「桧家住宅は最悪」と書かれた記事や声を目にすることがあります。
結論から書くと、桧家住宅が最悪というのは多くの方々の評価ではなく、一部の方々の声です。
むしろ一般的な知名度もあり、優れたハウスメーカーとして定評があります。
しかしながら、
「でも、なぜ最悪という意見もあるんだろう?」
と何を信じればいいのかわからずに悩んでいる方も多いかと思います。
そこで今回の記事では、桧家住宅が最悪といういくつかの声について中立的な立場で解説していきます。
桧家住宅が最悪なのはデマ?どんな会社?

桧家住宅は、関東・東北・東海エリアを中心として事業を展開しているハウスメーカーです。
住宅の特徴としては、全館空調の「Z空調」という商品が標準搭載されているのが特徴的で、全館空調におけるトップシェアを記録した実績を持っています。
平均坪単価は45万円~90万円ほどと、ローコスト~ミドルコスト帯のメーカーに位置しており、予算に不安のある方でも検討しやすい価格の住宅商品を提供しています。
耐震等級は最高の3、断熱材には気密性と防音性に優れた「アクアフォーム」を採用するなど、住宅の基本性能に関しても妥協はなく、優良と思える点が多く見られるメーカーです。
酷評する方はいるものの、全体としては好評な意見が多い傾向にあり、決して最悪なハウスメーカーというわけではないことがうかがえます。
桧家住宅が最悪という評判・口コミの理由と考察

多数の人々から支持を集めている桧家住宅ですが、一部で最悪と評価されているのも事実です。
酷評がある理由としては、以下のような「最悪なケース」に当たってしまった方がいるからだと考えられます。
- FC店(フランチャイズ加盟店)が最悪なケース
- 営業担当が最悪なケース
- 現場工事メンバーが最悪なケース
- 希望通りの家が建たずに最悪なケース
一つずつ解説します。
FC店(フランチャイズ加盟店)が最悪なケース
桧家住宅のようなフランチャイズ展開をしているハウスメーカーは、加盟店によってサービス品質にムラがあるという難点があります。
事実、Google Mapなどで桧家住宅の加盟店をいくつか調べてみると、最高評価を得ているところもあれば、低評価が著しく多いところも複数見つかります。
低評価の多い加盟店に当たってしまった方の意見が目立つため、「桧家住宅は最悪」というイメージがついてしまったのでしょう。
なお、サービス対応の悪さに不信感を抱いている方が大半で、住宅性能そのものに不満を感じている方の声は少ない傾向です。
営業担当が最悪なケース
質の悪い営業が担当になってしまったがゆえに、「桧家住宅の対応は最悪だ」と評価しているケースです。
桧家住宅の営業に関する口コミを見ると、「自分の非を認めず、客のせいにする」「家を建てないなら見に来るな!と言われた」などの酷評も多々見つかります。最悪という声が広がるのも無理はないでしょう。
なお、どのハウスメーカーでも質の悪い営業はいるものであり、桧家住宅に限った話ではありません。
桧家住宅の営業に満足している声も多数あります。事前に評判を調査したうえで相談すれば、極端に質の悪い営業に当たる心配は少ないでしょう。
現場工事メンバーが最悪なケース
現場工事メンバーの仕事の仕方に不満を抱き、最悪と評価している可能性も考えられます。
決して数が多いわけではありませんが、桧家住宅の現場工事メンバーに対する悪評があるのは事実です。
現場工事メンバーに不信感を抱くと、欠陥工事をされているのではと不安になるものです。最悪と評価する人がいても不思議ではないでしょう。
希望通りの家が建たずに最悪なケース
要望を聞き入れてもらえず、「希望通りの家が建てられなかった…」と不満を抱いている人がいるケースです。
思い描いていた夢のマイホームと異なる形になってしまうのですから、怒りの声が上がるのは当然といえます。
なお、この手のトラブルは主に、交渉能力が低い営業が担当になった際に起こりがちです。
桧家住宅に限らず他のメーカーに依頼する際にも、営業の能力を見誤ると、同様のトラブルに巻き込まれる可能性があるため注意しましょう。
最悪なケースを回避するための対策

