「住宅情報館がひどいっていう情報を見たけど本当なのかな?」
住宅情報館での住まいづくりにガチで向き合っている方ほど、熱心に情報を拾っていく中で、ネガティブな声に出会ってしまうことがあるでしょう。
結論から言うと、住宅情報館は優良なハウスメーカーのひとつですが、それでもすべてが完璧ではありません。
なぜなら家づくりは多くの人にとっては初めてのことだらけですし、人生最大級のプロジェクトですから、トラブルはつきものなのです。
実際問題、トラブルのないハウスメーカーはこの世にありませんから、どうしてもネガティブな声が世に出回ってしまうものなのです。
そこで今回の記事では、住宅情報館がひどいとウワサされる事案について、網羅的にピックアップしてみました。
忖度なしの解説になっておりますので、ぜひ参考になると幸いです。
結論:住宅情報館が他よりもひどいことはなく、優良企業の部類

結論から言えば、住宅情報館は他のハウスメーカーと比較して特別「ひどい」ということはありません。
2024年、オリコン顧客満足度(R)調査の「ハウスメーカー 注文住宅」ランキングでは、総合17位、総合得点73点という結果が出ています(※)。
※出典:住宅情報館の注文住宅の評判・口コミ|オリコン顧客満足度
https://life.oricon.co.jp/rank-house-maker/company/jutakujohokan
特に「打ち合わせのしやすさ」、「施工担当者の対応」、「住居の性能」の3項目で高得点をマークしました。
このデータからわかるのは、住宅情報館で住まいを建てた多くの人が満足していることで、ひどいハウスメーカーという評価にはならないはずでしょう。
では、なぜひどいという声があるのかというと、主に2つの理由が考えられます。
- 従業員が多く担当者の経験年数にもばらつきがあるから
- 大量の建築件数があるためトラブルも増えるから
それぞれ解説していきます。
従業員が多く担当者の経験年数にもばらつきがあるから
住宅情報館の評判や口コミを見ると、以下のような従業員や担当者がひどい、といった意見があります。
- 若い担当者ばかりで返事があいまいだった
- 担当者が変わってばかりだった
- 説明が足りないと感じたことがあった
- 設計者の提案力が不足していると思った など
これらの意見において考えられるのは、「住宅情報館の従業員数が多く、対応力の差が主な原因」だということ。
実際、住宅情報館の2024年3月時点での従業員数は992名。
企業全体で従業員が多いことから、担当者の経験年数や知識、実績にもばらつきが出るのは当然のことでしょう。
たまたま経験の浅い担当者や、自分と相性の悪い担当者とあたってしまったことで、対応に不満を感じた、という方もいるでしょう。
住宅情報館のすべての従業員が対応がひどい、というわけではありません。
もちろん豊富な経験を持ち、対応力の高い担当者もいます。
実際に、以下のように担当者の対応に関して良い評価や口コミもあります。
- 親切に意見を参考にしながら家づくりを進めてくれた
- 親身に相談に乗ってくれた
- 土地探しを頑張ってくれた
- 担当者が信頼できる人だった
- 設計士が丁寧に打ち合わせをしてくれた
- 担当者の対応が感じが良かった など
住宅情報館の営業担当者や設計担当者と合わない、と感じたときには変更を申し出るのも良いでしょう。
大量の建築件数があるためトラブルも増えるから
住宅情報館は、累計で45,000棟の引き渡しを行った実績があります。
建築件数が多ければ、当然ですが建築や引き渡しに関するトラブルも増えてしまいます。
評判や口コミでは、以下のようなトラブルが発生した、という意見もありました。
- 外構工事が雑だった
- 工期が延びて引き渡しが間に合わなかった
- 工事が打ち合わせと違う内容だった
- 異なる設備を取り付けられた
- 壁紙や床材の処理が雑だった
当然ですが、このようなトラブルが頻繁に起きているというわけではありません。
多くの建築件数の中でたまたま発生したトラブルが、インターネット上の意見として取り上げられていることがほとんどです。
実際には、建設に関しても以下のような良い評判や口コミもありました。
- コストパフォーマンスの良い住まいができた
- 家の構造で特に不満があるところはない
- 現場監督が良い人で安心してお任せできた
- 指摘した箇所は無料で補修してもらえた
万が一、トラブルが発生してしまったときには、すぐに対応をお願いすることも重要です。
住宅情報館の営業がひどい場合はどうすればいい?

