「アイフルホームで調べたら『やめたほうがいい』『やばい』って出てきたんだけど、実際のところどうなんだろう?」
アイフルホームでの家づくりを検討している方におかれましては、熱心に情報を集めている方ほどネガティブな情報とめぐり合う頻度が多くなるでしょう。
匿名のユーザーが多く集う掲示板や知恵袋などを見ていると、「何を信じたらいいのかわからない」と迷ってしまうこともあると思います。
そこで今回の記事では、アイフルホームはやめたほうがいいと主張する方々の意見についてポイントを解説しながら、ウワサの真相について触れていきます。
アイフルホームはやめたほうがいい、やばいって本当?どんな会社?

インターネットでアイフルホームについて調べてみると「やめたほうがいい」「やばい」と書かれた記事が見つかります。
しかしながら、実際には、アイフルホームはやばい会社ではありません。
むしろ優れたハウスメーカーです。
アイフルホームがどんな会社で、どこが優れているのか、詳しく説明していきます。
- アイフルホームはLIXIL(リクシル)総合研究所が運営
- フランチャイズ制度で、ハウスメーカーと工務店の良いとこ取り
- 低価格でコスパの良い住宅が建てられる
アイフルホーム=LIXIL(リクシル)総合研究所
アイフルホームを運営しているのは、株式会社LIXIL(リクシル)総合研究所です。
LIXILは住宅設備を提供するメーカーです。
キッチンやお風呂、トイレなどの設備を見学しに行くと、よく名前を聞きますね。
LIXILの技術や知識をもとに、質が高い住宅を提供しているのがアイフルホームです。
工務店とハウスメーカーの良いとこ取り
アイフルホームの特長として「工務店とハウスメーカーの良いとこ取り」とよく言われます。
アイフルホームの公式サイトでも、良いとこ取りをアピールしています。
優れた商品力・開発力を持つハウスメーカー、きめ細やかな対応力が魅力の工務店、両方のメリットを生かすことで、よい住まいを最適な価格で提供することが可能です。
■出典:アイフルホームの特長|注文住宅のFCハウスメーカー【アイフルホーム】
https://www.eyefulhome.jp/concept/make/
ハウスメーカーが建てる住宅は「品質や保証がきちんとしている」イメージがあります。
一方で地元の工務店にお願いすると、「要望を親身に聞いてくれて、コミュニケーションをこまめにとれる」のが魅力です。
アイフルホームでは、これら2つのメリットが両方とも活かせる仕組みを作り、コスパの良い住宅を提供できるよう工夫されています。
フランチャイズで全国展開
工務店とハウスメーカーの良いとこ取りができるのはなぜでしょうか。
その理由は、アイフルホームがフランチャイズ制度を取り入れ、全国展開しているからです。
アイフルホームは1984年に、住宅業界で初めてフランチャイズ制度を導入しました。
- フランチャイズはどのような制度なのか
- 施主にとってメリットは何か
- 施主にとってデメリットはあるのか
について、詳しく説明していきましょう。
フランチャイズとは?
アイフルホームが持っているブランドや住宅建築のノウハウを地域の工務店に提供します。
その代わりに、フランチャイズに加盟している工務店はアイフルホームにロイヤルティを支払います。
これがフランチャイズ制度の仕組みです。
フランチャイズによって、アイフルホームと地域の工務店は次のような利点があります。
- アイフルホーム(本部)は自社で建てる住宅を、全国の多くの人たちに展開できます。
- 工務店(加盟店)は、アイフルホームのノウハウが詰まった質が高い住宅の注文を、顧客から受けられます
施主にとってのフランチャイズのメリット
フランチャイズ制度によって、家を建てる施主にはどんなメリットがあるでしょうか。
施主から見ると、すごしやすい住宅を安い価格で購入できるのが、フランチャイズ制度のメリットです。
工務店はアイフルホームと直接提携し中間マージンを減らすことで、より安い値段で建材を仕入れられます。
またアイフルホームは建材を大量に仕入れており、元々の仕入れ価格も低く抑えられます。
これら2つの理由により、暮らしやすい住宅を安い価格で注文できるのです。
施主にとってのフランチャイズのデメリット
施主から見ても魅力的なフランチャイズ制度ですが、デメリットもあります。
デメリットは、地域の工務店ごとに、やりとりの質が大きく異なる可能性があることです。
ほとんどの工務店は、親身に相談に乗り要望をかなえてくれます。
しかし中には、返事が遅くやりとりがイマイチな工務店もあるようです。
また、工務店スタッフの技術が高いかどうかで、住宅の出来ばえが変わってしまうことは否定できません。
本部であるアイフルホームは、フランチャイズへ加盟した工務店に対して、厳しいチェック体制を設けるなどの対策をしています。
施主としては、こうしたデメリットをあらかじめ理解し、備えておくことが重要です。
コスパの高いローコスト住宅メーカー
フランチャイズ制度により、アイフルホームはコスパの良いハウスメーカーとして活躍しています。
アイフルホームの平均坪単価はおよそ60万円です。
一方で、全国での住宅の平均坪単価は、1坪あたり76万円と報告されています(2023年度建築着工統計調査:国土交通省)。
もちろん商品によって多少の差はありますが、アイフルホームは低価格で住宅を提供しています。
アイフルホーム基準のチェック体制
フランチャイズ制度はメリットが大きい一方で、工務店ごとに建てる住宅の質が変わってしまう危険性があります。
アイフルホームはこうした状況を減らすために、独自基準のチェック体制をしいています。
Q.加盟店による施工の差はありますか?
A.品質にばらつきが生じないよう、FC加盟店によりアイフルホームとして共通の200項目以上の検査項目によるチェックを実施しております。
■出典:アイフルホームの特長|注文住宅のFCハウスメーカー【アイフルホーム】
https://www.eyefulhome.jp/concept/make/
検査項目が200以上ということは、とても細かなチェックリストですね。
品質を保証しようとするアイフルホームの姿勢が、よく伝わってきます。
アイフルホームをやめたほうがいいと主張する人たちのポイント

