「アイ工務店で35坪の家を建てると総額はいくらになるの？」
注文住宅の建築面積において、ひとつの基準となっているのが「35坪」という広さ。
ちょうどいい広さとして設計される方も多いので、35坪を基準に総額の予算感を調査している方も多いことでしょう。
そこで今回の記事では、アイ工務店で35坪の家を建てると総額（価格）はどのくらいになるのかの目安について徹底解説していきます。
アイ工務店で35坪の家を建てたときの総額
アイ工務店で35坪の家を建てた場合の坪単価の目安は50〜85万円、35坪での建築費用の目安は、1,750万～2,975万円になります。
坪単価は建物の本体価格を知る目安となりますが、坪単価はあくまで建物本体価格のみです。
坪単価以外にも、付帯工事費やその他の費用が発生することを覚えておきましょう。
アイ工務店の商品シリーズ全体の坪単価
アイ工務店は商品によって坪単価は異なってきます。
商品シリーズ全体から見た、アイ工務店の坪単価の目安は50〜85万円です。
平均的な坪単価は70万円になります。
坪単価＝本体工事費÷坪数
坪単価は、本体工事費を坪数で割って算出した金額です。
坪単価によって、1坪当たりの本体工事費が分かります。
一般的に、2階建て以上住宅よりも平屋住宅の方が、坪単価が高くなる傾向にあります。
平屋は2階部分のスペースを1階部分に作るため、その分、坪数が広くなるためです。
屋根や基礎に必要な建材の量が増えることも、平屋の坪単価が高くなる理由と言えます。
35坪の家を建てる場合、平屋と2階建て以上住宅では坪単価が変動する可能性があることを覚えておきましょう。
ただし坪単価から算出した金額だけで住まいを建てることはできません。
坪単価（本体工事費）に含まれるもの、含まれないものを知っておくことで住まいづくりの予算オーバーを防げます。
本体工事費に含まれるもの
本体工事費とは、建物本体そのものを建てるときに発生する費用です。
本体工事費に何が含まれるかは、ハウスメーカーによって異なります。
本体工事費（坪単価）で、住まいの総額のおよそ7割を占めることが一般的です。
本体工事費に含まれないもの
本体工事費に含まれないのが、「付帯工事費」と「その他の費用」です。
付帯工事とその他の費用を合わせて、住まいの総額のおよそ3割を占めることが多くなっています。
坪単価＋3割の費用が住まいの総額として発生する、と考えておきましょう。
付帯工事費
付帯工事費とは、建物本体以外で発生する工事の費用のことです。
具体的には、以下のような工事が付帯工事に該当します。
- 屋外給排水工事費（水道の引き込みなど）
- 外構工事費
- 空調設備費
- 地盤調査費
- 地盤改良費
- 設計費用
- 工事監理費
- オプション費用 など
その他の費用
その他の費用は、諸手続きにかかる手数料や税金などが該当します。
その他の費用の例を以下にまとめました。
- 建物確認申請の費用
- 長期優良住宅などの申請費用
- 住宅ローン手数料
- 各種税金 など
アイ工務店の35坪の家の総額一覧
| 商品名 | 坪単価 | 35坪の総額（想定） |
| N-ees（ニーズ） | 50～75万円 | 1750～2625万円 |
| HILUSS（ヒルズ） | 60～85万円 | 2100～2975万円 |
現時点の価格感はわかったんだけどさ、最近の日本だといろんなものが値上がりしてるじゃん。
やっぱり住宅関連の価格も値上がりは止まらないんだよね？
そのような予想をする方が大半ですよね。
家づくりの資材の多くは世界各地からの輸入品に頼っているので、円安が加速すると値上げせざるを得ませんからね。
あと、日本国内は慢性的な大工さん不足の影響で、人件費も高くなってるんですよね。
だよなあ。
前にウチの姉ちゃんに家づくりの相談したら「いずれ家を建てるなら情報収集だけでもとにかく急げ！」って、めちゃくちゃ説教されたんだよな（※実話）。
アイ工務店で35坪の家を建てるときに総額を調整する方法
アイ工務店で35坪の家を建てようとしたとき、予想よりも総額が高くなってしまうことがあります。
できるだけ総額を調整したい方のために、アイ工務店で35坪の家を建てるときの総額調整方法を順に解説します。
