「富士住建って標準仕様が豪華らしいけど、本当にオプションを付けなくても大丈夫?」
「1.5坪のお風呂や太陽光まで標準って本当?」
「設備は豪華そうだけど、断熱性能や耐震性能はどうなの?」
関東を中心に注文住宅を展開する富士住建。
富士住建といえば「完全フル装備の家」が有名で、キッチンや浴室といった住宅設備だけでなく、太陽光発電、エアコン、照明、カーテンなど、一般的なハウスメーカーではオプションになりやすい設備まで100以上が標準仕様に含まれています。
本記事では2026年時点の富士住建の標準仕様を詳しく調査しました。
富士住建は「設備だけ豪華」ではないが性能特化型とも違う

富士住建は、充実した住宅設備と必要十分な住宅性能をバランスよく兼ね備えたハウスメーカーです。
「引き渡したその日から快適な暮らしができる」ことをコンセプトに掲げています。
耐震等級3やFJK制振壁、断熱等級5・6、全窓樹脂サッシ+Low-Eペアガラスなどを標準採用しており、家自体の基本性能も及第点は確保されています。
一方で、全棟断熱等級6やトリプルガラス、C値保証などを標準とする性能特化型の住宅会社とは方向性が異なります。
富士住建は「十分高い住宅性能+非常に充実した住宅設備」をパッケージしたコストパフォーマンス重視の住宅会社と捉えると分かりやすいでしょう。

つまり「設備に全振りして、家の性能は知らん!」って会社じゃないんだな?

そうです。
性能もきちんと押さえつつ、設備をかなり盛っている「バランス型」です。
例えるなら、守備力も確保したうえで装備品を山ほど持たせたRPGの主人公ですね。

装備欄パンパンじゃねえか。
じゃあ性能だけで全国大会を目指すタイプではないと?

そのイメージです。
断熱や気密の数値を極限まで追うというより、「性能も設備も、どちらも満足しやすくする」という方向性です。
富士住建の主な標準仕様一覧

| 項目 | 主な標準・基本仕様 | 評価 |
| 設計 | 完全自由設計 | ◎ |
| 耐震性能 | 耐震等級3+FJK制振壁 | ◎ |
| 基礎 | 耐震ベタ基礎 | ◎ |
| 断熱性能 | 断熱等級5・6(アクリアネクストα)※ | ○〜◎ |
| サッシ・ガラス | 全窓樹脂サッシ+Low-Eペア(アルゴンガス) | ◎ |
| 玄関ドア | YKK AP イノベストD50※ | ◎ |
| 換気 | 24時間換気 | ○ |
| キッチン | トクラス・タカラスタンダード・クリナップ(食洗機・カップボード込) | ◎ |
| 浴室 | 1.5坪(TOTOまたはLIXIL)・22V型TV付 | ◎ |
| 洗面台・トイレ | 最大各2台※ | ◎ |
| 太陽光 | Panasonic MODULUS | ◎ |
| 空調・インテリア | エアコン2台(18帖+8帖)・全室照明・全室カーテン | ◎ |
| 防犯・外装 | 防犯ガラス・電動シャッター・高耐久サイディング | ◎ |
| アフター | 引き渡し後2年間無料点検 | ○ |
※間取り・施工面積・地域・防火地域などによって仕様が異なる場合があります。
富士住建の標準仕様は多岐にわたり、他社では追加オプションとなる設備が初期状態で揃っているのが最大の特徴です。

こうやって並べると、標準仕様の守備範囲広すぎない?
家だけじゃなくてカーテンまで守ってるぞ。

かなり広いです。
一般的には契約後に「これは追加です」が積み上がりやすい設備まで、最初から含まれているのが特徴ですね。

ただし「標準って書いてあるから絶対付く!」と思い込むのは危険か?

はい。
施工面積や地域などで条件が変わる設備もあるので、自分のプランで何が標準になるかは個別確認が必要です。
富士住建の最大の特徴は「完全フル装備の家」
富士住建の代名詞である「完全フル装備の家」は、生活に必要な設備やインテリアを標準の坪単価に含めることで、入居時の初期費用や契約後の予算の不透明さを抑える仕組みです。
他社ではオプション扱いとなりやすい主要な設備があらかじめ網羅されています。

「完全フル装備」って、引っ越した瞬間から裸一貫でも暮らせるってこと?

