「積水ハウスの納得工房が『ジュノパーク(JUNOPARK)』に変わったらしいけど、何が違うんだろう?」
積水ハウスでの家づくりを検討している方において、家族で住まいに関する勉強や体験ができるとウワサのジュノパークは、気になる施設のひとつでしょう。
そこで今回の記事では、積水ハウスのジュノパーク(旧:納得工房)について最新情報を徹底解説していきます。
積水ハウスの納得工房とは

納得工房は、「体験」と「納得」をコンセプトに、住まい手と積水ハウスがともに理想の住まいを追求する「開かれた体験型研究施設」です。
納得工房では、構造や性能、防犯・防災、キッチン・収納・照明などテーマごとにゾーンが設けられており、五感を使った体験を通して住まいの知識を深められます。
実際に試し、操作し、比較することで理解が深まり、来場者の納得や高い満足度につながっています。
““窓ひとつで家の暖かさがこんなに違うのかとびっくり!!”(男性20代)
※出典:積水ハウス、開かれた体験型研究施設「納得工房」 住まい手とつくり手が共に歩み続けて30年来場100万人達成|KYODO NEWS PRWIRE
“実際の家のスケール感で体験するから、設備だけのショールームより一層リアルに実感できた”(男性50代)
※出典:積水ハウス、開かれた体験型研究施設「納得工房」 住まい手とつくり手が共に歩み続けて30年来場100万人達成|KYODO NEWS PRWIRE
主な対象は住まいのつくり手世代ですが、学生や企業研修などの利用も受け入れており、開設から30年で来場者数は100万人を突破しました。
アクセス
納得工房には、自家用車、または電車とバス・徒歩などでアクセスできます。
最寄り駅は近鉄京都線「高の原」駅。駅から徒歩で約15分、タクシーで約5分ほどです。
所在地の京都府木津川市は「関西文化学術研究都市」の一部で、周辺には住宅以外の研究施設も多くあります。
過去のイベント
納得工房では、通常の体験受け入れに加えて、住宅メーカーの研究施設ならではのイベントも開催されていました。
「すまい塾」は、住まいに関する知識を学べる講座で、「公開講座」と、完全予約制の「こだわり講座」があります。
「こだわり講座」では、住まいの機能や設備を実際に体験しながら、最適な住まいや暮らし方を考えることができ、好評を博していました。
“リフォームのBefore⇔Afterを見て感動!同じ家とは思えない!” (女性20代)
“構造のバランスや接合部、材質についても勉強になりました。家づくりにも生かしたいです。” (男性30代)
2021年4月には、来場者100万人達成を記念した式典も開催されています。
イベントに釣られて損をする人にならない方法

ところでさ、ハウスメーカーがイベントで、住宅展示場とかにきてほしいマジな理由ってなんなの?

裏を言うと、メーカーから怒られそうなのですが、ぶっちゃけますね。
僕たちの身近なもので例えると、住宅展示場は”試食”みたいなもので、初めての商品を買うための最強の理由になるのです。

それはわかりやすいな!
俺も試食をきっかけに買った新商品はたくさんあるけど、アレと同じか。

そうです。商売の観点で言うと、どんな宣伝よりも最強なのは「体験」してもらうことなのです。
ちなみに試食以外にも、車の販売店に行ったら「試乗」に誘導されるのもそれが理由です。

たしかに……車も買う気はそんなになかったけど、試乗してたらいつの間にか契約してたことあるわ。

だからこそ、ハウスメーカーは大量のお金を配ってでも、住宅展示場の来場者を増やすことが使命なのです。
この裏事情をわかっていないと、体験の魔力に心を奪われていつの間にか契約していて、「もっとよく考えてから家を買えば良かった……」なんて後悔することがあるのです。

たしかにウチの姉ちゃんも「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね。
その当時、テレビCMをガンガン流してる知名度の高い大手ハウスメーカーの展示会しか行ってなくて、危うく500万円も損するところだったんだって。

500万円の損失は大きいですね!
でも、経験者の話だと説得力がありますよね。

そうなのよ。だから、クオカードや展示会について熱心に調べてる人にも、姉ちゃんの話は知っておいてもらいたいんだよね。

そこまで言うなら僕も読みたいですね。
なんてタイトルの記事でしたっけ?

