「セキスイハイムで住宅を建てた人で後悔した人はいるのかしら?」
「注文住宅ではどんなところで後悔するケースが多いんだろう?」
セキスイハイムでの住まいを検討している方にとって、一生に一度の買い物で絶対に後悔したくないのは当然の願いでしょう。
自宅は家族の生活を支える基盤ともいえますから、できる限り理想に近づけたいはず。
そこで今回の記事では、セキスイハイムで後悔しないための全知識と題して、基礎知識からマニアックな知識まで網羅的に徹底解説していきます。
セキスイハイムで後悔しがちなケース

セキスイハイムで家を建てるときに、多くの人が後悔するケースは、以下の7つにまとめられます。
- 建築総額が高く住宅ローンがきつい
- 鉄骨ならではのデメリットがつらい
- 重要な担当者との相性が悪い
- 現場でのミスが多い
- 知らなかったり見落としたりしたことがある
- 不要なオプションを購入してしまう
- 必要なオプションを選ばなかった
マイホームは人生でもっとも大きな買い物です。
家を建てた人たちが何に後悔しているのかを理解し、あらかじめ対策をうっておくのが重要です。
後悔しがちな7つのケースをそれぞれ、詳しく説明しましょう。
建築総額が高すぎて(ローン返済がきつくて)後悔

