「アルネットホームって標準仕様のままでも性能は高いの?」
「極暖の家は断熱等級6らしいけど、窓や換気まで高性能なの?」
「無垢床も標準って聞いたけど、追加料金なしで選べるの?」
埼玉・群馬・栃木・茨城などで注文住宅を探していると候補に挙がる「アルネットホーム」。
調査してみると、耐震等級3や許容応力度計算、断熱等級6以上、樹脂サッシ、第一種熱交換換気など、後から変更しにくい住宅の基本性能にかなり力を入れていることが分かります。
一方で注意したいのが、「アルネットホームならすべて同じ標準仕様」ではない点です。
商品グレードによって選べる仕様や標準性能が異なるため、検討中の商品単位で仕様を把握することが重要になります。
本記事では、アルネットホームの標準仕様(断熱・耐震・設備・保証など)と、契約前に確認すべきポイントを徹底解説します。
主な商品ラインナップと性能グレード

アルネットホームの主な商品構成は以下の通りです。
| 商品 | 主な特徴 |
| 極暖の家 Premium | 断熱等級7を目指す最上位クラス |
| 極暖の家 | 断熱等級6クラスの自由設計住宅 |
| 極暖の家 AIRIS | 極暖の家に全館空調を組み合わせた住宅 |
| 極暖の家 FIT | 極暖の家の基本性能を引き継いだセミオーダー住宅 |
| 極暖の家 Casual | コストとのバランスを重視した仕様 |

名前が似てるけど、結局どれ選んでも「極暖」なら全部同じってこと?

そこは同じ鍋に入った兄弟みたいに見えて、味付けが結構違います。
断熱性能や設計自由度、全館空調の有無などが商品ごとに違うので、名前だけで判断すると「思ってた極暖と違う!」となりかねません。

家で「同じだと思った」は金額がデカすぎるんだよ!
アルネットホームの標準仕様一覧

主な標準仕様を一覧で整理します。
| 項目 | 主な仕様 | 評価 |
| 耐震性能 | 耐震等級3を基本とする | ◎ |
| 構造計算 | 全棟で許容応力度計算を実施 | ◎ |
| 制振 | 極暖の家などで制振装置を採用 | ◎ |
| 断熱性能 | 商品により断熱等級6~7 | ◎ |
| 断熱材 | 吹付硬質ウレタンフォーム(Premiumはダブル断熱) | ◎ |
| 窓 | 極暖系では樹脂サッシ・トリプルガラス | ◎ |
| 換気 | 第一種熱交換換気 | ◎ |
| 気密 | 高気密を謳うがC値保証等は要確認 | △ |
| 床 | 無垢床を採用する商品あり(FIT等はオプション) | ○~◎ |
| 外壁 | FITではセルフクリーニング機能付きサイディング | ○ |
| 玄関ドア | FITでは断熱玄関ドア「ヴェナートD30」 | ○~◎ |
| キッチン | FITではI型2550mm・食洗機付き | ○ |
| 浴室 | FITでは1616サイズ | ○ |
| 太陽光 | 基本的にオプション | △ |
| 建物保証 | 初期20年・最長35年(有償メンテナンス条件あり) | ◎ |
| 設備保証 | 5年無償、最長10年 | ○~◎ |
目先の設備を豪華に見せるのではなく、耐震・断熱・換気といった建物の基本性能にコストをかけているのが大きな特徴です。
各項目を詳しく見ていきましょう。

キッチンとかお風呂より、耐震とか断熱にお金をかけてる感じなんだな。

そうですね。
キッチンは後から交換できますが、家の骨組みや断熱材を「やっぱ全部入れ替えます!」は大工事です。
いわば家具より先に、家そのものの基礎体力へ課金しているタイプですね。

家にもステータス振りがあるのかよ。
耐震・制振性能|耐震等級3+許容応力度計算+制振

アルネットホームは最高等級である「耐震等級3」を基本としています。
単に「耐震等級3相当」と謳うだけでなく、柱や梁にかかる力を細かく計算する「許容応力度計算」を全棟で実施している点は大きなメリットです。
(※契約時には「第三者機関の住宅性能評価書を取得するか」も併せて確認しましょう。)
さらに「極暖の家」シリーズでは、揺れのエネルギーを吸収する制振装置「evoltz(エヴォルツ)」も標準採用。
耐震等級3+構造計算+制振の組み合わせにより、繰り返す余震にも強い構造となっています。

「耐震」と「制振」って似てるけど、何が違うんだ?

