「積水ハウスって有名な会社らしいけど、どんな特徴があるんだろう?」
家づくりの情報収集に熱心な方々にとって、おそらく一度は目にしたことのあるハウスメーカーのひとつが積水ハウスでしょう。
今回の記事では、積水ハウスの特徴について基礎知識からマニアックな知識まであらゆる角度から解説していきます。
積水ハウスの特徴

住宅業界を牽引する、日本有数のハウスメーカーである積水ハウス。
ここでは、さまざまな角度から積水ハウスの特徴について解説します。
認知度
積水ハウスの認知度は、業界トップクラスです。
事実、2023年に実施されたネットリサーチ会社「マイボイスコム株式会社」の調査によると、積水ハウスの認知率は76.4%(※)と1位の座に君臨しています。
テレビCMも長年放映されており、国内の3/4に知れ渡った国民的なハウスメーカーです。
※出典元:住宅メーカーのイメージに関するアンケート調査(第13回)|マイボイスコム株式会社
ブランド(信頼性)
大手住宅メーカーの中でも指折りのブランド力を誇る積水ハウスは、世界レベルの建築実績をもち、対応もしっかりしているため信頼性は抜群です。
積水ハウスを含む「ハイブランド系」と呼ばれるハウスメーカーでは、打ち合わせにたっぷり時間をかけます。
家を建てる人の思いを尊重し、今後のライフスタイルの提案まで行う、ホスピタリティの高い対応で一生に一度の買い物をより豊かにしてくれます。
ハウスメーカーの信頼性を重視したい方でも、積水ハウスレベルのブランドであれば安心して家を建てられるでしょう。
木造・鉄骨が選べる
積水ハウスでは、木造・鉄骨を選択できます。
もともと積水ハウスは鉄骨建築を主体とするハウスメーカーですが、1995年に木造建築をスタート。
鉄骨建築で培ったノウハウを木造建築でも生かし、強度とデザイン性を両立した家づくりを実現しています。
積水ハウスの木材と鉄骨の違いについては、別記事「【積水ハウスの鉄骨】後悔、グレード、鉄骨と木造どっちが寒い?【評判】」に解説しております。
耐震性・耐久性
積水ハウスの家は、耐震等級3以上を標準としています。
これは震度6強から震度7の地震でも、軽度の補修をすれば家に住み続けられるというレベルの耐震性です。
また、1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震などの大災害の際に全壊・半壊した積水ハウスの家は0棟となっており、耐震性の高さが証明されています。
断熱性・気密性
積水ハウスの家では、天井・壁・床それぞれに適した断熱材を配置し、高い断熱性・気密性をキープしています。
柱や下地材の木部分といった熱が逃げやすい部分(熱橋)にも断熱材を配置することで、熱の逃げ道を徹底的にブロック。
冬暖かく、夏涼しい家を実現しています。
デザイン性
積水ハウスの家は、上質なデザインが高く評価されています。
全体的に高級感があり、洗練された雰囲気を楽しめるデザインです。
特に木造戸建て住宅「シャーウッド」で人気を集めているのが、空間が戸外まで広がる「クリアビューデザイン」。
大開口の窓を活かした、開放的な空間を演出します。
また、家族それぞれが異なる場所で過ごしながらもお互いの存在を感じられる、仕切りのない大空間「ファミリースイート」も人気です。
施工品質
積水ハウスでは、「直接責任施工体制」という厳格な施工指針を定めています。
グループ会社である「積水ハウス建設」や信頼できる指定工事店を中心とした体制で、構造部分から内装工事まで一貫して行います。
高品質・高精度な施工はもちろんのこと、短工期・安全性も実現する、ハイレベルな施工体制です。
研究開発
積水ハウスは、時代を先取りした技術を磨くため「総合住宅研究所」という研究開発施設を運用しています。
総合住宅研究所は、部材の耐久性や快適な居住環境、大地震の際の安全性など、住まいに関するあらゆる研究を行う施設です。
こうした研究を元に、日々変化するライフスタイルや顧客のニーズに合わせた住みよい家を作り出しています。
アフターサポート
積水ハウスでは、専任スタッフが長期にわたって点検サービスを行い、住まいの維持・管理をサポートします。
初期の30年は無料で定期点検を受けられる他、30年を超えても建物があれば保証を延長できる制度「ユートラスシステム(再保証)」が用意されており、有料ではありますが引き続き点検を受けられます。
安心の永年保証で、高品質な建物を次世代まで受け継ぐことが可能です。
これに加え、積水ハウスのアフターサポートのもう1つの強みが、住宅管理の履歴情報台帳「いえろぐ」の活用。
「いえろぐ」では一邸ごとに住まいのデータを、維持保全記録として保管します。
これにより、補修箇所の把握や必要部材の手配などを素早く行うことが可能です。

