「一条工務店のブックシェルフって便利そうだけど、実際のサイズ感はどうなんだろう?」
「後悔した人の声を見ると迷ってしまう…」
「リビング・廊下・子供部屋、どこに置くのが正解?」
ブックシェルフは一条工務店ならではの造作収納の代表格。
収納力は大きな魅力ですが、間取りとの相性や使い方を誤ると「思ったより使わない」「圧迫感がすごい…」と感じてしまうケースもあります。
この記事では、サイズ解説から、設置で後悔しないポイント、活用術、コスパの考え方までプロ視点で徹底解説します。

ブックシェルフって本棚でしょ?
なんか種類がいっぱいあって難しいんだよな…

大丈夫です。
この記事を読み終えるころには “置くか・置かないか・どれにするか” が判断できるようになりますよ。
一条工務店ブックシェルフの基本仕様と選び方
ブックシェルフを選ぶうえで最初に押さえておくべきなのが「サイズ」「収納方式」「設置位置」の3つです。
ここが整理できていないと、後々の後悔につながる確率が一気に上がります。
標準仕様・種類・選べるオプション
ブックシェルフは「幅90・135・180cmの3種類」です。
奥行はすべて45cmで統一されています。
幅の違いで収納量が大きく変わるため、家族の蔵書量や使い方に合わせて選ぶことが重要です。
さらにブックシェルフは6坪につき1基が標準仕様で、これを超えると、
- 幅90cm: 約2.2万円
- 幅180cm: 約3.5万円
の追加費用が発生します。
サイズ・奥行・高さ・寸法の基準
ブックシェルフは3つの収納で構成されています。
| 部分 | 内寸 | 適した収納 |
|---|---|---|
| 上段(手前)スライド | 約29×21.5×13cm | 文庫・新書・漫画 |
| 上段(奥) | 約32.5×可変×24cm | A4書類、雑誌、単行本 |
| 下段 | 約33×41.5×40cm | アルバム、大型収納 |
特に下段は奥行が40〜44cmと深く、「見えない・探せない・取り出せない」の“3ない現象”が起きやすい点に注意が必要です。

IKEAの33×38×33cmのボックスが“シンデレラフィット”するのも有名ですね。
設置位置と間取り計画のポイント
ブックシェルフは壁面を大きく占有する固定収納。
設置後の移動は現実的ではありません。
だからこそ、間取り計画の段階で次の3点を必ず確認してください。
- 動線を妨げないか(机や扉と干渉しないか)
- 圧迫感が出ないか(特に幅180cm)
- 共有スペースか、個室かで役割が変わる
後悔しやすいのが“リビング隅の少し空いたスペースに置く”という計画。
裏側に微妙な隙間ができると掃除がしづらく、空間が狭く見える原因になります。

リビングのデッドスペース、つい埋めたくなっちゃうんだよな〜。

でも“余白”も空間デザインの一部です。
置かない選択も十分ありえますよ。
収納量の目安(何冊入る? A4対応の可否)
手前スライドは奥行13cmなので漫画・文庫を約100〜150冊が目安。
奥側はA4が入る高さ・奥行が確保されているため、A4ファイルも収納可能。
ただし注意点は1つあり、それはA3(高さ43cm)は入らないことです(ブックシェルフ下段の高さは41.5cm)。
“教科書やプリント類を一式まとめたい”という人は自在棚(可動棚)のほうが、失敗が少ない選択です。
色・扉・デザインの選択肢
ブックシェルフは基本的にオープン収納となります。
扉付きの設定はなく、木目カラー(建具色)と統一されるのが特徴です。
そのため、
- 生活感を隠したい
- 子どものおもちゃを収納したい
といったニーズには “市販ボックスを併用する前提” でデザインを考える必要があります。

おしゃれに見せる工夫って必要なんだな。

見せる収納は“何を置かないか”の取捨選択がポイントですね。
一条工務店ブックシェルフで後悔しないためのチェックポイント

ブックシェルフはとても便利な設備ですが、採用した人の口コミを見ると「もっと考えておけばよかった…」という声もあります。
後悔の大半は事前に想定しておけば防げる内容です。
ここでは後悔事例と原因を整理し、失敗しないための判断軸を解説します。
よくある後悔ポイントと原因
後悔の原因は次の5つに集約できます。
- サイズが大きすぎて圧迫感が出た
- A3など微妙に入らない物があった
- 設置位置の動線ミス
- 収納量に対し本の量が少なかった
- 標準枠を超えて追加費用が発生した
特に幅180cmは存在感が大きく、部屋によっては圧迫感が強く出ます。
また、下段は41.5cmしかないため、A3ファイル(43cm)は立てて収納できません。

