「住友林業との商談で外構工事の見積もりが出てきたけど、高いのか安いのかわからない…」
「住友林業緑化以外の外構工事の業者さんに依頼すると安くなったりするのかな…」
住友林業での新築戸建ての建設を進めているとき、多くの人が悩んでしまう問題のひとつが外構工事をどうするかです。
自宅のデザイン性を左右するだけでなく、敷地内の快適さにも影響するのが外構ですから、絶対に手を抜けない問題なのですが、なかなか情報収集の難しいジャンル。
そこで今回の記事では、住友林業の外構工事について基礎知識からマニアックな知識まで徹底解説します。
住友林業の外構

ここでは、住友林業のグループ企業である外構業者「住友林業緑化」の概要や、外構工事のタイミングについてみていきましょう。
住友林業が提携しているパートナーは「住友林業緑化」?
住友林業緑化は、住友林業のグループ会社の1つです。
住友林業の提携パートナーとして、一般住宅をはじめ都市空間や街づくりなど、幅広い分野の外構の企画・設計・施工、メンテナンスを行っています。
提携企業というだけあって、住友林業の家にぴったり合うようなデザインの外構を提案してくれます。
住友林業の外構工事のタイミングは?
住友林業の外構工事を住友林業緑化に依頼する際、外構工事は引き渡し前に完了する場合がほとんどです。
提携業者以外に外構工事を依頼する場合は建物の引き渡し後に外構工事を始めることになるため、作業に遅れが生じると引っ越し後も工事が完了していないというケースも。
住友林業緑化以外に外構を依頼する際は、工事のスケジュールをしっかり確認しておきましょう。
住友林業の外構工事は高い?費用が高いときの対策は?

ネット上では「住友林業の外構工事は高い」という口コミが多く見られますが、実際のところ本当に割高なのでしょうか。
ここでは、住友林業の外構工事にかかる費用について解説します。
住友林業の外構費用の相場は150万~300万円が基本?
施工内容や施工範囲の広さにもよりますが、住友林業緑化での外構費用の相場は200万〜300万円が基本となっています。
住友林業緑化の外構工事が割高になる理由は下記の2つです。
- 仲介手数料がかかるから
- 外構費がオプション工事になり、費用が上乗せされるから
住友林業緑化など、ハウスメーカーの提携業者に外構工事を依頼する場合は、仲介手数料が発生します。
また、外構費がオプション工事となることで諸費用として12%分が上乗せされるため、結果として費用が膨らみやすくなっているのです。
外構費用の値引き交渉はできる?
住友林業の外構は他社と比べて割高ですが、工夫次第で値引き交渉ができます。
おすすめの値引き術は下記の3点です。
- 相見積もりをとる
- コストの高い設備を削る
- 外構部材を自分で支給・施工する
相見積もりは、最も手軽で有効な値引き手段です。
交渉がうまく行った方の体験談の中には、数十万円の値引きに成功した例も!
他社と相見積もりをとり、交渉材料を集めましょう。
相見積もり以外では、コストがかさみがちなウッドデッキやカーポートといった設備を削ったり、外構部材の調達や施工を自分で行ったりといった節約方法もあります。
DIYが得意な方は、施主施工に挑戦してみるのもおすすめです。
新築戸建ての外構は他社(別業者)に外注できる?
新築戸建の外構は、ハウスメーカーの提携業者以外に外注することもできます。
見積もりに納得できない場合や、提携業者の提案するデザインがあまり好みでない場合は、思い切って別業者に依頼するのもひとつの方法です。
外構の外注パートナーはどうやって探すのが良い?
外構(エクステリア)のパートナー探しでオススメなのは、「タウンライフエクステリア」で一括の見積もり依頼をすること。
サイト名がエクステリアとありますが、「新築外構」の見積もり依頼も可能です。
優良企業600社以上の中から、自分の住む地域の業者さんから無料で提案を受けることができるので、値引きに妥協したくない方はやったほうがよいです。
住友林業でおしゃれな外構にするためのポイント(事例探しのヒント)

