「アイフルホームは値引き交渉が難しい…」
「アイフルホームの値引きの限界は100万円が相場…」
アイフルホームは国内有数の人気ハウスメーカーのひとつ。ローコスト住宅メーカーとして全国的に知られていますから、ネットでは値引きに関するウワサが多く飛び交っています。
結論から言うと、アイフルホームは値引き交渉できます。ただし、良い条件の値引きを引き出すのは非常に難しいです。
しかしながら、何も準備をせずに値引き交渉を持ちかけて大損してしまうケースが後を断ちません。
注文住宅の値引きは、ときに「新車が買えるレベルの金額」にもなりますから、値引き交渉の準備をしないのは買ったばかりの新車を廃車にするくらいもったいないことです。
そこで今回の記事では、アイフルホームとの値引き交渉において知っておきたい知識を徹底解説していきます。
ぜひともご参考ください。
アイフルホームの値引きの相場、値引き率は?

アイフルホームの住宅商品は、「注文住宅」と「建売住宅」の2種類があります。
それぞれ値引きの相場や値引き率が異なります。
注文住宅の値引き率 | 平均3%~5% |
建売住宅の値引き率 | キャンペーン以外には基本的に値引きなし |
詳しく見ていきましょう。
注文住宅の値引き相場はいくら?
アイフルホームの注文住宅の値引き率は本体価格の3%~5%が相場と言われています。
たとえば本体価格が3000万円の場合、値引き額は90万円~150万円となります。
「ところでアイフルホームの値引き率は他のメーカーと比べて低いの?高いの?」
と気になった方も多いと思います。
簡潔に答えると、「値引き率は低い」です。
ちなみに、これはアイフルホームがケチという意味ではありません。
そもそもアイフルホームはローコストで品質の高い家を作るメーカー。そのため、わざわざ値引きをする必要性が少ないのです。
「値引き交渉が難しい」と言われるのも、まさに値引きをする必要性が少ないからに他なりません。
ですので、値引き交渉を成功させるためには、それ相当の準備と知識が必要なのです。
建売住宅の値引き相場はいくら?
続いて、アイフルホームの建売住宅の値引き率について解説します。
答えから言うと、建売住宅はキャンペーン以外には基本的に値引きはありません。
なぜなら建売住宅は値引きを前提としていないからです。
というのも、建売住宅は「このエリアの相場観なら、この金額で確実に売れる」と逆算して値決めをされているのです。
しかしながら、すべてが計算通りにいくわけではありません。実際には、不人気のために売れ残ってしまう建売住宅もあるのです。
完成から数ヵ月~1年以上と時間が過ぎていくにつれ、建売住宅は値引きが大きくなっていきます。
「だったら、売れ残りの建売住宅を買えば値引き交渉しやすいじゃん!」
と思った方がいるかもしれませんが、個人的には売れ残りの建売住宅はあまりオススメしていません。
なぜなら、「不人気=売れ残る」というのは、新築のときだけでなく、中古になっても同じだからです。
つまり、もしも家を手放さなくてはならない時に、めちゃくちゃ困るのは自分になるのです。
とはいえ、自分にとっての運命の出会いというのはあるでしょう。
「この家なら、絶対に自分は手放さない!」と惚れ込んだものについては、売れ残りであるほうが安く買えるので、むしろ買いです。
そのときは迷わず契約しちゃいましょう。
アイフルホームの値引きの限界は100万?!
アイフルホームで家を建てた人たちの口コミやブログなどを見ると、
「ウチは100万円の値引きでした!」
「最終見積もりでは150万円の値引きでした!」
といった値引きに関する情報が載っています。
これらの金額だけを参考にして、アイフルホームの営業担当の方に、
「他のブログの方はこれくらい値引きされてるんですが……」
と交渉を持ちかけると、大恥をかいてしまうことがあるので要注意です。
なぜなら値引きは「本体価格×値引き率」であり、同じ本体価格で値引き率を比較しないと、無茶苦茶な主張をしていることになります。
たとえば本体価格が4000万円の家と2000万円の家があるとして値引き率が同じ5%でも、
・4000万円×5%=200万円
・2000万円×5%=100万円
と100万円もの差になるわけです。
また、注文住宅は数多くのオプションによって構成されていますから、同じ条件じゃないと値引き率も異なります。
そのため、ネットで公開されている他人の見積もりでは、交渉の材料にならないのです。

ということは値引き率が3~5%だったらラッキーくらいの感覚でいればOKってこと?