これ実話をもとにしてるから恥ずかしいけど、「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話」ね。

じゃあ今から声に出して読みますね。

やめてくれ!
納得工房からジュノパークへリニューアル
納得工房は、2025年8月5日に「住育エデュテイメント施設」をコンセプトとしたジュノパーク(JUNOPARK)としてリニューアルオープンしました。
エデュテイメント施設とは、教育(エデュケーション)と娯楽(エンターテイメント)を融合させた造語で名付けられた体験型施設です。
従来の納得工房が大人向けの体験中心だったのに対し、ジュノパークは子どもの感性を育むアクティビティが充実しています。
そのため、住宅展示場やショールームに興味を持ちにくい子どもも一緒に楽しめるお出かけスポットとしても注目を集めています。
ジュノパーク(JUNOPARK)とは

ジュノパークは、住まいや暮らしをテーマとした豊かな体験を通じて、子どもたちの感性を育む「住育エデュテイメント施設」です。
施設は6つのテーマに応じた体験エリアで構成されています。
- デザイン
- 構造
- ユニバーサルデザイン
- 住環境
- 資源循環
- 自然環境
それぞれのエリアでは、「体験ギャラリー」と予約制の「体験アクティビティ」を通じて、楽しみながら学びを深めることができます。
料金

1階のパブリックエリアは無料で利用できますが、2~4階の体験エリアの入場は有料です。
チケットを購入すると、体験エリアの利用に必要なQRコードが発行されます。
チケット料金は以下の通りです。
- 子ども(小・中学生) 500円
- 大人 1,000円
体験アクティビティの推奨年齢は小学校4年生以上で、当日予約が必要です。
小学校1~3年生の場合、子ども1名につき保護者1名以上の同伴が必須。また、残念ながら、未就学児は参加できません。
なお、チケットは現地では販売されていないため、公式ページの「入場チケット販売ページ」で事前に購入しておく必要があります。
アクセス

