「一条工務店の食洗機は『深型でも容量が違う』やらなんやらで、いくつか選択肢があるけど、どれを選べばいいんだろう?」
家事の負担軽減に欠かせないアイテムのひとつが食洗機。一条工務店での家づくりを検討している方にとって、何を選ぶのがベストなのか悩ましいところだと思います。
そこで今回の記事では、一条工務店の食洗機について基礎知識からマニアックな知識まで徹底解説します。
一条工務店の食洗機とは?

一条工務店では、標準仕様とオプション仕様の両方で、さまざまなタイプの食洗機を用意しています。
あらためて、同社が取り扱う食洗機の基礎知識をご紹介します。
主要モデル詳細比較(標準・ライトエコ・自動投入型)
一条工務店では、以下の3つのモデルの食洗機を選べます。
| 項目 | 標準モデル | ライトエコ型 | 自動投入型 |
| シリーズ名 | パナソニック R9シリーズ | パナソニック V9シリーズ | パナソニック M9 PLUSシリーズ |
| 容量 | 約6人分(標準) | 同左 | 約6人分(48点)/大きな食器も対応 |
| ノズル構造 | 標準ノズル | プラネットアームノズル(上下2段) | 3Dプラネットアームノズル(上下+センター) |
| 主な機能 | ストリーム除菌洗浄 | 除菌+ライトエコ機能 | 除菌+液体洗剤自動投入+AIエコナビ |
| 年間節約額(目安) | 約6,700円〜 | 約7,000円〜 | 約7,500円〜 |
| 向いている人 | 費用を抑えて導入したい方/基本機能で十分な方 | 節約志向の方/少しでも光熱費を抑えたい方 | 家事を時短したい方/高機能モデルを重視する方 |
※容量はいずれも「深型」タイプで45cm幅。食器点数や鍋の大きさにより収納力に若干の差があります。
※年間節約額は、手洗いと比較した水道代・光熱費の削減効果の目安(当サイト調べ)
それぞれのモデルは、洗浄力・省エネ性能・使い勝手に違いがあります。
たとえばライトエコ型は、コストと機能のバランスに優れており、光熱費を抑えたい家庭に最適です。
一方、自動投入型は初期費用こそ高めですが、液体洗剤の自動投入機能により、毎日の家事が楽になるでしょう。
いずれのモデルも深型タイプで、収納力に大きな差はないため、最終的には使い勝手や機能、ライフスタイルに合わせて選んでください。
フロントオープンとは?
一条工務店で選べる食洗機(標準モデル・ライトエコ型・自動投入型)は、前面の扉を開いて食器を出し入れするフロントオープン型です。
フロントオープン型は、従来の引き出し型と比べると、庫内全体が見渡しやすく、食器の出し入れがしやすい点が特徴といえます。
省スペース設計のため、キッチンがコンパクトな住まいにも導入しやすいのが特徴です。
後付けはできるの?
一条工務店の食洗機は、後付けでの設置に対応しています。
ただし、既存のキッチン構造や配管の状況によっては、施工が難しい場合もあるため、事前の確認が必要です。
なお、リフォーム時も条件さえ整えば、食洗機を後付けできます。
液体洗剤自動投入機能とは?
自動投入型(パナソニック M9 PLUSシリーズ)に搭載されている液体洗剤自動投入機能は、パナソニックが業界で初めて開発した新技術です。
この機能により、あらかじめ本体に液体洗剤を補充しておけば、毎回の運転時に適量を自動で計量・投入してくれるため、手作業で洗剤を測る必要がなくなります。
さらに、AIエコナビとの連携によって、食器の汚れ具合や量に応じた最適な洗浄を自動で判断してくれるのも特徴です。
忙しい共働き世帯や、家事の効率化を重視する家庭にとって、日々の手間を減らしてくれる便利な機能といえるでしょう。
除菌機能の種類と効果は?
ストリーム除菌洗浄
約50℃以上の高温高圧水流を使った除菌システムです。
手洗いでは実現困難な高温での洗浄により、強力な水圧と組み合わせて物理的に汚れと菌を除去します。
全ての洗浄コースに標準搭載されており、油汚れや頑固な汚れをしっかりと落とす機能です。
ナノイーX除菌
パナソニック独自の微粒子イオン技術を使った除菌システムです。
「日本食品分析センターの試験結果」によると、8時間後で菌の減少率99%以上という高い除菌効果を実証しています。
洗浄後24時間の自動送風モードと、手動での12時間送風モードを選択でき、食器を庫内に長時間保管する際のニオイ抑制にも効果があります。
バイオパワー除菌
洗剤の酵素を最大限に活性化させるプレ洗浄システムです。
運転開始時の集中除菌工程で、通常の約2倍濃度の高濃度洗剤液を約50~60℃まで昇温させ、ごはんのこびりつきや茶渋などの頑固な汚れを効果的に分解・除去します。
パナソニックの報告では、「日本食品分析センター」の試験で99%以上の除菌効果が確認されているとのことです。
一条工務店の食洗機の買い替え