商品シリーズを変更する
アイ工務店の商品によって坪単価が異なります。
アイ工務店の住宅商品は「N-ees」と「HILLS」のふたつのみですが、ハイクラスモデルであるHILLSの方が坪単価は高めです。
特にこだわりがなければ、HILLSからN-eesへ変更することで、坪単価を抑えられます。
階数や坪数を見直す
同じ坪数の家を建てる場合、平屋と2階建て以上住宅では平屋の方が坪単価は高くなります。
ワンフロアで完結するのが平屋のメリットですが、特にこだわりがない場合は2階建て以上住宅も検討してみましょう。
使用する建材の量を減らせるため、費用も抑えられます。
床面積を小さくすると、その分の材料費や施工費のコストダウンにつながります。
平屋を2階建て以上にするほかにも、部屋数や水回りの設備を見直すことで坪数を抑えられることがあります。
仕切りを減らす
家の全体的な仕切りを減らすことで、壁や出入り口に必要な材料費や施工費をカットできます。
以下のような方法で、仕切りが減らせないかを検討してみましょう。
- 階段を廊下ではなくリビング内に設置する
- 部屋数を減らす
- 玄関ホールを作らない
- 個室ではなく一角にスペースを設ける（書斎、リモートワークスペースなど）
- パントリーや収納に扉を付けない など
シンプルな形状にする
住まいの外観に凹凸があると、使用する外壁の量が多くなります。
また、凹凸部分の補強も必要です。
外観は凹凸を減らして、すっきりとシンプルな形状にすることで費用を抑えられます。
屋根も棟が多くなる寄棟屋根はコストが高くなります。
シンプルな三角形の切妻屋根、さらにコストを抑えられる片流れ屋根など、よりシンプルな形状の屋根にするのも、コストダウンに有効です。
屋根の勾配もきつければきついほど、屋根の施工工事時の足場代などのコストがかかります。
急勾配ではなく、ゆるやかな勾配の屋根にするのもおすすめです。
窓の数やサイズを見直す
窓の数を減らしたり、サイズを小さくしたりすることでコストダウンにつながります。
十分な採光が確保できることを前提に、以下のように窓の数やサイズを見直すのもおすすめです。
- 西日が当たる方角は窓を減らす
- 北側の窓は窓を小さくする
- 隣家と近い場所は窓を減らす など
バルコニーの大きさや有無を見直す
バルコニーを設ける場合、サイズが大きいと先端部分までに補強工事が必要です。
必要以上の広さは設けず、目的に応じた広さのみを確保すれば費用を抑えられます。
たとえば一般的な物干し場としてバルコニーを使用したい場合、先端までの長さは90cm程度で問題ありません。
また、バルコニーをなくすことでもコストダウンにつながります。
収納をひとつにまとめる
各部屋に収納を設けると、扉や壁部分の建材を多く使用するためコストが高くなります。
シューズクロークやファミリークローゼットなど、ひとつにまとめられる収納を設ける方法も有効です。
洋室のみにする
畳を設けた和室は、フローリングの洋室よりもコストが高くなる傾向にあります。
和室を設けず、洋室のみにすることでもコストダウンが可能です。
オプションを見直す／オマケ交渉する
設備のグレードアップをはじめ、オプションを付けすぎることで予算オーバーとなることも多いでしょう。
オプションの付け過ぎで予算が高くなってしまった場合、オプションの内容を見直してみましょう。
本当に必要かどうかを検討し、オプションに優先順位を付けるのがおすすめです。
また、ハウスメーカーの営業担当者に何らかのオプションをオマケで付けてもらえないか交渉する方法もあります。
交渉が成立すれば、オプション費用なしに設備のグレードアップなどが実現できます。
外構は専門業者に依頼する
外構は外壁やフェンス、門扉などを設けないことでコストダウンができます。
ただし、外構で家を取り囲む設備を取り入れないことで、プライバシーや防犯性が損なわれる可能性があります。
外構のコストダウンを検討するなら、ハウスメーカーに依頼するのではなく専門業者に依頼する方法もあります。
外構の専門業者に依頼することで、プライバシーや防犯性を確保しつつ外構を減らすといった工夫も可能です。
