「県民共済住宅って安いけど、標準仕様のままでも大丈夫?」
「坪単価30万円台って本当?結局オプションを付けたら高くならない?」
「耐震等級3らしいけど、断熱性能や窓、設備まで含めるとどのくらいのレベルなの?」
埼玉県で注文住宅を検討していると、圧倒的な価格の安さ(坪単価30万円台後半〜)から候補に挙がりやすい「県民共済住宅」。
本記事では、2026年時点の県民共済住宅について詳しく調査しました。
標準仕様の本当の価値から、おすすめオプション、追加費用が出やすいポイントまで解説します。
県民共済住宅は「安い家」ではなく住宅そのものに予算を集中させた高コスパ住宅

県民共済住宅の最大の特徴は、広告費やモデルハウス、営業人員などのコストを極力抑え、その分を住宅の構造や設備に還元している点にあります。
標準仕様で耐震等級3を確保し、設計・建設住宅性能評価を全棟で実施。
主要な柱や土台には国産ヒノキ4寸角を使い、屋根には陶器瓦を採用しています。
一方、標準の断熱性能は断熱等級5(UA値0.6以下)と現在の基準として十分ですが、高断熱特化型ではありません。
そのため県民共済住宅は、「高いコスパの標準仕様をベースに、自分がこだわりたい部分だけオプションを追加して完成させる」スタイルに最適な住宅会社といえます。

安いって聞くと、柱まで節約して爪楊枝みたいになってないか心配なんだけど?

そこは大丈夫です。
広告や営業など家そのもの以外のコストを抑えて、耐震や柱、設備にお金を回す考え方なんです。
爪楊枝どころか柱は4寸角です。

家を建てるのに爪楊枝基準で安心させるなよ!
県民共済住宅の主な標準仕様一覧
| 項目 | 主な標準仕様 | 評価 |
| 工法 | 木造軸組構法 | ○ |
| 基礎 | 耐圧盤基礎 | ○ |
| 土台・柱 | 国産ヒノキ無垢材4寸角 | ◎ |
| 耐震性能 | 耐震等級3(住宅性能評価付き) | ◎ |
| 住宅性能評価 | 設計+建設住宅性能評価(全棟) | ◎ |
| 断熱性能 | 断熱等級5(UA値0.6以下)※等級6はオプション | ○ |
| 気密性能 | C値保証なし(気密測定は確認要) | △ |
| 窓・サッシ | Low-E複層ガラス(APW330等)※トリプルガラスはオプション | ○~◎ |
| 換気 | 第3種DCモーター24時間換気 | △ |
| 屋根 | 陶器瓦 | ◎ |
| 外壁 | サイディング | ○ |
| キッチン | タカラ・LIXIL・クリナップ等(タッチレス水栓付) | ◎ |
| 浴室 | 最大1.25坪・浴室暖房乾燥機など | ◎ |
| トイレ | 原則2台まで | ◎ |
| その他標準 | 全室照明、網戸、カーテンレール、電気錠断熱玄関ドア | ◎ |
| 保証 | 構造・防水10年 | △ |
| 標準坪単価 | 35.8万円/坪(税別)※35坪以上2階建て等 | ◎ |

◎が多いけど、全部ハイスペックって受け取っていいの?

そこは項目ごとに見るのが大事です。
耐震や設備はかなり充実していますが、気密や換気、保証は確認や追加検討の余地があります。

通知表みたいに「◎が多いから今日は寿司!」とはいかないわけね。

住宅は教科ごとの配点が違いますからね。
寿司の判断は別会計です。
坪単価35.8万円の適用条件と総額
2026年現在の標準坪単価は35.8万円(税込39万3,800円)ですが、これは「35坪以上の2階建て」に適用される価格です。
以下の場合は坪単価が割増になります。
- 35坪未満の建築
- 平屋(基礎・屋根面積が増えるため)
- 3階建て、または1階と2階の面積差が大きい間取り
また、地盤改良工事、屋外給排水工事、外構、諸費用、オプション費用などは別途必要なため、「坪単価×坪数」が総額にはならない点に留意してください。

平屋って階段がない分、むしろ安そうなのに坪単価は上がるの?

同じ延床面積なら、2階建てより基礎と屋根の面積が大きくなりやすいからです。
基礎も屋根もコストがかかるので、坪単価は上がりやすくなります。

階段代が消えたと思ったら、屋根と基礎が両手を広げて待ってるのか。
県民共済住宅の構造・耐震性能

後から変更することが難しい構造部分において、県民共済住宅は価格以上の高いスペックを標準化しています。

構造って完成したら見えなくなるし、あとで「柱ちょっと太くして」ってできないもんな?