そうですね。高望みしすぎると、いつまで経っても決断できませんから、目安に近い値引き率まで交渉できれば成功と思うのがよいでしょう。
アイフルホームの値引きのタイミングは決算期を狙おう
値引き交渉が最もやりやすいタイミングは決算期と言われています。
なぜなら決算期は、ハウスメーカーがノルマとして掲げる販売目標を達成するために、特別な値引きが許されるボーナスタイムだからです。
ちなみにアイフルホームの決算期は3月が本決算で、9月が半期決算です。
ですから、値引き交渉をスムーズにしたい方は、3月と9月の直前に商談をすることをオススメします。
アイフルホームで値引き交渉するなら他社の相見積もりは忘れずに

ハウスメーカーにはたくさんの競争相手(競合他社)がいます。
「ウチはどこのメーカーにも絶対に勝てる!」
という会社はどこにもありませんし、どこのメーカーと契約するかは、私たち買い手が決めることです。
ですから、値引き交渉において大事なのは競合他社の存在なのです。
アイフルホームを本命としたときに、
「実はアイフルホームさんが本命なのですが、B社と迷ってるんです…」
と打ち明けて、なぜ迷っているのかという理由と「どれくらい値引きしてもらえるとよいか」を伝えるのです。
このときに必要となるのは、迷っているB社の見積もり。
見積もりの内容としては、本命の会社と同じくらいの金額か、本命よりも少し安いくらいの見積もりだとよいです。

いわゆる相見積もりってやつだな。
たしかに他社と比較されないと値引きする理由にはならないもんね。

そうですね。他社の見積もりを依頼するには、展示会の見学や何度かの打ち合わせが必要で割と労力が必要です。
しかも、本命と同等か安い見積もりをもらわないといけませんから、ちゃんと調べてから見積もりを取りに行かないといけません。

あー、貴重な休日がたくさんつぶれるのは嫌だ。簡単にできる方法ないの?

ありますよ。複数のハウスメーカーから同じ条件で間取りと見積もりがもらえる無料の住宅情報サイトを使えばたったの5分ですよ。

5分はすごいな!なんてサイトなの?

「タウンライフ家づくり」というサイトです。ネットでは割と有名で、住宅系のインスタやブログなどで名前を見かけたことのある方もいると思いますが、まだ使ったことのない人にもオススメです。

