「クレバリーホームは最悪」「クレバリーホームは後悔するからやめたほうがいい」と書かれた記事や声を目にすることがあります。
答えから先に書くと、クレバリーホームが最悪というのは大勢の方々の評価ではなく、一部の方々の声です。
むしろ高品質でリーズナブルな住宅を提供するハウスメーカーとして定評があります。
しかしながら、
「でも、事実としてどうして最悪という意見もあるんだろう?」
と何を信じればいいのかわからずに悩んでいる方も多いかと思います。
そこで今回の記事では、クレバリーホームが最悪という声について中立的な立場で解説していきます。
クレバリーホームが最悪なのはデマ?どんな会社?
クレバリーホームは、全国に140店舗以上の拠点を展開するフランチャイズハウスメーカーです。
「クレタイル」と呼ばれるタイル張りの外壁を標準仕様として提供しているのが大きな特徴で、高級感あふれるタイル外壁の住宅を、比較的ローコストで建てられると好評を集めています。
また、耐震性に優れた「SPG構造」と「モノコック構造」を組み合わせた特殊構法を標準として採用しており、阪神淡路大震災の2倍近い地震波にも耐える住宅の建築を実現しています。
断熱性能に関しては標準仕様で等級6相当、24時間稼働する全熱交換型換気システムが搭載されているなど、住み心地に関する妥協もありません。
最悪という声は一部あるものの、クレバリーホームは一定水準以上の高品質な住宅商品を提供するハウスメーカーであり、実績も豊富で信頼性もそれなりに高い会社といえます。
クレバリーホームが最悪という声の理由と考察
クレバリーホームが、一部で最悪と評価されているのは事実です。
しかし、繰り返しになりますが、決して最悪なハウスメーカーというわけではありません。
「総タイル外壁なのに安い」「デザインが秀逸」など、好評な意見も数えきれないほどあり、依頼を検討する価値は十分に高いハウスメーカーです。
では、なぜクレバリーホームは最悪と評価されているのか。
その理由は、一部の人が以下のような最悪なケースにあたってしまったからだと考えられます。
- FC加盟店が最悪なケース
- 営業担当が最悪なケース
- 現場担当が最悪なケース
- 希望通りに家が建たなくて最悪なケース
それぞれのケースに関する概要や要因などを解説します。
FC加盟店が最悪なケース
クレバリーホームは、フランチャイズ方式による店舗展開をしているハウスメーカーです。
フランチャイズ店は一定の統一基準はあるものの、どうしても店舗によってサービス品質にバラツキが生じやすいという懸念があります。
「A店は親身に対応してくれた」「B店は対応が雑」など、主に接客方法に関してムラがある傾向にあり、同じクレバリーホームだからといって同様の対応をしてくれるとは限らないのです。
そういった一部のいわゆるハズレ加盟店に当たってしまった人が、クレバリーホームは最悪という評価をつけているのだと考えられます。
営業担当が最悪なケース
クレバリーホームを最悪と評価する方の声では、「話を全然聞いてない…」「連絡が全然返ってこない…」といった営業に対する酷評が目立ちます。
万が一、このような営業が担当になると、要望をまともに聞いてくれなかったり、伝達ミスが起こったりなどのトラブルが頻発し、理想の住まいづくりが実現できなくなる恐れがあります。最悪と評価されるのも無理はないでしょう。
なお、営業担当に対する不満は、どのハウスメーカーに依頼しても起こりうるものであり、クレバリーホームの営業だけに限った話ではありません。
実際のところ、クレバリーホームの口コミでは、信頼できる営業担当にあたって満足している方の意見も多数寄せられています。
心理的に良い口コミよりも、悪い口コミの方がやはり気になってしまうものです。こういった一部の最悪な営業にあたった方の意見が目立つため、「クレバリーホームは最悪」というイメージがついているのだと考えられます。
現場担当が最悪なケース
クレバリーホームに悪印象を抱いている口コミの中には、現場担当の対応に不満を感じている方の意見もいくつかありました。
たとえば、「近所迷惑になるほどの大声でしゃべっていた」「対応が横柄だった」といった声です。
乱暴な物言いの現場担当だと、仕事の仕方も雑なのではないかと疑ってしまうものです。建築される住宅の工事品質に影響する恐れがあるため、そんな人が担当になったとなれば、最悪と評価する人がいても不思議ではないでしょう。
