アイ工務店の全館空調「Z空調」完全ガイド!値段や口コミ、電気代など徹底解説

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今回の記事では、アイ工務店の全館空調「Z空調」について徹底解説していきます。

気になる値段、口コミ、電気代などの基礎知識をはじめ、「全館換気システム(パナソニック製)との違いなど、マニアックな知識まで幅広くお伝えします。

決して安いオプションではないので、導入してから後悔しないためにも参考になりますと幸いです。

アイ工務店の全館空調|Z空調とは?

アイ工務店では2023年から、桧家住宅グループが開発した全館空調システムZ空調を導入できるようになりました。

Z空調とは、「ダイキン工業」と「協立エアテック」の技術を結集して開発されたシステムです。

各階に1台ずつ家庭用エアコンを設置し、専用システムで連動させることで、建物全体の温度をムラなく徹底管理します。

こうした仕組みにより、従来の全館空調よりも効率的な冷暖房が可能となり、長期的な快適性と省エネ性の両立を実現しています。

全館換気システム(パナソニック製)との違いは?

アイ工務店の住宅商品には、「パナソニック」製の第一種換気システムが標準仕様として組み込まれています。

ここでいう「標準仕様」とは、追加費用なしで最初から備わっている基本装備のことです。

第一種換気システムは、室内の空気を入れ替える「換気」のみを目的としており、室温を調整する機能はありません。

そのため、常に快適な温度を保つには、各部屋に個別の壁掛けエアコンなどを設置する必要があります。

一方、Z空調は冷暖房と換気を一体化した全館空調システムであり、先述した換気システムとは別物です。

建物全体の温度管理と空気の入れ替えを同時におこなえるため、各部屋にエアコンを設置する必要がありません。

アイ工務店の全館空調|Z空調の価格(導入費用)は?