そうなんです。
構造や基礎は後から簡単に交換できないので、最初からしっかりした仕様になっているかが重要です。

リフォームで柱を着せ替え感覚で交換できたら怖いわ!
国産ヒノキの4寸柱・土台を採用
主要な柱や土台には、一般的な105mm角より太い国産ヒノキの無垢材(4寸角・約120mm)を採用しています。

105mmと120mmって15mmしか違わないけど、そんなに意味あるの?

断面で見ると一辺が15mmずつ太くなるので、見た目以上に材のボリュームが増えます。
しかも国産ヒノキの無垢材を主要な柱や土台に使うのが特徴です。

15mmを「たった」と思うか「柱界の筋トレ」と思うかだな。
耐震等級3・住宅性能評価を全棟で実施
最高等級である耐震等級3を標準確保。
さらに図面上の「設計住宅性能評価」だけでなく、施工途中に第三者機関が現場を検査する「建設住宅性能評価」も全棟で実施されます。
※なお、3階建ては許容応力度計算を行いますが、一般的な2階建て以下は全棟で許容応力度計算を実施しているわけではありません。
厳密な計算に基づく耐震性を求める場合は事前に確認しましょう。

「設計住宅性能評価」と「建設住宅性能評価」って何が違うの?
名前が双子すぎるだろ。

簡単にいうと、設計評価は「図面どおりならこの性能です」というチェック、建設評価は「実際の現場もきちんと施工されていますね」というチェックです。

レシピを見るだけじゃなく、ちゃんと完成した料理も味見する感じか。

かなり近いです。
ただし検査員は味見ではなく施工を確認します。
県民共済住宅の断熱・窓・換気性能


耐震が強くても、冬に家の中でダウンジャケット着る生活はイヤだぞ。

そこで見るのが断熱・窓・気密・換気です。
この4つは室温や光熱費、住み心地に大きく関わります。

住宅性能、チーム戦なんだな。
断熱性能|標準は等級5(UA値0.6以下)
2025年からの省エネ基準適合義務化を上回る断熱等級5を標準確保しています。
充填断熱工法で、壁・天井には高性能グラスウール、床にはEPS系断熱材などが使われています。
さらにオプションで断熱等級6への対応もスタートしました(40坪前後で40~60万円程度の追加費用が目安)。
壁の中の断熱材は後から変更できないため、非常に優先度の高いオプションです。

UA値って数字が小さいほうがいいんだっけ?
テストなら100点のほうがいいのに紛らわしいな。

UA値は家の外へどれくらい熱が逃げやすいかを表す数値なので、基本的には小さいほど断熱性能が高いです。

じゃあUA値だけはゴルフのスコア感覚で見ればいいのね。

ざっくりならそれで覚えやすいです。
窓・サッシ|Low-E複層ガラスが標準
YKK AP「APW330」などの樹脂サッシ、またはLIXILのアルミ樹脂複合サッシとLow-E複層ガラスの組み合わせが標準です。
なお、過去に標準だったトリプルガラスは現在オプション扱いとなっています。
引き違い窓など熱損失の大きい部分のみトリプルガラス(APW430等)に変更する手法も有効です。

壁に断熱材をいっぱい入れれば、窓は普通でいいんじゃないの?

窓は壁より熱が出入りしやすい場所なので、家全体の断熱性能を考えるとかなり重要です。
特に大きな窓は影響も大きくなります。

壁をムキムキに鍛えても、窓だけ半袖だったら寒いってことか。

独特ですが、イメージとしては合っています。
気密性能と換気システム
C値(気密性能)の全棟保証ルールや数値基準はありません。
また、換気はシンプルでコストを抑えられる「第3種換気」が標準です。
より高い温熱環境を目指す場合は、気密測定の可否確認や、熱交換型の「第1種換気」へのオプション変更を検討するとよいでしょう。

C値って今度は何の数字?
住宅業界、アルファベットで攻めすぎじゃない?

C値は家にどれくらい隙間があるかを示す数値で、小さいほど気密性が高いです。
断熱材が良くても隙間が多いと、そこから空気が出入りします。

高級ダウン着てるのにファスナー全開みたいな状態か。

まさにそんなイメージです。
まずファスナーを閉めたいですね。
県民共済住宅の屋根・外壁・住宅設備


家って性能だけじゃなくて、屋根とかキッチンとか選ぶもの多すぎない?

注文住宅は決めることが多いですが、県民共済住宅は標準に含まれる設備の範囲が比較的広いので、その点は予算管理しやすいです。

選択肢が多すぎて最後は蛇口の色で夫婦会議3時間、とか避けたいもんな。
屋根・外壁|陶器瓦が標準
屋根材には、定期的な塗り替え塗装がほぼ不要な「陶器瓦」が標準採用されています。
外壁はサイディングが標準ですが、オプションで外壁タイルに変更可能。
標準の陶器瓦と外壁タイルを組み合わせることで、将来の外装メンテナンス費用を大幅に削減できます。

陶器瓦って初期費用だけじゃなく、将来のお金にも関係するの?