インターネットでアイフルホームについて調べてみると、「やめたほうがいい」「担当がやばい」との声も出てきます。
アイフルホームは優れたハウスメーカーですが、向いている人と向いていない人がいるのも事実です。
アイフルホームをやめるべきなのか、判断するポイントを4つ紹介します。
4つのどれかに当てはまったら、アイフルホームで家を建てるのを慎重に考えてください。
- LIXIL以外の製品を強く推している
- 保証期間を60年間にのばしたい
- 鉄骨構造に強いパートナーを選びたい
- 家を建てる地域の加盟店がイマイチかもしれない
LIXIL以外の製品を強く推している人はやめたほうがいい
自宅の設備をLIXIL以外の製品にしたい、とこだわりがある人はアイフルホームをやめた方が良いでしょう。
先ほども紹介したとおり、アイフルホームはLIXILグループの住宅メーカーです。
アイフルホームはキッチンや水回りなどの設備に、LIXIL製品を導入するようすすめています。
LIXIL以外の設備も使えないわけではありません。相談に応じてはくれます。
しかし、導入費用が高くなってしまう可能性が高いです。
住まいの設備に強いこだわりがあるなら、アイフルホーム以外のメーカーにも相談してみましょう。
保証期間を60年まで延長したい人はやめたほうがいい
マイホームの保証期間を60年間にのばしたい人は、アイフルホームで住宅を建てるのをやめたほうがよいでしょう。
アイフルホームでは有料の点検とメンテナンス工事を受けることで、最長30年間の保証が受けられます。
構造上重要な場所や雨水の漏れに関する部分を守ってくれる、安心できる仕組みです。
ただし、30年が経つと保証期間は終わってしまいます。
より長い期間にわたり保証がないといやだ、という方は別のハウスメーカーを検討すべきでしょう。
アイフルホームでも、有料の定期点検であれば最長60年間にわたり対応してくれます。
マイホームの保証はなくてもよいが見守りは続けて欲しいという人は、定期点検を利用するとよいでしょう。
鉄骨構造に強いパートナーを選びたい人はやめたほうがいい
鉄骨構造に強いメーカーに新築住宅をお願いしたいならば、アイフルホームを選ぶか慎重に考えるべきです。
アイフルホームは木造の注文住宅を提供するハウスメーカーです。
木造住宅ながら、
- 最高クラスの耐震性
- 鉄骨造と同程度の耐火性
を持っています。
「鉄骨造のほうが丈夫そう」と固定観念を持たず、複数のメーカーにどんな造りにすべきか相談してみましょう。
そのうえで、やはり自宅を鉄骨構造にしたいならば、アイフルホームはやめておくことをおすすめします。
家を建てるエリアのFC店の口コミや評判はイマイチならやめたほうがいい
家を建てたい地域で加盟店の評判がイマイチなら、アイフルホームで注文するのは慎重になった方がよいでしょう。
先ほど説明した通り、アイフルホームはフランチャイズ制度を採用しています。
家づくりの相談や現地での工事は、工務店が請け負うことになります。
加盟店となる工務店がイマイチだと、打ち合わせがうまくいかなかったり、住宅の仕上がりに不満を抱いたりすることにもなりかねません。
加盟店の評判や口コミを見るには、Googleマップで工務店を検索するのがおすすめです。
悪い口コミが少しあったとしても、良い口コミが大多数を占めていれば安心できます。
また、具体的な内容を書いてくれている口コミは情報の宝庫です。
しっかり読んでおくと、工務店の雰囲気がつかめます。
後悔したくないならハウスメーカーは1社だけに惚れ込まない!必ず比較しよう
ここで家づくりでの後悔を減らすための大事なポイントをご紹介します。
大事なポイントとは、いくら素敵なハウスメーカを見つけたとしても、最初から1社だけに決め込んで契約してしまうのはNGだということです。
なぜなら私たちは、各ハウスメーカーを比較するからこそ、自分が本当に家づくりに求めていることやこだわりが見えてくるからです。
人はいちど何か惚れ込むと他が見えなくなりがちですから、あえて冷静な視点を取り戻すためにも、あえて興味がなくとも他のメーカーに相談することをオススメします。