せっかくマイホームを建てるのであれば、理想通りのおしゃれな外構を作りたいものです。
ここでは、おしゃれな外構の事例探しのヒントをご紹介します。
住友林業で家を建てた人の外構の実例をインスタで探す
外構作りのヒント探しにぜひ活用したいアプリが、Instagramです。
Instagramには、実際に住友林業で家を建てた方が「#住友林業の家の人と繋がりたい」等のタグとともに、自宅の設備やインテリア、外構などを共有している方がたくさんいます。
住友林業の家に合う外構の実例を集めることができるため、「こんな外構がいいな」というイメージに具体性を持たせたい方におすすめです。
おしゃれな外構デザイン事例はどうやって探せばいい?
おしゃれな外構デザイン事例を探したい場合も、instagramが便利です。
「#外構デザイン」「#ガーデンデザイン」といったハッシュタグを検索すると、外構業者が発信している洗練されたエクステリアデザインをチェックできます。
外構デザイン事例だけでなく、好みの外構業者を探す際にもinstagramの活用がおすすめです。
また「庭ファン@niwafan1128」など、外構や家づくりの最新情報を発信している人気アカウントをフォローするのもよいでしょう。
外構工事でのトラブルを最小限におさえるポイント

理想の庭づくりをかなえるための外構工事ですが、「こんなはずじゃなかった」と頭を抱えたくなるようなトラブルに見舞われることも。
外構工事で起こりやすいトラブルや、その対処法について知っておきましょう。
外構工事の主なトラブルとは?
外構工事の主なトラブルは、下記の3つの要素によって引き起こされるケースがほとんどです。
- 工事自体の内容への理解不足
- 業者との認識のずれ
- 近隣住民や周辺環境への配慮不足
外構工事でのトラブルを回避するためには、施主自身が工事への知識を深め、業者との意思疎通を怠らず、周囲への配慮を忘れないことが大切です。
ここでは、フェンス・門柱・カーポート・芝生や木など、外構工事で起こりがちなトラブルをご紹介します。
フェンス
フェンス周りの代表的なトラブルは下記の2件です。
- 隣家に日が当たらなくなってしまった
- 隣家との境界をはみ出してしまった
家の周りに立てるという性質上、隣家とのトラブルになりやすいフェンス。
家の境界をはみ出してしまったり、目隠しのために設置した背の高いフェンスが日差しを遮ってしまったりといった問題が発生する場合もあります。
フェンスを立てる際は事前に隣家の人に挨拶し、立てる予定のフェンスの高さやデザインを共有しておくことでトラブル防止につながります。
また、土地の境界が曖昧な場合には、土地家屋調査士に依頼して土地の境界をはっきりさせる必要があることも覚えておきましょう。
門柱
門柱のトラブルでよく見られるのが、「サイズが大きすぎてアプローチが狭くなった」「圧迫感がありすぎる」といった大きさへの不満です。
しっかりした門柱の設置には防犯性の向上などの効果が期待できますが、サイズが大きすぎたり、設置場所が玄関に近すぎたりすると自転車をとめる際に邪魔になり、通りにくくなるなど機能上の問題が出てきます。
大きめの門柱を設置したい場合は、サイズや設置位置を事前にしっかりチェックしておきましょう。
カーポート
カーポートは設備自体が大掛かりで、近隣との兼ね合いも複雑になりがちな部分であると言えるでしょう。
カーポート周りで発生しやすいトラブルは次の4つです。
- 設置位置が悪く、乗り降りや駐車がしにくい
- 隣家や道路に屋根がはみ出してトラブルが起こる
- 大雪や強風で倒壊する
- 日当たりが悪化する
カーポートで問題になりがちなのが、設置位置です。
実際の車の動き方を意識せずに設置すると、乗り降りや駐車の際の使い心地が悪くなってしまうケースも多いそう。
どのように車をとめるのか、どちら側から乗り降りするのかといったことをある程度想定しておくことが大切です。
