「クレバリーホームで検索してたら『潰れる』って出てきたんだけど、大丈夫なのかな?」
クレバリーホームでの住まいづくりを考えている方におかれましては、たくさんの情報を集めていると、ネガティブな情報も目に飛び込んでくることでしょう。
しかしながら、匿名の方々の声やウワサの域を出ない話も多く、何を信じればいいか迷っている方が大半だと思います。
そこで今回の記事では、クレバリーホームと言われる理由について、中立的な立場で忖度なしに解説していきます。
クレバリーホームが潰れるはデマ?本当?

「クレバリーホームが潰れる」と書かれた記事や口コミを、WebサイトやSNSで見かけることがあります。
この内容は本当なのかデマなのか、どちらでしょうか。
結論:クレバリーホーム自体が潰れる可能性は低い
結論から言えば、クレバリーホーム自体が潰れる可能性は低いです。
クレバリーホームは全国に事業を展開し、実績も順調にあげているからです。
公式サイトによれば、北海道から沖縄まで、全国に145の店舗を展開しています(2024年5月時点)。
27年間に渡り事業を続けており、累計では41,000棟以上の受注実績をあげています(2023年度時点)。
クレバリーホームは全国で、家づくりに精力的に取り組んでいます。すぐに倒産してしまう心配はないでしょう。
新昭和グループ全体では業績好調だから
クレバリーホームは、新昭和グループに属する会社です。
新昭和グループの業績が好調であることも、クレバリーホームが潰れない理由の1つと言えます。
新昭和グループは、クレバリーホーム以外にも、住宅メーカーの「ウィザースホーム」など、13の会社からなっています。
2024年11月には、日帰り温泉(温浴)事業を5つの県・11店舗で営む「楽久屋」もグループに加わりました。
グループの本体となる株式会社新昭和も安定した、売上・利益を出しています。
2024年3月期決算では、
- 売上高はおよそ368億円
- ビジネス本体での収支を表す営業利益は40億円の黒字
であったと発表しました。
新型コロナウイルス感染症に苦しめられた時期も含めて、営業利益は黒字を続けています。
新昭和グループも好調な業績をあげており、経営基盤は安定していると分かりますね。
クレバリーホームはグループ全体で見ても、安定した経営基盤を持つ会社です。
なぜ「クレバリーホーム 潰れる」という検索ワードがあるの?

クレバリーホームが安定した経営状態なのにもかかわらず、「クレバリーホーム 潰れる」と検索されるのはなぜでしょうか。
「潰れる」というキーワードで調べられている理由を、2つ紹介します。
- クレバリーホームは潰れるかもと心配した方が、たくさん検索している
- クレバリーホームのFC加盟店が倒産する場合はある
それぞれの理由について、詳しく解説していきましょう。
理由①:クレバリーホームが潰れる可能性を心配した方がたくさん検索しているから
インターネットで「クレバリーホーム 潰れる」と検索されるのは、経営状態を心配する方が多いためと考えられます。
住宅は人生でもっともお金のかかる買い物です。マイホームをお願いする会社が倒産しないか、心配になるのは当然です。
また近年では、住宅業界を取り巻く環境が厳しくなっています。
物価や金利の上昇、建築資材の高騰などにより、経営難に陥る住宅会社も出てきています。
こうした状況も、クレバリーホームに対する不安を高めている一つの原因と言えるでしょう。
理由②:クレバリーホームのFC加盟店が倒産することはあるから
クレバリーホームはFC(フランチャイズ)加盟店制度を採用しています。
FC加盟店制度は、
- クレバリーホームが本部
- それぞれの地域の工務店などが加盟店
となりサービスを提供する仕組みです。
本部であるクレバリーホームが倒産しなくても、施主と直接やり取りしているFC加盟店が倒産してしまう可能性はあります。
加盟店は独立した企業なので、経営状態はそれぞれ異なります。
そのため経営難に陥り、倒産してしまう加盟店も出てきてしまうおそれがあるのです。
「クレバリーホーム 潰れる」というキーワードで検索する方が多いのは、FC加盟店の倒産を心配しているからかもしれません。
普段の様子を見るだけでは、加盟店が倒産してしまうかどうかを判断するのは難しいようです。
マイホームづくりをお願いする加盟店についても、できるだけ情報を集めておくのが望ましいです。
後悔したくないならハウスメーカーは1社だけに惚れ込まない!必ず比較しよう
ここで家づくりでの後悔を減らすための大事なポイントをご紹介します。
大事なポイントとは、いくら素敵なハウスメーカを見つけたとしても、最初から1社だけに決め込んで契約してしまうのはNGだということです。
なぜなら私たちは、各ハウスメーカーを比較するからこそ、自分が本当に家づくりに求めていることやこだわりが見えてくるからです。
人はいちど何か惚れ込むと他が見えなくなりがちですから、あえて冷静な視点を取り戻すためにも、あえて興味がなくとも他のメーカーに相談することをオススメします。


正しい比較……ですか?

そう。
家づくりで後悔しないためには、正しい比較をするための手順が大事なんだってさ。

ほうほう、その話は面白そうですね。

うん。これから家づくりを検討している人にはめっちゃ役に立つから、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」は読んでほしいな。

個人的には「家づくりで実際に500万円損した人の話」が読みたいですね。

悪趣味だな……。
もし建築会社が倒産したらどうなるの?

