「鉄骨のハウスメーカーでオススメってどこなの?」
「鉄骨造だと大手や有名なところしかないのかしら?」
鉄骨の家づくりを検討している方の多くは、ハウスメーカー・工務店選びに悩まれていることでしょう。
鉄骨造に対応できる会社は数が少なく、どこも大差ないように感じて、何を基準に選べば良いのか手探りな方も多いことと思います。
そこで今回の記事では、おすすめの鉄骨ハウスメーカーをご紹介するとともに、各社の違いや選び方について徹底解説していきます。
鉄骨造ハウスメーカーおすすめ7社
鉄骨造の住宅を取り扱っているおすすめのハウスメーカーと特徴を順に解説します。
セキスイハイム
「セキスイハイム」は、積水化学グループの住宅ブランド。
鉄骨のみならず木造にも対応しています。
省エネルギー性能と設備にこだわっており、
- 太陽光発電
- オール電化住宅
- 蓄電池
に強みを持つ、スマートハイムシリーズを展開しています。
セキスイハイムの鉄骨造住宅は、工期の短さと安定した品質を両立。
自社工場で鉄骨ラーメン構造のボックス型ユニットをあらかじめ生産します。
建築現場では、ユニットを組み合わせるだけになるため、天候などの影響を受けにくく、施工トラブルも少ないというメリットがあります。
足元の温度を均一に保つ、基礎断熱を標準装備。
冬場に足元の冷えが気になる人も、快適に過ごせる住環境が実現します。
断熱性能はUA値0.54、住宅商品「グランツーユー」であれば、UA値0.46と高断熱を誇ります。
また、ZEH住宅にも対応しています。
60年間の無償定期診断によるアフターフォローも充実しており、住まいのトラブルや修理依頼などを相談できる、24時間365日の問い合わせサポートも設置しています。
ヘーベルハウス
「ヘーベルハウス」は旭化成ホームズの住宅ブランドです。
重量鉄骨、軽量鉄骨の住まいを手掛けています。
独自の断熱構法「ヘーベルシェルタードダブル断熱構法」を採用することで、住まいの耐久性と断熱性を両立。
開口部の断熱にもこだわることで、大空間をつくりつつも断熱性は確保します。
地震に強い住まいづくりにも強みがあり、以下の技術を搭載して耐震性を高めています。
- 制震フレーム「ハイパワードクロス 」
- 剛床システム
- ハイパワード制震ALC構造
60年無料点検システムが付帯しているため、長く安心して住める家づくりを実現します。
積水ハウス
「積水ハウス」はハウスメーカーとしてトップクラスの建築実績と知名度を誇ります。
年間6万棟の引き渡し実績があり、性能もデザインも上質な邸宅づくりが実現できます。
軽量鉄骨、重量鉄骨に加え、木造住宅の建築も可能です。
積水ハウスの家づくりは、以下の4点が重視されています。
- 環境に配慮する
- 生活をまもる
- 価値の向上に努める
- まちを育てる
標準仕様で断熱等性能等級5の高い断熱性能を持つ住まいが実現可能。
断熱性を高めるために、以下の技術・仕様を採用しています。
- 断熱性の高いアルミ系サッシ
- 壁の内部で断熱材がずれない工夫
耐震性能にもこだわりがあり、独自の地震動エネルギー吸収システム「シーカス」を採用。これは大地震発生時の揺れを軽減する、国土交通大臣に認定されたシステムです。
建築後の保証やフォローも充実しており、
- 構造体と雨水侵入を防止する部分の初期30年保証制度
- 建物がある限り永年保証が受けられるユートラスシステム
- 住宅履歴情報の蓄積・更新が確認できる独自の台帳システム「いえろぐ」
といった独自の制度やサポートも魅力です。
ダイワハウス
「ダイワハウス」は、大和工業グループの住宅メーカー。
企業の施設や賃貸住宅、商業施設などの事業で培った経験や技術を取り入れた軽量鉄骨や重量鉄骨の住まいを手掛けています。
住宅デザインは、幅広い世代が暮らしやすい「フレンドリーデザイン」を採用しています。
断熱性能は外壁、天井、床、窓の高断熱化により高めているのが特徴。
住まいを建てる地域の気候に合わせられるように、断熱仕様は3グレード用意されています。
住まいのエネルギー稼働を可視化できる「HEMS」を標準搭載し、スマートハウスやZEH住宅にも対応しています。
耐震性能を高めるために、1邸ずつ地盤調査を実施し、地盤に合わせた最適な基礎を設計します。
軟弱地盤でも良好な地盤と同等の安全性を確保できる施工力に強みがあります。
構造の専門部署が、地盤調査結果を分析。
軟弱地盤でも建物を確実に支えられる基礎づくりを重視しています。
このほかにも、耐震性能を高めるために以下の技術や設備を導入しています。
- 柱と梁の接合部を鋼板で補強
- 国土交通大臣認定を取得した特殊なボルトで接合
3階建て住宅でも、高い耐震性能を発揮できます。
住宅建築後のアフターフォローや保証には、
- 初期保証30年
- 初期保証終了後の延長保証60年
- 60年以降も診断・保証が可能な長期保証サービス
- 引き渡しから10年目まで無料で出張修理や部品の交換が可能な住宅設備保証
- 24時間365日フリーダイヤルでのサポート
- オーナー専用のWEBサイト「ダイワファミリークラブ」
- リフォーム・リノベーションサポート
といったものが付帯されています。
トヨタホーム
「トヨタホーム」は、世界的にも有名なトヨタ自動車の住宅メーカーです。
自動車づくりで培った技術を住まいづくりに転用しており、代表的なものとしては、
- 鉄骨の防錆塗装
- 強靭な柱と梁とを強固に接合する構造「パワースケルトン」
- 独自開発の制振装置「T4システム」
といったものがあります。
大空間・大開口の設計づくりに強みがあり、開放的な吹き抜けや、広いリビングなどの間取りも可能。
また、大空間により断熱性や気密性を失わない工夫として、
- 構造体の中を断熱材で覆う「充填断熱工法」
- 高遮熱断熱複層ガラス
を採用している点も魅力です。
標準仕様でUA値0.56の断熱性能を発揮、断熱等性能等級は最高ランクを確保。
アフターフォローとしては以下の保証内容を提供しています。
- 60年間の長期保証
- 建築から35年目までの5年ごとの無償点検
パナソニックホームズ
「パナソニックホームズ」は、電化製品メーカー「パナソニック」のグループ企業。
重量鉄骨、軽量鉄骨の住まいに対応しています。
特に鉄骨造では高層階づくりに強みがあり、平屋から3~9階建ての高層住宅まで対応可能です。
狭小住宅などの限られた敷地面積を有効活用する設計力も持ち合わせています。
グループ企業の強みを活かして、設備をパナソニック製で統一しているのが特徴。
IoTなど最新技術を取り入れた住まいも実現できます。
天井や外壁に加えて、基礎の内側も高性能断熱材で包む「家まるごと断熱 」を採用。
床下も断熱、地熱を利用することで、足元も冷えず快適な暮らしが実現できます。
UA値は標準仕様で0.6に対応。
耐震性を高めるために、以下の技術も搭載されています。
- 制震鉄骨軸組構造「ハイパースペース工法」
- 高層ビルで使われる技術を使用した「アタックダンパー」
- 業界トップクラスの17cmの基礎の立ち上がり幅
地震による全壊時の建て替えや半壊時の補修が必要な際に保証が受けられる「地震あんしん保証」を用意。
一般的な地震保険との併用も可能です。
サンヨーホームズ
「サンヨーホームズ」は、「人と地球がよろこぶ住まい」をコンセプトとした住まいを手掛けるハウスメーカーです。
省エネと創エネ、耐震と制震を重視した住まいづくりを進めています。
「エコ&セーフティ」に基づいた住宅にこだわりがあり、標準仕様で長期優良住宅認定を取得しています。
費用の考え方は坪単価ではなく、住まいで発生する費用を住む年数で割った「年単位」で考えるプランが推奨されています。
東北北部など断熱基準や気候の厳しい地域の省エネルギー基準をクリア。
UA値は0.46の断熱性能を発揮しています。
高層ビルの免振にも実績がある高減衰ゴムを採用した、独自開発の制震ダンパー「サンダブルエックス」を採用。
地震で発生する運動エネルギーを熱エネルギーに変換し吸収することで、地震への強さを発揮します。
保証やアフターフォローには、以下のプランを提供しています。
- 100年発想の保証・点検システム
- 30年目まで無料点検、その後5年ごとの再保証契約システムの「センチュリー保証・点検システム」
- 家歴管理システムによるデータ管理
- 24時間体制のアフターサービス
ローコスト(安い)の鉄骨造ハウスメーカーにしたいなら「軽量鉄骨」が基本