耐震は建物そのものを強くして揺れに耐える考え方、制振は装置で揺れのエネルギーを吸収する考え方です。
耐震がムキムキの筋肉なら、制振は衝撃を受け流すクッションですね。

筋肉とクッションを両方装備してる家、だいぶ守備力高そうだな。
断熱・気密性能|商品ごとの等級と注意点


断熱と気密ってセットで聞くけど、同じものじゃないの?

断熱は「熱を通しにくくする性能」、気密は「隙間から空気を逃がさない性能」です。
高級ダウンジャケットを着ても、ファスナー全開なら寒いのと同じですね。

例えが分かりやすいけど、まずファスナー閉めろよ。
極暖の家は断熱等級6、Premiumなら断熱等級7
「極暖の家」は標準で断熱等級6クラス、最上位の「Premium」では最高等級である断熱等級7に対応しています。
Premiumでは、室内側の吹付硬質ウレタンフォームに加え、構造体の外側に高性能外張り断熱材「キューワンボード」を重ねるダブル断熱を採用。
柱や梁からの熱逃げ(熱橋)を防ぐ強固な断熱構成です。
注記: 断熱材の種類だけでなく、「壁・屋根・床下に何mm施工されるか」の具体的な厚みは商品やプランによって異なるため、契約前の仕様書で必ず確認してください。

ダブル断熱って、断熱材を2倍入れれば単純に2倍暖かいってこと?

そこまで単純ではありません。
室内側と外側から断熱することで、柱や梁など熱が逃げやすい部分もカバーしやすくなるのがポイントです。
布団を2枚適当にかけるというより、隙間なく包み込むイメージですね。

断熱界のミルフィーユってことか。
トリプルガラス樹脂サッシ+第一種熱交換換気
熱の出入りが大きい窓には高断熱なトリプルガラス+樹脂サッシを採用(極暖の家)。
さらに、排気時の熱を回収して給気に再利用する「第一種熱交換換気システム」(熱回収率約7割)を組み合わせており、冬場でも室温を下げずに換気できます。

換気したら、せっかく暖めた空気も全部外に捨てるんじゃないの?

熱交換換気は、出ていく空気が持っている熱を回収して、入ってくる外気へ渡す仕組みです。
空気そのものは入れ替えつつ、熱だけ「それ置いてってください」と回収するわけですね。

熱だけ玄関で没収する警備員みたいだな。
「高気密」を重視するならC値と気密測定の確認が必須
気密性能(隙間の少なさ)については注意が必要です。
公式サイト等で「高気密」と謳われているものの、全棟C値保証や全棟気密測定が標準化されている明確な記載はありません。
吹付ウレタンは気密を出しやすい工法ですが、施工精度によってC値は変動します。
気密性を重視する方は、以下の点を営業担当に確認しましょう。
- 気密測定は標準かオプションか
- 社内のC値目標値はあるか
- 目標値をオーバーした場合の手直し対応はあるか
また、断熱指標である「UA値」についてもプラン(窓の数や吹き抜けの有無など)によって変わるため、自身の作成プランにおける計算値を提示してもらうことが大切です。

C値とUA値、アルファベットが出た瞬間に俺の頭の気密性がゼロになったぞ。

C値は「家にどれだけ隙間があるか」、UA値は「家からどれだけ熱が逃げやすいか」の指標です。
どちらも基本的には数値が小さいほど優秀、と覚えておけば入口としては十分ですよ。

まず俺の頭から知識が逃げないように気密測定してくれ。
商品別の特徴と選び方|自由設計とセミオーダー「FIT」


自由設計とセミオーダーって、服でいうオーダーメイドと既製品みたいな違い?

かなり近いです。
自由設計は希望に合わせて一から組み立てやすく、セミオーダーは用意されたベースから選んで調整する方式です。
自由度を少し絞る代わりに、価格や打ち合わせの負担を抑えやすくなります。

選択肢が多すぎると、ドアノブ決めるだけで一日終わりそうだもんな。
「極暖の家FIT」は性能を維持したセミオーダー
セミオーダー商品の「極暖の家FIT」は、自由設計の「極暖の家」から耐震・断熱・換気などの基本性能を落とさずに価格を抑えた商品です。
間取りをベースプラン化し、設備の選択肢を絞り込むことでコストパフォーマンスを高めています。
間仕切りの追加や部分的なアレンジは可能ですが、外周壁や玄関位置など変更できない部分もあるため、「予算を抑えつつ高い性能を確保したい人」に向いています。

FITって安くするために、断熱とか耐震まで削ってるわけじゃないんだな?