服は持ってきてください。
ただ、エアコンや照明、カーテンまで含まれるので、一般的な家より入居前に買い足す物はかなり少なくなります。

服まで標準だったら住宅会社の仕事じゃないもんな。

さすがにクローゼットの中身までは施主支給です。
富士住建の価格・坪単価は「総額」で比較すべき

施工事例では、2階建て・32.8坪で本体価格2,000万〜2,500万円(坪単価約61万〜76万円)とされており、これが価格の目安となります。
しかしながら、価格検討の際は、坪単価の数字のみで他社と比較するのは避けてください。
なぜなら他社の本体価格が安く見えても、カップボード、太陽光、空調、カーテンなどを後から追加すると最終額が逆転するケースが多々あるからです。
比較の際は「富士住建の標準設備と同等の仕様を揃えた最終見積もり(総額)」で並べることが重要です。

A社は坪60万円、富士住建は坪70万円。
はいA社の勝ち!……じゃダメなのか?

早すぎます。
A社で太陽光、カップボード、エアコン、カーテンなどを追加したら、総額では逆転することがあります。

坪単価だけで勝敗決めたら、まだ前半なのに試合終了してるようなもんか。

まさにそれです。
同じ設備条件まで揃えた最終見積もりで比較するのが公平です。
富士住建の住宅設備・標準設備

富士住建の魅力は、何と言っても圧倒的に豪華で充実した住宅設備にあります。
標準仕様の範囲内でハイグレードな最新設備を選択できる点が大きな強みです。

ここからが富士住建の本領って感じだな。
設備だけで何品出てくるんだ?

キッチン、お風呂、洗面、トイレ、エアコン、太陽光など盛りだくさんです。
住宅設備のビュッフェ状態ですね。

食べ放題みたいに言うな。
追加料金なしでどこまで付くかが大事だな。

その通りです。
特に他社で高額オプションになりやすい設備に注目です。
富士住建のキッチン標準仕様はかなり豪華
標準仕様で特に評価が高いのがシステムキッチンです。
2026年8月現在、トクラス、タカラスタンダード、クリナップの3メーカーから選択できます。
どのメーカーを選んでも食器洗浄乾燥機に加え、通常20万〜50万円以上の追加費用がかかる大容量カップボードまで標準装備されます。
コンロは750mm幅のガスかIHを選択でき、浄水器一体型水栓も付属します。
トクラスの人造大理石、タカラのホーロー、クリナップのステンレスキャビネットや自動洗浄機能付きレンジフードなど、各社のハイグレードな仕様をそのまま選べます。

食洗機だけじゃなくてカップボードまで標準?
キッチンだけ本気出しすぎじゃない?

かなり力が入っています。
しかも3メーカーから選べるので、見た目だけでなく素材や掃除のしやすさでも比較できます。

トクラス、タカラ、クリナップ……
結局どれ選べばいいんだよ。

人造大理石が好きならトクラス、ホーローならタカラ、ステンレスや清掃性ならクリナップというように、好みで絞ると選びやすいですよ。
1.5坪の大型バスルームまで標準仕様
富士住建を象徴するのが、標準採用されている1.5坪の大型浴室(TOTOまたはLIXIL)です。
一般戸建の主流である1坪サイズより一回り大きく、22V型フルハイビジョン浴室テレビや浴室暖房換気乾燥機まで標準装備されています。
ただし、1.5坪の浴室は相応の床面積を占有するため、限られた延床面積の中でLDKや収納スペースを優先したい場合は、ご自身の生活スタイルに合うか慎重な検討が必要です。

1.5坪の風呂にテレビまで付くのか。
もう風呂から出なくなるだろ。

長風呂派には天国ですね。
ただ、その0.5坪分も家の床面積なので、広い浴室を取れば別の場所が狭くなる可能性があります。

「デカけりゃ正義!」じゃないってことか。

そうです。
LDKや収納と面積を取り合うので、お風呂時間をどれくらい重視するかで判断しましょう。
洗面台・トイレは2台まで標準
洗面台とトイレはそれぞれ最大2台まで標準設置できます。
2階建て住宅であれば、1階と2階の両方に設置しても追加費用が発生しません。
二世帯住宅や家族人数の多い世帯には大きな利点です(※平屋や施工面積等の条件により仕様が異なる場合があります)。

トイレ2台って地味だけど、朝の争奪戦には最強じゃない?