住宅情報館は企業やハウスメーカーとして、ひどいというわけではないことが分かりました。
ところが、自分の営業担当者からひどい対応を受けてしまうこともあるでしょう。
住宅情報館の営業がひどい場合の具体的な対処方法を、ケース別に解説します。
営業が嘘ついてきてひどい
「建売と同じ予算で注文住宅ができる」「予算内でこの間取りが実現できる」などで営業担当者にすすめられたところ、実際には予算オーバーになってしまった、ということがあります。
営業担当者が嘘をついてきてひどいときには、「言った・言わない」を防ぐために営業担当者の発言を記録に取っておくことが効果的です。
また、設計図や見積書も曖昧な点がないか、しっかりチェックすることをおすすめします。
営業担当者が嘘を言っていることがわかったら、証拠とともに住宅情報館の「お客様相談室」へ連絡しましょう。
営業に相手にされない(対応が悪い・遅い)
「営業担当者に仮契約キャンセルの連絡をしているのに連絡がつかない」「建物に不具合があったのにずっと対応してもらえない」など、営業担当者に相手にされない、連絡が遅い、対応が悪い、といったことが起きることもあります。
住宅情報館の営業担当者によっては、家を建てる見込みがないお客さんへの対応まで手が回らないことがあります。
家を建てる気がないとみなされると、連絡がつきにくくなることがあるため「近い内に契約する」など家を建てる意思表示をしっかりと行いましょう。
営業担当者の対応が悪く、自分と相性が合わないときには担当変更を依頼するのも有効です。
後悔したくないならハウスメーカーは1社だけに惚れ込まない!必ず比較しよう
ここで家づくりでの後悔を減らすための大事なポイントをご紹介します。
大事なポイントとは、いくら素敵なハウスメーカを見つけたとしても、最初から1社だけに決め込んで契約してしまうのはNGだということです。
なぜなら私たちは、各ハウスメーカーを比較するからこそ、自分が本当に家づくりに求めていることやこだわりが見えてくるからです。
人はいちど何か惚れ込むと他が見えなくなりがちですから、あえて冷静な視点を取り戻すためにも、あえて興味がなくとも他のメーカーに相談することをオススメします。


正しい比較……ですか?

そう。
家づくりで後悔しないためには、正しい比較をするための手順が大事なんだってさ。

ほうほう、その話は面白そうですね。

うん。これから家づくりを検討している人にはめっちゃ役に立つから、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」は読んでほしいな。