食洗機を長く使い続けると部品が劣化し、やがて交換の時期を迎えます。
快適なキッチン環境を保つためにも、適切なタイミングで買い替えましょう。
ここでは、一条工務店の買い替え時期や費用についてご紹介します。
食洗機の耐用年数
使用頻度やお手入れの状況によりますが、食洗機の耐用年数は8〜10年とされています。
ただし、毎日使う家庭の場合、部品などの消耗が早く、5〜7年で不具合が生じることもあります。
ポイントは、フィルターの清掃と、硬水地域でのスケール除去です。
これらを怠ると性能が低下し、買い替え時期が早まる原因となります。
買い替えの費用(目安)
一条工務店の住宅では、契約プランや選択内容により、食洗機が標準で設置されている場合と、オプション扱いになる場合があります。
買い替える際、費用感はおおよそ10〜20万円を目安にするといいでしょう。
特に自動投入型などの上位モデルを選ぶと、標準仕様との差額分が発生します。
設置工事費や旧機器の撤去費もかかるため、事前にトータルコストを確認しておくと安心です。
入れ替えにかかる時間
食洗機の交換作業にかかる時間は、一般的には半日〜1日程度です。
一条工務店の住宅は設備が統一設計されているため、比較的スムーズに作業が進むでしょう。
ただし、配管や電気工事が必要な場合には、さらに時間がかかるかもしれません。
施工業者と事前に打ち合わせし、工事にかかる時間やコスト、スケジュールを把握しておきましょう。
一条工務店の食洗機の掃除・メンテナンス