かなり実用的です。
特に4人家族以上だと、1階と2階に1台ずつあるだけで混雑がかなり減ります。

一家の平和を守る設備だったか。

住宅設備の中でも、朝の家庭内渋滞を解消する重要インフラですね。
カーテン・照明・エアコン・太陽光も標準装備
引っ越し後の初期費用として重くのしかかるインテリアや空調設備も含まれています。
全室分のカーテンとLED照明に加え、18帖用1台+8帖用1台の計2台のエアコンが標準設置されます(※28坪未満のプランでは台数や容量が異なります)。
さらに、Panasonic製の太陽光発電システム「MODULUS」も標準搭載されており、初期投資なしで光熱費を抑えた暮らしをスタートできます。

カーテン、照明、エアコン、太陽光……どこまで住宅会社にやってもらう気だよ。

富士住建としては「住み始めるために必要なものをなるべく最初から」という考え方ですね。
引き渡し後の家電量販店マラソンが短くなります。

新居完成直後に財布が燃え尽きるイベントを減らせるわけだな。

はい。
設備単体の豪華さだけでなく、入居時の追加出費を抑えやすい点もメリットです。
富士住建の構造・断熱・耐震性能の標準仕様

富士住建は設備だけでなく、建物の構造や断熱性に関しても一定以上の高い基準をクリアしています。
長期優良住宅に対応する基本スペックを備えており、安心感のある家づくりが可能です。

設備が豪華なのは分かったけど、肝心の家そのものはちゃんとしてるんだろうな?

そこは重要ですね。
富士住建は断熱・耐震とも一定水準を確保していますが、性能特化型の会社とは違う部分もあります。

キッチンが豪華でも家がグラグラじゃ困るからな。

ですので、ここからは設備のキラキラをいったん忘れて、建物の中身を見ていきましょう。
断熱・気密性能の注意点
断熱材や樹脂サッシにより高い断熱性を確保していますが、太陽光標準搭載であってもZEH認定取得にはパネル増設やHEMS導入などの追加対応が必要になる場合があります。
また、C値(気密性能)の保証値や全棟気密測定、第一種熱交換換気などは標準仕様に含まれないため、細かな空気環境にこだわる場合は事前確認が必要です。
気密性や換気システムを最優先したい場合は、事前にオプション対応の可否を確認しておきましょう。

C値って何だ?
アルファベット出したら詳しそうに見える選手権か?

違います。
C値は家にどれくらい隙間があるかを示す数値で、基本的には小さいほど気密性が高いと考えます。

じゃあ気密を重視するなら「測ってるから大丈夫ですよね?」まで確認した方がいいと。

そうです。
断熱材の性能だけでなく、実際の施工後に気密測定をするかどうかも確認すると安心です。
耐震性能と構造費用
構造躯体は耐震等級3と独自ダンパー「FJK制振壁」による耐震・制振構造となっています。
ただし、耐震等級3の設計自体は標準ですが、許容応力度計算などの構造計算費用や第三者機関による住宅性能評価書の取得費用は別途必要です。

耐震と制振って似た言葉だけど、何が違うんだ?

ざっくり言うと、耐震は「揺れに耐える」、制振は「揺れのエネルギーを吸収する」という役割です。

筋肉で踏ん張りつつ、ダンパーで揺れを受け流す感じか。

良い例えです。
ただし「耐震等級3」という言葉だけで判断せず、どんな計算方法で確認するかまでチェックするとより確実です。
防犯・外装・アフターサポート
1階全窓等への防犯ガラス、3箇所の電動シャッター、30年塗膜保証対応の高耐久サイディングを備えています。
アフターサービスとしては、引き渡し後に専門部署による2年間の無料点検が実施され、3年目以降は有償サポートへ移行します。
長期の無料点検を行う大手ハウスメーカーと比較するとシンプルな運用のため、保証延長の適用条件は事前の確認を推奨します。

防犯ガラスに電動シャッターまで標準なのは豪華だけど、アフターは2年で一区切りなんだな。

そうですね。
設備面の充実度と比べると、無料点検期間は比較的シンプルです。

建てる前だけじゃなくて、建てた後にいくらかかるかも見ろってことか。

その通りです。
保証を延長するための点検やメンテナンス条件まで含めて確認しておきましょう。
富士住建でおすすめしたい追加オプション

標準設備が充実している富士住建では、設備追加よりも「後から変更が難しい住宅性能」へ予算を割り振るのが有効です。
- 【断熱強化】断熱等級6へのアップグレード(間取りに応じた仕様変更)
- 【窓性能】窓のトリプルガラス化(大型窓や寒冷地対策)
- 【施工確認】気密測定(C値測定)の実施(施工精度の数値確認)
- 【耐震計算】許容応力度計算の追加(耐震根拠の強化)
性能強化オプションを優先することで、入居後の快適性や建物の資産価値をより一層引き上げることができます。

標準設備が豪華なら、オプションでさらにキッチンを光らせればいいんじゃない?