坪数導入費用(目安)
30坪150万円〜200万円
35坪200万円〜250万円
40坪230万円〜280万円
45坪250万円〜300万円

※外構工事費・付帯工事費・諸費用は別途必要/地域・仕様により変動あり

※当サイト調べ

全館空調システムの導入費用は200万円を超えることが多く、住宅の規模や仕様によってはさらに高額化します。

これに対して、アイ工務店で導入できるZ空調は、30坪前後のコンパクトな住宅で150万円台、45坪規模の大型住宅でも300万円程度に収まります。

アイ工務店の全館空調|Z空調を導入するメリット

Z空調は、家全体の温度管理と光熱費の削減を同時にかなえる全館空調システムです。

今一度、導入メリットを確認していきましょう。

温度変化による病気への対策ができる

冬場は、暖房の効いたリビングと廊下や浴室との温度差が大きくなりやすく、急激な寒暖差が血圧や心臓に負担をかけます。

Z空調は家の中の温度差を少なくすることで、体への負担を軽減し、ヒートショックのリスクを低減する効果があるとされています。

居心地のいい空間をつくるだけでなく、家族全員の健康を長期的に守る頼もしいシステムといえるでしょう。

カビの発生を防げる

Z空調には室内の空気を常に循環させる24時間換気機能が組み込まれています。

この換気機能により湿気が一箇所にたまりにくくなり、カビの発生リスクを下げられます。

雨時期や冬場の結露が気になる住宅でも、空気のこもりや湿気によるトラブルを抑えやすくなり、年間を通じて清潔かつ快適な室内環境を保てます。

壁掛けエアコンによる間取りの制限が少なくなる

Z空調を導入すると、各部屋に壁掛けエアコンを設置する必要がなくなります。

エアコンの設置場所や配管ルートを気にせず、家具の配置やインテリアデザインを自由に計画できるのが魅力です。

たとえば、吹き抜けリビングや勾配天井などの開放的な空間でも、エアコン位置を考慮する必要がありません。

フロアごとに1台ずつのエアコンで空調をおこなうため、部屋ごとに設置する場合に比べて室外機の数を減らすことができ、建物の外観がすっきりします。

アイ工務店の全館空調Z空調のデメリット

Z空調は快適性やコスト面で多くのメリットがありますが、導入前に知っておきたい制約もあります。

なかでも個人の温度感覚の違いや故障時のリスクは、十分に把握しておきましょう。

暑がりさんや寒がりさんがいる家庭には不向き

Z空調は、フロアごとの大まかな温度設定は可能ですが、各個室を独立して大幅に調整することはできません。

部屋ごとの微調整は可能ですが、リビングは24℃、隣の寝室は20℃といった大幅な温度差を設けることは困難です。

そのため、家族に暑がり・寒がりの方がいる場合や、更年期などで急な体温変化が起きやすい方がいるときは、別の冷暖房器具を併用することになります。

大元の故障時が大変

2階建ての場合、1階と2階に1台ずつエアコンが設置されているため、万が一どちらか一方が故障すると、そのフロア全体の冷暖房が使用できなくなる可能性があります。

修理には部品の手配や技術者の訪問が必要なため日数がかかる場合があり、その間は空調なしで過ごすか代替手段を確保しなければなりません。

アイ工務店の全館空調|Z空調の電気代の実態とは?

Z空調の電気代は外気温の影響を大きく受けるため、季節によって変動します。

ここでは延床面積40坪程度の住宅を想定した電気代を季節別で解説します。

【季節別】Z空調の電気代シミュレーション

期間月額電気代の目安(Z空調単体)
春・秋3〜5月、10〜11月約3,500円〜4,500円
6〜9月約4,500円〜8,500円(実測平均3,348円)
12〜2月約9,000円〜13,000円(実測平均9,319円)
年間合計通年約56,600円(31世帯平均)

出典:株式会社ヒノキヤグループ「『Z 空調』搭載宅の消費電力調査結果発表」

ヒノキヤグループは、延床30〜40坪・2階建て・オール電化住宅(4〜6地域)に住む31世帯を対象に、年間の消費電力量を実測しました。

その結果、Z空調の年間平均電気代は約56,600円、夏季は月平均約3,300円、冬季は月平均約9,300円となりました。

このデータからも、Z空調の冷暖房率の高さがうかがえます。

【実測データ】Z空調の冬季電気代と断熱性能の違い

地域断熱等級5仕様の月額電気代断熱等級6仕様の月額電気代差額
3地域(長野県佐久市)約22,971円約21,444円約1,527円
4地域(栃木県那須塩原市)約20,278円約15,125円約5,153円
6地域(埼玉県八潮市)約13,304円約12,342円約961円

出典:株式会社ヒノキヤグループ「[ HINOKIYA レポート VOL.1 ] 断熱 6 等級 冬の電気代削減効果を 3 地域・4 地域・6 地域の 3 地点で検証」

桧家グループが2025年6月に公表した最新調査では、延床約30坪・2階建て・断熱性能等級5および6の住宅を対象に、長野県佐久市(3地域)、栃木県那須塩原市(4地域)、埼玉県八潮市(6地域)の3地点で冬季(12〜2月)の消費電力量を実測しました。

調査の結果、断熱性能を高めるほど光熱費が下がる傾向があり、地域によっては月平均5,000円前後の差が出ることがわかっています。

個別エアコンとのコスト比較

※個別エアコンは1台あたりの電気代を20,000円/年間で算出

Z空調は初期費用こそ高めですが、ランニングコストやメンテナンス費を抑えやすく、長期的にはお得になるケースがあります。

たとえば、延床40坪の住宅で計6部屋に6畳用エアコンを設置した場合、その導入費用は40万円~60万円程度とされています。

一方でZ空調は初期費用が約150万円と高額ですが、電気代や点検・修理費(メンテナンス費)を抑えやすいため、10年間の総コストで見れば有利になる可能性があります。

アイ工務店の全館空調Z空調の口コミ・評判・後悔の声

ここでは、実際にZ空調を導入した施主の声を「満足度の高い声」と「後悔・不満の声」にわけてご紹介します。

【満足度の高い声】導入してよかった口コミまとめ

「築2年目でZ空調を使い続けていますが、本当に導入してよかったと感じています。以前住んでいたアパートでは冬場のトイレや洗面所が寒くて、特に夜中の移動が苦痛でした。今は深夜2時でも家中どこでも22℃前後で安定しており、高齢の義母も『こんなに住みやすい家は初めて』と喜んでくれています。」(44歳/女性/埼玉県)