セキスイハイムの住宅は高品質ですが、その分、建築にかかる費用も高めで後悔することがあります。
坪単価は60〜130万円の幅があり、目安で言うと80~100万円が相場。平均的な新築住宅と比べると高い傾向にあります。
この高額な建築総額が、後に大きな後悔につながる場合があるのです。
ローンの返済が予想以上に家計を圧迫してしまい、生活に支障をきたすおそれがあるためです。
子どもの教育や老後の資産形成に悪影響が出るかもしれません。
また、想定していない収入の減少があると、ローン返済が本当に厳しくなる可能性もあります。
資金繰りができず自己破産せざるを得なくなり、マイホームを手放すことになった人もいるほどです。
こうした後悔を避けるためには、自身の収入や将来の経済状況を慎重に見極める必要があります。
職がなくなっても返済のめどは立つかなど、最悪のシナリオを想定しつつ計画を考えるとよいでしょう。
鉄骨特有の制約やデメリットで後悔
セキスイハイムは鉄骨造の家が多いです。
鉄骨造の家には多くのメリットがある一方で、見逃せないデメリットもあり、後悔につながることがあります。
たとえば鉄骨造のデメリットとして、間取りが自由に選べない点があげられます。
鉄骨を組み合わせた箱を積み上げるユニット工法を採用しており、柱の位置や間取りのレイアウトには制限がかかるためです。
また、家の外観が箱のように角ばった見た目になる点も後悔しやすいポイントです。
マイホームの間取りや見た目を重視するならば、慎重に検討した方がよいでしょう。
他方で、「鉄骨造の家は断熱性が低い」と言われる場合もあります。
しかしながら、セキスイハイムでは、住宅の基礎・窓・外壁などに断熱性を高める資材が使われています。
結果として国の基準を上回る高い断熱性を達成していますので、断熱性について過度に心配する必要は少ないでしょう。
営業や設計士など重要な担当者との相性が悪くて後悔
営業や設計士と良い関係を保つのは重要にもかかわらず、担当者との相性が悪いと後悔してしまう結果になります。
特にコミュニケーションがうまく進まないと、理想の家づくりが実現できないおそれがあります。
実際、セキスイハイムでひどい営業にあたってしまった人からの口コミも散見されます。
しかしながら、セキスイハイムは知名度も人気も歴史もあるハウスメーカーです。
大多数の社員は、他社と比べても優秀な方が多く、施主の要望をきちんとくみ取ってくれるはずです。
それでも、一部のひどい担当者に出会ってしまう可能性は念頭に置いておきましょう。
現場のミスが多くて後悔
セキスイハイムは高品質な住宅を提供することで定評がありますが、それでも現場でミスが発生し、後悔につながるケースがあります。
たとえば、設計図面とは異なる施工をされたり、資材の取り付けに不備があったりすることがあります。
こうしたミスは、住み心地や家の性能に悪い影響を与えるため、大きな後悔につながります。
また、現場でミスの対応に時間を要するため、入居が遅れてしまう場合もあります。
知らなかった(見落としていた)ことで後悔
セキスイハイムで家を建てる際、知識不足や情報の見落としによって、後に大きな後悔につながってしまうことがあります。
たとえば、先ほど紹介したユニット工法を知らず、思い描いていた間取りや設計ができないと後から気づいたケースがあります。
見落としによる後悔を避けるには、契約する前に時間をとって情報を集めるのが重要です。
分からない点や腑に落ちないことがあれば、遠慮なく担当者に質問し説明を求めましょう。
不要なオプションを選んでしまって後悔
セキスイハイムの家には多くのオプションが用意されていますが、不要なオプションを選び後悔してしまうことがあるのです。
悪い口コミで、不要だったとの声が目立つオプションは下の2つです。
- 全館空調「快適エアリー」
- 吹き抜け
それぞれのオプションについて、詳しく説明します。
全館空調で後悔
セキスイハイムの全館空調システム「快適エアリー」は、家全体を心地よい温度に保つ魅力的なオプションです。
しかし、「ない方がよかった」と後悔してしまう人もいます。
後悔する理由のひとつは、電気代や維持費で予想以上に出費が必要になることです。
全館空調システムは基本的に24時間、家全体を冷やし続けたり、暖め続けたりします。
部屋ごとに空調をつけたり消したりすることもできません。
そのため、全館空調がないときと比べると電気代はかさんでしまいます。
フィルター交換や定期点検・補修が必要となり、維持費もかかります。
家族の間で冷暖房に対する好みが異なると、空調の設定が難しくなり後悔しやすいです。
全館空調そのものは、1年中マイホームを快適にしてくれるすぐれた設備です。
全館空調のオプションを採用するなら、メリットとデメリットを理解して選ぶようにしましょう。
吹き抜けで後悔
なんとなく吹き抜けを選んでしまうと後悔する場合があります。
吹き抜けによって開放感のある空間ができ、住み心地のよいマイホームになります。
しかし、吹き抜けには、次のようなデメリットがあることを知っておくべきです。
- 冷暖房の効きが悪くなって、光熱費が増えてしまう
- 吹き抜けで生活音が響きやすくなる
- 掃除や電球の交換に手間がかかる
それでも、「デメリットがあってもぜひ作りたい」という強いこだわりがあれば、後悔することはないでしょう。
必要なオプションを選ばなくて後悔
先ほど説明したのとは逆に、必要なオプションを選ばず後悔してしまう場合もあります。
「選んでおけばよかった」と後悔する人が多いオプションとして下のものがあげられます。
- 断熱性の高い窓
- 太陽光発電パネルや蓄電池
家を建てる費用を少しでも節約しようとして、こうした後悔が生じやすいです。
理想の家にするためにこれらの設備が必要かどうかを、いま一度考えてみましょう。
窓(断熱性)
一年をとおして快適な家にするために、窓の断熱性は重要です。
セキスイハイムの家は、鉄骨造にもかかわらず高い断熱性を持っています。
しかし、窓は外気と触れざるを得ないので、どうしても窓から熱が逃げてしまいがちです。
セキスイハイムは窓における断熱を確保するために、ガラスを2枚かさねたペアガラスの窓を標準仕様でつけています。
さらにオプションとして、
- ガラスを3枚かさねたトリプルガラス
- 窓枠が樹脂サッシ
となる窓も選べます。
これらの仕様を選ぶと、窓からの断熱性が大きく高まります。
寒さや暑さが強い地域に住んでいたり、室温の変化に弱い人がいたりする家庭は、窓のオプションをしっかりと検討しましょう。
太陽光発電システム/蓄電池
セキスイハイムの家には、太陽光発電システムや蓄電池を設置できます。
しかし導入には高い初期費用がかかるため、オプションを選ぶか悩む方も多いです。
太陽光発電システムと蓄電池の導入によって、長期的には光熱費の節約により、むしろオトクになることも。
太陽光発電で必要なエネルギーの75%をまかない、光熱費を年間2,000円程度にできると試算されています。
とくに、次のような家庭は電気代が高くなるため、ソーラー発電のメリットをより受けられるでしょう。
- 寒さの厳しい地域に住んでいる
- 同居している家族が多い
太陽光発電や蓄電池を後から導入しようとすると、工事の費用はさらに高くなります。
なお、セキスイハイム以外の業者に工事を頼むと、各種保証の対象外となってしまうおそれがあります。
光熱費をおさえたい家庭や環境への意識が強い方は、オプションを本当に外してよいか、きちんと考えることをおすすめします。
後悔したくないならハウスメーカーは1社だけに惚れ込まない!必ず比較しよう
ここで家づくりでの後悔を減らすための大事なポイントをご紹介します。
大事なポイントとは、いくら素敵なハウスメーカを見つけたとしても、最初から1社だけに決め込んで契約してしまうのはNGだということです。
なぜなら私たちは、各ハウスメーカーを比較するからこそ、自分が本当に家づくりに求めていることやこだわりが見えてくるからです。
人はいちど何か惚れ込むと他が見えなくなりがちですから、あえて冷静な視点を取り戻すためにも、あえて興味がなくとも他のメーカーに相談することをオススメします。


正しい比較……ですか?