積水ハウスの強み(メリット)

積水ハウスの企業としての強さは、家づくりにも現れています。
ここからは、積水ハウスの強みについて解説します。
全方位的にレベルが高い
積水ハウスの強みを一言で表すならば、「全方位的なレベルの高さ」です。
デザイン性や住宅性能、施工品質といった家づくりそのもののレベルが高いだけでなく、知名度やブランド力、企業としての信頼性の高さなど、どれをとっても申し分ありません。
「ハイブランド系メーカー」とされるだけあって、住宅メーカー最大手の一角として、どの分野をとって見ても一流であると言えるでしょう。
設計力に優れている
積水ハウスは、デザイン性・提案力ともにハイレベルです。
積水ハウスの設計士は、並み居る住宅メーカーの中でも特に優れていることが知られています。
通常、2級建築士の資格があれば戸建ての家なら十分設計できますが、積水ハウスにはその上を行く1級建築士が3,000名近く在籍しており、優秀な人材が揃っていることが伺えます。
これに加え、積水ハウスの建築士のレベルをさらに引き上げているのが、自社制度「チーフアーキテクト」です。
チーフアーキテクトは、積水ハウスの設計士の上位8%だけに贈られる称号です。
実績や社内評価などを厳しく審査されるうえ、2年ごとに更新される称号であるため常に自分を磨き続けなければチーフアーキテクトの称号をキープすることはできません。
こうした社内制度で設計士同士が激しく切磋琢磨することで全体のレベルが上がり、競合他社を圧倒する人材を生み出し続けています。
企業体力が桁違い
積水ハウスの企業体力は、同業他社と比べて桁違いであると言えます。
2025年現在、積水ハウスの財務状況は好調で、2025年3月の決算でも増収が続いていることが発表され、26年以降も伸びることが見込まれています。
家を建てたハウスメーカーが倒産するとアフターサービスが受けられなくなるなどの問題が発生しますが、積水ハウスの場合は現状会社の財務状況も良く、今のところよほどのことがない限りは倒産の心配などは考えにくいでしょう。
社内の教育体制が充実
積水ハウスには充実した社員教育制度があります。
不動産のプロフェッショナルとして必要な知識を取得するための研修や各種スキルアップ研修が豊富に実施されているため、社員のレベルも高いのが特徴です。
また、指定取得に合格すると祝い金が受け取れる「資格検定祝金制度」も実施。
宅地建物取引士、ファイナンシャルプランニング技能検定といった不動産の知識を向上させる資格を取得し、自己研鑽に励む社員をサポートしています。
先端テクノロジーへの投資がすさまじい
積水ハウスは、先端テクノロジーへの投資を惜しまない企業として知られています。
その先見性は建築技術や素材など、直接家づくりに関わる分野だけにとどまらず、2024年12月には生成AI分野を牽引する株式会社Preferred Networksへの出資を発表。
この投資は、積水ハウスの事業の中の営業をはじめ、設計から施工、アフターフォローにいたる各業務を、生成AIを用いて効率化することが狙いです。
住宅メーカー最大手として業界をリードする立場でありながら、社会の流れに沿ったアップデートを図る経営センスが冴え渡っています。

