タマホームは「良質低単価な家」を掲げる大手ハウスメーカー。
良い物を安く手に入れると聞くと、「ふつう良い物は高いはずなのに、タマホームはなぜ安いのだろう?」とつい気になってしまうことでしょう。
そこで今回の記事を書くにあたり、タマホームで建てる家が安い理由について徹底的に調査したところ、衝撃的な発見をしました。
この内容を暴露していくとメーカーさんに注意を受けるかもしれませんが、これから家を建てる読者の方が後悔しないためにも、忖度なしで解説していきます。

タマホームってテレビCMもバンバン放映してるのに、なぜか安さを維持しているのは長年の謎だったんだよね。

たしかに住宅業界は非常に競争の激しい業界ですからね。
価格を下げすぎると利益を確保できなくて経営がやばくなりますし。パートナーである資材の仕入業者や施工業者をあまりに買い叩くと離れていくので継続できなくなりますからね。
タマホームは創業から20年以上と長く続いてきた会社で、業績も割と好調ですから、何か秘密があるはずですよね。
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タマホームが安い理由は、安かろう悪かろうだから?

「タマホームが安いのは、建築資材の品質が悪いからだ!施工が手抜きだからだ!」
と、物事の表面だけを見て『安かろう悪かろう』と決めつける方がいるかもしれませんが、残念ながらそれは間違っているかもしれません。
事実、私たちの身の回りには、安くて良い物を作って成功している会社がいくつも存在しているからです。
たとえば百円ショップのダイソーは、あらゆる生活日用品で安くて良い物を提供してきました。アパレルメーカーでは「ユニクロ」や「GU」でおなじみのファーストリテイリングも安くて良い物を作って世界的な企業にまで躍進したのは誰もが知るところでしょう。
このように、あらゆる産業において「安くて良い物を作るメーカー」は確実に存在していて、タマホームは住宅業界でそのポジションを確立したのです。
だからこそ多くの顧客の支持を受けて、短期間で急成長することができたハウスメーカーなのです。

たしかに他の業界でも成立するのに、住宅メーカーだけ成立しないってことはないよな。

良いものを高く売るのは誰でもできますが、良いものを安く売るには、ある意味で非常識なことをしなければなりませんから、一般に理解されにくいんですよね。
では、なぜ安いのかという理由を考察していくと、次の6つになります。
・薄利多売の経営戦略
・建築資材の大量仕入れによるコストダウン
・家づくりの選択肢を減らす
・工期を短くする企業努力
・人件費/教育費の合理的な削減
・キャッシュポイントが多い
それぞれ詳しく解説します。
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薄利多売の経営戦略
「他社よりも価格を下げて利益を減らしても、お客様から支持されて他社よりたくさん売れたら、大きな利益を残すことができる」
というのが薄利多売の基本的な考え方です。

個人が住宅にかけられる予算は限られてるから、価格が安いことはハウスメーカー選びの決定的な理由になるよな。

なりますね。特に競争が激しい業界では、価格の引き下げ=販売量が増えるという図式は経済学の観点からも証明されています。
また、販売量が増えると「規模の経済」というメリットを得ることができます。

規模の経済ってなに?

シンプルに言うと、生産量・販売量が増加することによって、商品1単位あたりの費用が安くできるということです。
たとえば、「うまい棒」というお菓子は1個あたり12円という価格ですが、あれは大量生産・大量販売でしかあの低価格は実現できないのは想像がつきますよね?

たしかに、、、1個1個手作りじゃないだろうし、工場で自動的に大量生産されて、全国に大量出荷されてるイメージだな。じゃなきゃ1本12円だと利益出せないもんな。
建築資材の大量仕入れによるコストダウン
タマホームでは大量販売を前提として、建築資材のパートナーから好条件で建築資材の安定供給を受けているのです。
また、タマホームでは中間業者を介さずに、建築資材のパートナーと直接取引しているため、双方に利益を確保しながら双方良しの関係性を構築しています。
規模の経済+直接取引により、他のハウスメーカーでは実現できない低価格をもたらし、その恩恵が販売価格の安さとしてお客様にも届くという流れになっているのです。