さらに、自分で外構業者を探して依頼することで、ハウスメーカーの外構業者に依頼するよりも、中間マージンがかからないため費用を抑えて外構工事を依頼できます。
ただし、外構工事をハウスメーカーに依頼せず自分で探して依頼することで、外構工事が遅れてしまうリスクもあります。
ハウスメーカーに依頼した場合は住まいの建設工事と外構工事は同時進行できますが、外構工事を別で発注した場合、外構工事は建物の引き渡し後でなければ着手できないためです。
さらに、ハウスメーカーとの設計や間取り、仕様決めなどの打ち合わせを行いながら外構工事の業者探しを行う手間も発生します。
メリットとデメリットを踏まえて、専門の外構工事業者へ依頼するかを検討しましょう。
キャンペーンを利用する
アイ工務店では、随時さまざまなキャンペーンを実施しています。
モデルハウスに来場するとお菓子などのギフトをもらえるものから、建築費用が値引きになるものまでさまざまです。
住まいの総額を抑えられるキャンペーンを実施していないかどうか、探してみるのも良いでしょう。
たとえばアイ工務店では、住まいの総額が割引になったり、お得になったりといった以下のようなキャンペーンを実施したことがあります。
- 建物建築費用が割引になる紹介キャンペーン
- 地盤改良工事や地盤保証が無料になる紹介キャンペーン
- 水回り設備のオプション工事が無料になるキャンペーン
- 太陽光発電システムを棟限定でプレゼントキャンペーン
- キッチンのグレードキャンペーン
- ガス衣類乾燥機やウッドデッキなどのオプションが特別価格キャンペーン
詳細は別記事「」をご覧くださいませ。
土地を見直す
住まいを建てる土地を見直すことで、住まいの総額をカットできる可能性があります。
たとえば建物を建てる成約のある形状の土地や、狭小地では住まいの総額が高くなってしまうこともあるでしょう。
土地の広さを見ても、都市部では高くなりますが郊外では格安で広い土地が手に入る可能性もあります。
どうしても今持っている土地に住まいを建てたい、ということがなければ土地を見直してみるのも良いでしょう。
住宅ローンを見直す
住まいを取得するとき、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。
住宅ローン商品によって金利や手数料が異なります。
住宅ローンを見直すことで、金利や手数料による負担を減らせる可能性があります。
他のハウスメーカーと相見積もり→値引き交渉
アイ工務店で住まいの取得を検討していても、同程度のグレードでより安く住まいの取得ができるハウスメーカーがあるかもしれません。
特別な理由がなければ、他のハウスメーカーと相見積もりをして、価格を比較してみることをおすすめします。
他のハウスメーカーの見積もりとアイ工務店の見積もりを比較し、アイ工務店の方が高かった場合、営業担当者へ値引き交渉の材料として使用することも可能です。
まずは他メーカーの相見積もりを取って、アイ工務店の見積もりと比較してみましょう。
まだ家は建てるな！家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった話
家づくりの記事を熱心に読んでくれてる人にだけ教えてあげたいことがあってさ。
なんでしょう？
2年前に注文住宅を買ったウチの姉ちゃんが「家づくりの順番を間違えて500万円損するところだった」って言ってたんだよね（※実話です）。
500万円の損失は痛いですね。
平均的な年収で1年働かないと得られない金額ですからね。
たしかに家づくりってトータルで何千万円の買い物だから、実際に「高級車1台分の失敗もある」って聞くと恐ろしくてさ。
逆に言うと、「家づくりの正しい手順」と「家づくりに役立つ制度」の2つさえ押さえておけば、失敗確率はゼロに近づけられますからね。
熱心にこの記事を読んでくださってる方には、家づくりで失敗してほしくないですね。
ウチの姉ちゃんは、契約直前に失敗に気づいてイチからやり直せたからよかったけどさ、気づかなかったら……
一年分の収入を失ってましたよね。
僕もこれから読みますね。
お前、読んでなかったのかよ！
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