積水ハウスの弱み(デメリット)

全方位的にレベルが高く、一見どこにも隙がない積水ハウス。
しかし、他社と比べるとやや見劣りするところもあります。
積水ハウスのデメリットについてもみていきましょう。
価格が高い
積水ハウスの価格は業界最高クラスで、坪単価は100万円超となるケースも多いです。
積水ハウスの価格が高い理由は、標準仕様のレベルの高さゆえ。
他社ではオプションとして追加しなければならない設備や部材が標準仕様として搭載されているため、その分費用がかかります。
また、ハイレベルな設計士や充実したアフターサービスなど、積水ハウスでしか手に入らない安心感があります。
洗練された快適な家を建て、良質なサービスを受けるにはそれなりの金額が必要になると言えるでしょう。
積水ハウスの価格について詳しく知りたい方は、別記事「積水ハウスの坪単価は55万円~125万円!実際に価格が高いのか徹底調査【2025年最新情報】」をご参照ください。
型式適合認定
積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」は、型式適合認定を受けています。
型式適合認定を受けた工法で建てられた家は、他社でのリフォームやリノベーションができなくなるため注意が必要です。
型式適合認定とは、住宅の型式(材料・工法・構造など)をあらかじめ国の機関に評価してもらい、建築基準法に適合しているかチェックすることです。
型式適合認定を受けると、同じ部材を同じ作り方をした家であれば、建築基準法に則った審査項目や手順を簡略化することが可能になり、工期を大幅に短縮できます。
ただし、型式適合認定を受けた住宅には、そのハウスメーカー独自の部材や独自の工法が使われているため、リフォームやリノベーションを検討したい場合も他社を入れることができず、実質囲い込まれる状況になります。
そのため、他社との比較ができず、割高な施工料を払うことになる可能性も。
長い目でみたときの維持管理の仕方に関わってくる問題ですので、慎重に判断しましょう。

積水ハウスの主な競合

積水ハウスの主な競合と言われる3社についてまとめました。
特徴や積水ハウスとの違いについてもみていきましょう。
大和ハウス
販売戸数では積水ハウスと並んで2強と言われる大和ハウス。
両者ともハイブランド系のハウスメーカーではありますが、大和ハウスのほうがやや坪単価が安く、お手頃であると言えるでしょう。
また、技術面では断熱工法に違いがあります。
積水ハウスでは家の天井・壁・床の内部に断熱材をバランスよく配置する「ぐるりん断熱」が採用されているのに対し、大和ハウスでは天井・外壁・床・窓回りすべてを高性能の断熱材で包み込む「外張り断熱通気外壁」を採用。
積水ハウスの標準仕様は断熱等級5ですが、大和ハウスでは断熱等級7を標準としています。
より高い断熱性能を求めたい方は、大和ハウスを検討するのもよいでしょう。
住友林業
住友林業も、ハイブランド系のハウスメーカーとして知られる企業です。
坪単価は積水ハウスよりも、お手頃といったところ。
どちらもハイセンスかつ高機能な家を建てられるメーカーではありますが、木のぬくもりや木質感といった部分では住友林業に軍配が上がります。
住友林業では無垢床材を標準採用できるため、温かみのある木の風合いを満喫できます。
また、標準設備のレベルの高さも人気の秘訣です。
キッチン・バス・トイレなど、水回りの選択肢が広いのは住友林業といえるでしょう。
パナソニックホームズ
家電分野で培った技術力をいかんなく発揮し、快適な住まいを実現するパナソニックホームズ。
住宅設備のほとんどがパナソニック製品で構成されており、AI、IOTを生かしたスマートホームで便利な暮らしを実現します。
また、工場生産の部材を使うことでブレのない住宅性能を実現。
地震などの災害にも強く、制震性能にもこだわった家を作れます。
スマートホームに興味のある方や、耐震に特化した家を作りたい方はパナソニックホームズもぜひチェックしてください。