タマホームでは約74.1%もの高い割合で国産材を使っているのですが、大量生産・大量販売と直接取引なくしては無理な仕組みでしょうね。
にしても、この仕組みを構築するには業界内でそれなりの反発はあったはずで、常識やしきたりをぶち壊したのはすごいなと思います。
家づくりの選択肢を減らす
注文住宅がなぜ高いのかというと「自由度が高すぎるから」と言っても過言ではありません。
たとえばスーツもオーダーメイドだと1着20万円を超えてくるものもあるように、家もオーダーメイドでは高額になりすぎるのです。
タマホームでは、オーダーメイドというよりは「セミオーダーメイド」という感じで、可能な限り家づくりの選択肢を減らしたことで大幅なコストカットを実現しています。

家の中のあらゆるものが特注品だらけになったら、相当お金かかるもんな。譲れないこだわり以外は既製品で質のいいものだったらなんでもいいわ。
工期を短くする企業努力
セミオーダーメイドによる効果は、家が完成するまでの工期にも影響します。
たとえば他のハウスメーカーでは4ヶ月かかるところが、タマホームでは3ヶ月になることで、早く家に住めるだけでなく、その分の人件費の削減にもなるのです。
日本は少子高齢化により慢性的な大工さん不足になってますし、人件費も高くなる一方です。
だからこそ工期を早くする企業努力により、家を安く提供することができるのです。

丁寧でじっくり時間をかけて作る家もよいですが、人件費により家が高くなる問題を考えると、その問題を解決するには工期を短縮するための工夫が大事なのですね。
人件費・教育費の合理的な削減
工期を短くするために、家を建てるための施工方法を簡単にする工夫があります。
施工方法が簡単になると、大工の経験が浅い職人さんでも高い品質を維持したまま工期を短縮できます。
つまり、一連の流れとして、
施工方法を簡単にする→工期が早くなる→人件費が抑えられる
と同時に、
施工方法を簡単にする→大工さんの習熟度が高くなくてもよい→大工さんの教育時間の短縮→採用コストや教育コストも節約
と色々なコストの問題を解決することができるのです。
古き良き職人の世界では、どうしても従来のやり方にこだわるためコストがかさみます。
その一方で、低価格を実現するための企業努力をする会社は、新しいやり方を開発して次々に画期的な技術を生み出すのです。
そうした姿勢を持つタマホームは、日本の家づくりにおいて今後も期待できる存在であることでしょう。
キャッシュポイントが多い
タマホームの事業は注文住宅が中心です。
しかしながら、家を売る、家を作るだけしかやってないわけではなく、注文住宅に関連する他の事業も手がけています。
たとえばタマホームのグループ会社のタマファイナンスでは、家を買う際に発生する突発的なお金を貸してくれる「つなぎ融資」という事業をしています。
他にも、グループ会社のタマリビングでは、家具やインテリアの事業も手がけており、こちらも注文住宅と親和性があります。
このようにキャッシュポイント(利益が出る機会)を増やし、売上を最大化する企業努力により、低価格を維持したままグループ全体で利益を出すための構造にもなっています。

企業努力で安くなってる理由は理解できたんだけどさ、最近の日本だといろんなものが値上がりしてるじゃん。
やっぱり住宅関連の価格も値上がりは止まらないんだよね?

そのような予想をする方が大半ですよね。
家づくりの資材の多くは世界各地からの輸入品に頼っているので、円安が加速すると値上げせざるを得ませんからね。
あと、日本国内は慢性的な大工さん不足の影響で、人件費も高くなってるんですよね。

だよなあ。
前にウチの姉ちゃんに家づくりの相談したら「いずれ家を建てるなら情報収集だけでもとにかく急げ!」って、めちゃくちゃ説教されたんだよな(※実話)。


タマホームが他のハウスメーカーと比べてどれくらい安いかを調べる方法(無料)

タマホームが安い理由はわかったけどさ。同じ条件で他社と比べてどれくらい安いのか、簡単に調べる方法ってないの?
ネットで検索しても坪単価はサイトによってバラツキあるし、知らない人が公開してるタマホームの見積もりを見せられても参考にならなくて。

ありますよ。ある注文住宅情報サイトなら、タマホームからオリジナル間取りや見積もりまでもらえますし、同じ条件で他のハウスメーカーからも間取りや見積もりがもらえます。


それって手続きが面倒くさくないの?

スマホで5分ほどで入力して申し込めばいいだけなので超簡単です。
わざわざ貴重な休日をつぶして住宅展示場に行かなくても重要な情報収集や比較検討ができるので、家づくりを考えている人には激アツですよ。
詳しくは別記事「【裏技】タマホームの見積もり・間取りを無料で入手する全手順」で解説してますので、参考くださいね。
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