キッチンを発光させる必要はありません。
それより断熱や窓、構造計算など、完成後に変えにくい部分へ予算を使う方が合理的です。

後から交換できる設備より、壁の中とか家の骨格を優先しろってことだな。

はい。
設備交換は将来できますが、断熱材や構造を完成後に大改修するのは大変です。
富士住建が「向いている人」と「向かない人」

富士住建の特徴を踏まえると、向き・不向きがはっきりと分かれます。
ご自身の理想とする家づくりの価値観と照らし合わせて検討することが失敗を防ぐコツです。

結局、万人におすすめってわけじゃないんだな?

住宅会社にはそれぞれ得意分野があります。
富士住建は「設備も性能もバランス良く欲しい人」と特に相性が良いですね。

逆に数字を1桁まで眺めてニヤニヤする性能マニアは?

C値やUA値などを最優先する場合は、性能特化型の会社とも比較した方が納得しやすいです。
向いている人
- 追加オプションによる予算アップを避け、分かりやすい総額で建てたい人
- 水回り、太陽光、インテリアまで揃った状態で入居したい人
- 基本性能を確保しつつ、毎日の使い勝手や設備の豪華さを重視したい人
初期費用を抑えつつ、入居直後から快適に過ごしたい方に最適です。
オプション追加の不安を感じずに家づくりを進めたい方にぴったりです。

つまり「標準のままでも結構いい家にしたい!」って人向きか。

そうですね。
設備選びのたびに追加料金を気にしたくない人にも相性が良いです。

契約後に「それもオプションです」が連発すると精神削られるもんな。

最初から含まれる範囲が広いほど、予算計画を立てやすいのは大きなメリットです。
向かない人
- 設備は最低限でよく、C値の保証値や構造計算の標準化など住宅スペックの数値を最優先したい人
超高気密・高断熱住宅の数値性能のみを究極まで追求したい場合は、他の専門メーカーも検討してみましょう。
建物自体のスペック数値を何よりも重視する方は、他社との慎重な比較が不可欠です。

設備は普通でいいから、とにかく性能値で殴り合いたい人には違うってことか。

表現は物騒ですが、その理解で合っています。
数値性能を最優先するなら、C値保証や全棟測定などを標準化した会社も比較候補です。

富士住建は「設備の豪華さにもちゃんと点数を振りたい人向け」なんだな。

はい。
何を住宅会社選びの最優先項目にするかで評価が変わります。
富士住建で契約前に確認したいチェックリスト

後悔のない家づくりを行うために、契約前に以下のポイントを必ず営業担当者に確認しておきましょう。
- 提案プランでの具体的な断熱等級・UA値と、断熱6への変更費用
- 気密測定(C値測定)および構造計算(許容応力度計算)の追加費用
- 24時間換気方式の変更可否(第一種熱交換への変更)
- 屋根形状に応じた太陽光発電の実際の搭載容量(kW)
- 保証延長に必要な有償点検・メンテナンスの条件
これらの条件をあらかじめクリアにしておくことで、契約後の予期せぬ予算オーバーを防ぐことができます。

標準仕様が豪華だから「全部お任せで!」って契約してもいい?

そこは確認してください。
特に断熱性能、気密測定、構造計算、太陽光容量、保証条件はプランによって差が出やすい部分です。

モデルハウスでテンション上がってる時ほど、この5個を見ると。

はい。
「わが家の場合はどうなりますか?」と具体的な数字や金額で確認するのがポイントです。
まとめ|「住宅性能80点+設備95点」を狙うバランス型住宅

富士住建の魅力は、暮らしに必要な設備が最初から揃う「完全フル装備の家」による高いコストパフォーマンスです。
「十分な住宅性能と妥協のない設備を納得の価格で手に入れたい」という人にとって有力な選択肢となります。
検討を進める際は、希望する間取りでの正確な性能数値や追加オプションの必要性を確認したうえで、他社と同等設備を揃えた総額見積もりで比較してみてください。

富士住建を一言で言うなら「性能も欲しい、でも設備も絶対妥協したくない!」って人向けか。

そうですね。
性能だけで100点を狙うというより、住宅性能をしっかり確保しながら設備満足度を高めたい人に合いやすいです。

あとは坪単価だけ見て決めず、同じ装備にして総額勝負だな。

はい。
自分の間取りでの性能値と最終見積もり、この2つを確認して比較すると判断しやすくなります。


