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アイ工務店の断熱等級を徹底解説!断熱材やUA値・C値の標準は

「アイ工務店の断熱等級がすごいって聞いたけど、断熱材やUA値・C値などの実態をちゃんと勉強しておきたい…」

家づくりにおいて最重要なポイントとして外せないのが断熱性能。

しっかりと勉強している聡明な人ほど、断熱等級だけでなく、正しい情報を集めて複合的に判断したいと考えていることでしょう。

そこで今回の記事では、アイ工務店の断熱等級をはじめ、断熱性能に関わる知識を網羅的に解説していきます。

アイ工務店の断熱性能はどのくらい高い?

アイ工務店の住宅商品は、業界最高水準の断熱性能を備えています。

まずは、同社がどのように高い基準を実現しているのか、断熱性能の基礎から見ていきましょう。

UA値・C値とは?住宅性能を示す2つの指標

住宅の性能を示す代表的な指標が、UA値(外皮平均熱貫流率)C値(相当隙間面積)です。

UA値は、建物全体からいくら熱が逃げるかを示す数値で、小さいほど断熱性が高く、冷暖房効率が上がります。

一般的な住宅のUA値は0.6〜0.87程度とされますが、アイ工務店では全棟でUA値0.28以下を標準仕様としています。

これは通常の住宅に比べて「熱の逃げ」をおよそ半分に抑えられる水準であり、寒冷地においても室温を安定して保ちます。

そしてC値は、建物にどれだけ隙間があるかを示す数値です。

この値が小さいほど、外気が入りにくく、室内の暖気や冷気が逃げにくい構造になります。

アイ工務店の場合、平均実測値0.32、全棟で0.5以下を保証。

高気密住宅の目安とされる1.0以下、そして断熱性能に定評のある一条工務店の住宅商品を上回る気密性能です。

隙間の少ない構造が、冷暖房の効率向上・結露やカビの防止・換気システムの安定運転につながり、快適で省エネな暮らしを支えているわけです。

標準仕様「N-ees」で断熱等級6を全棟クリア

アイ工務店では、全国どの地域でも快適に暮らせるよう、高断熱仕様を標準装備としています。

その中心となるのが、同社の標準仕様ブランド「N-ees(ニーズ)」です。

このシリーズでは、全棟で断熱等級6(UA値0.28以下)を実現しており、北海道などの寒冷地に完全対応。

冬は室内の熱を逃さず、夏は外気の熱を遮ることで、一年を通して快適な温度を保ちます。

さらに、壁の内側と外側の両方に断熱材を施すオリジナルダブル断熱工法を採用。

柱や梁を通じた熱の伝わり(熱橋)を抑えることで、家全体を均一に断熱し、結露や温度ムラの少ない快適な空間を実現しています。

気密測定を全棟で実施

2023年以降、同社では契約したすべての住宅で気密測定を実施しています。

専用装置で建物内外に気圧差をつくり、空気の漏れ量を測定してC値を算出。

この結果をもとに、図面どおりの気密性能が確保されているかを検証します。

アイ工務店が全棟で気密測定を行う理由は、住宅の性能を「感覚ではなく数値で保証するため」です。

どれだけ高性能な断熱材を使っても、施工精度が低ければ性能を十分に発揮できません。

気密測定は、その精度を客観的に確認するための重要な工程といえます。

住宅を「作りっぱなし」にせず、数値で性能を確かめる体制があるからこそ、すべての住宅で設計どおりの性能を発揮できるのです。

アイ工務店と断熱|地域によって最適な断熱等級は違う?

地域区分代表エリア断熱等級6基準UA値アイ工務店UA値
1・2地域北海道0.28以下0.28以下
3地域青森・岩手・秋田0.28以下0.28以下
4地域宮城・山形・福島など0.34以下0.28以下
5〜7地域東京・大阪・福岡0.46以下0.28以下

日本は北海道から沖縄まで、気候差が非常に大きい国です。

そのため、国は全国を8つの地域に分け、それぞれで求められる断熱性能の基準を定めています。

上記は、地域ごとの断熱等級6の基準UA値と、アイ工務店の標準UA値を比較したものです。

この比較からわかるように、アイ工務店は全国すべての住宅で北海道基準のUA値(0.28以下)を採用しています。

つまり、厳しい冬も暑い夏も、季節の変化を気にせず快適に暮らせるだけの断熱性能を全国で標準化しているということです。

あえて高い断熱等級は必要?