鉄骨造の住まいを安く建てたいときには、軽量鉄骨住宅が前提となります。
重量鉄骨と軽量鉄骨の住まいの違いを解説します。
重量鉄骨と軽量鉄骨の違い
重量鉄骨と軽量鉄骨住宅の違いは、使用している鋼板の厚みと工法です。
それぞれの違いを以下の一覧にまとめました。
重量鉄骨 | 軽量鉄骨 | |
鋼板の厚み | 6mm以上 | 6mm未満 |
構造・工法 | 鉄骨ラーメン構造 | 鉄骨軸組工法 |
間取りの自由度 | 高い | 低い |
耐震性・耐久性 | 高い | 低い |
防音性 | 高い | 低い |
住まいの品質の安定性 | 高い | 高い |
工期 | 長い | 短い |
コスト | 高い | 低い |
重量鉄骨住宅は、鋼板が厚いことに加えて、柱と梁が一体化した鉄骨ラーメン構造を一般的に採用しています。
高層住宅やマンション、ビルなども重量鉄骨造です。
耐久性や耐震性にすぐれ、間取りの自由度や防音性も高くなっています。
その一方で、建材に使用する鋼板の大量生産ができないため、工期が長くコストも高くなる傾向にあります。
軽量鉄骨造は2階建て住宅に採用されているケースがほとんど。
建材の大量生産が可能なため、重量鉄骨造よりもコストが低く、工期も短い傾向にあります。
一方で重量鉄骨造よりも使用する柱の本数が多い鉄骨軸組工法を採用しているため、間取りの自由度は低くなります。
ただし、ハウスメーカー各社の努力や独自技術を採用し、耐震性や防音性、間取りの柔軟性を高めている商品も多くあります。