基本性能よりも、間取りや設備の選択肢を整理することでコストを抑える考え方ですね。
ただし変更できる範囲には制限があるので、「ここだけは絶対こうしたい」という希望が多い人は先に確認が必要です。

安さの秘密が「壁を薄くしました!」じゃなくて安心したわ。
「無垢床が標準」は商品によって異なる
アルネットホームの魅力として挙げられる「無垢床(ナラ、カバ、レッドパイン等)」ですが、「極暖の家FIT」ではオプション扱いとなります。
また、標準の場合でも「1階のみか」「選択できる樹種はどれか」といった適用範囲の確認が必要です。

「無垢床が標準」って聞いたら、家中ぜんぶ無垢床だと思っちゃうぞ。

そこが仕様確認の落とし穴です。
「標準」という言葉だけでは、対象商品・施工する階・選べる樹種まで分かりません。
無垢床と聞いて踊り出す前に、適用範囲を確認しましょう。

床材決まる前に無垢の上でタップダンスするところだったわ。
主要設備・仕様のチェックポイント


設備って見た目が同じなら、そこまで細かく確認しなくていいんじゃない?

同じように見えても、食洗機の容量や断熱性能、外壁の耐久性など中身はかなり違います。
住宅設備は「写真映え選手権」だけで決めると後で困ることがありますよ。

インスタでは分からない性能が多すぎるな。
キッチン・お風呂・玄関ドアの標準仕様
FITを基準とした場合、主要設備は以下の仕様が標準となっています。
- キッチン: I型2550mm(食洗機・レンジフード・水栓等含む)。扉カラー等からLIXIL「ノクト」系と推測されます。食洗機は浅型・深型・フロントオープン等のタイプを確認しましょう。
- 浴室: 1616サイズ(1坪)。LIXIL「リデア」系と推測されます。
- 玄関ドア: 断熱玄関ドア YKK AP「ヴェナートD30」。

食洗機付きなら、種類まで確認しなくてもいいだろ?

浅型と深型では一度に洗える量が違いますし、フロントオープンを希望すると差額が出る場合もあります。
「食洗機あり」の5文字だけで安心せず、型番まで確認したいところですね。

家族5人なのに皿3枚で満員御礼だったら困るもんな。
外壁・屋根は「メーカー名」ではなく「商品名」まで確認する
FIT等で採用されているセルフクリーニング機能付きサイディングですが、将来のメンテナンス費用(塗装・張替え等)に直結するため、メーカー名だけでなく商品名や防水下地まで特定することが重要です。
- 外壁: 商品名、塗膜保証の年数、高耐久シーリングが使われているか
- 屋根: 屋根材の商品名、および下地となる「ルーフィング(二次防水シート)」の耐久グレード
契約前に最新の仕様書で品番まで確認しておきましょう。

メーカーが有名なら、それだけ確認しとけば安心じゃないの?

同じメーカーでも商品ごとに耐久性や保証内容は違います。
特にルーフィングは屋根材の下に隠れて完成後は見えなくなるので、契約前に確認しておくのが大切です。

見えなくなる部分ほど先に聞いとけってことだな。家づくり、かくれんぼ要素が多いな。
太陽光発電・全館空調(AIRIS)の位置づけ
太陽光発電、オール電化、ガス衣類乾燥機などは基本的にオプションです。
なお、全館空調を希望する場合は「極暖の家 AIRIS」という選択肢があり、こちらは市販の壁掛けエアコンを利用する「YUCACOシステム」を採用しています。
将来の設備交換費用を抑えやすいのがメリットです。

全館空調って、専用の巨大な機械が壊れたら大金が飛ぶイメージなんだけど。

AIRISのYUCACOシステムは市販の壁掛けエアコンを活用する方式なので、専用機器だけに頼る全館空調と比べて交換のハードルを抑えやすいのが特徴です。

エアコン界の「特殊部隊」じゃなくて「街の電気屋さん対応型」って感じか。
施工品質と保証制度


仕様が良ければ、あとは職人さんにお任せでいいんじゃない?

設計上の性能が高くても、施工が正しくなければ本来の性能は出ません。
高級食材を買っても調理に失敗したら別物になるのと同じです。

家づくりで黒焦げは勘弁してくれよ。
10回の現場検査による施工管理
どれほど良い材料を使っても施工に不備があれば性能は出ません。
アルネットホームでは、基礎配筋から構造金物、防水、木工事に至るまで着工から完成までに10回の現場検査を実施しており、施工品質のチェック体制が整えられています。

完成した家を最後に1回チェックするだけじゃダメなの?