前述した最悪なケースを回避するために実践したいのが、「自分が建てるエリアのFC店の評判を調べる方法」です。
また、万が一最悪な営業担当に当たってしまった際は、担当変更をお願いしたり、他メーカーに相談したりして対処しましょう。
以下で対策法を詳しく解説するので、依頼前にぜひ目を通してみてください。
自分が建てるエリアのFC店の評判や口コミを調べる
桧家住宅のようなフランチャイズ展開をしているメーカーは、加盟店によってサービス品質が大きく異なる場合があります。
そのため、桧家住宅全体に対する評判ではなく、依頼を検討している加盟店に関する口コミ情報を集めることが重要となります。
最寄りの桧家住宅の評判を調べる際は、以下の方法が有効です。
- Google Mapのレビュー情報を参考にする
- 地域特化の住宅情報掲示板サイトを閲覧する
好評な意見はもちろん、不満を感じている方のリアルな声も掲載されているため、どのような対応をする店舗なのか大まかに把握するうえで役立つでしょう。
皆さんもご存じの通り、ネット上で公開されている口コミは断片的であり、書き込んだ人の都合がよいように書かれていることもしばしば。
そのためネットで得た知識だけを頼りに依頼をするのはあまりおすすめできません。
したがって、ネットの評判はあくまで大まかな参考とするのが賢明です。
より鮮明な情報を得るうえでは、桧家住宅に実際に住んでいる方へ直接話を聞きに行くことも検討しましょう。
桧家住宅のオーナーのリアルな声を聞きに行く
桧家住宅では、「オーナー宅見学会」イベントを積極的に実施しています。
見学会では、桧家住宅の家に実際に住んでみた感想をオーナーから直接聞けます。
桧家住宅への依頼を検討しているのであればぜひ参加しておきたいところです。
住み心地はもちろん、光熱費の詳細や不満に思っているところなど、ネットにはない貴重な情報を得ることができるため、最悪なケースを回避するうえで大いに役立ちます。
最悪な営業担当に当たってしまったときの対処法
どのハウスメーカーにおいても、最悪な営業はいるものです。
もし最悪な営業が担当になってしまった場合は、以下の対処をしましょう。
担当変更をお願いする
担当の営業が信頼できないと思ったら、遠慮なく変更を申し出ましょう。
変更を申し出るのは忍びなく感じるかもしれません。しかし住宅の購入は一生に一度ともいえる大きな買い物であり、不安に思える要素はできる限り無くすべきです。
たいていの場合は快く変更を受け入れてくれるので、躊躇なく相談してみましょう。
現状に不満を抱いている理由を伝えれば、経験豊富な支店長クラスの方が担当になってくれる可能性も高いです。
すべて記録を残す
担当営業に少しでも不信感を抱いた場合は、その人との打ち合わせ内容を小まめに記録するようにしましょう。
悪評の多い営業は、往々にして自身が発言したことに責任を持たない傾向にあります。「言った・言わない」で営業と施主がトラブルになるケースは少なくありません。
打ち合わせ内容を記録しておけば「言った・言わない」でトラブルになるリスクも軽減しますし、営業も迂闊な発言ができなくなります。
他メーカーにも相談する
桧家住宅の営業とウマが合わないなと思ったら、他メーカーへの相談も視野に入れるべきです。
同じメーカーで営業の変更を申し出たとしても、次の担当が優秀な営業とは限りません。
どのハウスメーカーにおいても、営業に対する一定の教育基準があるものです。そもそも桧家住宅の営業スタイルが自身に合っていない可能性も考えられます。
1社にこだわりすぎず複数のメーカーを比較し、相性バッチリなところとタッグを組みましょう。
後悔したくないならハウスメーカーは1社だけに惚れ込まない!必ず比較しよう
ここで家づくりでの後悔を減らすための大事なポイントをご紹介します。
大事なポイントとは、いくら素敵なハウスメーカを見つけたとしても、最初から1社だけに決め込んで契約してしまうのはNGだということです。
なぜなら私たちは、各ハウスメーカーを比較するからこそ、自分が本当に家づくりに求めていることやこだわりが見えてくるからです。
人はいちど何か惚れ込むと他が見えなくなりがちですから、あえて冷静な視点を取り戻すためにも、あえて興味がなくとも他のメーカーに相談することをオススメします。


正しい比較……ですか?