正しい比較……ですか?

そう。
家づくりで後悔しないためには、正しい比較をするための手順が大事なんだってさ。

ほうほう、その話は面白そうですね。

うん。これから家づくりを検討している人にはめっちゃ役に立つから、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」は読んでほしいな。

個人的には「家づくりで実際に500万円損した人の話」が読みたいですね。

悪趣味だな……。
家づくりの契約をやめたほうがいいケース

家づくりの相談を続けた結果、契約をやめた方がよい場合もあります。
契約を考え直したほうがよいのは
- 営業担当との相性が合わない
- マイホームの設計がイマイチ
と感じられる時です。
こうした場合の対策もあわせて紹介します。
営業担当との相性が合わない
営業担当との相性が合わないと感じたら、時間をおいて考えるのをおすすめします。
特に、次のような状況にあったら注意しましょう。
- 担当者がすぐに契約するように急かしてくる
- 営業担当の言うことが二転三転する
こうした状況であわてて契約しても
「価格が予想以上に高くなってしまった」
「思っていたのと違う住まいになってしまった」
と悔いの残る結果になりがちです。
営業担当との相性がイマイチなときの対処法
営業担当とイマイチ合わないなと感じたら、次の方法を試してみましょう。
- 担当者の変更を申し出る
- 商談や電話のやり取りを記録しておく
担当変更を申し出る
担当者となる人を変えて欲しいと申し出てみましょう。
相手に申し訳なく思ったり、失礼かもと心配したりする必要はありません。
担当者が打ち合わせの途中で代わるのはよくあることです。
まずは加盟店となる工務店に連絡を入れて、担当変更を相談してみてください。
申し出る際には、
- ぜひアイフルホームで家を建てたいと思っている
- 営業担当がなぜイマイチなのか、理由を冷静に伝える
ことを心がけてみてください。
落ち着いて気持ちを伝えることで、親身に対応してくれる可能性が高まります。
商談や電話のやり取りを記録しておく
担当者がイマイチだなと感じたら、商談や電話での会話は記録しておくようにしましょう。
施主と営業担当で言い分が食い違ったときに、やり取りの記録がないと大きなトラブルになってしまいます。
打ち合わせや電話で直接話すときには、スマホやレコーダーで録音できると望ましいです。
もし録音が難しいようであれば、話した内容をメモにとっておきましょう。
設計がイマイチ
担当者が出してきた設計案がよくないと感じたら、すぐに承諾せずにしっかり時間をおきましょう。
「設計があまりよくない」「提案がイマイチ」だと感じる時は、大きな問題があるのに無意識に気づいていることが多いものです。
違和感をおぼえた提案はそのまま受け入れず、営業担当をはじめ複数の人にアドバイスを求めましょう。
要望を正直に伝える
まずは営業担当に、自分たちの要望を伝えてみましょう。
具体的な対案を出せなくても、この部分がなんとなく気になる、といった形でもかまいません。
きちんとした担当者であれば、話し合いながら要望をくみ取ろうとしてくれるはずです。
競合のハウスメーカーにも相談する
設計案が腑に落ちないと伝わらないならば、競合のハウスメーカーで相談してみるのもよい方法です。
提案に納得がいかず担当者や工務店に相談しても、話がスムーズに進まない場合もあります。
第三者の意見を求めるつもりで、異なるメーカーに話をしてみるのがおすすめです。
他のハウスメーカーに相談していることを、営業担当や工務店に伝えてみてもよいでしょう。
施主が他のメーカーへ行ってしまうかもと認識してくれれば、営業担当や工務店は対応を改めてくれるかもしれません。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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