あと2センチ…!ってなるの、地味にストレスだよな〜

収納は“数値の2cm差”が満足度を大きく左右しますね。
後悔は多いように見えますが、事前に収納物・設置場所を丁寧に確認しておけば、ほぼ防げます。
リビング・子供部屋・廊下など配置別の注意点
リビング
最も人気の場所ですが、圧迫感が出やすいのもリビングです。
裏側に微妙な“数十センチの隙間”ができると、空間が狭く見える原因になります。
リビング学習を想定する場合は、
- ブックシェルフの前に机を置きすぎない
- 下段の取り出し動作がスムーズになる配置
を意識しましょう。
子供部屋
本の管理はしやすいものの、「部屋にこもりがちになる」という声もあります。
「家族全員で共有する本棚」にしたい場合は廊下・ホールのほうが向いています。
廊下・2階ホール
実は最も“成功率が高い”のがこの位置。
- デッドスペースの有効活用
- 圧迫感が目立たない
- 家族全員が使いやすい
とメリットが多く、階段ホール設置はオススメです。

ホールの活用って盲点だったわ…!なんか“家の図書館感” 出てよさそう。
ランドセル・教科書収納を検討するときの注意
結論から言うと、ランドセル置き場としての利用は不向きです。
理由は3つあります。
- 棚の強度が“重い荷物前提”ではない
- 奥行が中途半端で置きづらい(特に上段)
- 毎日の“ワンアクション収納”に向かない
ランドセルはワゴン収納(キャスター付き)のほうが圧倒的に管理しやすく、ブックシェルフは教科書・ノート・プリントの整理棚として使うほうが現実的です。

学用品の収納は“子どもが自分で戻せるか”が最重要ポイントです。
背中合わせレイアウトの注意点
背中合わせレイアウトとは――1つの壁を挟んで両面にブックシェルフを設置する方法のこと。
最大のメリットは、「2基=収納1カウント」になるため追加料金を抑えられる点です。
ただし注意点もあります。
- 壁厚の影響で奥行が若干変わる場合がある
- 片側が廊下の場合は通路幅の確保が必須
- 掃除しづらい“隙間”が生まれないよう計画が必要
うまく配置するとメリットが大きい反面、設計段階で担当者と綿密に相談することが欠かせません。
一条工務店のブックシェルフ活用の考え方とメリット

ブックシェルフは“本棚”としてのイメージが強いですが、実は活用次第で本棚以上の価値を発揮します。
ブックシェルフの活用メリット
収納としての機能+インテリアとしての価値が両立しやすいのがポイントです。
- 壁面収納のため床が散らからない
- 子どもが本に触れるきっかけが増える
- 家族の“共有スペース”になる
- 写真・小物などを飾るディスプレイとして使える
両親が本を読んでいる姿を見て育つ子どもは、読書習慣がつきやすいので、子どもに読書を定着させたい方にはオススメです。

確かに、親がスマホで電子書籍読んでても読書に見えないんだよな…

紙の本×共有棚の組み合わせは、教育的にもおすすめですね。
リビング学習・子供部屋収納との相性
リビング学習が主流になりつつある今、ブックシェルフの位置づけは非常に重要です。
■リビングに置くメリット
- 教科書・辞書がすぐ取れる
- 家族の目が届きやすい
- 片付けの導線が短い
■リビングに置くデメリット
- 生活感が出やすい
- 散らかると来客時に気になる
- 奥行が深い下段の管理にコツが必要
対策としては、
- “見せる棚” と “隠す棚” を分ける
- 市販ボックスで統一感を出す
- 机と近づけすぎない配置にする
などが有効です。
シンデレラフィットの考え方(無印・A4・漫画など)
ブックシェルフは既製品がフィットしやすい寸法になっています。
下記はシンデレラフィットの例です。
● 下段(奥行40〜44cm)
- IKEA:33×38×33cmのボックス → 完全フィット
- 無印:ファイルボックス → 書類整理に最適
● 上段(奥行13cm/24cm)
- セリア:仕切りボックス
- 100均プルケース:文房具収納に最適

シンデレラフィットすると収納上手になった気がするんだよな〜!

“収納は寸法が9割” と言われるくらい、サイズ感は重要なんです。
キッズカウンターとの組み合わせ
一条工務店の人気設備「キッズカウンターキッチン」にも小型のブックシェルフ機能があります。
リビング学習を重視する家庭には非常に相性がよく、
- 教科書がサッと取れる
- 宿題の導線が短い
- 片付け習慣が身につきやすい
といったメリットがあります。
ただし収納量は少ないため、学用品すべてをカバーすることはできません。
「キッズカウンター=学習の即時アクセス用」「壁面ブックシェルフ=大量収納」という分担で組み合わせると、使い勝手が大幅に向上します。

“役割分担” と “配置計画” が家の暮らしやすさを左右します。
一条工務店ブックシェルフ追加オプションとカスタマイズ性の検討ポイント

ブックシェルフは“造り付け収納”なので、後から自由にカスタムできる範囲は限られています。
だからこそ、設計段階でどこまで調整できるかを理解しておくことが大切です。
棚板追加・棚板調整の可否
棚板は上段・奥側のみ可動式で調整可能で、手前スライド部分と下段は固定となります。
その理由として、上段奥スペースはA4や雑誌など高さの異なる書籍を収めるために、可動棚として設計されているからです。
一方で、スライドボックスと下段は“棚を動かす前提の構造ではない”ため、調整はできません。
可動棚が使えるのはメリットですが、
- 書類整理
- 仕事の資料収納
- 教科書の高さ調整
など、用途を具体的にイメージしたうえで棚位置を決める必要があります。