そう。
家づくりで後悔しないためには、正しい比較をするための手順が大事なんだってさ。

ほうほう、その話は面白そうですね。

うん。これから家づくりを検討している人にはめっちゃ役に立つから、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」は読んでほしいな。

個人的には「家づくりで実際に500万円損した人の話」が読みたいですね。

悪趣味だな……。
桧家住宅で後悔しがちなケース

ここでは、桧家住宅を購入した人が後悔しがちな失敗例を4つ紹介します。
- 予算オーバーでローン返済が大変で後悔
- 営業や設計士との相性が悪くて後悔
- 現場のミスや手抜き工事が多くて後悔
- 前提知識を知らなかった(見落としていた)ことで後悔
紹介した例を参考にし、同様の後悔をしないよう対策しましょう。
予算オーバーでローン返済が大変で後悔
ローンの支払いが想定以上に大きくなってしまい、返済に苦労している方も多く見られます。
桧家住宅には「コミュニケーションブリッジ」「青空リビング仕様」「ブティッククローゼット」等々、魅力的なオプションが多数用意されています。
営業の魅力的なトークに心惹かれ、「予算オーバーだけど許容範囲…」と不要なオプションをつけてしまう方は少なくありません。
固定資産税や修繕積立金、火災保険など、住宅購入時には住宅ローン以外にも様々なお金がかかります。
また、増税や物価高騰などの影響を受ける可能性も否定できません。不測の事態にも対応できるよう、予算の範囲内でローンを組むようにしましょう。
営業や設計士との相性が悪くて後悔
住宅購入において、営業担当や設計士との相性は非常に重要です。
相性が悪くコミュニケーションが満足に取れない関係性だと、要望の捉え間違えが起きやすくなり、家づくりがスムーズに進まなくなる恐れがあります。
事実、桧家住宅の口コミでは、営業や設計士とうまく連携せずに話を進めてしまったがゆえに、満足のいく結果を得られなかったと後悔している方の声も寄せられています。
担当と少しでも合わないと思ったら、遠慮なく変更を申し出るようにしましょう。
現場のミスや手抜き工事が多くて後悔
桧家住宅を最悪と評価する方の中には、現場での非常識な対応に呆れている意見も多々あります。
たとえば、「施工ミスがあった」「手抜き工事があった」といった声です。
床や天井に傷があったなど、作業の荒さを指摘する意見もあり、最悪と評価する人がいるのも頷ける内容となっています。
なお、どれだけ優秀な職人であったとしても、ヒューマンエラーは起こりえるものです。
桧家住宅に限らずどこに依頼するにしても、「何かミスがあるかも…」と用心し、引き渡し前に入念にチェックするようにしましょう。
前提知識を知らなかった(見落としていた)ことで後悔
桧家住宅に関するリサーチ不足で、「他のハウスメーカーでも良かったかも…」と後悔してしまうケースもあります。
たとえば、桧家住宅の大きな魅力である「Z空調」です。1年中快適な温度を保ってくれるうえに電気代も安いと好評を集めていますが、故障した際の修理費が高いという懸念があります。
状況にもよりますが、もし本体が故障して交換が必要となった場合、おおむね100万~200万円ほどの高額な出費を覚悟しなければなりません。
10年間の修理保証がつくためしばらくは安心ですが、電気製品に寿命はつきものであり、保証が切れた時点で不具合が生じる可能性は十分に考えられます。
このように、メリットの部分だけを見ていて懸念点に気づかないまま依頼すると、数十年後に大きく後悔する恐れがあります。
懸念すべき点がないか見落とさないよう、しっかりリサーチしたうえで依頼を検討しましょう。
桧家住宅を選ばずに後悔するケース