ただし、どのハウスメーカーにおいても、現場担当に対して不満の声をあげている方は一定数存在するものです。
クレバリーホームの現場担当に対する悪評が、ほかのメーカーと比べて極端に多いというわけではないため、過度に不安になる必要はないでしょう。
希望通りに家が建たなくて最悪なケース
事前の打ち合わせ通りに建築が進まず、「希望通りの家が建てられなかった…」と後悔しているオーナーの声もちらほらと見られました。最悪と評価されるのも当然といえるケースです。
このようなケースが発生するのは、以下のような原因が考えられます。
- 担当営業と施主とで解釈の違いがあった
- 営業が工事担当に伝達ミスをした
- 工事に無理が生じて急遽変更を行なった
往々にして、コミュニケーション能力の低い営業が担当になった際に生じがちなトラブルです。
クレバリーホームが悪いというよりも、運悪く質の悪い営業に当たってしまったというのが実際のところでしょう。
後悔したくないならハウスメーカーは1社だけに惚れ込まない!必ず比較しよう
ここで家づくりでの後悔を減らすための大事なポイントをご紹介します。
大事なポイントとは、いくら素敵なハウスメーカを見つけたとしても、最初から1社だけに決め込んで契約してしまうのはNGだということです。
なぜなら私たちは、各ハウスメーカーを比較するからこそ、自分が本当に家づくりに求めていることやこだわりが見えてくるからです。
人はいちど何か惚れ込むと他が見えなくなりがちですから、あえて冷静な視点を取り戻すためにも、あえて興味がなくとも他のメーカーに相談することをオススメします。
正しい比較……ですか?
そう。
家づくりで後悔しないためには、正しい比較をするための手順が大事なんだってさ。
ほうほう、その話は面白そうですね。
うん。これから家づくりを検討している人にはめっちゃ役に立つから、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」は読んでほしいな。
個人的には「家づくりで実際に500万円損した人の話」が読みたいですね。
悪趣味だな……。
最悪なケースを回避するための対策
人生でも非常に重要なイベントとなる住宅購入において、これまでに紹介したような最悪なケースは絶対に避けたいところです。
最悪なケースを回避するための対策法を紹介するので、クレバリーホームで住宅購入を検討中の方は、ぜひ目を通してみてください。
自分が建てるエリアのFC加盟店の評価を調べる
フランチャイズ展開しているハウスメーカーは、加盟店によってサービスの品質が異なるケースがあります。
劣悪なサービスを展開する「ハズレ」の加盟店への依頼を避けるためにも、自分が建てるエリアの加盟店の評価を調べたうえで依頼を検討しましょう。
加盟店の評判を簡易的に調べるうえでは、「Google Map」を利用したレビュー検索や、地域のマンション掲示板サイトなどで調べる方法が有効です。
調べた加盟店の評判が著しく悪いようであれば、ほかの加盟店やハウスメーカーを検討したほうが賢明です。
クレバリーホームで家を建てたオーナーの声を聞きに行く
ハウスメーカーの実情に関してより信ぴょう性の高い情報を得たいのであれば、実際に家を建てたオーナーに話を聞くのが得策です。
クレバリーホームでは、オーナー宅見学会といったイベントも多数提供しています。これに参加すれば、住宅を建てたオーナーから住み心地などに関する具体的な事情を聞くことが可能です。
住んでよかった点はもちろん、「このオプションは無くてもよかった」といった後悔しているポイントについても聞けるため、自身が住宅を建てる際の失敗を予防できるようになります。
オーナー宅見学会などのイベント情報は、各エリアに設置されている拠点のホームページにて公開されているのでチェックしてみてください。
最悪な営業担当に当たってしまったときの対処法
あまりに信用できなかったり、相性が合わなかったりする営業が担当になってしまった場合は、以下のような対処をしましょう。
担当変更をリクエストする
ハウスメーカーの営業担当は、変更を申し出れば大半は応じてくれます。
ただし、商談が進めば進むほど担当の変更は難しくなります。後任への引き継ぎが難しくなるからです。
そのため、営業の変更を申し出る場合は、自分と合わないと思った時点で早めにリクエストするのが賢明です。
