「アキュラホームは値引きしないから交渉できない…」
「ローコストメーカーだから値引きが難しい…」
アキュラホームは全国的にも有名なハウスメーカーのひとつ。そのためアキュラホームに関するネットでの口コミは多く、値引きについても多くのウワサが飛び交っています。
しかしながら、ウワサのもとになっている某知恵袋や某掲示板などの匿名の書き込みは信憑性がイマイチなため、いったい何を信じればよいかわからず悩んでいる人も多いことでしょう。
家を買うときの値引きは、場合によっては数百万円単位で新車が買えるレベルの大勝負になるから、みんな真剣に調べてるよな。
人生最大の商談ですから、ここで手を抜く人はいませんよね。
でも、正しい値引きの知識がなくて知らず知らずのうちに大損している方が多いのでもったいないなと思っています。
そこで今回の記事では、アキュラホームとの値引き交渉を成功に導くためのコツを徹底解説しています。
アキュラホームは値引きしない?!結論、値引き交渉はできます!
「アキュラホームは値引きしない」とのウワサがありますが、実際には値引きはあります。
では、なぜ値引きしないというウワサが流れたのでしょうか。
これは推測ですが、その最大の理由はアキュラホームがローコスト住宅を得意とするハウスメーカーだからでしょう。
ローコスト住宅は、そもそも他社よりも金額が安いわけですから、大幅に値引きする理由がありません。
ですから、アキュラホームとの値引き交渉は非常に難しいと言われています。
アキュラホームの値引きの相場、値引き率は?
アキュラホームの住宅商品には、「注文住宅」と「建売住宅(分譲住宅)」の2種類があります。
それぞれ値引きの相場や値引き率が違います。
坪単価に対する値引き率も同様です。
注文住宅の値引き率 | 3%以下 |
建売住宅(分譲)の値引き率 | キャンペーン以外には基本的に値引きなし |
詳しく見ていきましょう。
注文住宅の値引き相場はいくら?
アキュラホームの注文住宅の値引き率の相場は「本体価格の3%前後」と言われています。
たとえば3000万円の注文住宅だと、値引きの相場は90万円前後となるようです。
他の大手ハウスメーカーでよくある値引き率は「本体価格の10%~15%」ですが、このような大幅な値引きは厳しいと言えるでしょう。
建売住宅(分譲)の値引き相場はいくら?
建売住宅(分譲住宅)を検討している場合、基本的に値引きを期待しないことをオススメします。
なぜなら建売住宅は、「このエリアの相場観なら確実に売れる」と計算して価格設定がなされており、値引きを前提としていない商品だからです。
なお、もちろんすべてが計算通りにいくわけではなく、残念ながら売れ残ってしまう建売住宅もあります。
完成から数ヵ月~1年以上と時間が経過した建売住宅は、値下げ幅が大きくなっていきます。
そんな売れ残ってしまった建売住宅ですが、いくら値引き幅が大きくてお得であっても、個人的には売れ残りの建売住宅の購入はオススメできません。
なぜかというと「売れ残り=不人気」のため、もしも家を手放さなくてはならないときに、またしても売れずに困ってしまうのはあなただからです。
しかしながら、「自分は絶対に手放さない!」「自分にとってこれは運命の出会いだ!」という惚れ込んだ住宅だった場合は、値引きされていたらお得ですので迷わず契約しましょう。
アキュラホームの値引きの限界はいくら?
結論からいうと、仮に本体価格が1500万円~3000万円だとして、値引き率の限界が3%だとすると45万円~90万円前後が値引きの限界となります。
値引きの総額は本体価格×値引き率で決まります。なので、「値引き総額の限界はいくら?」と考えるのではなく、「値引き率が3%もあればラッキー」との感覚で考えておいたほうがよいでしょう。
アキュラホームの値引きのタイミングは決算期
ハウスメーカーとの値引き交渉において欠かせないのが決算期の情報です。
なぜなら決算期の直前は値引き交渉がやりやすくなるからです。
「決算期の前だとなんで値引き交渉がやりやすくなるの?」
と疑問に思った方もいると思いますので、シンプルに説明しましょう。
答えは簡単です。
ハウスメーカーは決算期の直前になると、売上目標を達成するために1棟でも多く家を売りたいからです。
つまりは「期限内に契約を取るための最終手段として値引きをする」という理由です。
そして、その期限というのが決算期ごとにやってくるわけです。
ちなみにアキュラホームの決算期は2月で、半期決算が8月です。
そのため、これらの月の3ヶ月前から値引き交渉がやりやすくなります。
アキュラホームで値引き交渉するなら他社の相見積もりは忘れずに
ハウスメーカーにはたくさんの競争相手(競合他社)がいます。
「ウチはどこのメーカーにも絶対に勝てる!」
という会社はどこにもありませんし、どこのメーカーと契約するかは、私たち買い手が決めることです。
ですから、値引き交渉において大事なのは競合他社の存在なのです。
アキュラホームを本命としたときに、
「実はアキュラホームさんが本命なのですが、B社と迷ってるんです…」
と打ち明けて、なぜ迷っているのかという理由と「どれくらい値引きしてもらえるとよいか」を伝えるのです。
このときに必要となるのは、迷っているB社の見積もり。
見積もりの内容としては、本命の会社と同じくらいの金額か、本命よりも少し安いくらいの見積もりだとよいです。
いわゆる相見積もりってやつだな。
たしかに他社と比較されないと値引きする理由にはならないもんね。
そうですね。他社の見積もりを依頼するには、展示会の見学や何度かの打ち合わせが必要で割と労力が必要です。
しかも、本命と同等か安い見積もりをもらわないといけませんから、ちゃんと調べてから見積もりを取りに行かないといけません。
あー、貴重な休日がたくさんつぶれるのは嫌だ。簡単にできる方法ないの?