オッケー!使ってみる!
アイフルホームとの値引き交渉を成功させるための全手法

ここからはアイフルホームの値引き交渉で欠かせない知識や、裏技的な値引き方法も含めて解説していきます。
ぜひとも最後までご覧ください。
アイフルホームは店長による特別値引きがある
全国展開しているハウスメーカーには、各エリアで特別値引きができる権限を持つ人物がいます。
それは店長です(※細かく言うと、フランチャイズに加盟している企業の場合、権限を持つ人物は社長クラスの方になります)。
店長は、各エリアの販売目標を達成する責任があり、ノルマを達成するための最終手段として特別値引きを実行できる権限があるのです。
つまり値引き交渉を成功させるには、いかに店長の特別値引きの承認を得るかというゲームになるわけですが、このゲームがとても難しいのです。
なぜなら店長に直談判できるとは限らず、営業担当からの根回しが必要になることが大半だからです。
では、営業担当からの根回しを成功させるにはどのようにすればよいのでしょうか。
優秀な営業担当なら自然に根回しをしてくれるのですが、必ずしも優秀な営業担当とは限りません。
購入者側の立場で特別値引きの根回しを成功させるコツは、
・金額で悩んでいること
・期限内に購入する意思があること
を営業担当に伝えることがポイントです。
ここでの期限内とは、自分のマイホームを建てる予定日ではなく、ハウスメーカーにとっていつまでに契約してほしいか(=決算月や月末など)というハウスメーカー都合のタイミングのことを指しています。
つまり、金額は自己都合、期限はハウスメーカー都合として、お互いの都合でWIN-WINになる落としどころを探っていく王道な交渉です。
アイフルホームのキャンペーンによる値引き
アイフルホームは毎年豪華なキャンペーンを開催しています。
過去には「最大割引100万円×先着500名」といったえげつないキャンペーンもありました。
詳細は別記事「アイフルホーム キャンペーン最新情報まとめ【2023年】」にて解説しておりますので、ぜひともご参考ください。
アイフルホームのモニターハウスによる特別値引き
アイフルホームには「モニターハウス」という制度があります。
モニターハウスとは、新築した家をモデルハウスとして、一定期間アイフルホームに使用させることです。
「自分の家をモデルハウスとして差し出すのは嫌だ!」
と生理的な嫌悪感を抱いた方にはオススメできませんが、別に気にしない方は特別価格で家が建ちます。
ちなみに、特別価格の価格帯は使用期間によって変動しますので、各エリアの担当者に条件面を確認しましょう。
アイフルホームの外構の値引き
外構(エクステリア)に関する特別値引きを引き出すテクニックがあります。
しかしながら、何も比較材料がないのに特別値引きをされても、「元が高いのか安いのかわからない」という事態もあります。
そこでオススメなのが外構工事の専門業者さんから見積もりをもらうことです。
ただし、イチから外構工事の業者を探すのは割と手間がかかるので、オススメなのは「タウンライフエクステリア」で一括の見積もり依頼をすること。
サイト名がエクステリアとありますが、「新築外構」の見積もり依頼も可能です。
優良企業610社以上の中から無料で提案を受けることができるので、値引きに妥協したくない方はやったほうがよいです。
アイフルホームの紹介による値引き
アイフルホームでは、紹介経由で家を建てると、実質的な値引きとなる特典が用意されています。
たとえば過去の紹介特典では、エアコン1台が無料になったり、カーテンや照明60万円分がプレゼントされたりと豪華なものがありました。
なお、アイフルホームの各支店によって紹介特典は異なります。
いずれにしてもアイフルホームで家づくりを検討している方は、知人にアイフルホームオーナーがいないか探してみることをオススメします。
アイフルホームは契約後に値引きがあるの?
基本的に契約後の値引きはありません。
ですから、「契約した後で値引き交渉すればいいや」と勘違いしてはいけません。
契約は契約ですから、契約で合意したことが遂行されている限りは額面通りに請求されます。
一方で、ハウスメーカー側の問題で契約通りに家づくりが遂行されない場合、値引きなどの代案で交渉していくこともあります。
その際は堂々と交渉すべきでしょう。
アイフルホームとの値引き交渉は、値下げだけではなくオプション交渉もアリ
ここまで値引き交渉の手法について網羅的に解説してきました。
「よーし、これで値引き交渉をやる気になってきた!」
と鼻息を荒くしている方に向けて最後にお伝えしたいのは、「値下げの要求をやりすぎるのは良くない」ということです。
なぜなら「強引な値下げを要求した営業担当との関係性が悪化してしまうから」です。
そこで関係性を悪化させにくい値引き交渉のテクニックとして活用したいのが「オプション交渉」です。
オプション交渉とは、有料のオプションを実質的に無料、あるいは値引きしてもらうことです。
実は、ほとんどのハウスメーカーでは、営業担当のさじ加減でオプションの価格を調整しやすいような設計になっています。
ですので、絶対に導入したいオプションがあったとき、「価格がなんとかなりませんか?」と交渉を持ちかけることをオススメします。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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