「アイフルホームで調べてたら300万円の家って出てきたんだけど、そんな激安の家って大丈夫なの?」
「アイフルホームで一番安い商品ってどれなんだろう?」
アイフルホームでの住まいづくりを検討している方において、「300万円の家」というキーワードを目にしたら調べずにはいられないと思います。
そこで今回の記事では、アイフルホームの300万円の家の謎に迫りつつ、アイフルホームの一番安いプランについて徹底解説していきます。
アイフルホームで300万円の家は建つのか?
2024年7月現在、アイフルホームの公式サイトおよびFC(フランチャイズ)加盟店のサイトには300万円の家に関する情報の記載はなく、謎に包まれています。
ここ数年で世界的な物価高が続く現在も、300万円の家は建つのでしょうか?
アイフルホームのフランチャイズ加盟店「東和総合住宅」が開催していた300万円の家キャンペーン
結論から言えば、2024年7月現在アイフルホームで300万円にて家を建てることはできません。
アイフルホームの300万円の家とは、アイフルホームのFC加盟店「東和総合住宅株式会社」が、2014年5月から数年にわたり実施していたキャンペーンのことで、現在は終了しています。
キャンペーン終了後に公式からは一切の情報が非公開となったため、300万円で家を建てられるのか、300万円分の値引きやオプション無料の特典が受けられるかなど具体的なキャンペーンの内容は不明です。
すでに終了しているキャンペーンであること、かつアイフルホームではなくフランチャイズ加盟店の地域を限定したキャンペーンであったため、現在「アイフルホームの300万円の家」は存在しないことになります。
なぜキャンペーンが終了した今でも「300万円の家」で検索されているのか?
東和総合住宅株式会社の300万円の家は数年前にすでに終了しているものの、2024年7月現在でも多くの人が「アイフルホーム 300万円の家」と検索しています。
「300万円」というインパクトのある低価格であること、さらにアイフルホームが元々ローコスト住宅メーカーであることから、
「もしかしたら本当に300万円で家が建てられるのかもしれない」
という期待感から情報を検索する人が今もいる、ということが予想できます。
特に、できるだけ予算を抑えてマイホームを取得したい方にとっては、「300万円の家」というのは魅力のある情報と言えるでしょう。
アイフルホームはいくらで家を建てられる?
300万円の家を建てることはできませんが、アイフルホームはローコスト住宅メーカーのため、コスパの良い住まいづくりは可能です。
アイフルホームの坪単価は30~65万円で、平均坪単価は約60万円となっています。
実際の建物価格や総費用は商品や土地の形状、広さによっても異なりますが、1000万円台で家を建てることも可能です。
コスト重視で住まいづくりを検討しているときには、アイフルホームも選択肢として考えてみましょう。
アイフルホームで一番安い家のプランは?
アイフルホームの中でも、もっとも安い住まいの商品プランは「Lodina(ロディナ)」です。
コストを抑えて住まいづくりを検討している方にはぴったりの商品ですが「価格はどのくらい?」「住宅性能は大丈夫?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。
アイフルホームの「Lodina」について解説します。
Lodina(ロディナ)
Lodinaは注文住宅ではなく、規格住宅商品です。
あらかじめ決められたプランの中から間取り設計を選んで、住まいづくりを進めていきます。
ブロックで設計されたプランのため、目的に合わせて組み合わせを変更することも可能。
同じ坪数の中で、どのプランを選んでも価格は変わりません。
たとえば浴室から独立した洗面コーナーや共有収納の付いた「ベースプラン」を、子育てがしやすいリビングや家族の衣類をまとめて収納できるファミリークローゼットの付いた「のびのび子育てプラン」へ変更することも可能です。
ライフスタイルや重視したいポイントに合わせて、好みの間取りを選べます。
あらかじめ決められたプランの中から選んで住まいづくりを進めていくため、打ち合わせが少ないのも特徴です。
短期間で住まいづくりをしたいときや、空いている時間を利用して効率的に住まいづくりを進めたいときなどにも向いています。
低価格ながら充実した住宅性能を実現し、オリコン顧客満足度調査の「ハウスメーカー注文住宅2000万円未満部門」にて、2023年・2024年連続で第1位に輝きました。
本体価格は1683万円~(月々53,156円~)
Lodinaの本体価格は3LDK30坪、2階建て1683万円(税込)~、月々53,156円~となっています。
平屋プランも1562万円(税込)~、月々50,068円~という料金体系が用意されています。
Lodinaが低価格を実現している理由は以下の通りです。
- フランチャイズならではの仕入れ力
- ブロックプランを採用
- 建物本体価格定額制
アイフルホームは、LIXILグループのフランチャイズハウスメーカーです。
親会社のLIXILが持つ強い仕入れ力を活かして、住まいの建材などのコストカットを実現しています。
Lodinaには「ブロックプラン」が採用されています。
ブロックプランとは、上下階を同じ大きさのブロックを組み合わせて間取り設計を行う方法です。
住まいが正方形をベースとしたシンプルな形状となるため、構造体や外壁に使用する建材の量を抑えつつ、施工時の作業も効率化できることからコストカットにつながります。
また、ブロックを組み合わせて設計を行うシンプルな手法のため設計コストもかかりません。
価格を抑えて効率的に住まいづくりを進められるだけでなく、バランスの良いデザイン性のすぐれた外観の住まいも実現できます。
坪数が同じなら、プランを変更しても価格は変動しないシンプルな価格設計も魅力です。
耐震等級3相当
Lodinaは低価格ながら、耐震等級3相当の高い耐震性能を発揮しています。
耐震等級3は、国土交通省の掲げる住宅性能表示制度・耐震等級における最高等級です。