なんとなく高さを決めると、あとから“あれ?入らない…”ってなるやつだな。

そうなんです。収納は“何を入れるか”から逆算すると失敗しません。
取り外し可否・埋め込みタイプの特徴
ブックシェルフは基本的に取り外し不可となります。
“可動家具ではなく造作家具”なので移動もできません。
そのため、
- 生活動線が変わる
- 子どもが成長して使い方が変わる
- 引っ越し後の使いまわし
といった自由度は低めです。
一方で、壁面いっぱいに設置できるため仕上がりは非常に美しく、“内装と調和しやすい”のが大きな魅力でもあります。
コンセント位置の検討
ブックシェルフの近くにコンセントが必要かは見落とされがちなポイントです。
例えば、
- スマホの充電ステーションにする
- 間接照明を置きたい
- ルンバ基地を下段に配置したい
- 学習机と併設する予定がある
など、電源との相性で使い勝手が大きく変わります。
造作収納の後ろにコンセントを設置すると物理的に使えなくなるため、壁面に収納をつける前に必ずコンセントの配置を決めることが重要です。

収納つけてから“あ、ここに電源ほしかったのに!”ってなるの、想像つくわ…。
一条工務店ブックシェルフのオプションとコスパの見極め方

ブックシェルフは“標準仕様に含まれているかどうか”で費用が大きく変わります。
ここでは費用の仕組みを整理します。
オプション費用の目安
標準枠内なら無料、枠を超えると追加費用が必要です。
【追加費用の目安】
- 幅90cm: 約2.2万円
- 幅180cm: 約3.5万円
一条工務店は「施工面積6坪につき、システム収納1つが標準」というルールがあるため、収納を増やせば増やすほど枠を消費します。
そして、ここで効いてくるのが背中合わせの裏技です。
- ブックシェルフを壁1枚挟んで両側に設置すると
- 「2つで1カウント」扱いになる
こうすることで、収納を増やしたいのに、追加費用なしで済むのです。

これ、知らなかったら損するやつだな…!

収納計画は“早い段階の相談”がカギです。
他の収納設備との比較ポイント
ブックシェルフは本収納に特化した造作ですが、他にも選択肢はあります。
● 自在棚(可動棚)
- 高さ調整が自由で大型本も入る
- 扉付きも選べる
- 資料収納として万能
● 市販本棚
- 価格が安い
- 使わなくなったら処分が容易
- 移動できる
● クローゼット内の可動棚
- 隠せる収納としては最強
- 生活感を出したくない人向け
ブックシェルフの最大の強みは、壁面造作の美しさ+A4収納+スライド棚の使いやすさです。
ただし、奥行の深さ(特に下段)がデメリットにもなります。
用途に合わせて「収納の最適解」が変わる点を覚えておきましょう。
費用に対する収納量・利便性の評価軸
コスパを判断するには、以下の3つの視点が役立ちます。
- 現状の蔵書量と将来の増える量
→本をあまり持っていない家庭は“宝の持ち腐れ”になりがち。 - 家族全員で使うか、個室専用か
→共有棚として機能するなら価値は非常に高い。 - 家具を置かずに済むメリットが大きいか
→造作収納=掃除しやすい&見た目が整う。

造作って高いイメージあるけど、家具を買わないと考えるとアリかもな。

そうなんです。長い目で見るとメリットが大きい場合も多いですよ。
契約前によくある質問(FAQ)
本章では一条工務店との契約前に気になるQ&Aについてまとめていきます。
何マスが最適?
家族共有な180cm、個人利用なら90〜135cmが基準。
- 180cm:家族全員の本・書類など大量収納向き
- 135cm:書斎・子供部屋の“ちょうど良いサイズ”
- 90cm:最小限の個人用
ただし、生活動線の邪魔になるなら小さいサイズにしたほうが満足度は上がります。
180サイズのメリット
- とにかく収納量が大きい
- “見せる収納”としてバランスが良い
- 家族共有棚として使いやすい
- 背中合わせレイアウトにすると効果が倍増
反面、圧迫感も強くなるためリビングの広さとの相性が重要です。
間取りにどれくらい影響する?
「幅90〜180cm × 奥行45cm」の壁面を専有します。
特に注意すべきは机やソファと干渉しないかという点です。
また、廊下に置く場合は通路幅を確保する必要があります。

壁1面を“収納にするか・空けるか”で暮らし心地はかなり変わります。
キッチン・書斎・廊下に設置しても大丈夫?
用途に合っていれば大丈夫で、むしろ相性が良い場所も多いです。
- キッチン横:レシピ本・家事動線に◎
- 書斎:資料がすぐ取れる最高の相棒
- 廊下:デッドスペースが図書館に変わる
廊下設置は最も成功率が高く、実例も多い配置です。

廊下の“なんとなく余る場所”って、案外宝の山なんだな。