一条工務店の住宅に採用されている食洗機は、高機能なモデルが多く、こまめなメンテナンスが性能維持のポイントとなります。
日常的な軽い清掃に加えて、月に1回程度の本格的な手入れを行うことで、部品の劣化・故障リスクを大幅に抑えられるでしょう。
掃除の頻度と所要時間
日常的な掃除から月1回の本格的なメンテナンスまで、以下の作業を習慣化するのが理想的です。
| 頻度 | 内容(具体例) | 所要時間 |
| 毎回使用後 | 残さいフィルターの清掃排水口まわりのチェック | 約2〜3分 |
| 週1回 | 残さいフィルターの取り外しと水洗いドアパッキンの拭き取り庫内の汚れ落とし | 約10分 |
| 月1回 | 回転ノズルの取り外しと内部の洗浄スプレー穴の詰まり除去全体の拭き掃除 | 約15分 |
故障原因の多くは、日々の使い方や習慣のなかに潜んでいるものです。
たとえば、誤った種類の洗剤を使うと、泡が過剰に発生して内部構造に負荷をかけたり、パッキンやホースの劣化を早めたりする原因になります。
食器の素材によっては食洗機の高温洗浄に適さないものもあるため、素材に合わせた適切な洗浄方法を選んでください。
故障時の修理・メンテナンス費用(目安)
食洗機が故障した場合、症状の程度によって修理内容や費用が異なります。
以下に、主なケース別の修理・メンテナンス費用をまとめました。
| 故障レベル | 修理内容 | 費用の目安 |
| 軽微な故障 | 部品の調整・清掃など | 約1〜3万円 |
| 中程度の故障 | ポンプやセンサーなど主要部品の交換 | 約3〜4万円 |
| 重度の故障 | 本体の入れ替え・交換 | 10万円以上 |
軽微なトラブルの場合、部品の調整や内部清掃などで済むことが多く、その費用はおおよそ1万〜3万円が目安です。
一方で、排水ポンプやセンサー、基板といった主要部品に不具合が生じた際は、中程度の故障とみなされ、修理費用は5万〜8万円ほどかかる可能性があります。
さらに、経年劣化が進んでいたり、基幹部品の複数が故障していたりする場合は、修理では対応できず、本体そのものを交換するのが一般的です。
買い替えになると、総費用は10万円以上になるでしょう。
臭い・汚れの対処法
食洗機の庫内に発生する臭い・汚れは、原因を理解し、適切に対処することで改善できます。
根本的な原因は、残さいフィルターに残った食材カスや、排水口まわりに蓄積した汚れで、これらが放置されると雑菌が繁殖し、ヌメリや嫌な臭いのもとになります。
日頃の対策としては、使用後すぐに扉を少し開けておくことといいでしょう。
庫内を乾燥させることで湿気がこもりにくくなり、カビや臭いの発生を抑えられます。
そのうえで、フィルターなどの掃除・メンテナンスを定期的に行ってください。
細かいパーツの掃除・メンテナンス手順
残さいフィルター
残さいフィルターは、食洗機の洗浄力を保つ重要な部品のひとつです。
フィルターが目詰まりすると、洗浄水の流れが妨げられ、全体の性能が大きく低下します。
掃除の際は、まず庫内底部にあるフィルターを反時計回りに回して取り外します。
流水で軽く予洗いしたあと、柔らかいブラシを使って、網目に詰まった汚れをやさしくこすり落としてください。
回転ノズル
回転ノズルは、水を食器全体に行き渡らせる役割を担うパーツです。
ここに汚れやスケールが詰まると、噴射力が落ちて洗浄ムラが発生します。
メンテナンス手順の一例ですが、最初に上下2本の回転ノズルを慎重に取り外します。
取り外したノズルは流水で内部まで洗い流し、スプレー穴に詰まった汚れはつまようじなどを使って取り除きましょう。
なお、残さいフィルターや回転ノズルの構造は機種によって異なります。
実際のメンテナンスでは、必ず取扱説明書を確認してから行いましょう。
一条工務店の食洗機へのよくある質問

一条工務店で採用されている食洗機について、よくある質問と回答をまとめました。
Q.食洗機はいらない?
食洗機は、節水と時短の両面で優れており、手洗いと比べて約80〜89%の節水効果があるとされます。

また、機種によりますが、洗浄にかかる時間も1回あたり20〜25分の短縮が可能です。
コストパフォーマンスはもちろん、「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する現代人にとって、食洗機は欠かせない設備といえるでしょう。
Q.おすすめの洗剤は?
食洗機では、必ず「食洗機専用洗剤」を使用してください。
洗剤は、粉末・ジェル・タブレットなどさまざまなタイプがありますが、食洗機のモデルに合ったものを選ぶのがポイントです。
Q.洗剤の自動投入機能は必要?
家事の手間を減らしたい方にとって、自動投入機能は非常に便利な機能です。
あらかじめ専用タンクに洗剤を補充しておけば、洗浄のたびに適量が自動で投入されるため、毎回の計量が不要になります。
また、洗剤の入れすぎ・使いすぎも防げるのが嬉しいところです。
忙しい朝、疲れている夜でも、操作の手間が少なく済むため、日々の使いやすさを重視する方におすすめの機能といえるでしょう。
Q.新築時とリフォーム時、どちらに導入するべき?
コストと手間の面において、食洗機は新築時に導入することをおすすめします。
新築の場合、住宅設計の段階から食洗機の設置を前提に配管や電気工事が組み込まれるため、追加工事の必要がほとんどなく、導入費用を抑えられるためです。
一条工務店では、食洗機が標準仕様として組み込まれているプランも多く、キッチン全体のデザインとの統一感も自然に保たれるでしょう。
一方、リフォーム時に食洗機を後付けする場合は、既存のキッチン構造に応じて配管や電源の延長工事が必要となり、その分の費用・工期がかさみます。
設置場所の制約も生じやすいため、事前の確認が必要です。