ここからは、「やっぱり桧家住宅にしておけばよかった…」と後悔しないために、桧家住宅ならではの魅力について解説します。
- ローコスト住宅&全館空調の優良企業
- ヒノキへのこだわりに共感できる方にはオススメ
- 施主さんが多いのでリアルな口コミを調べやすい
数あるハウスメーカーの中から桧家住宅を選ぶ価値があるのか、判断するうえでの参考にしてください。
ローコスト住宅&全館空調の優良企業
桧家住宅は、ローコストで快適な住宅を建てられるハウスメーカーとして好評を集めています。
坪単価はおおむね45万円~90万円ほどとされており、コスパに優れた住宅商品を探しているのであれば選択肢に入れる価値の高いメーカーです。
また、桧家住宅の不動の人気商品である「Z空調」は、全館空調でありながら導入コストが安いと定評があります。
場合によっては、他メーカーの半額以下のコストで導入できるケースもあり、全館空調の導入を考えているのであれば優先して依頼を検討すべきといえます。
ヒノキへのこだわりに共感できる方にはオススメ
桧家住宅は、その名のとおり「ヒノキ」にこだわりを持っているのも特徴的です。
ヒノキは耐久性が圧倒的に優れているのが特徴的で、木目も美しく、一般的に高級木材として扱われています。
桧家住宅では、最先端の乾燥技術によってより強度のある「無背割ヒノキ」の提供を実現しており、住宅を支える柱にも導入することができます。
ヒノキの住宅に興味がある方であれば、一見の価値があるポイントといえるでしょう。
ただし、桧家住宅の家は、標準仕様でヒノキを使っているわけではありません。あくまで追加料金を払えばヒノキを使用できるという話です。
「桧家住宅という名前だから、建材もほぼヒノキを使っている」と勘違いされている方も多いため注意してください。
施主さんが多いのでリアルな口コミを調べやすい
桧家住宅は、北海道や東北、関東など幅広いエリアに対応しており、年間で4,000棟もの受注実績をもつ人気メーカーです。
施主さんが多いためネットの口コミも相応に多く、実際に住んでみて良かった点や不満に感じているところなど、オーナーのリアルな意見を比較的容易に見つけることができます。
住宅購入の失敗を防ぐうえでは、いかに情報をたくさん集めるかが非常に重要になります。口コミが少ないメーカーより安心感があるのは間違いないでしょう。
家づくりで後悔しないためにやるべきこと

ここからは、家づくりで後悔しないために知っておくべき3つの重要ポイントを紹介します。
- 見積書や設計図は納得できるまで質問すること
- 相談相手(利害関係のない第三者)を探しておくこと
- 同じエリアの施主(オーナー)の声(評判)を聞きに行くこと
住宅を購入した人は往々にして、「もっと情報を集めればよかった…」と後悔しています。
できる限り満足のいく家づくりを実現するためにも、ここで紹介するポイントをぜひ実践してみてください。
見積書や設計図は納得できるまで質問すること
見積書を提示された際は、自分が納得するまでとことん質問しましょう。
特に「一式」と書かれていた場合には注意が必要です。余計な諸費用が含まれている可能性があります。
一式の中にどのような内容が含まれているのか質問し、なぜその費用が必要になるのか確認しましょう。
また、設計図に関しても同様です。「詳しいことはよくわからないから…」と流し読みしてしまい、工事途中で後悔する方は少なくありません。
設計図の大まかな確認が終わったら、後々で変更することは困難になります。担当営業や設計士と入念に話し合い、分からない点があれば躊躇せずに質問しましょう。
相談相手(利害関係のない第三者)を探しておくこと
桧家住宅に相談する前に、友人や知人で住宅を購入した人がいないか探しておきましょう。
住宅購入は難しい知識が必要になる場面が多く、自分ひとりや家族だけで話を進めると高確率で失敗します。
相談相手がいれば、金額の相場や不要なオプションなどについても把握でき、余計なお金をかけるリスクも大幅に低減できます。
なお、紹介料を目当てに話を持ちかけてきた人へは、相談しないように注意しましょう。
紹介料目当ての人は、デメリットなどを隠して話す傾向にあるため信用にかけるからです。
同じエリアの施主(オーナー)の声(評判)を聞きに行くこと
周辺エリアで、桧家住宅の家を建てたオーナーがいないか探してみましょう。
住み心地や失敗談など、実際に住んだ人でしか分からないリアルな情報が得られるからです。
同じエリアの施主を探す方法としては、主に以下があります。
- 地域の住宅情報掲示板をチェックする
- SNSで同じ地域の施主がいないか探す
- オーナー宅見学会に参加する
桧家住宅は比較的知名度のあるハウスメーカーのため、地域の掲示板やSNSを調べれば、同じエリアで購入した施主が見つかる可能性はそれなりに高いです。
また、周辺エリアでオーナー見学会が開催されているようであれば、積極的に参加して評判を聞きましょう。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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