さすがに担当営業本人に直接伝えるのは忍びないため、担当者の上司や会社に電話を入れて変更を申し出るのがベターとなります。
なお、メールで連絡すると時間がかかるうえに、変更理由などの意図がうまく伝わらない恐れもあるため、変更を申し出る際は電話で伝えることをおすすめします。
商談や電話の記録を残す
担当営業との商談の際や電話時の会話の内容は、可能な限りメモや録音するなどして記録に残しておきましょう。
営業とのトラブル事例で特に多いのが「言った・言わない問題」です。基本的に多くの営業は議事録をとっているものですが、確認漏れが起こる可能性は否めません。
意見の食い違いが発生した際に、発言記録を提示できれば、想定外の施工や出費が発生するリスクを無くすことができます。
施主側が常にメモをとる姿勢を見せていれば、営業もうかつな発言ができなくなるため、信ぴょう性の薄いあからさまな営業トークも少なくなるでしょう。
他のハウスメーカーにも相談する
営業担当の変更を申し出たのに応じてくれないなど、対応に問題があるようであれば、クレバリーホームにこだわらずほかのハウスメーカーへと相談してみましょう。
アキュラホームや一条工務店、ミサワホームなど、クレバリーホームと同等の価格帯で標準仕様も充実しているハウスメーカーは多々存在します。
自分に合わないと思っていたメーカーであっても、「実際に相談してみたら思いのほかマッチした」というケースは少なくありません、
営業の対応はもちろん、予算や住宅のイメージなどで新たな視点を得られる可能性が高いため、他メーカーとの比較検討は積極的に行った方が賢明です。
手間と時間は余計にかかってしまいますが、後々で「別のメーカーの方が良かったかも…」と後悔するリスクを最小限にできるメリットは大きいです。本当にクレバリーホームで良いのか一度見直してみましょう。
優良なFC店や優秀な営業と出会うための方法
クレバリーホームの優良なフランチャイズ店や営業に出会うためには、何よりも事前の情報収集が欠かせません。
依頼予定の加盟店やそこで働くスタッフの評判・口コミ情報のチェックは大前提です。
個人差はあるものの、評判の良い店舗の方が高い満足度を得やすいのは間違いないといえます。
とはいえ、評判・口コミの中に自分が得たいと思っている情報が必ずしもあるとは限りません。地域によっては、口コミがほとんど無いというケースもあるでしょう。
こういった場合に活用すべきなのが、実際に家を建てたオーナーからの紹介です。
クレバリーホームで家を建てたオーナーから紹介してもらう
クレバリーホームで家を建てたオーナーから紹介してもらえば、優良なFC店や営業に出会える確率がグッと高まります。
「ここなら安心して任せて良いだろう」と思ったからこそ、オーナーはそこで家を買ったはずです。少なくとも一定以上のレベルの店舗であることは間違いないでしょう。
スタッフの評価だけでなく、「タイルの剝がれなどは起きてないか」「住み心地はどうか」といった住宅性能に関するリアルな意見も聞けるメリットもあります。
ネットよりも解像度の高い情報が得られるため、知人や友人に話を聞き、クレバリーホームで家を建てた人がいないか探してみましょう。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話
家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。
なんでしょう?
2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。
500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。
たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。
逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。
ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……
一年分の収入を失ってましたよね。
僕もこれから読みますね。
お前、読んでなかったのかよ!
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