そう。
家づくりで後悔しないためには、正しい比較をするための手順が大事なんだってさ。

ほうほう、その話は面白そうですね。

うん。これから家づくりを検討している人にはめっちゃ役に立つから、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」は読んでほしいな。

個人的には「家づくりで実際に500万円損した人の話」が読みたいですね。

悪趣味だな……。
セキスイハイムを選ばずに後悔するケース

ハウスメーカーを決めるときに、セキスイハイムを選択肢から外してしまい後悔するケースも少なくありません。
セキスイハイムの家は下にあげた特徴を持っており、なんとなくで選択肢から外してしまうのはもったいないです。
- 鉄骨住宅のメーカーとしてトップクラスの基本性能をもつ
- 鉄骨造で大地震に強い
- 知名度やブランドがやっぱりすごい
- オーナーが多く口コミや評判がよくわかる
- 倒産するリスクがほとんどない
セキスイハイムを選ばずに後悔する、具体的なケースについて詳しく見ていきましょう。
鉄骨住宅メーカーとしてトップクラスに基本性能が高い
セキスイハイムは鉄骨造の住宅を中心に商品を展開しています。
数あるハウスメーカーのなかでも、トップクラスに高い基本性能を持った鉄骨住宅を提供しているのです。
たとえば、セキスイハイムの家は、次のような高い基本性能を持っています。
- 国の基準を大きく超える断熱性と気密性
- 震度7に何度も耐える耐震性
- 生活音や外からの騒音を感じない遮音性
- 全館空調によって年中快適な空間
マイホームは後から買い直すことが難しいです。
セキスイハイムを選べばよかったと後悔しないためにも、メーカー選びは慎重に進めましょう。
鉄骨は大地震に強い
セキスイハイムの鉄骨住宅は、大地震に強い商品です。
高い耐震性を保つ秘訣は、鉄骨の構造体と外壁にあります。
先ほども紹介したとおり、セキスイハイムでは鉄骨でできた柱や梁を溶接で一体化させた「鉄の箱」を積み上げて家を建てます。
この「鉄の箱」が揺れを吸収しながら、地震に耐えることができます。
さらに外壁も通常のものより耐久性が高く、揺れを軽減する力を持っています。
構造体と外壁により、阪神・淡路大震災クラスの震度7の揺れにも耐えられる耐震等級3を、標準仕様で達成しています。
日本は地震大国です。事実、近年も各地で震度6〜7の地震が発生しています。
もっと耐震性の高い家だったら住み続けられたのに、と後悔しないためにきちんと検討しましょう。
知名度やブランド力がやっぱりステキ
セキスイハイムの知名度とブランド力は、住宅業界でも高く評価されています。
知名度やブランド力があると、マイホームを家族や友人に自信を持って案内できます。
将来、住宅を売却する、または第三者に貸し出す際には、ブランドによって契約条件が有利になる可能性があります。
知名度やブランド力の高い家に住むことで、さまざまな形で価値を生み出してくれるのです。
オーナーが多く、口コミや評判を調べやすい
セキスイハイムは過去に多くの住宅建設に携わっています。
家を建てた人がたくさんいるため、オーナーが発信した口コミや評判をすぐに調べられます。
口コミや評判は、セキスイハイムの家に興味がある人にとって有益な情報です。
実際に住んでいる人の声を聞けば、Webサイトや住宅展示場では分からないような長所や短所を知ることができるからです。
たとえば、次のような貴重な情報が得られます。
- 実際の住み心地はどうか
- どんなメンテナンスが必要になるか
- アフターサービスには丁寧に応じてくれるか
また、たくさんのオーナーがいるため、地域や家族構成が自分の状況に近い事例を見つけやすくなります。
多くの情報にあたったうえで、セキスイハイムを選択肢から外すかを検討しましょう。
大企業なので倒産リスクの心配が少ない
セキスイハイムは日本でも有名な大企業であり、倒産のリスクを心配が少ない点が魅力です。
安定した経営が続いていて、母体企業も大きく、よほどのことがない限りは揺るがない基盤があります。
倒産の心配が少ないハウスメーカーであれば、何十年にもわたる長期の保証やアフターサービスも信頼に足るでしょう。
セキスイハイムに限らず、他のハウスメーカーを比べるときには、企業の安定性も調べてみるのがおすすめです。