家中の温度差がなくなることで高齢者にも安心感が生まれ、光熱費の低下も実感できる例です。

フィルター掃除の頻度は手間ですが、使い勝手の工夫で解消できています。

「リビングにエアコンがないだけでこんなに部屋がスッキリするなんて。家具のレイアウトも自由に決められるし、来客からも『どこで冷暖房してるの?』って聞かれます。初期費用は高かったけど満足度は高いです。」(35歳/男性/愛知県)

デザイン面の自由度を重視する家庭には大きな利点です。

壁掛けエアコンが不要になることで、開放的で統一感あるインテリアを実現しやすくなります。

【後悔・不満の声】使ってわかった課題と注意点

「期待していたほど万能ではありませんでした。主人が暑がりで私が寒がりなので、2階全体が同じ温度設定しかできず、結局寝室にサーキュレーターや電気毛布を併用しています。さらに2週間に1回のフィルター掃除が必要で、脚立に登って1階と2階両方を掃除するのは正直大変です。」(36歳/女性/千葉県)

部屋ごとの細かな温度調整ができない点が大きな不満として挙げられています。メンテナンスの頻度も想定以上で、生活スタイルに合わせた運用や補助暖房の検討が必要といえます。

「光熱費が安くなると期待してZ空調を導入しましたが、思っていたほどの節約にはなりませんでした。特に真冬は連続運転になるため、電気代が想定より高くなって驚きました。家中の温度差がない快適さは確かに感じていますが、もう少し省エネ性能が高いと思っていたので残念です。」(39歳/男性/北海道)

Z空調の弱点ともいえる、温度設定の自由度の低さとメンテナンスの手間を実感した口コミです。

快適さ・省エネ性には満足していても、家族の温度感覚の違いや日常の掃除負担が思った以上に大きいことが伝わります。

アイ工務店の全館空調|Z空調のメンテナンス費用は?

メンテナンス項目頻度目安費用目安
フィルター清掃2週間〜1か月に1回0円
専門業者による点検年1回10,000円〜25,000円
消耗部品の交換3〜5年ごと別途部品代発生
システム全体の交換10年以降30万円〜

※当サイト調べ

Z空調は導入後の維持費が比較的抑えられているのも大きな特徴です。

基本メンテナンスは、利用者自身でおこなうフィルター清掃が中心で、2週間〜1か月に1回の頻度が推奨されています。

DIYで対応できるため、ここには費用がかかりません。

一方、システムの性能を長く維持し、故障を未然に防ぐには、専門業者による年1回の定期点検が重要です。

点検費用の目安は1回あたり10,000円〜25,000円程度で、消耗部品の交換は3〜5年ごとに必要となります。

アイ工務店の全館空調|Z空調に関するFAQ

最後に、Z空調に関するよくある質問をまとめました。

Q: 故障時の対応はどうなる?

Z空調には10年保証があり、機器本体は無償修理の対象です。

ただし、消耗品や清掃不備による故障は有償で、対応にある程度の日数がかかります。

Q: 部屋ごとの温度調整はできる?

1階・2階の調整は可能ですが、個室単位では±2℃〜3℃程度の微調整が限界です。

個別対応が必要な場合は、補助暖房などの併用をおすすめします。

Q: 北海道や沖縄でも問題なく使える?

Z空調自体は全国で導入実績がありますが、アイ工務店経由での対応は関東・関西・東海・中国・九州エリアが中心です。

北海道や沖縄などの特殊な気候条件では、仕様変更や運転方法が必要になることもあるため、詳しくはアイ工務店にお問い合わせください。

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