ところで、、、最近の日本だといろんなものが値上がりしてるじゃん。
やっぱり住宅関連の価格も値上がりは止まらないんだよね?

そのような予想をする方が大半ですよね。
家づくりの資材の多くは世界各地からの輸入品に頼っているので、円安が加速すると値上げせざるを得ませんからね。
あと、日本国内は慢性的な大工さん不足の影響で、人件費も高くなってるんですよね。

だよなあ。
前にウチの姉ちゃんに家づくりの相談したら「いずれ家を建てるなら情報収集だけでもとにかく急げ!」って、めちゃくちゃ説教されたんだよな(※実話)。


気密性・断熱性に優れた鉄骨系ハウスメーカーにしたいなら「性能指標」を知ろう

鉄骨住宅は木造住宅よりも気密性や断熱性が低い、という意見を見聞きする人もいるかもしれません。
住宅性能の高い鉄骨系ハウスメーカーを選びたいなら、住宅性能の比較の目安となる「性能指標」を知っておきましょう。
気密性や断熱性を可視化できる、性能指標について解説します。
断熱等級
断熱等級とは、断熱性能の高さに応じてレベル分けされた等級のことです。
正式名称「断熱等性能等級」といい、「住宅における省エネや品質確保の促進などに関する法律」によって規定された、省エネルギー対策等級の要素のうちのひとつとなっています。
断熱等級の数値が大きければ大きいほど、高い断熱性能を持っていることになります。
断熱等級 | 制定年 | 省エネルギー基準 |
等級1 | ‐ | ‐ |
等級2 | 1980年 | 旧省エネルギー基準 |
等級3 | 1992年 | 新省エネルギー基準 |
等級4 | 1999年 | 次世代省エネルギー基準 |
等級5 | 2022年 | ZEH基準 |
等級6(戸建てのみ) | 2022年 | 省エネ基準比 エネルギー消費量▲30% |
等級7(戸建てのみ) | 2022年 | 省エネ基準比 エネルギー消費量▲40% |
ハウスメーカーや施工会社によって、対応可能な等級は異なります。
注文住宅のパートナーを選ぶ際には、断熱等級も参考にしてみましょう。
UA値、Q値、C値
UA値、Q値、C値は、断熱性・気密性を数値化したものです。
それぞれの特徴を解説します。
UA値とは
UA値とは、建物の断熱性能を数値で表したものです。
平成25年改正の省エネ基準から指標として使用されるようになりました。
日本語では「外皮平均熱貫流率」と呼ばれています。
単位は「W/㎡K(読み方:ワット・パー・ヘイベイ・ケルビン)」です。
UA値は建物の内側から外皮( 壁、天井、屋根、床の総称)を通じて外側へ逃げる熱損失量を、外皮の面積の合計で割って算出します。
UA値のAは平均を指す「Average」を意味しているため、外皮の熱損失量の平均を表した数値です。
同じ断熱仕様でも建物ごとに部位面積は異なるため、UA値も建物ごとに計算する必要があります。
UA値は小さいほど熱が逃げにくく、断熱性が高いことになります。
数値の目安としては、UA値が0.5以下で高断熱、0.3以下で超高断熱と言えるでしょう。
建築物省エネ法で示された、示された建設地ごとに必要とされるUA値の基準値は以下の通りです。
- 北海道エリア:0.46W/㎡K以下
- 北東北エリア:0.56W/㎡K以下
- 南東北エリア:0.75W/㎡K以下
- 関東以西エリア:0.87W/㎡K以下
- 沖縄エリア:基準なし
Q値とは
Q値とは、UA値と同じく住宅の断熱性能を数値で示したものです。
「熱損失係数」の略称で、建物内外に1℃の温度差があった場合に家全体から逃げていく熱量を延床面積で割って算出します。
値が小さいほど熱損失量が小さく、断熱性が高いことになります。
Q値は、平成25年の省エネ基準改正前までは、ハウスメーカーや工務店が断熱性能を表す数値として多く採用されていました。
現在は省エネ基準などを国がUA値を指標として採用しているので、ハウスメーカーや工務店でも、UA値での断熱性能表示が一般的となりました。
C値とは
C値とは、建物の駆体の気密性を表した数値です。
床面積1㎡あたりのすき間の面積を表しており、たとえばC値1.0の場合、1㎡あたり1㎠のすき間があることになります。
つまり、数値が小さいほど気密性が高いことになります。
単位は「c㎡/㎡(読み方:ヘイホウセンチ・パー・ヘイベイまたはセンチヘイベイ・パー・ヘイベイ)」です。
C値は、送風機を使った試験によって測定します。
まず建物内外に圧力差を生み、圧力差と送風量を計測すると家全体のすき間面積が測定できます。
測定されたすき間面積(c㎡)を延床面積(㎡)で割ると、相当すき間面積=C値が求められます。
UA値やQ値は計算で求められる一方、C値は専門家による気密測定によって算出されます。
ハウスメーカーや工務店では、C値を算出するために一棟ごとに気密測定を行っていることが多いです。
鉄骨系ハウスメーカーは何を比較して選べばいいの?