はい。
屋根や外壁は面積が大きいので、再塗装などのメンテナンスが必要になるとまとまった費用がかかります。
長持ちする素材は将来の維持費を抑えやすいです。

家を建てた瞬間だけじゃなく、10年後の財布も守る装備ってことね。
住宅設備|キッチン・浴室・トイレも充実
- キッチン: タカラスタンダード(GRANDIA)、LIXIL(Noct)、クリナップ(STEDIA)など中~高グレード品から選択可能。タッチレス水栓も標準です(※食洗機の標準有無は採用商品により要確認)。
- 浴室: 最大1.25坪まで標準対応。暖房乾燥機や断熱浴槽も付属します。
- その他付帯部: トイレ2台(一定坪数以上)、全室照明、網戸、カーテンレール、電気錠付き玄関ドアまで標準価格に含まれており、他社で発生しがちな「付帯工事の追加費用」が抑えられます。

照明とか網戸とかカーテンレールって、普通は当然付いてくるもんじゃないの?

住宅会社によっては本体価格に含まれず、後から追加費用になるものもあります。
坪単価を比べるときは「何が含まれている価格か」まで見る必要があります。

安い定食だと思ったら、ご飯と味噌汁が別料金みたいなパターンもあるわけだ。

住宅では金額が大きいので、定食以上に中身の確認が重要です。
県民共済住宅の保証と価格の注意点


坪単価が安いなら、もう電卓で「35.8万円×坪数」で予算完成じゃない?

そこまで単純ではありません。
本体価格以外に土地条件による工事や外構、諸費用、オプションなどが加わります。

電卓、開始10秒で戦力外かよ。
保証期間は初期10年
構造耐力上主要な部分および雨水侵入に関する保証は10年(防蟻5年)です。
大手ハウスメーカーの30年~60年保証と比較すると短いため、有償メンテナンス体制の確認をしておくと安心です。

10年保証って短いの?
長いの?

法律上、新築住宅の構造耐力上主要な部分などには10年間の瑕疵担保責任が求められています。
大手メーカーは条件付きで長期保証を打ち出していることが多いので、比較すると短めです。

「60年保証!」って数字だけ見て驚くんじゃなくて、延長条件まで見る必要があるのね。

はい。
有償点検や指定メンテナンスが条件になるケースもあるので、期間だけで比較しないことが大切です。
県民共済住宅で優先したいおすすめオプション

ベースとなる本体価格が安いため、浮いた予算を「後から施工しにくい部分」へ優先的に配分するのが後悔しないコツです。
| 優先度 | オプション | 狙い・目的 |
| S | 高断熱仕様(等級6) | 室温環境の底上げ・省エネ |
| S | 気密測定 | 施工品質の可視化 |
| A | 高性能サッシ(APW430等) | 開口部からの熱損失カット |
| A | 外壁タイル | 外装メンテナンス費の削減 |
| A | 太陽光発電 | 光熱費の削減(断熱向上とセット推奨) |
| B | 熱交換換気(第1種) | 冬場の不快な冷気侵入防止 |
| B | 軒・庇の延長 | 日射遮蔽(夏場の遮熱)対策 |
| C | 水回り設備・造作の追加 | インテリア性の向上(後日交換可能) |

オプションって聞くと、キッチン豪華にしたり壁をオシャレにしたくなるんだけど?

もちろん好みも大事ですが、予算に限りがあるなら断熱材や窓など「完成後に変えにくいもの」を優先するのがおすすめです。
設備は比較的あとから交換できます。

先に家の中身を鍛えて、キラキラ装備は余力があったらってことか。

ゲーム風にいうなら、まず基礎ステータスへ課金ですね。
県民共済住宅が向いている人・向いていない人

営業マンや絢爛なモデルハウスを置かず、施主主導で進めるシステムだからこそコストパフォーマンスが成立しています。

安い代わりに、自分でもちゃんと調べたり決めたりする必要があるってこと?

はい。
「全部いい感じにお任せします」というより、自分で希望を整理して選択する人ほどメリットを活かしやすい住宅会社です。

注文住宅というより、ちょっと家づくりRPG感あるな。
県民共済住宅が向いている人
- 住宅性能や仕様について自分で調べて提案できる
- 価格を抑えつつ、耐震性や構造の安全性を重視したい
- 営業マンから不要なセールスを受けず、じっくり検討したい
- 必要な部分だけにピンポイントでオプション予算をかけたい

つまり「自分で調べるの苦じゃないし、その分安くしたい」って人には強いのね?