上下階が同じ構造のブロックが重なるブロックプランは、荷重が地面に伝わりやすく安定しやすいのが特徴。
また、設計時点での耐震等級3相当の設計の実施、構造設計CADシステムで検証といった、確実に耐震性能を発揮できる住まいづくりを行っています。
標準設備「LIXIL」
Lodinaは、以下のようなLIXILの設備が標準仕様です。
箇所 | 標準仕様 |
システムキッチン | ・約5人分の食器が洗える食器洗い乾燥機 ・やけどの心配がないIHクッキングヒーター |
システムバスルーム | ・浴室乾燥暖房機 ・水はけがよく滑りにくい素材の床 ・汚れが付きにくい排水口 |
洗面台 | ・平らで底が広いボウル洗面 ・左右に回せる水栓 |
トイレ | ・お手入れがかんたんなフチなし形状 ・超節水 |
住まいは低価格ながら、大手ハウスメーカーの住宅にも多く採用されているLIXILの設備が使用できます。
60年点検・アフター保証
Lodinaには、アイフルホームのほかの商品と同じく「最長30年保証」が付帯しています。
30年間、構造躯体と防水保証が延長されるため、長く安心して住める住まいが実現します。
ほかにも、以下の充実したアフター保証が付帯しています。
- 万が一の倒産リスクを回避できる「完全引渡保証」
- 建物の地盤の強さをしっかり確認する「地盤調査」
- 200を超える項目の「品質検査」
- 法人企業による3回の「現地調査」
- 万が一の場合建て替えを10年保証する「耐震補強」
- メーカー保証終了後も故障や不具合を10年間保証する「住宅設備保証」
- 最長60年にわたって点検を実施する「長期継続点検」
- 30年にわたって住宅の図面などを蓄積する「住宅履歴情報」
なぜアイフルホームでは安い家が建てられるのか?
アイフルホームでは、Lodiaをはじめとしたコスパの良い商品プランを幅広く展開しています。
アイフルホームがなぜ安い家を建てられるかの理由について解説します。
長年のフランチャイズ事業運営による経営効率化の徹底
アイフルホームは、ハウスメーカーではじめてフランチャイズシステムである「FCシステム」を導入した企業です。
FCシステムによってハウスメーカーの商品力と開発力、工務店のこまかい対応力や柔軟性を両立させ、適正価格での住まいづくりを実現してきました。
また、フランチャイズ事業運営を長年実施してきた経験から、経営や業務を徹底して効率化することで、コストカットを実現しています。
大量仕入れによるスケールメリット
アイフルホームは、親会社であるLIXILグループの調達力を活かし、建材や住宅設備の大量仕入れを行っています。
大量仕入れを行うことにより住まいづくりで発生するコストをカットし、商品プランの価格として還元しているのも特徴です。
最新のIT導入・活用による無駄の排除
アイフルホームでは、最新のIT技術やシステムを積極的に導入、活用することで業務上の無駄や作業の効率化を徹底しています。
その結果、人件費や設計費といったコストカットを可能としました。
アイフルホーム以外のローコスト住宅メーカー
アイフルホームのほかにも、低価格で住まいづくりを実現できるハウスメーカーはあります。
コスト重視での住まいづくりを検討している方のために、アイフルホームと比較検討できるローコスト住宅メーカーを紹介します。
アイダ設計
アイダ設計は、888万円の家をはじめとした、ローコストでの商品プランを幅広く展開しているハウスメーカーです。
自社での一貫作業、躯体の自社生産による外注費用のカットや、住宅設備を一括大量発注及び最低限にするなどの工夫で、コストカットを実現しています。
アイダ設計の坪単価は、30~55万円です。
タマホーム
タマホームは、インパクトのあるテレビCMでも知名度の高い代表的なローコスト住宅メーカーです。
低価格ながら、1棟の家におよそ74.1%の国産材を使用したこだわりのある家づくりを行っています。
住宅設備の一括大量発注や外注・中間業者の排除、標準で10年と保証を最低限にするなどの工夫で、コストカットを行っています。
タマホームの坪単価は、40~80万円です。
アキュラホーム
アキュラホームは元大工の社長が手掛ける、関東圏を中心に今拡大中のローコスト住宅メーカーです。
550万円の住まいや、ローコストながら長期優良住宅など住まいの資産価値についても考えた家づくりを実現しています。
大工の経験を活かした住まいづくりの合理化をノウハウにし、体系化した「アキュラシステム」を活用し低価格ながら品質の高い商品を提供しています。
アキュラホームの坪単価は、35~50万円です。
一条工務店
一条工務店は、住まいの基本性能を重視した住まいづくりを手掛けるハウスメーカーです。
坪単価は50~105万円とほかのハウスメーカーと比較すると高く感じるかもしれませんが、業界最高レベルの断熱性や耐震性、快適性能を標準仕様とした住まいづくりを手掛けているのが特徴です。
コストを抑えつつも、快適に住める住まいを実現したいときに向いています。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話
家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。
なんでしょう?
2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。
500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。
たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。
逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。
ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……
一年分の収入を失ってましたよね。
僕もこれから読みますね。
お前、読んでなかったのかよ!
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