鉄骨系ハウスメーカーの比較ポイントを順に解説します。
鉄骨の種類(重量鉄骨・軽量鉄骨)
鉄骨系住宅には重量鉄骨、軽量鉄骨があります。
どちらか一方、あるいは両方取り扱っているかはハウスメーカーによって異なります。
重視したいポイントに合わせて重量鉄骨か軽量鉄骨かを選び、対応しているハウスメーカーを選ぶようにしましょう。
たとえば工期の短さやコスト重視なら軽量鉄骨が選択肢になります。
予算は高くなっても良いので、耐震性や耐久性、間取りの自由度を重視したいなら重量鉄骨が良いでしょう。
3階建て以上住宅の場合も、重量鉄骨が選択肢となります。
工期
鉄骨住宅の種類や工法によって、工期に影響が出てきます。
住宅へ入居したい時期が決まっている場合には、工期にも注目してみましょう。
一般的に軽量鉄骨住宅の方が重量鉄骨住宅よりも工期は短めです。
断熱性・気密性
一年を通じて快適に過ごせる住環境や、冷暖房効率への影響と深く関係があるのが、断熱性や気密性です。
一般的に、熱伝導性の高い鉄骨住宅や木造住宅よりも断熱性や気密性は低くなってしまいます。
吹き抜けやスキップフロア、広めの空間などを作りたいときには、さらに断熱性や気密性の重要性が増します。
前述のUA値やC値で住まいの断熱性や気密性を記載しているハウスメーカーも多いので、参考にしましょう。
耐震性・耐久性
万が一の地震発生時に、倒壊やねじれなどに強い安心な住まいを建てるために必須なのが耐震性です。
鉄骨住宅は耐震性を高める技術を取り入れているハウスメーカーも多くなっています。
以下のポイントを踏まえて、耐震性についてもチェックしておきましょう。
- 耐震等級
- 免震・制震技術や装備の有無
- 基礎構造
- 実証実験の有無と結果
建物の耐久性が高いと住まいの性能を長く発揮できるようになります。
メンテナンス性能も高くなるのもメリットです。
耐久性を見極めるには、以下のポイントを確認しましょう。
- 防蟻処理
- 湿気対策
- 外壁、屋根の素材
- 保証の有無
防音性
静かな住環境を求めているときや、小さな子どもがいて生活音が気になるときなどは、防音性についても注目しましょう。
防音性は、軽量鉄骨よりも重量鉄骨の方が高いです。
また、外壁や断熱材などの素材によっては、防音性が高いものを採用しているハウスメーカーもあります。
防音性や遮音性をDr値、T値、L値などの数値で表示している商品もあるので、参考にしてみましょう。
災害対策
地震のほか、耐風や豪雨、積雪などの災害に対しても強さを発揮する住まいもあります。
災害対策の強さについては、以下のポイントを確認してみましょう。
- 外圧への建物の強さ
- 断熱性・気密性(寒さ対策)
- 災害時の創エネ性能の有無(太陽光発電システム+蓄電池など)
対応可能な階層
鉄骨住宅を手掛けるハウスメーカーでも、対応可能な階層はそれぞれで異なります。
たとえば店舗建住宅や賃貸兼住宅、二世帯住宅のように3階建て以上住宅に対応した鉄骨住宅を建てたい人もいるでしょう。
自分が建てたい階層に対応しているかをチェックしておくと安心です。
間取り
ハウスメーカーによって、間取り設計の柔軟性や技術は異なります。
理想の間取りが実現できるかも確認しておきましょう。
各ハウスメーカーで参照プランを事例として公開していることも多いため、似ている間取りをチェックするのもおすすめです。
吹き抜けやスキップフロアなど、具体的にかなえたい間取りがあるときには、対応しているかも合わせて確認しておきましょう。
保証期間
家を建てるまえや家を建てたあとに万が一のトラブルが発生しても、保証があれば安心です。
付帯する保証の種類や補償内容、期間などはハウスメーカーによって異なります。
保証についても確認をしておきましょう。
鉄骨構造がオススメな家庭