また、道路や隣家との距離不足で思わぬトラブルの種になる場合も。
必要に応じて隣家の人と話し合ったり、事前にカーポートの大きさやデザインを確認したりするなどしてトラブル防止に努めましょう。
その他、大雪や強風といった悪天候の際にカーポートが倒壊するなど、大きな事故につながるケースもあります。
カーポートを設置する際は、地盤調査をしっかり行うなどして倒壊のリスクを抑えることが大切です。
芝生・木
メンテナンスが不足するとトラブルの原因になりやすい芝生や木。
代表的なトラブルは下記の2つです。
- 隣家へのはみ出しで迷惑がかかる
- 落葉樹の落ち葉が排水溝などに詰まる
- 日当たりなど条件によってはすぐに枯れてしまう
庭木のトラブルで注意しておきたいのが、隣家へのはみ出しです。
最もよく見られるのが、剪定などのメンテナンスが追いつかず、隣家に枝葉がはみ出してしまうケースです。
植物関係の近隣トラブルでは、晩秋から初冬にかけて落葉樹の落ち葉が多くなり、掃除の手間がかかるだけでなく樋や排水溝を詰まらせてしまうケースもよく見られます。
成長の早い木を選んだ場合などは定期的に剪定を行う、落葉樹は植え場所に気をつけるなど、近隣の住民に迷惑がかからないようにするための配慮が大切です。
また、環境がその植物の生育条件に合わなかった場合、せっかく植えた芝や木があっという間に枯れてしまうことも。
こうしたトラブルを防ぐためにも、植物の種類や植える場所は、プロの意見を聞いたうえで決定したほうがよいでしょう。
外構費用を住宅ローンに組み入れるなら住友林業に依頼すべき?
住友林業で家を建てた際、外構費用を住宅ローンに組み入れたい場合は、住友林業緑化への依頼をおすすめします。
住友林業に限ったことではありませんが、ハウスメーカーと提携している外構業者を使えば、審査を通過する必要こそあるもののほぼ確実に外構費用をローンに組み込むことができます。
他社を利用する場合でも、下記の2件の条件がクリアできればローンへの組み込みが可能です。
- 住宅ローンの見積もり提出時に外構費用も提示されている
- 外構業者を変更する可能性があることを銀行側が了承している
ただし、条件のうち1つでも成立しない場合は組み入れができなくなってしまうため、元手がなく確実に外構費用をローンに入れたいと考えている方は住友林業緑化に依頼するのがおすすめです。
住友林業の外構工事の保証はどうなる?

新しく建てた家で長く暮らしていくにあたって、建物だけでなく外構の保証もチェックしておきたいものです。
外構のアフターサービスや施工後の保証についてみていきましょう。
住友林業に依頼した場合
住友林業の外構部門である住友林業緑化の公式サイトには外構工事の保証に関する記載はありませんでした。
が、「お庭のお手入れ」と題して植木の剪定から病害虫防除、施肥作業、芝生管理に至るまで非常に細やかなメンテナンスの様子が掲載されていました。
他方、ネットの口コミの中には「定められた期限内であれば木が枯れてしまった場合などでも植え替えに応じてくれる」「住宅設備と同様に手厚いメンテナンスが受けられる」と、住友林業緑化のアフターサービスに満足している方の声が多く見られました。
住友林業以外の外部業者に依頼した場合
住友林業以外の外部業者の保証の品質はまちまちです。
外構工事の保証内容を細かく定めて丁寧なメンテナンスを行う優良業者もいれば、施工後すぐに塀やタイルにひび割れが発生した場合でも一切保証してくれない、悪質な業者もいます。
住友林業以外の外部業者に外構工事を依頼する場合は、保証の範囲や内容をきちんと確認しておくとよいでしょう。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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