「積水ハウスで値引き交渉したけど、うまくいかなかった」
「積水ハウスで限界ギリギリの300万円まで値引きしてくれた」
積水ハウスは全国で大人気のハウスメーカー。ですので、商談での「値引き交渉」の噂がネットで飛び交っています。
結論から言うと、値引きは可能です。しかしながら、交渉は難しいです。
積水ハウスの値引き率の相場は、2%~10%前後だとも言われています(製品や総額によって変わります)。
いえ、ネットの口コミを見ると500万円ほどの値引きに成功したい方もいるようです。
ただし他のハウスメーカーよりも入念に準備しないと返り討ちに遭うので、対策をしっかりとお伝えしますよ。
積水ハウスは値引き交渉できないってホント?
冒頭にも書きましたが、値引き交渉はできます。
ただし注文住宅の場合、自分の理想とする家に近づけようとすればするほど、値引き交渉が難しくなります。
なぜなら基本的に良い物は高いからです。注文住宅は自由設計。価格を調整するならグレードを下げればよいのです。
しかしながら、「良い物をお得に手に入れたい」という思いは誰でもあるはずです。
住宅購入は人生でいちばん高い買い物ですから、値引き交渉の成果は絶大。たとえば一度に100万円の値引きに成功すれば、扶養内勤務する方の年収を一瞬で手に入れられるのと同じです。
たしかに人生一度きりの大型商談なんだから、値引き交渉はしなきゃ損というか、何もしないで後悔したくないな。
数千万円の買い物という機会はもうありませんからね。かと言って無理な交渉をして失敗すると、家づくりの品質や完成度に関わってきます。
絶対に手を抜けない大事な場面ですよね。
積水ハウスの値引きの相場、値引き率は?
積水ハウスでは、
- 注文住宅
- 建売住宅
の2種類があります。
それぞれの値引き相場や値引き率を解説します。
積水ハウスの注文住宅の値引き相場はいくら?
積水ハウスの値引き率は2%~10%前後とのことです。
仮に4000万円の家だとすると、値引き相場は80万円~400万円と相当な金額になるようです。
積水ハウスの建売住宅の値引き相場はいくら?
建売の場合、場所やタイミングによって値引き額が大きく変動しますので、相場という情報があっても参考になりません。
ただし、過去の口コミをみていると、300~500万円の単位での値引きに成功した例もあるようです。
しかしながら、大幅に値下げされるのには何らかの理由があるわけで、建売の場合に値下げ額が大きいのには裏があると勘ぐっても良いかと思います。
積水ハウスの値引きの限界は?
ネットでの口コミ情報の中には、「10%以上の値引き率だった」との声もありました。
しかしながら、個人的には「10%以上というのは、やや信憑性に欠ける」と考えています。
なぜなら高額な値引きが横行すると、ハウスメーカーの利益が減ってしまい、結果的に営業担当の評価が下がってしまうからです。
そもそも注文住宅は利益率がそこまで高くないビジネスモデルですから、無理な値引きをするのは一時しのぎにはなっても自分の首を絞めるだけなのです。
当たり前の話ですが、儲けがなくなると会社は崩壊していきますからね。
なので、「値引き率の限界は10%、良くて5~8%くらい」と考えておき、それ以上の値引き率を高望みするのは現実的ではないと捉えておくとよいでしょう。
たしかに積水ハウスほどのハウスメーカーが無茶な値引きをするとは思えないもんな。
そうですね。ブランド力も営業力もありますから、あまりに無茶な値下げには応じないはずです。
積水ハウスの営業担当との値引き交渉で使いたいトーク2選
値引き交渉には殺し文句があります。それが次の2つです。
「他社よりも気に入っている。しかし、価格が…」
「私は御社がいちばん。けれど、旦那(もしくは妻)は…」
それぞれ使い方を解説します。
「他社よりも気に入っている。しかし、価格で…」」
値引き交渉の際は「価格で購入を迷っている」と正直に伝えなくてはなりません。
もっと正確にいうと、「価格の問題さえクリアできれば、積水ハウスで購入したいと思っている」と匂わせる必要があります。
しかし、この伝え方を間違えると、あえなく交渉に失敗してしまいます。
たとえばこんな伝え方は最悪です。
「他のハウスメーカーと見積もりを比較したら、積水ハウスさんはとても高くて…」
仮にそうだとしても、営業担当がつい反論したくなる言い方は厳禁。
他より高いという声に対して、営業担当からすると「ウチは高いですが、品質も高いです。嫌ならヨソでどうぞ」と言いたくなるものです(こういう言い方になるかは別にして、内心、敵対してしまいます)。
そこで大事なのは「営業担当を味方につける」こと。味方につけるための言い回しがあります。
その言い回しとは
「他社よりも気に入っている。しかし、正直に言うと、価格で迷っています。どうにか予算に近づけたいので、一緒に対策を考えていただけませんか?」
です。
こうすれば値引きも含めて、さまざまな選択肢をもとに交渉の姿勢を作ることができます。
たしかに交渉相手と敵対するんじゃなくて、味方になるのが交渉の基本だよね。
ですね。注文住宅の場合、必ずしも買い手の方が力関係が強いわけではありません。
安く買い叩こうとすると、家を建てる段階になってしっぺ返しを喰らうこともあります。
となると、、最後まで味方につけておくに越したことはないな。
「私は積水ハウスさんがいちばん。けれど、旦那(もしくは妻)は…」
次に、営業担当を味方につけるための超強力な殺し文句をご紹介します。
その殺し文句は、
「私は積水ハウスさんがいちばんです。けど、旦那(もしくは妻)は他社だと言っていて、その理由が金額なんです。なんとか戦えるように、一緒に作戦を練ってもらえませんか?」
というセリフです。
味方になってほしい人がいるとき、最も強力な方法は「共通の敵を作ること」だからです。
つまり、自分と営業担当の敵として、旦那もしくは妻を利用すればよいのです。
旦那や妻に「敵役」を任せるときは、積水ハウスのアンチ、他社の信者になりきってもらう必要があります。もちろん嘘はよくないので、旦那や妻にはガチで研究してもらいます。
「共通の敵を作れば味方になる」というのはわかったけどさ。
敵役が口論に強すぎて論破されて負けちゃったらどうするの?