近年は最上位の断熱等級7を目指す住宅も増えていますが、果たしてそこまで高める必要があるのでしょうか。

断熱等級7のUA値は0.20〜0.26で、等級6との差はわずか0.02〜0.08、室温に換算すると約2℃の差にとどまります。

たとえば冬の朝、外気温が0℃前後まで下がる環境でも、断熱等級6の住宅では室内の最低温度がおおむね13℃前後に保たれます。

これを断熱等級7に引き上げると、15℃程度を下回らない水準を維持できるとされています。

つまり、体感としては「ほんの少し暖かい」と感じる程度の差です。

ただし、断熱等級7を実現するには、断熱材を厚くしたり、トリプルガラスなどの高性能な建材を採用したりする必要があり、建築費が上がります。

仕様や地域によって差はありますが、等級6から7へ引き上げる場合、400万円前後の追加費用がかかるケースもあります。

こうしたコストを「快適さへの投資」と捉えるか、「費用負担」と感じるかは、人それぞれの価値観によるでしょう。

ただ、初期費用を抑えつつ快適な室温と省エネ性能を両立したいなら、断熱等級6を標準とするアイ工務店の仕様が、費用対効果の高い選択になるといえます。

家康くん
家康くん

家づくりって、ひとつひとつの専門用語を調べていくだけでも奥深いよなあ……。

 

色んなハウスメーカーの仕様や有料のオプションを調べてるとさ、「A社はココがいい」「B社のコレは捨てがたい」……って悩みまくりなんだけど、永遠に決断できる気がしないのよ。

建太郎
建太郎

それは家づくりを進めるうえで必ず通る道なので、むしろ良い傾向ですよ。

家康くん
家康くん

え、そうなの?

建太郎
建太郎

前に、家康くんはお姉さんに別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」で説教されてたじゃないですか?

 

しっかりと各社の情報収集をして比較してるから悩むわけで、悩みなくテキトーにハウスメーカーを選んで後悔するよりも百倍マシですよ。

家康くん
家康くん

そう言ってくれると救われるよ。

 

たしかに、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」で姉さんにコテンパンにされてから、ちゃんと準備を進めてるからね。

建太郎
建太郎

ここからさらにマニアックな解説になるので、ぜひ勉強していってくださいね。

家康くん
家康くん

う……頭がパンクしそう……(プスプス)

アイ工務店の断熱等級|断熱材の基礎知識

部位断熱材の種類
壁(外側)高性能断熱材
壁(内側)硬質発泡ウレタン
床下高性能断熱材
基礎高性能断熱材
屋根硬質発泡ウレタン
オール樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス

アイ工務店は、壁・床・屋根・窓のすべてに高性能断熱材を採用し、家全体を隙間なく包み込む断熱設計を標準仕様としています。

ここでは、各部位に使用される断熱材について解説します。

地域やプランによって異なりますが、外側には45mmの高性能断熱材による「外張り断熱」、内側には100mmの吹付発泡ウレタンによる「充填断熱」を施工し、合計で約145mmの厚みを確保しています。