個人的には「家づくりで実際に500万円損した人の話」が読みたいですね。

悪趣味だな……。
住宅情報館の現場(もしくは下請け業者)がひどい場合はどうすればいい?
住宅情報館の社員ではなく、現場や下請け業者がひどい場合もあります。
住宅情報館で家を建てるさいの、現場や下請け業者がひどいときの対処方法をシーン別に解説します。
現場作業員の素行が悪い
「挨拶をしても無視される」「作業中の私語がうるさい」など、現場作業員の対応や素行が悪いことがあります。
現場作業員の素行や態度がひどすぎるときには、現場監督へ直接クレームを言いましょう。
現場監督も対応できない場合には、住宅情報館側へクレームを言います。
対応後は、素行や態度が改善されているかチェックするために、現場に足を運んでみましょう。
差し入れをしてみるのもおすすめです。
希望通りの設計で家が建たない
住宅情報館は、自由設計での住まいづくりができます。
しかしながら、実際には希望していた設計で家が建てられないこともあるでしょう。
この場合、希望道理の設計ができない原因によって対処方法が異なります。
予算オーバーの場合
予算の面で希望通りの設計で家が建たない場合は、以下のようなさまざまな方法で予算を抑えてみましょう。
- オプションを見直す
- 土地を見直す
- 建物の形状をシンプルにする
- 部屋数を少なくする など
住宅情報館以外のローコスト住宅メーカーを検討する方法も有効です。
打ち合わせや説明が不十分な場合
設計担当者との打ち合わせが十分に行われていないときや、設計担当者の提案力不足で理想の設計が実現できないこともあります。
しっかり打ち合わせを行う機会を設けましょう。
十分な提案が受けられない場合は、設計担当者の変更や、ハウスメーカーの見直しも検討します。
建築計画を大幅に遅延している
建築計画が大幅に遅延していて、引き渡しに間に合わない場合もあります。
建築計画の進捗状況や、今後の予定を施工担当業者、住宅情報館両面にしっかり確認を行いましょう。
万が一、入居時期が遅延して仮住まいの家賃が余分に発生したなどの損害が出た場合、出た損害の賠償請求ができる場合があります。
すでに工事の遅れで何らかの不具合が出ている場合には、弁護士に相談してみるのも有効です。
欠陥がないか心配になってきたらどうすればいい?
せっかく建てた住まいに欠陥がないか心配になった場合は、以下の方法を試しましょう。
- 建築現場へ足を運んで現場とコミュニケーションを取る
- 実物を確認する
- 第三者に依頼する
建築現場へ足を運んで現場とコミュニケーションを取る
現場監督や作業員に、工事の進捗状況や実際の作業内容を確認すると良いでしょう。
実際に作業している現場を見ることで、どのように家が作られているかを把握できます。
現場監督や作業員とまめにコミュニケーションを取っておけば、作業や工事で気になるところがあれば、気軽に相談できるでしょう。
実物を確認する
引き渡し後の住宅を、目や手で欠陥がないか確認してみましょう。
おもなチェックポイントは以下の通りです。
- 床は傾いていないか
- 内装クロスに剥がれがないか
- 天井部分にシミがないか
- 窓やドアはスムーズに開閉できるか
- 玄関の鍵はスムーズに開閉できるか
万が一、欠陥があった場合には、住宅情報館へ連絡をして補修を依頼します。
第三者に依頼する
住宅の欠陥が見つかり、補修を依頼してもなかなか対応してもらえないことがあります。
その場合は第三者の力を借りましょう。
たとえばホームインスペクションや建物調査を行っている第三者機関に調査を依頼し、ハウスメーカーと施主の間に入ってもらうことも可能です。
住宅の欠陥が見つかり困っているときには、まず第三者に相談してみましょう。
住宅情報館の街路樹に除草剤をまいた問題とは

2023年10月、神奈川県川崎市多摩区にある「住宅情報館生田店」の店舗前の街路樹が枯れているのが発見されました。
さらに、2020年には神奈川県横浜市にある「住宅情報館港南店」の店舗前のユリノキ3本などが枯れているのが発見されています。
いずれの住宅情報館の店長も「店の前に除草剤を撒いた」ということを認めています。
住宅情報館では、企業のホームページやニュースリリースに「おわび文」を掲載。
街路樹に除草剤を散布することは違法な行為であること、コンプライアンス規程にも反する行為であること認めました。
住宅情報館側が街路樹の原状復帰を行うこと、さらに原状復帰で発生するすべての費用を負担することで、川崎市・横浜市の双方と合意しています。
なぜ街路樹に除草剤をまくのか?
該当する住宅情報館の店長に街路樹に除草剤を撒いた理由についてたずねたところ、
「清掃の一環として街路樹の根元の雑草にも除草剤をまいてしまった。木まで枯れると思っていなかった」
と話していたそうです。
故意に街路樹を枯らしてしまったのではなく、清掃活動の一環として除草剤を使ってしまったことが分かります。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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