そのときは他社で家を建てればいいだけ…というのは半分冗談ですが、「ちゃんと比較して検討しましょう」というのが正解です。
私たちは比較することで良し悪しを理解できるものですから、あえて対立意見を出し合うと、盲点が明らかになってきます。
ってことは他社と比較するためにも、相見積もり(他のハウスメーカーとも商談して見積もりを比較すること)をしたほうがいいってことだな。
そうですね。他社の見積もりを依頼するには、展示会の見学や何度かの打ち合わせが必要で割と労力が必要です。
しかも、本命と同等か安い見積もりをもらわないといけませんから、ちゃんと調べてから見積もりを取りに行かないといけません。
あー、貴重な休日がたくさんつぶれるのは嫌だ。簡単にできる方法ないの?
ありますよ。複数のハウスメーカーから同じ条件で間取りと見積もりがもらえる無料の住宅情報サイトを使えばたったの5分ですよ。
5分はすごいな!なんてサイトなの?
「タウンライフ家づくり」というサイトです。ネットでは割と有名で、住宅系のインスタやブログなどで名前を見かけたことのある方もいると思いますが、まだ使ったことのない人にもオススメです。
オッケー!使ってみる!
積水ハウスとの値引き交渉を成功させるための全手法
さて、前項の値引き交渉の殺し文句をマスターしたうえで、続いては具体的な値引きの全手法についてご紹介します。
これは営業担当の方から自発的に案内してもらえることもあるでしょう。
が、場合によってはこちらから「オトクな情報があるとネットに載ってたんですが…」と切り出さないと教えてくれない可能性もありますので、ぜひ知識として入れておきましょう。
積水ハウスの支店長による値引き
積水ハウスの各支店の支店長には、特別価格での値引きをする権限があります。
なお、支店長の値引き額の限界は、最大でも10%以内、よくて5~8%という認識でいたほうが無難です。
積水ハウスのキャンペーンによる値引き
積水ハウスでは、高額な実質値引きキャンペーンが開催されます。
たとえば、シャーウッドの外壁「ベルバーン」のキャンペーンでは、50万円~100万円がオトクになることもあったのです。
詳細は別記事「積水ハウスのキャンペーン最新情報【2023年】」に記載しております。
ぜひご参考ください。
積水ハウスの紹介による値引き
積水ハウスには「オーナー紹介制度」があります。
この制度を利用すると、特別な値引きがあるとの噂があります。
ただし、積水ハウスの公式サイトには記載がないので、非公式のようです。
もし周りに積水ハウスで家を建てた方がいれば、紹介制度について聞いてみることをオススメします。
積水ハウスの宣伝活動への協力による値引き
これは積水ハウスで成功するかどうかはわかりませんが、他のメーカーでは交渉できる方法の一つです。
単純に言うと、
「自宅を積水ハウスの宣伝活動に協力する代わりに値引きをしてもらう方法」
です。
デメリットは不特定多数を自宅に招くので、潔癖な方やプライバシーに重きを置く方には向いていません。
ただし、大幅な値引き交渉の材料として使えるので、「ここぞ」という場面で営業担当の方に確認してみることをオススメします。
積水ハウスとの値引き交渉は、値下げだけではなくオマケ交渉もアリ
値引き交渉というと、「いかに値下げをするか」という視点で、営業担当を追い詰めてしまうこともしばしばあります。
つまり、値下げ交渉をやりすぎると確実に恨まれます。
ですので、可能な限り「オマケ交渉」をしてみることを推奨します。
オマケ交渉というのは、たとえば「設備を無償でグレードアップしてもらう」こと。これも実質的な値引き交渉です。
営業担当は売上を減らしたくはないわけですから、オマケには快く応じてくれることも多いです。
値下げ交渉が苦手な方にも、オマケ交渉はオススメの方法です。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話
家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。
なんでしょう?
2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。
500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。
たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。
逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。
ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……
一年分の収入を失ってましたよね。
僕もこれから読みますね。
お前、読んでなかったのかよ!
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