完成後には壁や床の中に隠れて確認できない部分が多いので、工事の途中ごとに確認する意味があります。
完成後に「壁を全部開けて答え合わせ」はさすがに大変ですからね。

家づくりのテスト、途中式も採点されるわけだ。
最長35年保証とメンテナンス維持コスト
構造等の保証は初期20年、延長により最長35年保証となります。
ただし、最長35年保証の適用には指定工事(有償)が条件となるため、保証年数だけで判断せず「維持に必要な概算メンテナンスコスト」まで事前に確認しておきましょう。
なお、キッチンやトイレなどの住宅設備には5年間の無償保証(最長10年まで延長可)が用意されています。

35年保証なら、35年間ずっと無料で何でも直してくれるってこと?

そうとは限りません。
保証を延長するために指定の有償メンテナンスが必要なケースがあるので、「何年保証か」と「保証を維持するのにいくらかかるか」はセットで見る必要があります。

保証年数だけ見てガッツポーズするのは早いってことだな。
アルネットホームが向いている人・向かない人

向いている人
- 見た目の豪華さより、耐震性(耐震等級3+構造計算)や断熱性(等級6以上)を最重視したい人
- トリプルガラス樹脂サッシや熱交換換気を標準で組み込みたい人
- 予算を抑えつつ、高い住宅性能を確保したい人(FITが好適)

つまり「豪華なキッチンより、まず家の性能!」って人向けか。

そうですね。
目に見える設備より、耐震・断熱・窓・換気といった後から変えにくい部分を優先したい人とは相性が良いでしょう。
家も人も、中身重視ということです。

急に婚活みたいにまとめるなよ。
向かない人
- 全棟でのC値保証や気密測定の標準化を必須条件としたい人
- 設備メーカーやデザインの選択肢に一切制限を受けたくない人
- 将来的な有償メンテナンス費用を極力発生させたくない人

性能が高めでも、全員におすすめってわけじゃないんだな。

もちろんです。
気密測定を絶対条件にする人や、設備を一から自由に選びたい人には条件が合わない可能性があります。
住宅会社選びに「万人に効く万能薬」はありません。

家づくりで薬局開くなよ。
契約前に確認したい12のチェックリスト

契約後の「思っていたのと違う」を防ぐため、担当者に以下の12項目を確認しておきましょう。
- 検討中プランの具体的な「商品名」
- 自宅プランにおける「断熱等級」と「計算UA値」
- 気密測定(C値)の実施有無および「社内目標値・保証値」
- すべての窓がトリプルガラス樹脂サッシになっているか
- 玄関ドアの断熱グレード
- 無垢床の標準適用範囲(階数・樹種)
- キッチンの具体型番および食洗機のタイプ(浅型/深型/フロントオープン)
- 外壁材の具体商品名・厚み・塗膜保証年数・目地シーリングの仕様
- 屋根材およびルーフィング(防水シート)の商品名・耐久性
- 構造計算(許容応力度計算)に基づく「第三者機関の耐震等級3評価書」を取得するか
- 希望するオプション(太陽光、カップボード、水栓等)を含めた見積もり総額
- 35年保証を維持するために想定される有償メンテナンス費用および設備保証の延長条件

12個も営業さんに聞いたら「細かい客だな」って思われない?

数千万円の買い物ですから、むしろ確認して当然です。
スーパーで豆腐を買うときより慎重になるのは自然ですよ。

逆に家を豆腐くらいの勢いで買うやつがいたら止めろ。
個別プランでの実効性能・仕様の確認を
アルネットホームの標準仕様は、耐震・構造計算・断熱・窓・換気といった「後から変更できない基本性能」に強みがあります。
検討する際は会社全体のイメージで捉えるのではなく、「自分が見積もっている商品・プランにおいて何が標準で、性能数値はいくつか」を担当者に一つひとつ確認し、納得のいく家づくりを進めてください。

結局、「アルネットホームは高性能らしい」で終わらせず、自分の見積もりの中身を見るのが大事なんだな。

その通りです。
同じ会社でも商品やプランによって仕様は変わるので、「会社の標準」ではなく「自分の家の標準」を確認するのが重要です。
カタログの家に住むわけではありませんからね。

最後だけ妙にうまいこと言いやがったな。