ありますよ。複数のハウスメーカーから同じ条件で間取りと見積もりがもらえる無料の住宅情報サイトを使えばたったの5分ですよ。
5分はすごいな!なんてサイトなの?
「タウンライフ家づくり」というサイトです。ネットでは割と有名で、住宅系のインスタやブログなどで名前を見かけたことのある方もいると思いますが、まだ使ったことのない人にもオススメです。
オッケー!使ってみる!
アキュラホームとの値引き交渉を成功させるための全手法
ここからはアキュラホームの値引き交渉で欠かせない知識や、裏技的な値引き方法も含めて解説していきます。
ぜひとも最後までご覧ください。
アキュラホームの支店長による特別値引き
各ハウスメーカーには、特別値引きの権限を持つ人物がいます。
それは支店長(あるいは店長)です。
支店長は、支店全体の売上目標を達成するための切り札として「特別値引き」を持っているのです。
では、その切り札はいつでも切ってくれるのかというと、決してそうではありません。
ある程度、アキュラホーム側の事情を知っておき、うまく交渉しなければ、なかなか引き出せません。
では、どのようにすれば特別値引きを引き出す確率を上げられるのかというと、シンプルに「期限内に金額次第で契約する意思がある」と伝えることです。
ここで言う期限内とは、決算月などのハウスメーカー側の締切に間に合うかどうかです。
また、金額についても、「ここまで頑張ってほしい」と線引きすることが重要です。その線引きの目安は、アキュラホームで言うと、本体価格の3%ほどがよいでしょう。
アキュラホームのキャンペーンによる値引き
アキュラホームでは不定期に豪華なキャンペーンを開催しています。
2024年4月~6月には、1000万円の建築資金が当たるキャンペーンを開催していました。
また、2022年には、総額1億円の大抽選会として「太陽光発電システムが無料で付けられる」キャンペーンがありました(別記事:「アキュラホーム キャンペーン最新情報まとめ【2024年】」参照)。
1等は700万円分もお得になる特典で、非常に大人気でした。
運が良ければこのようなキャンペーンもありますので、定期的に公式サイトを見ておくことをオススメします。
アキュラホームの特別価格モニターによる値引き
アキュラホームでは定期的に注文住宅モニター募集をしています。
注文住宅モニターとは、アキュラホームの宣伝活動に協力する代わりに、特別価格で家が買えるキャンペーンのことです。
宣伝活動に協力するというのは、たとえば次のようなものを指します。
・建築途中の見学会の会場として提供
・完成後の見学会の会場として提供
・お客様の声としてパンフレットや動画などに出演など
「え、不特定多数の人たちに自宅を見せるのは絶対に嫌!」
という方にはオススメできませんが、特に気にしない方は特別価格で家が手に入るのでとてもお得になります。
アキュラホームの外構の値引き
外構(エクステリア)に関する特別値引きがあります。
しかしながら、何も比較材料がないのに特別値引きをされても、「元が高いのか安いのかわからない」という事態もあります。
そこでオススメなのが外構工事の専門業者さんから見積もりをもらうことです。
ただし、イチから外構工事の業者を探すのは割と手間がかかるので、オススメなのは「タウンライフエクステリア」で一括の見積もり依頼をすること。
サイト名がエクステリアとありますが、「新築外構」の見積もり依頼も可能です。
優良企業610社以上の中から無料で提案を受けることができるので、値引きに妥協したくない方はやったほうがよいです。
アキュラホームの紹介キャンペーンによる値引き
アキュラホームには紹介キャンペーンがあります。
たとえば静岡支店では、知り合いから紹介キャンペーンのカードを受け取って、展示場に来場すると、Amazonギフトカードがもらえる特典があります。
また、紹介キャンペーン期間内に契約すると、「契約時本体価格3%割引」が確約されます。
高額な値引き率が確約するキャンペーンですので、アキュラホームでの家づくりを検討している方は、知人にアキュラホームのオーナーがいないか確認しておくことをオススメします。
アキュラホームは契約後に値引きがあるのか
基本的に契約後の値引きはありません。
もちろん契約時の内容が、アキュラホーム側の問題で遂行されない場合は、契約不履行として値引き交渉をする余地はありますが、そのようなケース以外では値引きはできません。
したがって、値引き交渉は契約前に実施しましょう。
アキュラホームとの値引き交渉は、値下げだけではなくオプション交渉もアリ
値引き交渉は度が過ぎると、営業担当との関係性を悪化させてしまいます。
ですので、
「どこまで値引き交渉していいか、判断に悩む……」
と思っている方も多いことでしょう。
そんな方にオススメなのが「オプション交渉」です。
オプション交渉とは、有料のオプションを実質無料、あるいは値引きしてもらうこと。
実は、ほとんどのハウスメーカーでは、営業担当のさじ加減でオプションの価格を調整しやすいような設計になっています。
絶対に導入したいオプションがあったとき、「オプション代がなんとかなりませんか?」と交渉を持ちかけることをオススメします。
まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話
家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。
なんでしょう?
2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。
500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。
たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。
逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。
ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……
一年分の収入を失ってましたよね。
僕もこれから読みますね。
お前、読んでなかったのかよ!
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