マイホームを注文した建築会社が倒産してしまったら、自分たちの家はどうなってしまうのでしょうか。
会社が倒産してしまうのは、頻繁に起こるできごとではありません。
とはいえ、一度は対策を検討しておくべきでしょう。
ここでは下にあげた2つの場合を想定し、マイホームがどうなるか解説します。
- クレバリーホーム本体が倒産したら
- クレバリーホームのFC(フランチャイズ)加盟店が倒産したら
建築依頼中や建築後に、クレバリーホーム本体が倒産したらどうなるの?
FC加盟店制度の場合、住宅建築に関する契約は、施主とFC加盟店の間で結びます。
そのため、クレバリーホーム本体が倒産しても、加盟店は契約にもとづいて住宅を建てることになります。
ただし、FC本部(クレバリーホーム)を解散させるか存続させるかで、家が建つかどうかの見込みは変わってくるかもしれません。
会社を解散させる手続き(破産手続き)をとる場合は、本部と加盟店とのFC契約がなくなるおそれがあります。
FC契約がなくなった場合、加盟店は別の会社から、建材などを手配する必要があります。
もし新たな手配先が見つからなければ、マイホームの建築に悪影響が出るでしょう。
一方で、本部を存続させる手続き(再生手続き)をとる場合は、契約どおりに建築を進められるでしょう。
本部の存続が決まったら、今までと同じようにFC契約が継続し、本部からノウハウや建材の提供を受けられるからです。
過去、ハウスメーカーであるFC本部が倒産した事例はまだ起こっていません。
不安があれば、事前に専門家に相談してみるとよいでしょう。
建築依頼中や建築後に、クレバリーホームFC加盟店が倒産したらどうなるの?
クレバリーホームのFC加盟店が倒産した場合でも、家は完成する可能性が高いです。
クレバリーホームは、「住宅完成引渡保証」をすべてのシリーズの住宅につけているからです。
住宅完成引渡保証制度とは、万が一クレバリーホームが倒産した場合でも、代わりの業者に工事を無料で引き継ぐ制度です。
クレバリーホームのFC加盟店が倒産した場合でも、家は完成する可能性が高く、追加費用も発生しないと考えられます。
ただし完成後のメンテナンスについては、代わりとなるFC加盟店を探す必要があります。
FC本部であるクレバリーホームに確認すると、他のFC加盟店を紹介してもらえることもあるようです。
しかし、実際のメンテナンス内容や価格については、施主と新たな加盟店の間で交渉する必要があります。
ハウスメーカーの倒産リスクを最小限にするために施主ができることは?

長い間住むマイホームを注文するのですから、ハウスメーカーの倒産リスクをできるだけ小さくしたいですね。
リスクを小さくするために、施主ができる対策を3つ紹介します。
- 依頼する会社の財務状況を調べておく
- 依頼する会社の口コミや評判を集めてチェックする
- 依頼した会社が倒産した時を想定し、シミュレーションしておく
依頼する会社の財務状況を調べる
ハウスメーカーの倒産リスクを最小限にするためには、依頼する会社の財務状況を調べることが重要です。
財務状況を調べれば、会社の経営状態を把握できます。
財務状況を確認するには、会社のホームページや官報、有価証券報告書などを見てみましょう。
たとえば先ほど説明したとおり、グループ会社である新昭和は決算公告をWebサイトで紹介しています。
株式会社新昭和
■決算公告(貸借対照表・損益計算書)
「会社法第440条」の定めに基づき、貸借対照表および損益計算書を開示いたしております。
<出典>
https://kmasterplus.pronexus.co.jp/main/corp/m/0/m069/
財務状況を調べる際には、以下の点に注意しましょう。
- 最新の情報を見るようにする
- 複数の指標を総合的に判断する
- 同業他社の情報と比べる
ハウスメーカーや工務店の状況を見るための指標として、たとえば次のような数値を調べてみるのをおすすめします。
見るべき指標 | 指標の意味 | 指標から何が分かるか |
受注実績 | 実際に受けた注文件数 | どれだけ顧客から注文がきているか |
売上高 | 実際にあげた売り上げ | どれだけ商品を売ったか |
営業利益 | 会社の本業における、売上と原価・経費の差 | 本業でどれだけ利益をあげたか |
当期純利益 | 会社の最終的な、収入と費用の差 | 結局、全体でどれだけ利益をあげたか |
営業利益でいう「本業」とは、ハウスメーカーや工務店であれば、「家を建てる事業」と考えればよいでしょう。
依頼する会社の評判や口コミを調べる
注文したいと考えている会社があれば、評判や口コミを調べてみましょう。
評判や口コミは、インターネットやSNSで調べられます。
その会社で家を建てた人から意見を聞けば、実際のやり取りやサービスの質を知ることができます。
ただし、会社の評判や口コミを調べる際には、以下の点に注意しましょう。
- 情報源を確認する
- 良い情報だけでなく、悪い情報もあわせて確認する
会社の評判や口コミは、あくまでも参考にできる情報の一つです。
ひとりの口コミだけで判断せずに、複数人からの評価や異なる情報も組み合わせて考えることが大切です。
倒産した際のシミュレーションをしておく
ハウスメーカーの倒産は、めったに起こることではありません。
しかし、もし倒産してしまった場合に備え、シミュレーションしておくのは重要です。
倒産した場合、家は完成できるのか、支払ったお金はどうなるのか、事前に確認しておきましょう。
特に、FC加盟店が倒産してしまうケースは、一度検討しておくのをおすすめします。
FC加盟店が倒産しても、クレバリーホームの住宅完成保証制度を利用すれば、家が建たないと心配する必要はありません。
いざというときに備えて、以下の点について調べておくとよいでしょう。
- 住宅完成保証制度の手続きはどう進めればよいか
- 家が完成した後、点検・メンテナンスはどのように対応するのか
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

なんでしょう?

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

一年分の収入を失ってましたよね。


僕もこれから読みますね。

お前、読んでなかったのかよ!
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