これから注文住宅を建てるときに、鉄骨か木造どちらが良いか分からないという方もいるかもしれません。
鉄骨構造がオススメな場合を順に紹介します。
3階建て以上の住宅にしたい家庭
木造住宅は3階建て以上には対応していないハウスメーカーが多い一方、3階建て以上の鉄骨構造に対応しているハウスメーカーは多くあります。
3階建て以上住宅の建設を検討しているときには、鉄骨構造がオススメです。
例:
- 二世帯住宅
- 店舗建住宅
- 賃貸兼住宅
耐震性を重視する家庭
一般的に木造住宅よりも鉄骨住宅の方が、耐震性能は高くなります。
木造住宅では、梁や柱の接合部分に地震のエネルギーが集中しやすくなるためです。
3階建て以上住宅でも、強固な耐震性を発揮する鉄骨住宅なら安心と言えるでしょう。
耐震性を高めるための技術や機能は、ハウスメーカーや商品によっても異なります。
耐震等級や工法などにも注目して、地震に強い住まいづくりを目指しましょう。
災害に強い家づくりを重視する家庭
鉄骨住宅は地震だけでなく、台風や豪雨などの外からの力への強さも発揮します。
地震以外の災害への強さを持つ住まいを目指すときにも、鉄骨住宅がおすすめです。
長く住み続けたい家庭
鉄骨住宅は木造住宅よりも高い耐久性を誇ります。
特にシロアリは木材をエサとするため木造住宅は被害にあってしまいますが、鉄骨住宅はシロアリの被害を受けません。
長く安心して住める強固な住まいを建てたいときにも鉄骨住宅の方が向いているでしょう。
鉄骨より木造がオススメな家庭

鉄骨よりも木造住宅の方がオススメなケースを順に紹介します。
平屋の家を建てたい家庭
平屋住宅は鉄骨、木造ともに建てられますが、木造住宅の方が向いています。
なぜなら鉄骨住宅のメリットである
- 3階建て以上住宅を建てられる
- 地震に強い
といったものが平屋では活かせないためです。
平屋は重心が低く基礎部分が大きいことから、2階建て以上住宅よりも高い耐震性能を発揮します。
平屋を建てるときには、メリットをより活かせる木造住宅の方が良いでしょう。
断熱性や気密性を重視したい家庭
鉄骨よりも木造住宅の方が、断熱性や気密性が高い傾向にあります。
鉄は熱伝導性が高く外気の影響を受けやすい一方で、木材には気密性と断熱性が備わっているためです。
一年を通じて快適に過ごせる住環境を整えたいときには、木造住宅をオススメします。
建築予算をなるべく抑えたい家庭
鉄骨住宅よりも、木造住宅の方が建築コストは低くなる傾向にあります。
もちろん家の広さや選んだ素材などによっても家の価格は変動します。
同じ面積、仕様なら鉄骨よりも方が費用は安くなります。
できるだけ予算を抑えて住まいを建てたいときには、木造住宅を検討しましょう。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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