間取りシミュレーション完全ガイド!口コミや退会手順など徹底解説」をご覧いただくことをオススメします。

SNSでリアルな事例を探す

InstagramPinterestなどのSNSで「#住友林業」などのハッシュタグを検索すると、実際に住んでいる人の家の写真をチェックできます。

カタログや公式サイトのように整えられた写真だけでなく、日常の暮らしの中でどう見えるか、どのような外構・インテリアが選ばれているかといった“生の情報”を得られるのが魅力です。

結局は外観・外構の一体計画が重要!

建物の「しょぼりん」感を回避するには、建築計画の初期段階から建物と外構を一体として考え、予算配分を決めることが重要です。

そもそも家の外観の印象は、建物だけでなく、庭やアプローチ、駐車場などの外構とのバランスによって決まります。

たとえ建物自体がそれほど豪華でなくても、外構計画がしっかりしていれば、家全体がセンスよく、格調高い雰囲気に感じられるでしょう。

逆に、外構を後回しにしてしまうと、どれほど建物が高品質でも、その魅力は半減してしまいます。

建物と外構を切り離さずに考えることで、限られた予算でも“しょぼりん”とは無縁の、誇れる住まいを実現できるでしょう。

住友林業の外構については別記事「【住友林業の外構】外構工事の費用は高い?フェンスは?実例などを解説【他社に外注できる?】」で詳細を解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

【住友林業のしょぼりん対策】外観を格上げするおすすめのオプションは?

外観の印象を大きく左右する部分にポイントを絞り、オプションを採用するだけで、家全体のグレード感は劇的に向上します。

特に、外壁・軒天・玄関まわりは家の“顔”ともいえる重要な要素です。

この部分に適切な投資をすることで、費用対効果が高く、“しょぼりん”感のない住まいに仕上がります。

以下、外観を格上げするためのおすすめオプションとその効果、優先順位の一例をまとめたのでご覧ください。

オプション名効果価格参考例優先度
外壁タイル重厚感と高級感メンテナンス性向上100万円~※仕様により変動
シーサンドコート/SODO継ぎ目のない美しい仕上がり上品な質感30万円~ ※仕様や仕上げにより変動
軒天の木調仕上げ住友林業らしい木の温もり高級感を演出15万円~ ※仕様により変動
玄関ドア・ポーチ意匠性向上家の第一印象を決定づける「顔」の風格20万円~ ※選択する製品や仕様により変動
大開口サッシ・コーナーサッシBF構法を活かした開放感モダンな外観要見積もり
ウッドデッキ内外一体感の創出アウトドアリビング機能50万円~ ※広さや材質により変動

※参考価格は当サイト調べ
※価格は建物の規模、仕様、選択する製品、施工時期などによって大きく変動します。 あくまで参考情報として捉え、正確な金額は必ず見積もりでご確認ください。

優先的に検討したいオプション

外壁のグレードアップ

住友林業独自の吹き付け外壁「シーサンドコート」や「SODO」は、通常のサイディングとは違って継ぎ目がなく、美しい仕上がりが特長です。

貝殻やサンゴを含む自然素材が光を反射し、上品で柔らかな輝きを演出します。

さらに、総タイル貼りにすることで重厚感が増すだけでなく、メンテナンス性にも優れた外観になります。

外壁は家の印象を大きく左右するため、費用対効果の高い投資ポイントといえるでしょう。

軒天の木調仕上げ

軒天の木目調仕上げは、木の質感を大切にする住友林業の家づくりを特徴づける人気のオプションです。

軒と室内の天井に同じ素材を用いることで、内と外の境界が自然に繋がり、空間に奥行きと広がりが生まれます。

さらに、深い軒がつくる陰影は、建物全体に立体感と落ち着いた印象を与えてくれます。

【住友林業の「しょぼりん」】よくある質問と回答

住友林業で家を建てる際に懸念されがちな“しょぼりん”感は、予算配分や設計の工夫次第で回避できます。

ここでは、よくある質問と回答をご紹介します。

Q1. 住友林業の標準仕様で建てると必ずしょぼりんになる?

必ずしも”しょぼりん”になるわけではありません。

住友林業の標準仕様は他社の同価格帯と比較しても高品質であり、設計次第で魅力的な家を建てることは十分可能です。

Q2. 住友林業と他社で同じ予算なら見栄えに差は出る?

ハウスメーカーごとに標準仕様や得意なデザインが異なるため、同じ予算でも重点を置くポイントが変わり、見栄えに差が出ることがあります。

Q3. “しょぼりん”回避のためにおすすめのオプションは?

壁材のグレードアップ(タイル採用等)、軒天の木質化、玄関周りのデザイン性の向上、外構計画など、こだわりたい部分に費用をかけることで”しょぼりん”感を効果的に回避できるでしょう。

Q4. 住友林業の外壁タイルはしょぼりん対策に効果的?

もっとも効果的な対策の一つです。

タイル特有の重厚感と高級感は、標準仕様の吹き付け外壁とは一線を画す格調高い外観を演出します。

Q5. 平屋の住友林業でしょぼりんを避ける方法は?

軒の深さと一体的な外構計画が重要です。 

住友林業の強みである大開口や木質感を活かし、水平ラインの美しさを強調する設計を取り入れることで上質な平屋を実現できます。

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