このダブル断熱工法によって、柱や梁から熱が逃げる「熱橋(ねっきょう)」を効果的に防ぎ、室内の温度ムラを抑えるとともに、結露リスクを大幅に低減します。

展示場では実際の施工サンプルを確認できるため、壁の厚みや素材を直接体感してみることをおすすめします。

床下

1階の床下には高性能な断熱材を標準採用しています。

これにより、床下からの冷気の侵入を防ぎ、外気温の影響を受けにくい快適な床面温度を保ちます。

床暖房は快適ですが、初期費用や光熱費がかかる点が課題です。

その点、高性能な床下断熱であれば、追加費用をかけずに足元の冷えを抑えられます。

コストを抑えつつ暖かさと快適性を両立したい方に適した仕様といえるでしょう。

基礎

アイ工務店では、床下空間を室内とほぼ同じ温度環境に保つことを目的とした基礎断熱を採用しています。

基礎部分を断熱材で覆うことで、コンクリートの表面温度が上がり、結露が発生しにくくなる仕組みです。

さらに、床下の湿気やカビの発生を抑える効果もあり、長期にわたって住宅の耐久性と快適性を維持できます。

床下環境が気になる場合は、採用している断熱材の種類や施工方法について、営業担当に確認しておくと安心でしょう。

屋根

屋根には300mmの硬質発泡ウレタンを施工し、さらに遮熱ボード「クールAI」を組み合わせた二重構造を採用しています。

この遮熱断熱工法により、小屋裏の温度上昇を効果的に抑え、夏場でも2階の室温を快適に保ちます。

そのため、2階の寝室や子ども部屋も、1階のエアコン1台で十分に涼しく過ごせることが多く、各部屋へのエアコン設置を減らせるでしょう。

高性能トリプルガラスの樹脂サッシを標準採用。

樹脂サッシはアルミよりも熱伝導率が低く、冬場の結露をほとんど防ぎ、サッシ周辺の冷気も感じにくくなります。

また、3層ガラスの間にアルゴンガスを封入することで、一般的なペアガラスよりも高い断熱性能を発揮しています。

展示場では、冬は結露の有無、夏は日射遮蔽の効果を体感できるため、カタログ数値だけでなく実際の性能を確かめてみるとよいでしょう。

アイ工務店と断熱等級|競合ハウスメーカーとの違い

ハウスメーカーUA値C値坪単価目安気密測定断熱等級
アイ工務店0.28以下0.32(平均)80〜100万円全棟実施等級6
一条工務店0.250.5980〜105万円全棟実施等級7
アキュラホーム0.60.660〜80万円希望者のみ等級5
タマホーム0.6〜0.87(参考値)非公開60〜90万円オプション等級5

上記の表は、断熱性能に定評のあるハウスメーカー4社の性能・価格帯を比較したものです。

アイ工務店は、高断熱と高気密の両立によって「性能とコストの最適バランス」を実現している点が大きな強みです。

一条工務店のように全館床暖房を備えるわけではありませんが、エアコン1台でも家全体を快適に保てる断熱設計が特徴です。

また、同等クラスの性能を持つ他社と比べても、施工精度・気密測定の全棟実施・価格帯のバランスという3点で優位性が際立ちます。

高断熱・高気密の家を、無理のないコストで実現したい方にとって、アイ工務店はもっともバランスの取れた選択になるでしょう。

アイ工務店の断熱等級|よくある質問

最後に、アイ工務店の住宅商品の断熱性能・断熱等級に関する質問をまとめました。

Q1:アイ工務店の断熱等級はいくつですか?

断熱等級6(UA値0.28以下)を標準仕様で全棟達成しています。

これは北海道基準を満たす性能で、全国どの地域でも快適な室温を維持できます。

Q2:UA値とC値の違いは何ですか?

UA値は「断熱性能(熱の逃げにくさ)」、C値は「気密性能(隙間の少なさ)」を示す指標です。

どちらも値が小さいほど高性能で、アイ工務店はUA値0.28以下・C値0.32と業界最高水準を誇ります。

Q3:気密測定は必ず実施されますか?

全棟で気密測定を実施しています。

測定結果は書面で確認できるため、契約時に結果の開示方法を確認しておくと安心です。

Q4:ダブル断熱工法は追加費用がかかりますか?

アイ工務店のダブル断熱工法は標準仕様のため、追加費用は発生しません。

他社では有料オプションとなる場合が多く、コスト面でも優れています。

Q5:断熱等級6と7ではどちらを選ぶべきですか?

コストと性能のバランスを重視するなら断熱等級6が現実的です。

等級6でも北海道基準を満たす十分な性能があり、日常生活で大きな体感差はほとんどありません。

Q6:アイ工務店と一条工務店ではどちらの断熱性能が上ですか?

UA値では一条工務店がわずかに上回りますが、C値ではアイ工務店(0.32)が優れています。

光熱費の削減や冷暖房効率を重視するなら、アイ工務店がベストな選択になるでしょう。

まだ家は建てるな!家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話

家康くん
家康くん

家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。

建太郎
建太郎

なんでしょう?

家康くん
家康くん

2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね(※実話です)。

建太郎
建太郎

500万円の損失は痛いですね。

 

平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。

家康くん
家康くん

たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。

建太郎
建太郎

逆に言うと、「家づくりの正しい手順」「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。

 

熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。

家康くん
家康くん

ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……

建太郎
建太郎

一年分の収入を失ってましたよね。

家康くん
家康くん

ほんと恐ろしいよな……

 

まあともかく、俺が本当に伝えたいのは、別記事「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」だけはマジで読んでおいてほしいってことだから。

建太郎
建太郎

僕もこれから読みますね

家康くん
家康くん

お前、読んでなかったのかよ!

コメント

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