リニューアル後も所在地は変わらず、自家用車または電車で来場できます。
最寄り駅は近鉄京都線「高の原駅」で、主要駅からの所要時間は以下の通りです。
- 京都駅から約35分(特急の場合約25分)
- なんばから約40分
- 大阪(梅田)から約60分
- 天王寺から約50分
高の原駅からジュノパークまでは、徒歩またはバスでアクセスできます。
- 高の原駅から徒歩の場合 約15分程度
- 高の原駅より木津川市コミュニティバス(きのつバス)を利用する場合
梅谷行または木津川台住宅行乗車で約6分
「ハイタッチ・リサーチパーク」より徒歩約4分
駅から徒歩の方は、以下の動画案内が参考になります。
自家用車を利用する場合、高速出口と所要時間の目安は以下の通りです。
- 京都方面より 京奈和自動車道山田川IC降りて 約5分
- 大阪方面より 第二阪奈道路宝来IC降りて 約20分
駐車場は、ジュノパークから徒歩で約5分の場所にあります。
「駐車場の場所や施設までの動線がわかりにくい」という口コミも散見されるため、事前に公式情報で所在地やルートを確認しておくことをおすすめします。
何ができるの?
6つの体験エリアでは、展示や体験活動を通して住まいの仕組みや暮らしに関する理解を深められます。
体験ギャラリーでは、パネル展示や実物の展示、タッチパネルのクイズやゲームを通じて楽しく学習できます。
一方、体験アクティビティは五感を使う作業やチーム対抗のゲームなどを通して、自然に住まいに関する知識やスキルを身につけられます。
それぞれの体験エリアについて、くわしく見てみましょう。
デザイン:マイルーム大改造
「マイルーム大改造」では、色や素材を組み合わせて、理想の部屋をデザインできます。
50種類以上のカラー見本、200種類以上の素材は、実際に手に取って確かめたり比べたりすることが可能です。
部屋の改造は、アプリを使ったシミュレーション形式で、気軽に体験できます。
自分の「好き」を追及したり表現したりすることが、住まいを身近に感じ、自分らしい暮らしを考えるきっかけになります。
構造:2メートルタワー建築
「2メートルタワー建築」は、住まいを支える構造の重要性を学べるアクティビティです。
チームで協力しながら2メートルのタワーづくりに挑戦し、高さが増すごとに不安定になる構造をどうすれば安定させられるのかを考えます。
制限時間内でチームワークを発揮することが成功の重要なポイントとなるため、コミュニケーションや協力の姿勢も自然に身につきます。
体験ギャラリーでも、家の強度や耐震性についてのヒントをたくさん得られます。
UD:戦略アスレチック
「戦略アスレチック」は、家に見立てたアスレチックをユニバーサルデザインの視点から見直し、改善するアクティビティです。
小学生にとっては簡単にクリアできるコースも、用意されたアイテムを装着すると見え方が変わり、課題に気づかされます。
意見を出し合い「誰もが安心して通れるルートづくり」を考える過程が、現実の暮らしを見直すきっかけになります。
住環境:ゴーストハウス調査隊
「ゴーストハウス調査隊」では、住まいの不快感の理由を解明し、改善策を考える体験を行います。
ヘッドライトを付けて幽霊屋敷に見立てた部屋を探検するというユーモラスな設定で、住環境の不快さや快適さについて楽しく追及できます。
チームで取り組むことで、感じ方の違いやお互いへの配慮の大切さにも気づけることも、重要な学びのポイントです。
イヤな感じを解消し、「居心地のいい場所」をつくり上げる達成感も得られます。
資源循環:再生モノづくりラボ
「再生モノづくりラボ」は、ゴミの山を宝探し感覚で分別し、資源の大切さを体験的に学びます。
チームで宝探しに取り組むことで、ただのゴミに見えるものも、誰かにとっては価値ある資源であるという発見につながるアクティビティです。
限りある資源を再利用するための正しい分別方法も、体験やクイズを通して楽しく学べます。
自然環境:世界の自然共生ハウス展
自然環境ゾーンでは「世界の自然共生ハウス展」を通じて、自然と調和して暮らす世界のアイデアハウスとその暮らしぶりを垣間見ることができます。
年齢制限のあるアクティビティがないため、未就学児から大人まで一緒に楽しめます。
ナチュラルな空間はリラックス効果が高く、大人にも人気のエリアです。
ジュノパーク(旧:納得工房)の口コミ・評判
ジュノパークについては、SNSやブログなどでも多くの口コミが寄せられています。
お出かけ前の参考になる情報や注意点も多いため、ぜひチェックしておきましょう。
リニューアル直後は運営体制が整わず低評価も見られましたが、現在は「子どもと一緒に楽しめた」「体験型で飽きずに過ごせた」といった肯定的な声が増えています。
“事前にレビューや公式ウェブサイト等を調べてから行ったので、効率よく回れました。低学年の付き添いで行きましたが、どのアクティビティもよくできていて大人も楽しめました。”
“家族で楽しめる素晴らしい施設でした。アクティビティも学べるものが多くて家族で考えて協力しあえて良かったです。”
“展示一つ一つに興味を持って、考えながら見学したり体験しているのを見て、子の成長に繋がる施設だなぁと感じました。”
一方で、アクティビティの整理券方式や駐車場などのわかりにくさに関する口コミもあります。
“現地で予約整理券を取る必要がありますが、ここが少し特殊で、体験する本人が開始30分前に発券しないといけません。代理発券は不可なので、複数人で参加する際は、全員で整理券を取りに行くようにしてくださいね。”
“アクティビティを連続で取りたいなら事前に回る順番を決めて、配布場所も把握、さっと片付けて整理券をとりにいけるように準備しておくこと!”
“駐車場がわかりにくい”
また、体験アクティビティの対象年齢についても注意が必要という声もあります。
“体験内容が思考が必要なものばかりなので、低学年の子には難しいし、大人数で賑やかにやる体験内容でもないので1回の体験可能人数が少ないです。
でも、小学校高学年の子にはドンピシャの内容なので、是非体験してもらいたいです!”
“一緒に行ったいとこ(小学校低学年)は参加できるのに娘は参加できない状況で、「わたしもできるのに!」と拗ねて不機嫌になる場面もありましたが、他の体験ギャラリーで時間を過ごし、最終的には楽しむことができました。”
“アクティビティ以外に図書コーナーや展示物もたくさんありますが、「アクティビティのすき間時間を埋めるための展示」でしかなく、3歳~6歳の元気いっぱいな子供たちには物足りないと思います。そして何より、お兄ちゃん・お姉ちゃんがアクティビティを満喫している間、ずっと待たせているのはなかなか辛いです。“
また、アクティビティは他の家族との相席になることが多く、子どもの年齢や性格によっては配慮が必要という声もあります。
“4人家族とかなら自分たちだけでいけるけど、2〜3人だと誰かと組む可能性が高いです。そのときは親がサポートしてあげましょう。”(女性30代)
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!



コメント