そうですね。
必要な性能や設備を自分で見極めて、浮いた予算を重要なところに振り分けられる人と相性がいいです。

家づくりでも情報収集力が財布を救うのか。
県民共済住宅が向いていない人
- 土地探しから提案、インテリアコーディネートまで全てお任せしたい
- メーカー外の海外製設備や特定建材を自由に持ち込みたい
- 全棟C値保証や、初期30年以上の長期無償保証を求める
- 数ヶ月以内の短期間で着工・完成させたい

逆に「プロに全部決めてもらって、俺は最後にハンコだけ押したい」タイプは?

手厚い提案や完全なお任せを求めるなら、営業や設計サポートが充実した別の住宅会社のほうが合う可能性があります。

ハンコだけ押す家づくり、さすがに施主の仕事なさすぎるだろ。
県民共済住宅の契約前に確認したい10のチェックリスト

- 自分の作成プランにおける計算上のUA値
- 断熱等級6への変更費用
- 採用されるサッシの種類(樹脂か複合か)とAPW430への変更費
- 気密測定の実施可否と費用
- 熱交換換気(第1種)への変更可否
- 長期優良住宅の申請費用
- 希望するキッチン商品における食洗機の標準範囲
- 土地の状況に伴う追加工事費(地盤改良・高低差・水道引込等)
- 契約後に追加が発生する可能性のある項目
- 相談から着工・完成までのスケジュール

10個も聞いたら「この客めっちゃ細かいな」って思われない?

家は数千万円単位の買い物ですから、むしろ確認して当然です。
契約前に曖昧な部分を潰しておけば、後からの予算オーバーも防ぎやすくなります。

コンビニで肉まん買うテンションで契約しちゃダメってことね。

比較対象が極端ですが、その通りです。
県民共済住宅の標準仕様に関するよくある質問


ここまで読んでもまだ質問ある人向けのコーナーだな?

はい。
特に価格、断熱、建築エリアは検討初期に疑問が出やすいので、まとめて確認しておきましょう。
Q. 坪単価35.8万円(税別)で家は完成しますか?平屋の場合は?
A. 35坪以上の2階建ての「本体価格」が対象です。
地盤改良や屋外給排水などの付帯工事・諸費用が別途かかります。
なお、平屋や35坪未満の建築は基礎や屋根の面積割合が増えるため、坪単価が割増になります。

やっぱり「35.8万円×坪数=全部込み!」ではないんだな。

はい。
本体価格と総額は別物です。
土地条件や外構、諸費用まで含めた資金計画で考える必要があります。

坪単価だけ見て電卓たたいて喜ぶのはフライングか。
Q. 断熱等級やサッシはどこまで標準ですか?
A. 断熱等級5(UA値0.6以下)、Low-E複層ガラス(APW330等)が標準です。
断熱等級6やトリプルガラスはオプション対応となります。

標準でも悪くないけど、もっと暖かい家にしたければ追加する感じ?

そうですね。
特に断熱等級6や高性能サッシは完成後の変更が難しいので、温熱性能を重視するなら優先的に検討したい部分です。

あとから「壁の中もうちょい断熱材足して」は簡単じゃないもんな。
Q. 埼玉県外でも建てられますか?
A. 原則として建築地は埼玉県内限定です。
また、利用にあたっては埼玉県民共済への加入が必要となります。

東京の県境ギリギリなら、ちょっとくらい埼玉判定にならない?

残念ながら住所判定に「気持ちは埼玉です」は通用しません。
原則として建築地は埼玉県内です。

県境に家をまたがせる作戦もやめとくわ。
まとめ|施主が賢く選択するほど価値を発揮する住宅会社

県民共済住宅は、単に「設備を削って安くした家」ではなく、販売経費を極力排除して「構造や標準設備に予算を集中させた家」です。
標準仕様のままでも十分な耐震性と設備品質を備えていますが、断熱等級6や高性能サッシ、外壁タイルなど「後から変えられない部分」に必要な分だけオプションを載せることで、大手ハウスメーカーに負けない高性能住宅を圧倒的な低コストで実現できます。
自分で知識をつけ、効率よく予算を使いたい人にとって、埼玉県内で最も有力な選択肢の一つといえます。

結局、県民共済住宅って「とにかく安い家」って覚え方でいい?

むしろ「家そのものに予算を回しやすい住宅会社」と考えたほうが近いです。
標準をベースに、断熱や窓など重要な部分へ必要な追加投資をすることでコスパを活かせます。

安さに全部お任せじゃなく、施主の知識で強くなる家ってわけね。

はい。
調べるほど装備が整うタイプの家づくりです。