家づくりで後悔しないためにやるべきこと
ここまで、セキスイハイムで家を建てるときに後悔しがちなポイントを紹介してきました。
家づくりで後悔しないためには何をすればよいのでしょうか。
セキスイハイムの家に興味がある人は、下にあげた4つの内容を心がけましょう。
- 情報伝達ミスを防ぐために記録を残す
- 見積や設計に納得できるまで質問する
- 第三者の相談相手を探しておく
- 同じ地域にいるオーナーの声を聞きに行く
上で紹介したポイントを、順に詳しく説明します。
情報伝達ミスを防ぐために記録を残すこと
施主と担当者の間で情報伝達ミスを防ぐために、打ち合わせや商談の内容を詳しく記録しておくべきです。
情報伝達にミスが起こると、大きな問題につながるおそれがあります。
たとえば、次のようなときには会話の内容を残しておきましょう。
- 営業担当と資金計画を相談する
- 設計担当から間取りの提案を受ける
記録の際には、会話を録音できるのが望ましいです。
しかし相談相手となる担当者から、録音はしないでほしいと申し出られるかもしれません。
その場合は、話した内容をノートなどに書き残したり、スマートフォンなどにメモをつけるようにしましょう。
また、書類やメールは必ず保存するとともに、重要な内容は書面にするよう求めるのも大切です。
問題のある担当者がついてしまうと、後から話した内容が食い違ってトラブルにつながる場合もあります。
話した内容を記録しておけば、施主と担当者で揉めてしまったときの証拠として役に立つのです。
記録を取る習慣をつけていれば、自分たちがどんな家を建てたいと思っているのか、ふりかえることもできます。
見積書や設計図はすべて納得できるまで質問すること
担当者から送られてくる見積書や設計図で分からないところがあったら、きちんと理解し納得できるまで質問しましょう。
たとえば、次のような疑問があれば、その場でしっかり尋ねるべきです。
- 見積書に覚えのない項目がのっている
- 見積書に書かれた金額の根拠が分からない
- 設計図に描かれた寸法や配置、材料などがイメージできない
- 設計図に意味の分からない専門用語や記号がある
質問をためらってそのままにしてしまうと、家が完成してから「こんなはずじゃなかった」と後悔につながるかもしれません。
また、担当者からしても、施主から質問をもらうのは嬉しいものです。
家づくりに対する熱意が感じられますし、施主の考えをより正確に理解することにもつながります。
第三者の相談相手を探しておくこと
セキスイハイムで家づくりを進めるとしても、信頼できる第三者の相談相手を探しておくのがおすすめです。
第三者の意見を聞くことで、自分たちの家をセキスイハイムで建てるべきかを判断できます。
セキスイハイムからの提案や契約が適切な内容なのかも確かめられるでしょう。
相談相手は、中立的な立場で話を聞いてくれる建築士などの専門家が適しています。
友人や知人で建築や不動産に詳しい人に相談してみてもよいでしょう。
ただし、相談相手の選び方には注意が必要です。
利害関係がなく、きちんとした専門知識を持つ人を選びましょう。
また、第三者の意見を参考にしつつも、最終的な決定は自分たちで行うことが重要です。
同じエリアの施主(オーナー)の声(口コミや評判)を聞きに行くこと
セキスイハイムで家を建てる際、同じ地域に住んでいる施主(オーナー)の声を直接聞きに行くべきです。
前にも説明したとおり、実際の住み心地や注意点など、家づくりに役立つ多くの情報をオーナーから手にいれられます。
親戚や知人にセキスイハイムのオーナーがいれば、話を聞きにいくことをおすすめします。
自分の周りにオーナーがいなければ、同じ地域で開かれているオーナー宅見学会に参加するのもよいでしょう。
オーナーに話を聞きに行くのを遠慮してしまう人もいるかもしれませんが、その心配は不要です。
多くのオーナーは、自分の体験が役に立つことに喜びを感じるはずです。
相談相手がセキスイハイムで家を建てれば、紹介制度によってオーナー・新しい施主ともに特典がもらえることも。
積極的に情報を集め、後悔のない家づくりを進めましょう。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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